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苦手なりの受験英語!

 

2009年3月12日

謎の言葉? よく見かける『文法用語』を教えます!(1)

謎の言葉?よく見かける『文法用語』を教えます!


今回から、新シリーズを始めます。今回は
 謎の言葉?よく見かける『文法用語』を教えます!
と題します。


英語を学習しているときに、参考書などの解説の内容で「意味が分からない~」と困ったことはありませんか?


例えば
「ここの部分が完全な文になっていなから、この(   )には関係代名詞が入る…」
と言うような場合です。「完全な文」って聞いたことがないでしょうか?
でも「完全な文」って何のことだか分かりますか?


 こういう定義をけっこう「いい加減に」覚えていないでしょうか? 参考書ではこうした「文法用語」を駆使して説明されています。もしこうした文法用語の定義を「いい加減」に覚えているのなら、あなたは解説そのものを「間違って覚える・覚えている」可能性があります
そこで、今回のシリーズは、あなたが間違って覚えていそうな「よく使われる『文法用語』」について解説します。定義をしっかり覚えて、あなたの学習にお役に立てばと思います。


以下の用語について1つずつ解説する予定です。


「自動詞・他動詞」
「完全な文」
「名詞・形容詞・副詞(品詞)」
「修飾する」
「分詞」
「句」
「節」
「名詞句・形容詞句・副詞句」
「名詞節・形容詞節・副詞節」
「構文」


どうです? ↑これらの定義をきちんと言えますか? 言えないのに、参考書などの解説を読んで「分かったふり」をしていませんか?
そういうことをこのシリーズを読んで、なくしましょう!


明日は、「文法動画特別編」のご案内をお送りします。
この話題のシリーズは月曜日から本格的に始めます。お楽しみに~♪


(↓目次はこちら)
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2009年3月16日

謎の言葉? よく見かける『文法用語』を教えます!(2)

謎の言葉?よく見かける『文法用語』を教えます!


今回のテーマ


「自動詞・他動詞」


自動詞とは何でしょう? 他動詞とは何でしょう? あなたはこれらの定義を正確に言えるでしょうか?


【定義】
自動詞:直後に目的語となる名詞(相当語句)」を取れない動詞
他動詞:直後に目的語となる名詞(相当語句)」を取らなければならない動詞


です。


さ~て、こう言われてもピンとこないでしょう。では例。
といっても、私のブログをいつも読んでくださっている人にはおなじみの例です。


どちらが正しい英文か?
(1)I went the station.
(2)I went to the station.


正解は(2)。(1)は間違いです。これは went 、つまり go のルールなのです。


go自動詞(直後に目的語となる名詞(相当語句)」を取れない動詞)なのです。


went の直後に the station という言葉が来ています。the は「その~」という冠詞(名詞のおまけにつくようなもの)なので、
⇒「went の直後には station ()という名詞が着ている」という状態です。


つまり
(1)I went the station. は
    went + [the station名詞)] …という英文です。


自動詞は【直後に目的語となる「名詞(相当語句)」を取れない動詞】。
go自動詞のためこれは間違いになります。


でも、「私はその駅に行った」と言いたいですよね。どうすれば、そのように英語で言えるのでしょうか?


これは
自動詞」の直後に「何らかの前置詞」をつけることで解決します。
これこそ↓


(2)I went to the station.


に他なりません。
 自動詞went)+ 前置詞to)+ 名詞the station
となっています。


つまり、
自動詞」の場合はその直後に「前置詞」をつけることで、その後ろに「(目的語となる)名詞」を置くことができます。


なお、今回は使う前置詞がたまたま to でした。このときどんな前置詞を使うべきか…これも苦手な人にとっては一苦労です。
別に、at とか on とかでもいいのでは? と苦手な人は考えてしまうのです。(ちなみに得意な人はこんなことは考えません。悩みません。得意な人は「このときは to に決まっているじゃねーか。アホか!」と思うはずです。ここが「得意な人苦手な人との大きな差の1つ」です)


得意な人に聞きます。「なんで to とすぐ分かるんですか?」
得意な人なら⇒「そういうに決まっているからだろうが! アホか」と答えるでしょう。
でも苦手な人はそうは答えられません。なぜ to なのか?…これが分からないんです。なにせ何を隠そう、この私が分からなかったw 「なんで to なの? at とか on とか for ではなぜいけないの?」と悩みまくったものです。


苦手な人のためにお返事します。
なぜ go のあとに to がつくのか…
これは、一種の「熟語のようなもの」なのです。


go を使って「~に行く」と言いたい場合、通常は to をつけて「go to 」と使うのです。お手元の辞書で go を引いてください。「~に行く」は、必ず「go to 」と to が使われているはずです。


今回のように、「自動詞の後に(目的語となる名詞をつけるときに使う前置詞」が気になった場合、苦手な人は辞書を引いてください。そこには必ず使うべき「前置詞」が書かれています。苦手な人は辞書を引いて必ず確かめるように!


以上が自動詞の説明になります。




お~っと「自動詞」だけで説明が長くなってしまいました。今回はここまでにします。次回は「他動詞」について紹介します。次回は木曜日の更新です。
※実際は月曜日になりました。


(↓目次はこちら)
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2009年3月23日

謎の言葉? よく見かける『文法用語』を教えます!(3)

謎の言葉?よく見かける『文法用語』を教えます!


「自動詞・他動詞」


【確認】
自動詞とは何でしょう? 他動詞とは何でしょう? あなたはこれらの定義を正確に言えるでしょうか?


【定義】
自動詞:直後に目的語となる名詞(相当語句)」を取れない動詞
他動詞:直後に目的語となる名詞(相当語句)」を取らなければならない動詞


です。


で、今日は他動詞の詳しいお話です。
今回はまず↓の問題を解いてください。


どちらが正しい英文か?
(1)I reached the station.
(2)I reached at the station.

正解は(1)。(2)は間違いです。これは reach(ed) のルールなのです。


reach他動詞(直後に目的語となる名詞(相当語句)」を取らなければならない動詞なのです。


reached の直後に the station という言葉が来ています。the は「その~」という冠詞(名詞のおまけにつくようなもの)なので、
⇒「reached の直後には station ()という名詞が着ている」という状態です。


つまり
(1)I reached the station. は
    reached + [the station名詞)] …という英文です。


他動詞は【直後に目的語となる「名詞(相当語句)」を取らなければならない動詞】。
reached他動詞のためこれは正解になります。


では、一方、
(2)I reached at the station.
はどうでしょうか?


これは
他動詞」の直後に「前置詞」があってその後に名詞the station)がついています。
他動詞の直後に名詞がきていません前置詞が余計なんです。
したがって、
×(2)I reached at the station.
なのです。


ここまでよろしいでしょうか?


では↓この場合はどうなるでしょう?
問題:次の英文の正誤を言いなさい
(3)I arrived the station.
(4)I arrived at the station.


実は
×(3)I arrived the station.
○(4)I arrived at the station.
となります。


理由が分かりますか?


arrive を辞書で引いてください。そこには「自動詞」と書かれているはずです。したがって、目的語となる名詞(the station)をその後ろに取るには、前置詞 atが必要なわけです。
※なぜ to などではなく at なのか、については辞書を引いてください。


さてと、今回の問題の4つを正誤と共に並べます。
 (1)I reached the station.
 ×(2)I reached at the station.
 ×(3)I arrived the station.
 (4)I arrived at the station.


(1)は reach他動詞なので、at をつけてはいけない
(2)は arrive自動詞なので、at をつけなければならない


ここまでよろしいでしょうか?
では、正解の↓の英文の意味がお分かりでしょうか?
 ○(1)I reached the station.
 ○(4)I arrived at the station.


(1)も(4)も「私はその駅に着いた」同じ意味です。


同じ意味の英文なのに


他動詞を使うなら、直後に前置詞つけたら間違い
自動詞を使うなら、直後に前置詞つけなかったら間違い


なることがあるわけです。


ここまででも、ある程度「自動詞他動詞」の違いや定義が分かったと思います。
ですが次回で、「自動詞と他動詞」についてもう少し説明を加えます。
この続きは木曜日です。


(↓目次はこちら)
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2009年3月26日

謎の言葉? よく見かける『文法用語』を教えます!(4)

謎の言葉?よく見かける『文法用語』を教えます!


「自動詞・他動詞」
の続きです


【確認】
自動詞とは何でしょう? 他動詞とは何でしょう? あなたはこれらの定義を正確に言えるでしょうか?


【定義】
自動詞:直後に目的語となる名詞(相当語句)」を取れない動詞
他動詞:直後に目的語となる名詞(相当語句)」を取らなければならない動詞


です。


で、今回はまず↓の問題を解いてください。


次の中で正しい英文をあるだけ選びなさい
(1)I reached the station.
(2)I reached.
(3)I arrived at the station.
(4)I arrived.
どうでしょうか?


前回
(1)I reached the station.
(3)I arrived at the station.
この2つは「正しい」、また「同じ意味」である、と学習しましたね。したがってこの2つはあっています


では
(2)I reached.
(4)I arrived.
この2つはどうでしょうか?

実は、(2)は間違いで、(4)は正しいです。


では、なぜそうなるのでしょうか?
ここも大きな「自動詞他動詞」の差になります。実はそれによって決まるのです。


 ×(2)I reached.
 (4)I arrived.
 ↑こうなるわけですが、
reach(ed)は自動詞でしょうか? 他動詞でしょうか?
 ⇒他動詞ですね。
arrive(d)は自動詞でしょうか? 他動詞でしょうか?
 ⇒自動詞ですね。


ここで、自動詞他動詞の定義を思い出してください。


【定義】
自動詞:直後に目的語となる名詞(相当語句)」を取れない動詞
他動詞:直後に目的語となる名詞(相当語句)」を取らなければならない動詞


reach他動詞。↓を見ますと
 (2)I reached.
 reached の後が「ピリオド」になっています。
reach他動詞なのに、その直後に目的語がありません他動詞は、直後に目的語になる名詞がなくてはならないのに!
⇒だから、I reached. は間違っている英文なのです。


一方 arrive自動詞
 (4)I arrived.
 arrived の後は「ピリオド」になっています。
arrive自動詞で、別にその直後に目的語が必要ありません
⇒だから、I arrived.はあっている英文なのです。


ここまでよろしいでしょうか?


この関係でもうちょっと補足しましょう。


↓この英文は正しい英文でしょうか?
(5)I arrived at.


正解は「間違い」です。(5)の英文は間違った英文です。
(5)はarrived の後は at があります。at前置詞ですよね。前置詞があったら、その次にも「目的語」となる名詞が必要なのです。
つまり
 (3)I arrived at the station.
 ×(5)I arrived at.
(3)は、前置詞at の後に名詞the station)があるので、正しい
(5)は、前置詞at の後に名詞ないので、間違っているのです。


5つまとめると
 (1)I reached the station.
 ×(2)I reached.
 (3)I arrived at the station.
 (4)I arrived.
 ×(5)I arrived at.
となります。(2)と(5)が間違いなのは、共に「目的語となる名詞」が欠落しているからです。


ここまでよろしいでしょうか?


では、さらに意地悪問題。
この2つの英文のうち、あっているものを選べ。
(6)I went there.
(7)I went to there.


どうでしょうか? go自動詞ですよ。Ψ(`∀´)Ψ
自動詞目的語を取るには 前置詞が必要ですよ。Ψ(`∀´)Ψ


正解は
(6)I went there.
×(7)I went to there.
です。Ψ(`∀´)Ψ


なぜだか分かりますか?


実は there に問題があるのです。


皆様、there の品詞が分かりますか? 分からなければ辞書を引いてください。そこには「副詞」と書いてあるはずです。「名詞」ではありません。「副詞」です。これが重要。


「I went to」 という形であったら、to の直後には<目的語となる「名詞」>が欲しいのです。しかし「there は名詞ではなく、副詞」なのです。
したがって
×(7)I went to there.
となります。


実は「副詞なら、自動詞直後に置ける」のです。
したがって、
(6)I went there.(私はそこに行った)
となります。


最後に、派生問題。
この2つの英文のうち、あっているものを選べ。
(8)I reached there.
(9)I arrived there.


分かりますか? これはこれまでの知識で解けます。


正解は
×(8)I reached there.
(9)I arrived there.
です。


reach他動詞。にもかかわらず、直後に目的語となる名詞がない
⇒したがって「間違った英文」です。


一方、arrive自動詞直後に目的語がなくて当然。(むしろあったらだめ!)
副詞there は、(6)と同じ理屈で、当然直後でも「ポコン」と置けるのです。
⇒したがって「正しい英文」です。


いかがだったでしょうか? この(1)~(9)をじっくりにらめっこして欲しいと思います。どの英文があっていて、どの英文が間違っているのか、またそれらはなぜあっていて、なぜ間違っているかを、「英語が苦手な人」はぜひ覚えて欲しいと思います! ここが「得意・不得意」の大きな分かれ目になる、と私は確信しています。


今回は以上です。この続きは月曜日です。
明日はいつもの文法講義放送です。よろしくお願いいたします。


(↓目次はこちら)
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2009年3月30日

謎の言葉? よく見かける『文法用語』を教えます!(5)

謎の言葉?よく見かける『文法用語』を教えます!


今回は「目的語」という言葉を説明します。目的語って既に何回か単語として出てきていますが、この定義って実は難しいのです。


ここでは、普通あまり用いられない、定義を提示してみます。


目的語」とは…
直訳例を作ったとき、「」や「」や「」などという訳になる場合の「」にあたる「名詞(相当語句)」
ただし、「5文型の学習時」は別の定義。⇒「他動詞の後で、「」や「」や「」などという訳になる場合の「~」にあたる「名詞(相当語句)」


(4)でやった時の ○の例文を2つ使って説明しましょう。


 ○(1)I reached the station.
 ○(3)I arrived at the station.


(1)も(3)も、意味は「私はその駅に着いた」という意味です。
「私はその駅に着いた」←これには『その駅』という部分がありますね。

目的語」とは…
直訳例を作ったとき、「~を」や「」や「~へ」などという訳になる場合の「」にあたる「名詞(相当語句)」
でした。


その駅」…「」がありますね!


 ○(1)I reached the station.
 ○(3)I arrived at the station.
その駅』という部分の、英語に当たる部分は、(1)も(3)も「the station」です。つまり(1)も(3)も the station が両方ともに、この英文中で「目的語」にあたります。


ただどちらにも正確な呼び方があります。
(1)の場合…「the stationreached目的語」と呼びます。
(3)の場合…「the stationat目的語」と呼びます。
ここまで、よろしいでしょうか?


ところで、(1)や(3)の英文が、もし「5文型」の学習時に出てきた場合を考えましょう。


目的語の定義は
直訳例を作ったとき、「~を」や「~に」や「~へ」などという訳になる場合の「~」にあたる「名詞(相当語句)」
ただし、「5文型の学習時」は別の定義。⇒「他動詞の後で、「~を」や「~に」や「~へ」などという訳になる場合の「~」にあたる「名詞(相当語句)」


でした。
(1)I reached the station.
  ↑これは reached が使われています。reached他動詞です。
したがって、5文型の学習時でも
(1)I reached the station.
 ↑この場合…「the station目的語」と呼びます(呼べます)。


では(3)I arrived at the station.の場合はどうでしょうか?
    ↑これは arrived が使われています。arrived自動詞です。
したがって、5文型の学習時では
(3)I arrived at the station.
 ↑この場合…「the station は 目的語」と呼ばない(呼べない)のです。


しかし、逆に、5文型の学習時以外、特に「関係詞」の学習時には、
 ○(1)I reached the station.
 ○(3)I arrived at the station.
(1)の場合…「the stationreached目的語」と呼びます。
(3)の場合…「the stationat目的語」と呼びます。


よろしいでしょうか?


ここで、ちょっと考えて欲しいことがあります。


He is a boy.


↑この英文の中の「a boy」は目的語でしょうか?
どうでしょう? 分かりますか?


正解は「目的語」ではないです。
boy は確かに(少年)という意味の「名詞」だから、目的語になれる権利は持っています
しかし、違います。なぜ違うか考えましょう。


He is a boy. ←この意味を考えましょう。


「彼は少年だ」ですね。


目的語の定義は
直訳例を作ったとき、「~」や「~」や「~」などという訳になる場合の「~」にあたる「名詞(相当語句)」
ただし、「5文型の学習時」は別の定義。⇒「他動詞の後で、「~」や「~」や「~」などという訳になる場合の「~」にあたる「名詞(相当語句)」
でした。


「彼は少年だ」←このどこかに【「~」や「~」や「~」などという訳】がありますか? ないですよね。したがって、この英文の中での boy名詞であっても「目的語」ではないのです。


この英文の中の a boy は実は「目的語」ではなく「補語」と呼ばれます。


補語」とは、「主語」または「目的語」と同じものになるものです。

He is a boy. ←これで言えば、boy は「主語」の He同じですよね。
 He=a boy ←こうなりますよね。
こういう関係になる場合、
 He is a boy.←この文中でa boy は、「(主語の)補語」に当たる
という呼び方をします。(「このa boy 目的語だ」とは絶対に呼ばれません
(難しい言い方だと、こうした a boy を「主格補語」と呼びます)


別の例
He made her a good nurse.
この英文は、初学者には難しいかもしれません。意味は実は「彼は彼女を良い看護婦にした」となります。

この英文には「目的語」があります
 訳例を見てみると→「彼は彼女良い看護婦にした」←「彼女」という部分があります。
her は「(代)名詞」だから、この英文では
 「hermade目的語」…と呼ぶことができます。


では、「He made her a good nurse.」←これの a good nurse はなんと呼ぶ?
よく見ると「彼は彼女を良い看護婦にした」だから
 hera good nurse ←こうなりますよね?「彼女=良い看護婦」なわけです。
her は目的語でした。こういう関係になる場合
 He made her a good nurse.←この文中で a good nurse は、「(目的語の)補語」に当たる
という呼び方をします。(「この a good nurse は目的語だ」とは絶対に呼ばれません)
(難しい言い方だと、こうした a good nurse を「目的格補語」と呼びます)


このように、
名詞であれば、何でも「目的語」になるわけではない
のです。よろしいでしょうか?


この続きは、木曜日です。


(↓目次はこちら)
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2009年4月 2日

謎の言葉?よく見かける『文法用語』を教えます!(6)

謎の言葉?よく見かける『文法用語』を教えます!


今回は「完全な文」という言葉です。完全な文とはいったいなんなんでしょうか?


「完全な文」という言葉は、特に「関係詞」を習うときに出てくる言葉なのです。先生は「ほら、この部分が完全な文じゃないから、ここは関係副詞ではなく、関係代名詞が入る」と言った具合の説明をしてくださいました。
ところが、この「完全な文」っていうのが私には本当によく分からなかったんですよ。どこがどう完全だから「完全な文」なのか…本当に困りました。「完全じゃない文」とはどういう文なのか?
あなたに分かりますか?


では解説します。
まずは今回のシリーズ(謎の言葉?よく見かける『文法用語』を教えます!)の(2)(3)(4)(5)を読んでください。
絶対に読み直してください!


読みましたね?


それでは、まず(4)の最後の問題文のうちの7つを○×付きで再掲載します。


 (1)I reached the station.
 ×(2)I reached.
 (3)I arrived at the station.
 (4)I arrived.
 ×(5)I arrived at.
 ×(8)I reached there.
 (9)I arrived there.


(2)は何で×だったでしょうか? 他動詞reach(ed)の直後に目的語になる名詞がなかったからですね。
(5)は何で×だったでしょうか? 自動詞arrive(d)at の直後に、at目的語になる名詞がなかったからですね。
(8)は何で×だったでしょうか? 他動詞reach(ed)の直後に目的語になる名詞がなかったからですね。there は副詞だから目的語にはなりえませんでしたね。


実は、この7つのうちの
の(1)、(3)、(4)、(9)が「完全な文
× の(2)、(5)、(8)が「完全な文ではない
のです。


つまり「必要であるはずの【目的語】がない」文を「完全な文ではない、と呼ぶのです。
この「完全な文」という言い回しは、関係詞を学ぶとき、普通は出てきます。そのためにしっかりここを認識して欲しいです。


完全な文ではない文」は、他にもあり得ます。
例えば、(5)の回でやった、


 He is a boy. (彼は少年だ)


この英文で考えます。↑これは「完全な文」です。
ですが、では↓この英文は?


 He is.


これも実は、「完全な文ではない」、と呼ばれます。
a boy といった部分がないですよね。この部分は「補語」と呼ぶ、と(5)の回で説明しました。
つまり「必要であるはずの補語がない」文も「完全な文ではない、と呼ぶのです。
ここまでよろしいでしょうか?


完全な文ではない文」は、まだ他にもあり得ます。


まず、以下の英文をご覧ください。
 ○(1)I reached the station.
 ○(3)I arrived at the station.
 ○(4)I arrived.
 ○(9)I arrived there.
     He is a boy.
これらは「完全な文」でしたね。よろしいですか?


では、以下はどうでしょう?


 reached the station.
 arrived at the station.
 arrived.
 arrived there.
 is a boy.


↑これらはどうですか? そりゃああんた「主語ないよ」という話になりますよね。
実はこのように、「必要であるはずの【主語】がない」文も「完全な文ではない、と呼ぶのです。
このように「主語がない文」は英語が苦手な人にも「完全な文ではない」と分かりやすいと思います。


しかし!


 ×(2)I reached.
 ×(5)I arrived at.
 ×(8)I reached there.


  ↑これらの英文が「完全な文ではない」と一瞬で見抜けますでしょうか? 得意な人は見抜けるのですが、英語が苦手な人はこれらを「完全な文ではない」と見抜くことが難しいのです。これらはよく見れば「必要な【目的語】ない」ではありませんか! だからこれらは「完全な英文ではない」のです。


まとめましょう。


完全な文」…必要な文の要素(主語、目的語、補語)が揃っている文。
 例
 I reached the station.
 I arrived at the station.
 I arrived.
 I arrived there.
 He is a boy.


完全な文ではない文」…必要な、主語目的語補語のどれかが欠けている文。
例1(主語ない
 reached the station.
 arrived at the station.
 arrived.
 arrived there.
 is a boy.
例2(目的語ない
 I reached.
 I arrived at.
 I reached there.
例3(補語ない
 He is.


となります。
このうち、英語が苦手な人が「完全な文ではない」と見抜きにくいのは
例2(目的語ない
 I reached.
 I arrived at.
 I reached there.
という「目的語が欠けている文です。これをしっかり見抜けるようにならなければなりません。
よろしいでしょうか? 


今回は以上です。明日はいつもの文法放送。この続きは月曜日です。


(↓目次はこちら)
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2009年4月 6日

謎の言葉?よく見かける『文法用語』を教えます!(7)

謎の言葉?よく見かける『文法用語』を教えます!


今回は「名詞」という言葉を説明します。




日本語でも名詞ぐらいありますから、なじみのある言葉とは思います。でもこの定義を言えますか?


手元の「ロイヤル英文法」の定義にはこうあります。⇒人や事物の名を表す語を名詞といい、数や格によって語形変化がある。また多くは冠詞をつけることがでぉ、代名詞と違って、常に3人称として扱われる。


↑これで分かれば良いのですが、いかがでしょうか?


もう少し分かりやすい定義を考えてみました。↓


「名詞」⇒○○の」という言葉を作るときに「」に適切に入ることができる単語。


例えば、beautiful(美しい)という単語を考えましょう。
これは、例えば
彼女の美しい】」…普通はこういうふうには言いませんよね。
だから、beautiful(美しい)は「名詞」ではない。(辞書を引けば分かりますが、beautiful は名詞ではなく「形容詞」です)


これなら普通は
彼女の美しさ】」…普通はこのように言いますよね。
このように言えるもの、この場合で言えば、「美しさ」は「名詞」です。「美しさ」に対応する英語は beauty です。辞書で beauty を引いてください。そこには「名詞」と書いてあるはずです。


少なくとも、このような「1語1語の単語レベル」で言うと、
名詞とは⇒「○○の~」という言葉を作るときに「~」に適切に入ることができる単語。
とできるのではないでしょうか?


今度は、「1語1語の単語レベル」ではないケースを考えます。こう言われても何か分からないかもしれませんが、続きを読んでください。
英語では「2語以上の単語の塊」「名詞相当語句」呼ぶことがあります
こう呼ばれるものの多くは、その「2語以上の単語の塊」が、他動詞目的語になっているケースです。(他のケースもありますが、ここではとりあえず、その説明は省きます)


例えば↓この英文を見てみましょう。
I like [playing baseball].
 like他動詞。当然後ろに「目的語」が必要。
 ⇒実は、[playing baseball]が1つの塊。実は playing文法上、「動名詞」と呼ばれるものである。
 ⇒[playing baseball] は「野球をすること」という意味。
 ⇒like目的語は実は [playing baseball] の。⇒「私は野球をすることを好む」となる。
 ⇒⇒目的語は「名詞」しかなれません。
 ⇒したがって、[playing baseball] のようなは「名詞相当語句」とも呼ばれます。


例えば↓この英文を見てみましょう。
I like [to play baseball].
 like他動詞。当然後ろに「目的語」が必要。
 ⇒実は、[to play baseball]が1つの塊。実は to play文法上、「to 不定詞(名詞用法)」と呼ばれるものである。
 ⇒[to play baseball] は「野球をすること」という意味。
 ⇒like目的語は実は [to play baseball] の。⇒「私は野球をすることを好む」となる。
 ⇒⇒目的語は「名詞」しかなれません。
 ⇒したがって、[to play baseball] のようなは「名詞相当語句」とも呼ばれます。


例えば↓この英文を見てみましょう。
I know [that she is beautiful].
 know他動詞。当然後ろに「目的語」が必要。
 ⇒実は、[that she is beautiful]が1つの塊。実は [that S + V~]文法上、「that節」と呼ばれるものである。
 ⇒[that she is beautiful] は「彼女が美しいこと」という意味。
 ⇒know目的語は実は [that she is beautiful] の。⇒「私は彼女が美しいことを知っている」となる。
 ⇒⇒目的語は「名詞」しかなれません。
 ⇒したがって、[that she is beautiful] のようなは「名詞相当語句」とも呼ばれます。


…といった具合です。「名詞相当語句」というものをしっかり理解し、かつ覚えて欲しいです。よろしいでしょうか?


名詞相当語句」の説明が分かりにくい、という意見をいただき、2010年に「名詞相当語句」の意味だけを単独で詳しく説明したシリーズを作りました。
 ご参照ください。⇒こちら


今回はここまでです。続きは木曜日です。


(↓目次はこちら)
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2009年4月 9日

謎の言葉?よく見かける『文法用語』を教えます!(8)

謎の言葉?よく見かける『文法用語』を教えます!


今回は「形容詞」という言葉を説明します。日本語でも形容詞ぐらいありますから、なじみのある言葉とは思います。でもこの定義を言えますか?


英語の形容詞の定義は実は簡単です。
「名詞を修飾するもの」「名詞ではない補語」です。


もっとも↑これだけでは分からないかも知れません。詳しく説明しましょう。


「名詞を修飾するもの」


まず、日本語で考えましょう。
例えば「美しい女性」という言葉を例に取りましょう。


女性」という単語の品詞は「名詞」です。これは大丈夫でしょうか?
では、「美しい」という単語の品詞は何でしょうか?
⇒実は(日本語でも)「形容詞」です。


美しい女性」を例に↓場合、
美しい」という言葉は、次の名詞である「女性」に「どんな性質を持っているのか」という説明を加えています
こういう、「何らかの単語(場合によっては文全体)を、直接「説明する」こと」を「修飾する」と言います。


したがって、
美しい女性」の場合、⇒「美しい形容詞)」が「女性名詞)」を修飾している
と表現されます。ここまでよろしいでしょうか?


ではこれを英語にしましょう。
美しい女性
 ↓
beautiful woman


そのままですね^^; 
辞書を引けば分かりますが、beautiful形容詞です。woman名詞です。
beautiful woman もやっぱり、⇒「beautiful形容詞)」が「woman名詞)」を修飾している
と表現されます。


このように「名詞」を修飾する単語の品詞を「形容詞」と呼びます。
ここまでよろしいでしょうか?


ではもう1つの方に行きます。


・「名詞ではない補語」
補語」という言葉の意味は分かるでしょうか?
ここの下の方でやっています。忘れてしまった人は確認してください。
↑ここでやった例文を持ってきましょう。


He is a boy. (彼は少年である)
 Hea boy だから、a boy は「補語」。
主語[He]と同じ(=[イコール])だから、この補語は【主格補語】とも呼ばれる)


・He made her a good nurse. (彼は彼女を良い看護婦にした)
 hera good nurse だから、a good nurse は「補語
目的語[her]と同じ(=[イコール])だから、この補語は【目的格補語】とも呼ばれる)


こうでした。では今度は↓こういう文を見てみましょう。


・He is beautiful.(彼は美しい)
・He made her beautiful.(彼は彼女を美しくした)


↑この場合の「beautiful」の品詞を考えましょう。
beautiful の意味は辞書引けば分かりますよね。⇒「美しい」と書いてあるはずです。(本当は同時に品詞も分かってしまいますが、今はそれは無視します)
美しい」という単語の品詞は名詞でしょうか? 
ここの最初の方で確認しましたね。「○○の【美しい】」とは言えないので、「名詞」ではありません。


しかし


・He is beautiful.は
Hebeautiful)であるので、この英文の beatifulHe の「補語」(主格補語)。


・He made her beautiful.は
her beautiful)であるので、この英文の beatifulher の「補語」(目的格補語)。


となります。ここまでは大丈夫?
このように、beautiful は名詞ではないですが、補語なわけです。
形容詞のもう1つの定義は「名詞ではない補語」でした。つまり、この2つの英文の beautiful は「形容詞」であるわけです。
お分かりいただけるでしょうか?


なお、


「名詞を修飾する形容詞」
beautiful woman美しい女性
このように↑使われる形容詞を
 「限定用法」で使っている…と呼ぶことがあります。


・「名詞ではない補語」
He is beautiful.(美しい
  He made her beautiful. (彼は彼女美しくした)
このように↑使われる形容詞を
 「叙述用法」で使っている…と呼ぶことがあります。


(形容詞によっては、「限定用法でしか使えない形容詞」や、逆に、「叙述用法でしか使えない形容詞」なんてのがあります。多くは両方の用法で使えますけれども。


以上が「形容詞」の説明でした。いかがでしたでしょうか?


明日はいつもの文法放送。この続きは月曜日です。


(↓目次はこちら)
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2009年4月13日

謎の言葉?よく見かける『文法用語』を教えます!(9)

謎の言葉?よく見かける『文法用語』を教えます!


今回は「副詞」という言葉を説明します。これ品詞の1つですね。また日本語にも副詞はあります。なじみのある言葉とは思いますがこの定義を言えますか?


副詞の定義は実は正確には難しいのです。
(例外はあるが)名詞以外を修飾するものというのが実は定義です。
この定義のままで、みなさんは「副詞」がどういうものか分かるでしょうか?


副詞は具体的には以下の4種類がある、と(一応)されます。
・(1)動詞を修飾するもの
・(2)形容詞を修飾するもの
・(3)副詞を修飾するもの
・(4)文全体を修飾するもの

この4つです。おおむねこの4つに入るはずなのですが、(本当はどちらも(1)に分類されるのですが)、あと3つ
・(5)場所や時間に関するもの
・(6)形容詞に近く「補語」と言っても良いもの
・(7)前置詞に近いもの

といったものもあります。(本当は[例外的に]名詞を修飾する副詞もあるのですが、そこまでは細かすぎるので、今回はそれは省きます)
今回は(1)~(7)の7つについて、それぞれを1つづつ見ていきましょう。


――――――――――――――――――――――――――――


・(1)動詞を修飾するもの
例文
 He strongly kicked the ball.(彼はそのボールを激しく蹴った
実は↑strongly の品詞は副詞です。辞書引っ張るとそう書いてあります。
実は、(early を例外として)、~ly で終わる単語は、みな⇒副詞
 と言うことができます。


例文の場合、strongly は「強く激しく」という意味ですね。
 この言葉(強く激しく)は、「蹴った」を修飾していることが分かりますでしょうか?
 「激しく蹴った
となるはずです。
蹴った」は kicked という単語ですね。kick(ed)の品詞は動詞です。
ほら! strongly は「動詞」を修飾していますね。
…という具合に、「動詞を修飾する副詞」というものがあります。


~ly が付いていない副詞」もあります。
例えば、fastは「速い」という意味の形容詞もありますが、「速く」という意味の副詞もあります。
例文
 He runs fast.(彼は速く走る
この場合は、
 「速く走る
となっています。「速い」という意味なら形容詞ですが、「速く」という意味で動詞の「走る(run(s))」を修飾しています。
 ×「速い走る
 ○「速く走る
となっているからです。
 辞書でfast を引くと「速い」という訳語を当てているのは「形容詞」で、「速く」という訳語を当てているのは「副詞」なはずです。


――――――――――――――――――――――――――――


・(2)形容詞を修飾するもの
例文
 He is very strong. (彼はとても強い
veryとても)が、形容詞の「strong」を修飾しています
 「とてもい」
と、このように「形容詞を修飾する副詞」があります。


――――――――――――――――――――――――――――


・(3)副詞を修飾するもの
例文
 He is working pretty hard. (彼はかなり一生懸命に働いている
この文の hard は「一生懸命に」という意味の「副詞」で、「動詞」の「work(ing)(働いている)」を修飾しています
 「一生懸命に働いている
という具合です。
 では、pretty はどうでしょう?
この文の pretty は「かなり」という意味の「副詞」で、「副詞」の「hard[一生懸命に]」を修飾しています
 「かなり一生懸命に
という具合です
と、このように「副詞を修飾する副詞」があります。


――――――――――――――――――――――――――――


・(4)文全体を修飾するもの
文頭に「~ly」という副詞があると、「文全体を修飾するもの」とされます。
例文
 Certainly he pretended to know it. (確かに彼はそれを知っているふりをした)
certainly を除いた文、つまり
he pretended to know it.
  ↑この「文全体」を「(確かに)certainly」という言葉で修飾しているとされます。
(※実は、文尾や文中の時もあります。文尾の場合では、手前に「カンマ」が入ります。
 例⇒ He pretended to know it ,certainly.)


――――――――――――――――――――――――――――


以上が副詞の基本的な使われ方です。
(5)~(7)については、次回説明します。


この続きは木曜日です。


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2009年4月16日

謎の言葉?よく見かける『文法用語』を教えます!(10)

謎の言葉?よく見かける『文法用語』を教えます!


今回は「副詞」という言葉の説明の続きです。まずは前回の出だしを概ね再放送します。


副詞の定義
(例外はあるが)名詞以外を修飾するもの


副詞は具体的には以下の4種類がある、と(一応)されます。
・(1)動詞を修飾するもの
・(2)形容詞を修飾するもの
・(3)副詞を修飾するもの
・(4)文全体を修飾するもの

この4つです。おおむねこの4つに入るはずなのですが、(本当はどちらも(1)に分類されるのですが)、あと3つ
・(5)場所や時間に関するもの
・(6)形容詞に近く「補語」と言っても良いもの
・(7)前置詞に近いもの

といったものもあります。(本当は[例外的に]名詞を修飾する副詞もあるのですが、そこまでは細かすぎるので、今回はそれは省きます)


前回は(1)~(4)を説明しました。
今回は(5)~(7)について、それぞれを1つづつ見ていきましょう。


――――――――――――――――――――――――――――


・(5)場所や時間に関するもの
例文
 I went there.(私はそこ行った)
 I went home.(私は家に行った)
 I met her yesterday.(私は昨日彼女に会った)
 I will meet her tomorrow. (明日彼女に会おう)
  ↑
これらの英文の、there(そこに)、home(家に)は、場所に関する副詞です。yesterday(昨日)、tomorrow(明日)は時間に関する副詞です
これらの副詞は実際は、ほとんどの場合、「動詞を修飾している」とされます。
「そこに⇒行った」
「家に⇒行った」
「昨日⇒会った」
「明日⇒会う」
といった具合です。


問題は、これらの「場所や時間に関する副詞」は「名詞」と勘違いされやすい、という点です。
確かに、例えば home には名詞もあります。しかし home を「家に」という意味で使いたい場合、
 I went home.
 ×I went to home.
という具合に使います。
これが名詞だったら違いますよ。例えば、school名詞)の場合
 ×I went school.
 I went to school.
となります。なぜ、to がいるのかについて、分からなければこの辺を参照してください
よろしいでしょうか?


――――――――――――――――――――――――――――


・(6)形容詞に近く「補語」と言っても良いもの
例文
 He is out.(彼は外出中だ)
 The meeting is over.(その会議は終わった)
 I kept the radio on.(私はそのラジオをつけっぱなしにした)

普通副詞は文の要素(主語、動詞、目的語、補語)のどれにもなれません
しかし、一部の副詞は「補語」とされ得るものがあります


それは以下のものです。どれも「前置詞」っぽい顔?をしています。
down, in, off, on, out, over, through, up


  ↑どうです? 前置詞に見えませんか? 確かに前置詞の用法もあります
しかし、辞書を見れば分かりますが、これらには「副詞」の用法もあります。(より副詞らしい方法は次の(7)で説明します)
ここでは、これらの「前置詞っぽく見える副詞」が形容詞っぽく使われるケースを説明します。
例文で言えばそれぞれ「補語」と言える場所でこれらの副詞は使われているのです。


・He is out.⇒ He=out (彼=外にいる状態)
・The meeting is over.⇒The meeting=over(会議=終わった状態)
・I kept the radio on.⇒the radio=on(ラジオ=ついている状態)
という具合です。副詞なのですが「補語」として機能しています。


確かに、さすがに、~ly とつくような副詞は補語にはなれませんが、
 down, in, off, on, out, over, through, up
といった「副詞」は「補語」と認定される場合があります。補語ですから、実質は『形容詞』に近い副詞です。
(注意! コテコテの「5文型学習時」では、こういった副詞は補語と認められない場合がほとんどです。「副詞」は文の要素には入らないとされているためです。しかし、<認められなくても、例文のようなケースの「副詞」は実質的には「補語」>と覚えていればいいと思います)


――――――――――――――――――――――――――――


・(7)前置詞に近いもの
例文
 She put on a coat.
 She put a coat on.
 She put it on.
 She sat down.


  ↑これらの ondown こそ、前置詞に近いです。近いだけです。これらは近いだけであり、「前置詞ではありません。これらの ondown はれっきとした「副詞」なのです。ですが、一見、前置詞に見えますよね。どうして副詞なのかを説明します。


まず↓これから行きましょう。
 She put on a coat.(彼女はコートを着た)
この文の on は前置詞に見えませんか? しかしこの on は前置詞ではありません。「副詞」です。


一方例えば
 They depend on Mike.(彼らはマイクに依存している)
この文の on前置詞です。副詞ではありません。


この違いを考えましょう。


まず、前置詞の例の↓これから行きましょう。
 They depend on Mike.
  ↑この文の on前置詞なのは、
depend自動詞だからです。辞書depend を調べてください。「自動詞」と書いてあります。
自動詞他動詞が分からない人はここから見てください)


ここに書いてあるように、自動詞が「~を」や「~に」といった「目的語」を取るときは、「前置詞」がいります。したがって、
 They depend on Mike.(彼らはマイク依存している
   ↑この文の on は「前置詞」なわけです。ここまでよろしいでしょうか?


では、↓この文の on はなぜ「副詞」なのでしょうか?
 She put on a coat.(彼女はコートを着た)


  ↑この文の場合、「put on」という熟語になっています。意味は「(服など)を着る;着用する」という意味です。
意味が分かっても、ここでは辞書で put on を調べてみましょう。『put on』の見出し語で載っているはずです。必ず引いてください!


もしあなたの辞書が、ジーニアスであれば
 put on []
と書かれているはずです。
もしあなたの辞書が(私のお勧めの)サンライズクエストであれば
 put on <分他
と書かれているはずです。<分他>←この意味が分かりますか?
これは
 put他動詞 on副詞」の熟語
という意味なのです。どういうことか?


実は、
分他>と書かれている熟語は、目的語を「他動詞」と「副詞」の間に入れることができる
のです。
 つまり↓
 She put on a coat.
=She put a coat on.
  ↑この文の a coat に着目してください。a coat は「目的語」です。
分他>の熟語目的語on手前でも良いし、on後でも良いのです。


一方 depend on はどうでしょう? 辞書を引いてみましょう。そこには[他]とか<分他>とは表示されていません
実は depend on は
 「depend自動詞)+on前置詞)」の熟語
なのです。こっちは、<分他>とは違い、目的語を「動詞」と前置詞」の間に入れることができません
 つまり
 They depend on Mike.
 ×They depend Mike on.
         ↑このように、on手前に Mike を置くことができないのです。


他動詞副詞熟語(例 put on
自動詞前置詞熟語(例 depend on
には、このような差があるわけです。ここまでよろしいでしょうか?


他動詞副詞」の熟語には、知らなければならない重要な文法がもう1つあります。
 ↓
他動詞副詞」の熟語は、目的語代名詞の場合、⇒「他動詞+目的語+副詞」の順番にしなければならない
 というルールがあります。
例えば、it のような代名詞目的語にしたい場合、
 ×She put on it.
 She put it on.(彼女はそれを着た)
となります。on手前にit置かなくてはならずonit を置くことはできません。「自動詞前置詞」の熟語真逆になりますね。
ここまでよろしいでしょうか?


今やったのは他動詞副詞熟語でした。
これとは別に自動詞副詞という熟語もあります。
 例文
 She sat down.(彼女は座った)


  ↑この英文の場合、down前置詞のはずはありません。もしこの down が前置詞なら、down の右に名詞がなければなりませんから。
しかし、down の右に名詞がなくても、これは正しい英文です。
実は
 sit down自動詞副詞熟語
なのです。
sit自動詞down副詞
という具合です。


 sit は(辞書を引けば分かるように)自動詞です。だから後ろに目的語があってはいけませんsit の右に「(目的語となる)名詞」はないです。あったら誤文です。
 またこの down副詞なのです。だからその後ろに目的語となる名詞がないのです。
こういった風自動詞副詞に使う場合の「副詞」も英語には存在します。


いかがだったでしょうか? 以上が副詞の説明でした。(長かったなあ~^^)


明日はいつもの文法動画です。このシリーズの続きは月曜日です。
(↓目次はこちら)
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2009年4月20日

謎の言葉?よく見かける『文法用語』を教えます!(11)

謎の言葉?よく見かける『文法用語』を教えます!


今回は「修飾する」という言葉の説明しましょう。
既に何回も出てきてますが、よく考えたら「この『修飾する』って言葉は、意味が分かりづらいかも」と思いました。
なので、ここで、紹介します。もっとも、以前の説明と内容がほとんど重複しています。ご容赦ください。m(_ _)m


修飾する」はたまに「かかる」という言い方もされます。
ますは定義を確認しましょう。修飾するとはどういう意味なのかを確認しましょう。


修飾するとは
 ⇒文中のある語(句)が、別の単語の意味を「詳しく説明する」こと
です。


これは、最初は「日本語」で考えたほうがいいと思います。
英語のみならず、日本語も「修飾する」単語がいくらでもあります。


例えば
 「美しい
という言葉あります。
 「」だけではなく、「美しい ⇒ 」という具合です。


美しい」が「」の手前にありますね。


これは「美しい」という単語が ⇒ 「」という単語を詳しく説明しているのです。
こういう場合、
 「美しい」は「」を修飾している
という具合に表現します。
ここまで良いですか?


では
 「速く走る
という場合はどうなるでしょうか?
 「走る」だけではなく、「速く ⇒ 走る」という具合です。


速く」が「走る」の手前にありますね。


これは「速く」という単語が ⇒ 「走る」という単語を詳しく説明しているのです。
こういう場合、
 「速く」は「走る」を修飾している
という具合に表現します。
ここまでよろしいでしょうか?


では、今やった「日本語」を「英語」にしてみます。


 「美しい」 … beautiful flower
 「速く走る」 … run fast


となります。↑こちらはよろしいでしょうか


今度は、英語をにらめっこしてください。


beautiful flower の場合、
 「flower」だけではなく、「beautiful flower」という具合です。


beautiful」が「flower」の手前にありますね。


これは「beautiful」という単語が ⇒ 「flower」という単語を詳しく説明しているのです。
こういう場合、
 「beautiful」は「flower」を修飾している
という具合に表現します。
ここまで良いですか?


では
 「run fast
という場合はどうなるでしょうか?
 「run」だけではなく、「fast ⇒ run」という具合です。


fast」が「run」の後ろにありますね。


これは「fast」という単語が ⇒ 「run」という単語を詳しく説明しているのです。
こういう場合、
 「fast」は「run」を修飾している
という具合に表現します。


という具合に、日本語でも、英語でも、「修飾する」という使い方があります。


そして!


実は、もう既に1度やったことですが
「名詞を修飾する品詞」が   ⇒ 形容詞
「名詞以外を修飾する品詞」が ⇒ 副詞
というわけです。(形容詞副詞の詳しい説明はそれぞれのリンクをたどってください)


以上の内容について、お分かりいただけましたでしょうか?
以上が「修飾する」という言葉に関する基礎知識です。


実は実は!
「修飾する」という言葉の説明には、さらに別の説明を加えたい! と私は思っています
それは、言ってみれば、「修飾する」に関する「応用知識」…ですね。
でもそれは、3,4回先の回で説明します。それまでお待ちください。お楽しみに。
(「修飾する」の説明の続き(「修飾する part2」)ができました! ですが、できればまだここは読まずに↓このまま「順番どおり」次回の方をお読みください。そのほうが、part2の内容がよくわかると思います。)


次回は木曜日の更新です。


(↓目次はこちら)
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2009年4月23日

謎の言葉?よく見かける『文法用語』を教えます!(12)

謎の言葉?よく見かける『文法用語』を教えます!


今回は「分詞」という言葉の説明しましょう。今日は前編です。


分詞」には「過去分詞」と「現在分詞」があります。そこをまず抑えましょう。まずは「過去分詞」の話を「ちょこっと」します。


-----------------------------------
過去分詞


過去分詞」は中学のある日、突然出てきます。それは「過去形」を習うときに出てきます。
授業で「過去形」を習うとき、なぜか過去形のみを教わりません。なぜか「過去分詞」なるものを同時に教わります。これが普通の人にとって最初に「分詞」に出くわす瞬間です(学校によっては2度目かもしれませんが)。


「過去分詞」…なんでこんなのを過去形と同時に教わるんだろう?
と当時の私は疑問に思ったものです。


しかし、しばらくするとすぐに「受動態」というものを習いました。その後「完了形」というものも習いました。


受動態は ⇒ be+過去分詞
 例 He was kicked by her.(彼は彼女に蹴られた)
    be + 過去分詞


完了形は ⇒ have(has, had)+過去分詞
 例 I have lived in Tokyo for three years.(私は3年間東京に住んでいる)
    have+過去分詞


といったものです。


ここで「ああ、なるほど。『過去分詞』って、『受動態』や『完了形』を作るときに使う形なんだ」と認識するはずなんです。


ここに盲点の1つがあります。確かに『過去分詞』って、『受動態』や『完了形』を作るときに使う形です。しかし、それ以外にも使われるのです。それは普通は高校で習います(中学でも習う可能性もありますが…)
 当時アンポンタンだった私は↓こう思っていました
『過去分詞』は『受動態』や『完了形』を作るときに使う以外は使われない!
 ↑
 これは、とんでもない間違いでした! ><
過去分詞』が『受動態』や『完了形』のとき以外で使われるケースについては、次回説明します。


----------------------
現在分詞


みなさんが「現在分詞」と最初に出くわすタイミングは、実は意外なときなのです。
「現在分詞」という言葉を習わずに「現在分詞」を習います
「? なんのこっちゃ?」と思われるかもしれませんねえ(^^;


中学のあるとき、「進行形」という形を習うはずです。


進行形 ⇒ be+~ing
 例 He is running in the street.(彼はその通りを走っている)
    be+ ~ing


このとき
「『進行形』って be+~ing にして『~している』という意味を作るんだな」
と、多くの人が認識するはずです。もちろんそれは間違いではありません。


ここに盲点の1つがあります。確かに『進行形』って be+~ing にして『~している』を作るときに使う形です。


このとき(進行形のケース)の ~ing は、実は「現在分詞」と呼ばれるものだったのです。
つまり、
 「進行形」とは ⇒ be+現在分詞
だったのです。どうです? 知らなかった人がいるのではないでしょうか?


高校に入ると、進行形以外のケースで「現在分詞が使われるケース」を習います
それについては、次回説明します。


明日はいつもの文法放送。この続きは月曜日です。


(↓目次はこちら)
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2009年4月27日

謎の言葉?よく見かける『文法用語』を教えます!(13)

謎の言葉?よく見かける『文法用語』を教えます!


今回は「分詞」という言葉の説明しましょう。今日は後編です。


分詞」には「過去分詞」と「現在分詞」があります。前回は(主に)中学でやった内容を紹介しました。今回は(普通は)高校で初めてやる内容です。


(1)I know the running boy.
(2)I know the boy running in the street.
(3)I know the kicked boy.
(4)I know the boy kicked by her.


上の(1)~(4)をまずご覧ください。
 (1)と(2)は「~ing」がある。でも「進行形(be+~ing)」ではない
 (3)と(4)は「-ed」がある。でも「受動態(be+過去分詞でも完了形(have[has,had]+過去分詞)」でもない
…ということはお分かりになりますでしょうか?


この「~ing」と「-ed」の正体だけ先に言っておきましょう。
この
 (1)と(2)の「~ing」は「現在分詞」である
 (3)と(4)の「-ed」は「過去分詞」である
実は↑こうなんです。


「進行形や受動態や完了形」以外にも、現在分詞過去分詞は使われるのです。これが(1)~(4)のような英文です。


では、「進行形や受動態や完了形」以外で使われる現在分詞過去分詞」がどういったものか?
これについて説明しましょう。


実は
 「進行形や受動態や完了形」以外で使われる現在分詞過去分詞」は
  「形容詞」と似ている
のです。


↑どういうことか分かりますでしょうか?


例えば↓この英文を見てみましょう。
 I know the beautiful boy.
         ↑この beautiful は「形容詞」でしたね。
この形容詞beautiful」は、次の名詞boy」を修飾しています。
 beautiful ⇒ boy
  美しい ⇒ 少年
といった具合です。だから
 I know the beautiful boy.←この意味は
 ⇒「私はその美しい少年を知っている」
となります。


では、beautifulrunning取り換えます
(1)I know the running boy.←この意味はどうなるでしょうか?
実は、この running は「走っている」という意味を持っています。


 ほら! ↓進化形のとき
 He was running. 「彼は走っている」という意味でしたよね。


(1)I know the running boy.の場合の「running」は
 進行形のときに作られる意味⇒「走っている」という意味があるのです。
だから、
(1)I know the running boy.の意味は
   ⇒「私はその走っている少年を知っている」
となるのです。
 この使い方は「形容詞beautiful」の使い方とソックリです。
つまり
  beautiful ⇒ boy
  美しい ⇒ 少年
となるのと同じように
  running ⇒ boy
走っている ⇒ 少年
という具合です。


ようするに、
 running は、名詞boy修飾している
のです。


今度は↓このケースを見てみましょう。
(2)I know the boy running in the street.
今度は、boyrunning位置が、(1)と逆転しています。
しかし、実は(2)も(1)と同じように
 running は、名詞boy修飾している
のです。


(1)と(2)の相違点は、修飾語句が「1語」か「2語以上」か、という点です。


修飾語句が「語」の場合⇒「分詞名詞」の順番になります。
 例:(1)I know the running boy.(私は走っている少年を知っている)
修飾語句が「以上」の場合⇒「名詞分詞」の順番になります。
 例:(2)I know the boy running in the street.(私はその通りを走っている少年を知っている)


どちらにしろ、「現在分詞running」は「名詞 boy」を修飾しています。
「1語のみ」か「2語以上」かで、「からかかる」か「ろからかかるか」が決まるのです。
ここまでよろしいでしょうか?

 それにしても、英語の苦手な人は(1)や(2)のような英文の意味を捉えるのは難しいのではないかと思います。
(1)I know the running boy.
(2)I know the boy running in the street.
   どうです? ↑こういった「現在分詞が、形容詞のように名詞修飾している英文」の意味が「楽に」わかりますか? 特に(2)のように「後ろからかかる」場合、意味を取りづらいと思います。いかがでしょうか?


------------
今度は、(3)と(4)について考えます。実は(1)と(2)とさほど変わらないのですけどね。


例えば↓この英文を見てみましょう。
 I know the beautiful boy.
         ↑この beautiful は「形容詞」でしたね。
この形容詞beautiful」は、次の名詞boy」を修飾しています。
 beautiful ⇒ boy
  美しい ⇒ 少年
といった具合です。だから
 I know the beautiful boy.←この意味は
 ⇒「私はその美しい少年を知っている」
となります。


では、beautifulkicked取り換えます
(3)I know the kicked boy.←この意味はどうなるでしょうか?
実は、この kicked は「蹴られた」という意味を持っています。


 ほら! ↓受動態のとき
 He was kicked. 「彼は蹴られた」という意味でしたよね。


(3)I know the kiced boy.の場合の「kicked」は
 受動態のときに作られる意味⇒「蹴られた」という意味があるのです。
だから、
(3)I know the kicked boy.の意味は
   ⇒「私はその蹴られた少年を知っている」
となるのです。
 この使い方は「形容詞beautiful」の使い方とソックリです。
つまり
  beautiful ⇒ boy
  美しい ⇒ 少年
となるのと同じように
  kicked ⇒ boy
蹴られた ⇒ 少年
という具合です。


ようするに、
 kicked は、名詞boy修飾している
のです。


今度は↓このケースを見てみましょう。
(4)I know the boy kicked by her.
今度は、boykicked位置が、(3)と逆転しています。
しかし、実は(4)も(3)と同じように
 kicked は、名詞boy修飾している
のです。


(3)と(4)の相違点は、修飾語句が「語」か「以上」か、という点です。


修飾語句が「語」の場合⇒「分詞名詞」の順番になります。
 例:(3)I know the kicked boy.(私は蹴られた少年を知っている)
修飾語句が「以上」の場合⇒「名詞分詞」の順番になります。
 例:(4)I know the boy kicked by her.(私は彼女に蹴られた少年を知っている)


どちらにしろ、「過去分詞kicked」は「名詞 boy」を修飾しています。
「1語のみ」か「2語以上」かで、「からかかる」か「ろからかかるか」が決まるのです。
ここまでよろしいでしょうか?

 それにしても、英語の苦手な人は(3)や(4)のような英文の意味を捉えるのは難しいのではないかと思います。
(3)I know the kicked boy.
(4)I know the boy kicked by her.
   どうです? ↑こういった「過去分詞が、形容詞のように名詞修飾している英文」の意味が「楽に」わかりますか? 特に(4)のように「後ろからかかる」場合、意味を取りづらいと思います。


また!


(3)や(4)ように「過去分詞」が規則変化する動詞(もしくは1部の不規則変化動詞)の場合、(1)と(2)と違い、『もっと間違い易く』なります。


例えば
 ↓これを見た場合
(3)I know the kicked boy.
(4)I know the boy kicked by her.


  ↑(3)や(4)の kicked が「動詞の過去形」に見えないでしょうか? どうでしょうか? 特に英語の苦手な人は『過去分詞だ』とは思えず、「過去形」と判断し、間違った文の意味を作ってしまうことがほとんどです。


でも、(3)(4)英文kicked は絶対に「過去分詞」なのです。
どうしたら、すぐにそれがわかるでしょうか?
方法をご説明します。


・(3)の場合(こっちは(4)に比べれば簡単)
(3)I know the kicked boy.
   もし、kicked が「動詞の過去形」であれば、kicked の『手前』は「主語になる名詞」があるはずです。
 例えば You kicked him.(あなたは彼を蹴った)
        ↑
    こんなふうに、 kickd の『手前』には「主語you)」という「名詞」が必要なはずです。
しかし
(3)I know the kicked boy.
         ↑
   kicked の『手前』には、「名詞」がありません。(the という冠詞になっています)
したがって、
 「(3)I know the kicked boy.」の kicked は「動詞の過去形」のはずがありません


「動詞の過去形でない場合」は ⇒ 残りの唯一のケース、すなわち、
 「過去分詞
…と分かるのです。


・(4)の場合(こっちは(3)に比べれると難しい)
(4)I know the boy kicked by her.


(4)の場合、「動詞の過去形」か「動詞の過去分詞」か怪しい単語(今回ならば、kicked)をもう少し詳しく調べる必要があります。その単語が「自動詞か他動詞のどちらなのか」か重要になります。
 今回は kick です。kick は通常「他動詞」ですね。だから、目的語が『直後』に必要です。
 例えば You kicked him.(あなたは彼を蹴った)
                 ↑
 kicked の『直後』には、こんなふうに「目的語him)」という「名詞」が必要なはずです。
しかし
(4)I know the boy kicked by her.
                     ↑
   kicked の『直後』には「名詞」がありません。(by という前置詞になってしまっています)
したがって、
 「(4)I know the boy kicked by her.」の kicked は「動詞の過去形」のはずがありません


「動詞の過去形でない場合」は ⇒ 残りの唯一のケース、すなわち、
 「過去分詞
…と分かるのです。


「過去分詞か、過去形か」が怪しい単語に出くわした場合、どちらなのかを、こうやって1回1回確認する必要が、英語が苦手な人にはあると思います。


以上が、「分詞」の基本用法でした。




なお、分詞についてはまだ説明しなければならないものが残っています。
それは「分詞構文」と呼ばれるものです。分詞構文は分詞構文でとても厄介です。


分詞構文の説明は「ここ」にあります。分詞構文を学びたい人はここでしっかり内容を把握しましょう。


以上が「分詞」の説明でした。いかがだったでしょうか?


次回は木曜日の更新です。


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2009年4月30日

謎の言葉?よく見かける『文法用語』を教えます!(14)

謎の言葉?よく見かける『文法用語』を教えます!


今回は「句と節」という言葉の説明しましょう。今日は概略だけですが。
それにしても、句とはなんでしょう? 節とはなんでしょうか?


みなさんは「○○句」という言葉や「□□節」という言葉を聞いたことぐらいはあると思います。
ではみなさん、その意味をきちんと理解されているでしょうか? そこを正しく認識しよう、というのが今回のテーマです。


まずは、「」と「」のそれぞれの定義です。


」…文中の「意味のある塊」のうち、S+Vないもの
」…文中の「意味のある塊」のうち、S+Vあるもの


となります。これだけなんですが、これでも何のこっちゃ? と思います。


とりあえず、以下例文を書きます。
読んでみて、それぞれの文の「下線部」が「句」なのか、「節」なのかを考えていただけないでしょうか?。


1、The accident happened on September 13, 2000.(その事故は2000年9月13日に起こった)
2、Many people don't know the meaning of this word.(多くの人々はこの言葉の意味を知らない)
3、To speak English well is difficult.(英語を上手に話すことは難しい)
4、He has the ability to speak English well. (彼は英語上手く話す能力がある)
5、To speak English well, he needs more practice. (英語を上手く話すために、彼はもっと練習が必要だ)
6、He likes playing the guitar. (彼はギターを弾くことが好きだ)
7、The people participating in the event are "OTAKU".(そのイベントに参加している人々はオタクである)
8、Reading a book quietly at night, I feel very happy.(本を静かに読んでいるとき、私はとても幸福だと感じる)


9、I know that he loves her. (私は彼が彼女を好きなことを知っている)
10、I know the girl that he loves. (私は彼が好きな少女を知っている)
11、When I read a book quietly at night, I feel very happy.(本を静かに読んでいるとき、私はとても幸福だと感じる)


いかがでしょうか?


実は「1~8」の下線部は「」です。下線部に【 S(主語)とV(動詞)】がありますか? ないですよね。こういう「」は「」と呼ばれます。


実は「9~11」の下線部は「」です。下線部に【 S(主語)とV(動詞)】がありますか? こちらはありますね。こういう「」は「」と呼ばれます。


まだまだ分かりにくいと思います。しかし今回はとりあえず、大きく「句」と「節」の違いを知っていただければと思います。


明日はいつもの文法放送。この続きは来週の月曜日です。


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2009年5月 4日

謎の言葉?よく見かける『文法用語』を教えます!(15)

謎の言葉?よく見かける『文法用語』を教えます!


今回は「名詞句」「形容詞句」「副詞句」という言葉の説明しましょう。
名詞句とはなんでしょう? 形容詞句とはなんでしょう? 副詞句とはなんでしょうか?


まず「」についてです。これは前回やりましたね。見損なっている人は確認しましょう。


」…文中の「意味のある塊」のうち、S+Vないもの


でした。
」は正確には次の2種類で分類します。
(A)先頭にある語句で分類
(B)文中での「働き」で分類
この2つです。


次のつを
(A)先頭にある語句で分類
してみましょう。


1、The accident happened on September 13, 2000.(その事故は2000年9月13日に起こった)
on という前置詞から始まっているから⇒「前置詞句
2、Many people don't know the meaning of this word.(多くの人々はこの言葉の意味を知らない)
of という前置詞から始まっているから⇒「前置詞句
3、To speak English well is difficult.(英語を上手に話すことは難しい)
to不定詞」から始まっているから⇒「不定詞句
4、He has the ability to speak English well. (彼は英語上手く話す能力がある)
to不定詞」から始まっているから⇒「不定詞句
5、To speak English well, he needs more practice. (英語を上手く話すために、彼はもっと練習が必要だ)
to不定詞」から始まっているから⇒「不定詞句
6、He likes playing the guitar. (彼はギターを弾くことが好きだ)
動名詞」から始まっているから⇒「動名詞句
7、The people participating in the event are "OTAKU".(そのイベントに参加している人々はオタクである)
現在分詞」から始まっているから⇒「分詞句
8、Reading a book quietly at night, I feel very happy.(本を静かに読んでいるとき、私はとても幸福だと感じる)
現在分詞」から始まっているから⇒「分詞句


となります。6~8の区別は分からない人がいるかもしれません。しかしそういう人でも、ここではとりあえず「そうなんだ」と思ってください。


実は、句の分類では、↑このように「(A)先頭にある語句で分類」ではあまり呼ばれません。
上の1~8も、通常は「(B)文中での「働き」で分類」されて、それぞれ呼ばれます。


(B)文中での「働き」で分類
 …↑この分類法だと
名詞句
形容詞句
副詞句
3種類しかありません。


今回はこれを分かってもらうための回とします。


(B)文中での「働き」で分類するわけですから、
名詞句とは、 ⇒文中で「名詞の働きをする
形容詞句とは ⇒文中で「形容詞の働きをする
副詞句とは  ⇒文中で「副詞の働きをする
となります。


 このままではまだ分からないと思いますのでもう少し噛み砕きます。


・「名詞の働き」とは⇒文の中で「主語」や「目的語」、(場合によっては)「補語」になる働きです。この回の「名詞相当語句」の説明を参照。
・「形容詞の働き」とは⇒「名詞修飾する働きです。この回を参照。
・「副詞の働き」とは⇒「名詞以外修飾する働きです。この回を参照。


ということは、


名詞句とは、 ⇒文中で「主語」や「目的語」、(場合によっては)「補語」になる働きをする
形容詞句とは ⇒文中で「「名詞修飾する働きをする
副詞句とは  ⇒文中で「「名詞以外」を修飾する働きをする
となります。


ここまでよいでしょうか?


では先ほどの、1~8
(B)文中での「働き」で分類
だと、それぞれ何に当たるかを確認しましょう。


1、The accident happened on September 13, 2000.(その事故は2000年9月13日に起こった)
動詞 happen」を修飾している⇒「副詞句
2、Many people don't know the meaning of this word.(多くの人々はこの言葉の意味を知らない)
名詞 meaning」を修飾している⇒「形容詞句
3、To speak English well is difficult.(英語を上手に話すことは難しい)
To speak English well」は、文の中で「主語」⇒「名詞句
4、He has the ability to speak English well. (彼は英語上手く話す能力がある)
To speak English well」は「名詞 ability」を修飾している⇒「形容詞句
5、To speak English well, he needs more practice. (英語を上手く話すために、彼はもっと練習が必要だ)
To speak English well」は「he needs more practice」という文全体修飾している⇒「副詞句
6、He likes playing the guitar. (彼はギターを弾くことが好きだ)
playing the guitar」は、文の中で他動詞 like の「目的語」⇒「名詞句
7、The people participating in the event are "OTAKU".(そのイベントに参加している人々はオタクである)
participating in the event」は「名詞 people」を修飾している⇒「形容詞句
8、Reading a book quietly at night, I feel very happy.(本を静かに読んでいるとき、私はとても幸福だと感じる)
Reading a book quietly at night」は「I feel very happy」という文全体修飾している⇒「副詞句


という具合になります。わかりますでしょうか?


多くの参考書には「名詞句」「形容詞句」「副詞句」という言葉が踊っています。あるいは英語の先生方が、これらの言葉を使って説明してくださるでしょう。それらは↑上記のような役目を果たしているわけです。


特に「不定詞」が使われた場合、その部分だけでは【何句】か分かりません。上の3~5はみな「To speak English well」が「」です。
ですが、それぞれ、「名詞句」「形容詞句」「副詞句」と別個です。形だけでは「何句」は決まらないのです。「文中での使われ方」で「何句」かが決まるのです。よろしいでしょうか?


次回は、「名詞」「形容詞」「副詞」について説明します。
次回は、木曜日の更新です。


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2009年5月 7日

謎の言葉?よく見かける『文法用語』を教えます!(16)

謎の言葉?よく見かける『文法用語』を教えます!


今回は「名詞節」「形容詞節」「副詞節」という言葉の説明しましょう。
名詞節とはなんでしょう? 形容詞節とはなんでしょう? 副詞節とはなんでしょうか?


まず「」についてです。これは前々回やりましたね。見損なっている人は確認しましょう。


」…文中の「意味のある塊」のうち、S+Vあるもの


でした。
」は基本的には次の2種類で分類します。実は句とよく似ています。
(A)先頭にある語句で分類
(B)文中での「働き」で分類
この2つです


次のつを
(A)先頭にある語句で分類
してみましょう。
9、I know that he loves her. (私は彼が彼女を好きなことを知っている)
that という単語から始まっているから⇒「that節
10、I know the girl that he loves. (私は彼が好きな少女を知っている)
実はこの that は接続詞ではなく関係詞なので⇒「関係詞節」(thatから始まっているので⇒「that節」と呼ばないこともない。しかしthatが関係詞節の場合はあまり、that節とは呼ばれない)
11、When I read a book quietly at night, I feel very happy.(本を静かに読んでいるとき、私はとても幸福だと感じる)
when という単語から始まっているから⇒「whenの節」(「that節、if節」以外は、大体、“when「の」節”といった具合に、「の」という言葉が入ります。入らない場合もあります)


となります。


節の分類では、↑このように「(A)先頭にある語句で分類」でもよく呼ばれます。
しかし「(B)文中での「働き」で分類」でもよく呼ばれます。


(B)文中での「働き」で分類
 …↑この分類法だと
名詞節
形容詞節
副詞節
3種類しかありません。


今回はこれを分かってもらうための回とします。


(B)文中での「働き」で分類するわけですから、
名詞節とは、 ⇒文中で「名詞の働きをする
形容詞節とは ⇒文中で「形容詞の働きをする
副詞節とは  ⇒文中で「副詞の働きをする
となります。


 このままではまだ分からないと思いますのでもう少し噛み砕きます。


・「名詞の働き」とは⇒文の中で「主語」や「目的語」、(場合によっては)「補語」になる働きです。この回の「名詞相当語句」の説明を参照。
・「形容詞の働き」とは⇒「名詞修飾する働きです。この回を参照。
・「副詞の働き」とは⇒「名詞以外修飾する働きです。この回を参照。


ということは、


名詞節とは、 ⇒文中で「主語」や「目的語」、(場合によっては)「補語」になる働きをする
形容詞節とは ⇒文中で「「名詞修飾する働きをする
副詞節とは  ⇒文中で「「名詞以外」を修飾する働きをする
となります。


ここまでよいでしょうか?


では先ほどの、9~11
(B)文中での「働き」で分類
だと、それぞれ何に当たるかを確認しましょう。


9、I know that he loves her. (私は彼が彼女を好きなことを知っている)
他動詞 know」の目的語が「that he loves her」である。目的語名詞しかなれない。⇒「名詞節
10、I know the girl that he loves. (私は彼が好きな少女を知っている)
この that は、loves の目的語がないことから分かるように関係詞。手前の「名詞 girl」を修飾している⇒「形容詞節
11、When I read a book quietly at night, I feel very happy.(本を静かに読んでいるとき、私はとても幸福だと感じる)
When I read a book quietly at night」は「I feel very happy」という文全体修飾している⇒「副詞節


という具合になります。わかりますでしょうか?


多くの参考書には「名詞節」「形容詞節」「副詞節」という言葉が踊っています。あるいは英語の先生方が、これらの言葉を使って説明してくださるでしょう。それらは↑上記のような役目を果たしているわけです。


前回で⇒「名詞句」「形容詞句」「副詞句
今回で⇒「名詞節」「形容詞節」「副詞節
を説明してみました。いかがでしょうか? こういった言葉が出てきたとき、しっかり意味を把握して、そして説明を正しく認識できればと思います。


明日はいつもの文法放送。次回は、月曜日の更新です。


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2009年5月11日

謎の言葉?よく見かける『文法用語』を教えます!(17)

謎の言葉?よく見かける『文法用語』を教えます!


今回は「修飾する part2」です。「修飾する part1」はこちら。できればいったんpart1を確認してください。


一応改めて「修飾する part1」でやった内容の確認をしましょう。


修飾するとは
 ⇒文中のある語(句)が、別の単語の意味を「詳しく説明する」こと


「名詞を修飾する品詞」が   ⇒ 形容詞
「名詞以外を修飾する品詞」が ⇒ 副詞
というわけです。(形容詞副詞の詳しい説明はそれぞれのリンクをたどってください)


以上でした。


今回のpart2では、「形容詞」と「副詞以外のものの「修飾」について説明します。
形容詞」や「副詞ではないものが、単語や文を修飾することがとあるのです。それを紹介します。
というか、本当は既に説明し終えているんですけどね。


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名詞を修飾するもので、形容詞」以外のもの】とは、「形容詞」と「形容詞」のことです。ちょっと前にやったばかりですよ^^ 一応的まとめますと以下のようになります。


名詞を修飾するもので、形容詞」以外のもの
→「形容詞
<1>分詞(句)が「名詞」を修飾(詳しくはこちら(13)
 ・現在分詞のパターン
(1)I know the running boy.(私はその走っている少年を知っている)[runningboy修飾]
(2)I know the boy running in the street.(私はその通りを走っている少年を知っている)[running in the streetboy修飾]
 ・過去分詞のパターン
(3)I know the kicked boy.(私は蹴られた少年を知っている)[kickedboy修飾]
(4)I know the boy kicked by her.(私は彼女に蹴られた少年を知っている)[kicked by herboy修飾]


<2>前置詞句が「名詞」を修飾
Many people don't know the meaning of this word.(多くの人々はこの言葉意味を知らない)[of this wordmeaning修飾]


<3>不定詞(句)が「名詞」を修飾
He has the ability to speak English well. (彼は英語上手く話す能力がある)[to speak English wellability修飾]


→「形容詞
関係詞(節)が「名詞修飾
I know the girl that he loves. (私は彼が好きな少女を知っている)[that he lovesgirl修飾]


ここまでよろしいでしょうか?
では続き。

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【名詞以外を修飾するもので、「副詞」以外のもの】とは、「副詞句」と「副詞節」のことです。ちょっと前にやったばかりですよ^^ 一応的まとめますと以下のようになります。


名詞以外を修飾するもので、副詞」以外のもの
→「副詞
<1>分詞(句)が「文全体」を修飾(全て分詞構文。詳しくはこちら[長い&難しい])
 ・現在分詞のパターン
Reading a book quietly at night, I feel very happy.(本を静かに読んでいるとき、私はとても幸福だと感じる)[Reading a book quietly at night が I feel very happy という「文全体」を修飾]
 ・過去分詞のパターン
Killed by him, she was 18 years old.(彼によって殺されたとき、彼女は18歳だった)[Killed by him が she was 18 years old という「文全体」を修飾]


<2>前置詞(句)が動詞や文全体などを修飾
The accident happened on September 13, 2000.(その事故は2000年9月13日起こった)[on September 13, 2000happened修飾]


<3>不定詞(句)が動詞や文全体などを修飾
To speak English well, he needs more practice. (英語を上手く話すために、彼はもっと練習が必要だ)[To speak English well が he needs more practice という「文全体」を修飾]


副詞節
<1>接続詞が付いている節が、「文全体」を修飾
When I read a book quietly at night, I feel very happy.(本を静かに読んでいるとき、私はとても幸福だと感じる))[When I read a book quietly at night が I feel very happy という「文全体」を修飾]


<2>複合関係代名詞複合関係副詞が付いている節が、「文全体」を修飾
Wherever he may go, his dog follows him.(彼がどこへ行こうとも、彼の犬は彼の後を追う)[Wherever he may go が his dog follows himという「文全体」を修飾]


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という具合です。英文解釈の授業や参考書で【修飾する】という言葉が出てきた場合、そのほとんどのケースがこの「part2」のような使われ方のはずです。それぞれどういう構造になっているか、ぜひともよ~くチェックしてください。


次回は木曜日の更新です。


(↓目次はこちら)
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2009年5月14日

謎の言葉?よく見かける『文法用語』を教えます!(18)

謎の言葉?よく見かける『文法用語』を教えます!


今回は「謎の言葉?よく見かける『文法用語』を教えます!」の最終回です。最後は「構文」という言葉です。構文とはなんでしょうか? 皆様お分かりになりますか? 意外と説明しにくいものだと思います。


実は「構文」とは「文法であれ、熟語であれ、参考書の筆者が『複雑で独自の構造を持つ特徴的な型』と認識したもの」と定義できると思います。


実はこれは、私のサイトで説明しています。こちらへどうぞ!^^


以上で、今回のシリーズはおしまいです。どうでしたか? 


今回このシリーズで取り上げた文法用語は実は、「最低限、内容を知って欲しい文法用語」のつもりなのです。文法用語なんてまだまだたくさんありますが、これらは最低限度です。


英文解釈の学習時を考えますと、文法用語を全く使わず説明することは実はとても難しいです。少なくとも私にはできません。これらの文法用語は学習時に必ず出てくる言葉だと思います。分からない文法用語に出くわしたとき、今回のシリーズの該当ページをご参照くだされば、内容を間違えずに学習ができると思います。逆に「その文法用語の定義を間違って覚えてしまった」ら、せっかくの学習内容も「間違って覚える」ことになります


皆様はそうならないように、文法用語を上手く活用できることを願って止みません。


明日はいつもの文法放送。次回は月曜日の更新ですが、これは雑談です。
新しいシリーズは来週の木曜日から始めます。お楽しみに。


(↓目次はこちら)
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