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苦手なりの受験英語!

 

2010年12月 6日

受験英語 和訳例を作るべきか?(1)

和訳例を作るべきか


今回のテーマは「受験英語 和訳例を作るべきか?」とします。


けっこう議論になりやすい話題かな~と思い、作成しました。


ここを見ている受験生・高校生は、長文問題の和訳例を作っていますか? いらっしゃいませんか?

全訳賛成派にろ、反対派にしろ、色々な意見があると思います。
その辺を今回は深く考察いたします。このあたりはけっこう根深いものがあると思います。
意見の対立とかね(^^;
ある先生は「全訳しろ!」と言い別の先生は「全訳など時間の無駄だ!」と言うのですよ!


さあどうなるでしょうか? 次回から本格的に始めます。
続きは木曜日です。


(↓目次はこちら)
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2010年12月 9日

受験英語 和訳例を作るべきか?(2)

和訳例を作るべきか


では始めましょう。
まずそもそも、ここで『1つの疑問が(湧くひとは)湧く』のです。


「和訳例を作らないってどういうこと?


という疑問です。
実は私はこのタイプ(この疑問が湧く人)でした。


最初、私は
和訳例を自力で作らなくて良いのだ最初から正しい和訳例を見れば良いのだ」という意味なのか、と思っていました。
今、ここを見てる人も同じふうに思う方がいらっしゃると思います。
実は、必ずしもこの意味を指さないのです。(指す場合もありますが)


このタイプは「『和訳例』というか『対応する日本語文』がないと安心できない・理解できないタイプ」です。


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実は「そうではないタイプの人」も大勢いるのです。日本語文の必要性を感じないタイプなのです。
このタイプの人」は概ね↓こんな感覚です。


単語とか、ある程度の単語の塊の意味だけ拾ろって行けばさー、大体の意味が分かるだろうに。それで良いではないか?」


このタイプは大体の意味がつかめれば良し!」とするタイプです。大体で問題がない・安心できる」というタイプです。


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実は、
前者英語が嫌いになる確率が高い
(高いだけである・好きになる人も大勢いる)


後者英語が好きになる確率が高い
(好きになるが、成績が高校で下がる人も大勢いる)
(英語が嫌いな人はあまりいない)


はずです。
実は、この違いが、今回のテーマ「和訳例を作るべきか」という問題に大きく関わってきます。
この違いの影響は無視できないのです。
この「違い」の話は、次々回か、それ以降でお話します。


次回は、日本の受験英語の歴史上での「和訳例」についてお話します。


明日はいつもの文法放送。この続きは来週の月曜日です。


(↓目次はこちら)
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2010年12月13日

受験英語 和訳例を作るべきか?(3)

和訳例を作るべきか


今日は、今から50年~60年ぐらい前の大学受験英語について語ります。
これ和訳例とは切っても切り離せないことなのです。


今と違って、当時は、大学進学率も今と違ってかなり低いものでした。そのうえ「マークシート」なんて無かった時代です。そのため、問題の傾向が今とは全然違うものでした


当時の入試には、今みたいに30行も100行も続くような長~~~い英文なんて、試験に1問も無かったのです。せいぜい20行ぐらいの英文でした。


それを全訳せよ!


というのが当時の主要な問題だったのです。
ちゃんとした「美しい日本語にいかに近づけるか」...で合否が決まっていたのです。
今みたいに、選択肢から「内容に合うものを選べ」みたいな問題は(無いとは言いませんがかぎりなく)少なかったのです。


したがって、当時の受験生は、みんな【全訳の練習】をしていたのです。そして先生から「より美しい日本語の訳例を作れるようになるように」指導されていたのです


これを「英文解釈」と読んでいました。


今でも売られている旺文社の「英文標準問題精講」はその手の問題を解けるようになるための「古典的な名参考書」として有名なのです。中身を見ていただければ分かりますが、英文は今の受験英語と違って、かなり短いです。


つまり、もしあなたが50年以上昔の受験生であったならば、「必ず和訳例作成演習」をしていたはずです。


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この影響が現代でもあるといえばあります。
・伝統的なリーダーの学習は今でも生徒に全訳をさせるはずです。(最近はそうでもない授業があると聞いてはおりますが...)


また、おじいちゃん、おばあちゃん先生は「全訳しない受験勉強なんてありえない」と考えるはずです。


このあたりを背景知識としては一応覚えて置いてください。
よろしいでしょうか?


続きは木曜日です。


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2010年12月16日

受験英語 和訳例を作るべきか?(4)

和訳例を作るべきか


今回は「和訳例を作りたがるかどうか」という話をまずします。


私のブログを長年読んでくださっている方は、「マウスバードは全訳を作りたがっている・薦めている」ということをよくご存じのはずです。
 とはいえですよ。私は最初からはそうではなかったです。私が中学、高校時代において、課題の英文の全訳例を私が作りたがるわけが無い! 英文を率先して見ないので、和訳例なんて作りっこないのですよw。


つまり、英語が嫌いな高校生は「和訳なんか作りたがるわけが無い」のです。


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じゃあ、英語が好きな高校生はどうか? 実は2種類います。作りたがる英語好きの高校生もいれば、作りたがらない高校生もいます。最近は「作りたがらない」ほうが多いと思います。


 先に少数派の「全訳を作りたがる英語好き」の方について書きましょう。こちらは作るには作るのですが「美しい意訳例を作りたがる」人です。意味は大体分かるので、それを美しい日本語に「仕上げたい」のです。ですが最近は、このタイプは少数派になってきました。今回はこのタイプはあえて無視いたします。(このシリーズのどこかでは登場させたいですが)


 そうではない(圧倒的多数の)英語好きの方は「和訳例」を作りたがりません。彼らは和訳例を作ろうと思えば作れます。ですが、そんなことをしなくても、大体意味を把握できるので、日本語訳を作成する必要性を感じないのです。


 それと「英語そのもの」を覚えようとしているケースがあります。将来「英語を喋りたい!」という意識が強い人ほど、英語そのもののニュアンス的なものを捕らえようとします。This is a pen. なら、This is a pen. そのものを覚えようとし、このとき(これはペンです)といった「日本語」を覚えようとはせず、This is a pen. を覚えようとするのです。


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ここまでで、私が何を言いたいか分かるでしょうか?


私が言いたいのは、
英語が嫌いな人も、好きな人も、共に多くは「和訳例なんて本当は作りたくない」と思っている
ということです。共に「作りたくない」という点では意見が一致しているのです。


し・か・し!


「和訳例を作りたがらない理由」が、英語嫌い英語好きとでは別である!!


これを私は主張したいのです。


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端的にまとめましょう。


英語が嫌いな人の本音和訳例なんか作りたくない!
(理由A・作るのに膨大な時間と労力がかかり、めんどくさいから)
(理由B仮に作っても意味が合っている自信がなく、作った場合大概間違っているから(間違いを指摘され、恥をかくのが嫌だ!!)
正しい和訳例が欲しいか?⇒是が非でも欲しい! どんな些細なものでも無いと不安。


英語が好きな人の本音和訳例なんか作りたくない!
(理由A・作るのに膨大な時間と労力がかかり、めんどくさいから)
(理由C・概ねの意味があっていれば良いと思っているし、それなら大体いつも意味をちゃんと把握している。だから全訳を作成する必要性を感じない)
(理由D・英語そのものを覚えようとしているから)
正しい和訳例が欲しいか?⇒あればいいくらい。無くたって一向に構わない。難しいものは欲しいけれども。


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英語嫌いも、英語好きも、和訳例を作りたがらないのは
(理由A作るのに膨大な時間と労力がかかり、めんどくさいから
という点では一致しています。


しかし、他は真逆!


英語嫌い
間違うから作りたくない!(間違いが恥ずかしい)


のに対し、


英語好き
合うから作りたくない!(労力の浪費以外の何ものでもない)


のです。


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また、「正しい模範和訳例」を


英語嫌い絶対欲しい。入手したい!
英語好きあれば欲しい。必要ではない。


と、温度差がでます。ここまでよろしいでしょうか?


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さて、この事情を踏まえて、ひとつ考えて欲しいことがあります。
次の、A先生の意見とB先生の意見、どちらがあなたはお好みですか?


A先生の意見・「和訳例は必ず作りましょう!
B先生の意見・「和訳例を作る必要はありませんそんなことしなくても私は英語が得意になりました


あなたが英語が好きでも嫌いでも、B先生の意見を好むはずです。


ですがよーく考えてくださいB先生は英語が好きな先生です。


つ・ま・り
B先生は
・和訳例を
作った場合、合うから作らなかった(労力の浪費以外の何ものでもなかった)
のです。


理由が嫌いな人とは異なるのです!


和訳例を作った場合、間違うような人は、
 ⇒和訳例を作るべき!!!
  ……と思いませんか???


 ⇒作った場合「間違う」⇒「テストで×になる」のですから!


と、まず、軽く疑問を投げかけておきます。


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明日はいつもの文法放送。この続きは来週の月曜日です。


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2010年12月20日

受験英語 和訳例を作るべきか?(5)

和訳例を作るべきか


さて、今回は(恐れ入りますが)まず問題を1問出します。解いてください。


問題:次の英文の和訳例を書きなさい。


I know the boy whom she loves.


---------


必ず書いてください。
書きましたか?


では、↓次の日本語を見てください。


(1)「私は彼女を愛している少年を知っている」


 ↑この日本語を見てどう思いましたか?


「さっきの問題の英文の和訳例か」...と思いましたか?
そう思った人!! 手を上げてください! ...(A)








はい、残念!! 大間違い! Ψ(`∀´)Ψ 
これは、英語が苦手な人が間違う典型的な誤訳例です。


正解は↓
(2)「私は彼女愛している少年を知っている」
です。


はい! ここで質問! 


I know the boy whom she loves.
 「この訳例」としての↓2つの日本語文
(1)「私は彼女愛している少年を知っている」...誤訳例
(2)「私は彼女愛している少年を知っている」...正訳例


 ↑この2つの意味の違いが分かりますか?


ここで差が出ます! あなたは次のどれに近いですか?


(A-1)どこが違うんだ? 全然違わないじゃないか!(`へ´ )
(A-2)あ~よく見たら違う! ふ~ん。でもどうしてそういう意味になるの?」
(B) 「当然やん~これが正しい訳例やん~簡単やんけ(^^)


(A-1)の人は国語力に問題があります。このタイプが最も英語が苦手になりやすい。
(A-2)の人は国語力が少ないかもしれませんが、(A-1)の人よりは国語力があります。ですがたいてい英語が苦手になります。
(B)の人は英語が得意なはずです。


特に(A-1)の人へ。↓よ~く見てください。


(1)「私は彼女愛している少年を知っている」
 ...これは「少年彼女愛している」のです。
  彼女少年愛しているか...は分かりません。


(2)「私は彼女愛している少年を知っている」
 ...これは「彼女少年を愛している」のです。
  少年彼女を愛しているか...は分かりません。


(A-1)の方でも、↑このように説明されれば、普通は「違いが分かる」と思います。どうでしょうか?


I know the boy whom she loves.
 は
×「私は彼女愛している少年を知っている」
「私は彼女愛している少年を知っている」
 なのです。


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ではちょっと考えて欲しいことがあります。
(A-1)(A-2)の人に「和訳例なし」で、


I know the boy whom she loves.
 は
×「私は彼女愛している少年を知っている」
「私は彼女愛している少年を知っている」


納得させることができるでしょうか? 難しいと思いませんか?


だから、少なくとも(A-1)(A-2)の人には「和訳例」が必要だと、私は考えるのです。


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なぜこういう訳例になるか...これは説明が実に難しい! でも実はこれは過去に説明しています。
文構造の説明こちら訳例についてはこちらにあります。訳例が無いと分かりづらいでしょ? Ψ(`∀´)Ψ


続きは木曜日です。


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2010年12月23日

受験英語 和訳例を作るべきか?(6)

和訳例を作るべきか


前回の続きです。↓この話の続きを話します。


I know the boy whom she loves.
(1)「私は彼女愛している少年を知っている」…誤訳例
(2)「私は彼女愛している少年を知っている」…正訳例


(1)(2)を見ると、人によって概ね次の3種類の反応がある。


(A-1)さん「どこが違うんだ? 全然違わないじゃないか!(`へ´ )」
(A-2)さん「あ~よく見たら違う! ふ~ん。でもどうしてそういう意味になるの?」
(B)さん 「当然やん~(2)が正しい訳例やん~簡単やんけ(^^)」


(A-1)さんは国語力に問題がある。最も英語が苦手になる
(A-2)さんは、(A-1)さんほどではないが、国語が苦手英語も苦手
(B)さんは、英語が得意


 ↓


(A-1)さん、(A-2)さんにとっては、和訳例がなければ、意味の違いが説明しにくい理解できない


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-------------------------------


今回はここからです。


え~ではでは…


今度は(B)さんの立場を考えましょう。
 (B)さんには「和訳例」が必要でしょうか?


 ⇒⇒少なくともこの英文に関しては、いらないと思いませんか! だって正しい意味にをちゃんと把握してたのですから!
つ・ま・り
(B)さんの反応になる人には、和訳例は必ずしも必要ではないわけです。(少なくともこの例文に関しては)


で!
普通はこういう人(Bさんタイプ)ばかりが、英語が得意になるわけです!!
(B)さんは、このレベルの英文なら(和訳例がなくても)意味を間違えないからです。


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このような(B)さんタイプの多くは
「え~~(A-1)さん、(A-2)さんでも訳例なんて必要なんてないよ~~」と思うと思います。


なぜならば、(B)さんは、このレベルの英文なら(特に深く考えなくても)「いつも意味が正しく分かってしまうから」です。


(B)さんの場合、(A-1)さん、(A-2)さんの反応を以下の様に普通感じます。


・え~~~?? こんなん、普通「カン」で意味が正しく分かるでしょ?
・もし間違ってたとしても、たまたま、何か勘違いしてただけだよ~
・今度、別の似たような例文を見れば、きっと意味がちゃんと分かるさ!!

しかし
この(B)さんはの考えは、完全な勘違いなのです。


(A-1)さん、(A-2)さんの場合
・カンで正しく意味が分からない
勘違いをしていない。素で間違っている。
・別の似たような例文を見ても毎回必ず間違える


のです。
なにせ私は(A-2)でしたから。


私の感覚の感覚では
I know the boy whom she loves.
のような英文を確実に、
「私は彼女が愛している少年を知っている」…正訳例
とできるまで「半年」はかかりました。それまではこの手の英文は必ず間違えていました


経験者は語るわけです。(^^)


でも、(これが得意な人の特徴なのですが)
(B)さんタイプの方は、私のこうした経験談「そんなはずがない」と思ってしまうのです。
(B)さんにはそんな経験がないためです。


明日は金曜日でいつもなら文法放送ですが、文法放送は今週と来週はお休みです。
この話の続きは来週の月曜日です。


(↓目次はこちら)
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2010年12月27日

受験英語 和訳例を作るべきか?(7)

和訳例を作るべきか


前回は、↓こういう話でした。


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I know the boy whom she loves.


英語が苦手な人は↑これを「もしあえて和訳例を作るとすれば」
(1)「私は彼女愛している少年を知っている」…誤訳
といつも誤訳してしまう。
似たような文は何度やっても誤訳する。苦手な人が意味を正しく認識しているか確認するために和訳例を作ることが必要


英語が得意な人は、「もしあえて和訳例を作るとすれば」
(2)「私は彼女愛している少年を知っている」…正訳
といったような正しい訳例が【簡単に】作れる。得意な人が意味を正しく認識しているか確認するために和訳例を作ることが不要
得意な人は「苦手な人だって、簡単に作れるに違いない」と思っている。←大間違い
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さて今回は、「和訳例を作る作業など必要ないと思っている英語が得意な人」のありがちな意見を話します。


I know the boy whom she loves.
は、もしかすると意味を取り違えるかもしれないのは分かった。だけど少し高度な英文だ。
そうではなく、英語が苦手な人でもやさしい英文から積み重ねれば、訳出なんか考えなくてもできるようになるはずだ


これが大間違いだ、という話です。英語が得意な人には確かに当てはまるのです。


しかし「英語が苦手な人」はそうじゃないのです。全く当てはまならないのです。


英語が苦手な人は、得意な人がやさしいと思う英文の意味を間違うのです。
(いつもの「あの例」は後で書きます)
今回は↓これで行きましょう。
これは、英語が昔の私ぐらい極端に苦手な生徒さん(浪人)が「辞書を使って分からない単語を調べた上で」誤訳した英文です。


Kumiko is thinner than Midori.


得意な人も苦手な人も訳例を作ってみてください。得意な人は意味を考えるだけでもいいです。
作りましたか?


そうしたら、得意な方はぜひこれを「極端に英語ができない私の生徒がどのような訳例を作ったか?」…これを考えてください。絶対に考えてください。
断言しますが、絶対にあなたの想像を超えています!! 当てられっこありません!!
考えましたか?


まず、正しい訳例の1つ。
「久美子はみどりよりも痩せている」
です。


得意な人なら、「なんでこんなん訳出しなきゃなんないんだ? こんな初歩的な英語を間違える奴なんざいないだろうに」とでも思うのではないかと思います。


ところがどっこい。そうは行かないのが英語が苦手な人です。
まず、英語が苦手な人は、thin (痩せている)という単語を覚えていません
つまりこういう人は「thinner は thin に er がついた比較級である」という認識ができない可能性があるのです。この生徒さんは見事に認識していませんでした


そうすると、thinner を辞書で調べるのです。すると thinner は辞書に載っているのです。しかしそれは thin の比較級ではないのです。「thinner」はれっきとした「名詞」で存在しているのです。


thinner 「シンナー」という意味の名詞があるのです。


つまりこの英語が苦手な生徒さん


Kumiko is thinner than Midori.
            ↑
     この thinner を「シンナー」だと思った。


したがって? この生徒さんが作った訳例は、


「久美子はみどりよりもシンナーを多く吸っている」


でした。どうですか? 当たりましたか?


多くの方はここで笑ってしまうかもしれません。
しかしこれは笑ってはいけない話です。


この生徒さんは精一杯頑張って作った訳例です。とてもまじめな生徒さんで、一生懸命考えてこう間違ってしまったのです。


==============


という具合に「英語が苦手な生徒さんが誤訳してしまう例」をあげてみました。
私としては、これで十分に【英語が苦手な方は「得意な人なら簡単に意味が分かる英文」を間違いまくる】とわかってもらえると思っています。


しかし、英語が得意な人中には「それならもっとやさしい英文からにすればいい!と主張する方がいます。


じゃあ出しましょう、あの例を!Ψ(`∀´)Ψ


What is war?


これを訳出してください。
本当に英語が苦手な人はこれさえ意味を間違えるのです。


私の(英語が極端に苦手な)生徒の1人(高3)はこれを


「何戦争ですか?」


と訳出しました。


------------------
このように、英語が苦手な方は「得意な人なら簡単に意味が分かる英文」を間違いまくるのです。


これは、生徒側があらかじめ「訳出」しておかないと、自分で間違いが分からないではありませんか。
間違いを直さないままならば、ちっとも英語の成績は上がらないわけです。


どうやったら英語が苦手な人は直せると思いますか? 英語が苦手な人は「和訳例」を予め作らなければならないと思いませんか?


今回はここまでです。
次回はいつもなら次の木曜日ですが、年末年始なので、お休みにさせてください。
次回は1月6日(木)です。文法授業は1月7日から再開します。


それでは皆様、良いお年を!。


(↓目次はこちら)
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2011年1月 6日

受験英語 和訳例を作るべきか?(8)

和訳例を作るべきか

あけましておめでとうございます。本年もどうぞよろしくお願いいたします。


新年一回目は「和訳例作成反対派」の発想です。
和訳例なんか作ってるから、英語がいつまでたってもできないんだよーと言う人の見解を紹介する回です。


実際「和訳例作成反対派」の方は「本当に和訳例をほとんど作ってきていません」。
そして、彼・彼女らは「その結果ずば抜けて英語が得意になっています」。これは紛れもない事実です。
後で↑この文言はもう1回書きます。Ψ(`▽´)Ψ


======================


彼・彼女らは、ではどうやって得意になっているのでしょうか?
今回はこれを解き明かします。ちょっと大変なんですけどね。がんばって解明してみます。


まず今までに出てきた英文を例を挙げましょう。(順番を逆にしましょう)


What is war? (戦争とは何か?)
Kumiko is thinner than Midori.(久美子はみどりよりも痩せている)
I know the boy whom she loves.(私は彼女が好きな少年を知っている)


彼・彼女らは これらの訳例なんかいちいち作りません。「意味を思い浮かべもしない」と思います。「彼・彼女らの場合、和訳例を作ろうと思えば正しく作れます」。ですが「いつでも正しく作れるので、作るのは時間の無駄」なわけです。


「意味を思い浮かべない」というところを考えてください。
【「意味を思い浮かべない」...という意味】が分かりますか?


彼・彼女らの場合、「英語そのものを思い浮かべる」のです。


つまり、例えば、
戦争とは何か?】という概念を
 「戦争とは何か?」ではなく
 「What is war?と思い浮かべます


実は「What is war?」という英文を脳できちっと覚えてしまっているのです。
「いつかこういった英語をアメリカ人相手に使おう」という意志が強いのかもしれません。(分かりませんが)
とにかく「英文そのもの」を覚えてしまっています
この辺で何回も言っていますが、
英語が得意な人ほど、例文を覚える能力に長けています
英語が苦手な人ほど、例文を覚える能力が低いです


基本的な例文を暗記しているから、例えば
I know the boy whom she loves.
といった英文も
(私は彼女愛している少年を知っている)といった誤訳例を思い浮かべないのです。
なぜなら、彼・彼女らは
 She loves him. 
といった例文を覚えていて、「彼女彼を愛している」とちゃんとした意味を確固として【記憶している】からです。


She loves him.
 を
「彼女~」
  という意味であると記憶しているのです。
「彼女~」
  とは記憶していないのです。


だからちゃんと
I know the boy whom she loves.
 を
「私は彼女愛している少年を知っている」といった正しい意味をちゃんと把握できるのです。


そして、I know the boy whom she loves.
という英文すら「丸々覚えてしまう」のです。
こんな感じで難しい英文をガシガシ覚えて、「いつか使ってやろう! 話してやろう!」と思っているのです。だから、必然的に、やさしい英文から、難しい英文までできるようになっていく「感触」があるわけです。


 もっとも、ここまで極端な人は、(得意な人の中でも)大多数ではありませんですが存在しますし、こういう人は英語がスーパー得意なはずです。こういう人が声高に「和訳例なんか作ってるから、英語がいつまでたってもできないんだよー」と主張します。
(普通は、もうちょっと違うベクトルの話になります。その話は次回お届けします。)


今回のような
英文を(いつか使ってやろうと思っているために)覚えてしまっていて
 →とくに和訳の練習なんかしなくても
 →中学、高校と、意味をちゃんと把握でき続けた人
  ⇒こういう人こそ「英語がスーパー得意な人」になっています。


このように
和訳例作成反対派」の方は「本当に和訳例をほとんど作ってきていません」。
そして、彼・彼女らは「その結果、ずば抜けて英語得意になっています」。これは紛れもない事実です。


ですが、、、Ψ(`▽´)Ψ


何を隠そう、
」も中学・高校時代まで「本当に和訳例をほとんど作ってきていません」。
そして、私は「その結果、ずば抜けて英語が得意になっています」。これも紛れもない事実です。


やることが同じでも、結果は異なる


のです。これを同じと思うから、多くの英語学習者は苦しむとになっている思います。


次回は、「(高校時代では)中程度に英語ができる人」の話をします。


明日は、今年最初の文法授業。この話の続きは来週の月曜日です。


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2011年1月10日

受験英語 和訳例を作るべきか?(9)

和訳例を作るべきか


今回は「中程度に英語ができる人」の1例の話です。(全ての「中程度に英語ができる人」に当てはまるわけではありません。あくまで「こういう人たちがいる」という話です)


前回の話はこうでした。
英語がスーパーできる人は「英文を(いつか使うために、丸ごと、意味ごと)覚えてしまっている」←この能力に長けている。和訳例などわざわざ作らなくても意味をちゃんと把握している。


前々回(+前回)では
英語が苦手な人は和訳例を作ると「間違いだらけ」・得意な人が当たり前のようにしている「英文記憶」をしていない(できない)・英文を丸ごと覚える行為が苦手


これらを踏まえます。


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多くの人が「↑この中間」なのです。例えば、次のA・Bの2つ見たいな感じです。


Aタイプ:
英文は「ごく短ければ」覚えられる。What is war? 程度までが限界。Kumiko is thinner than Midori. は無理。


Bタイプ:
英文は「ちょっと長いくらいでも」覚えられる。Kumiko is thinner than Midori. 程度までが限界。I know the boy whom she loves.は無理。


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皆さん↑これを見てどう思いますか?


英語がずば抜けてできる人がこれを見たら「I know the boy whom she loves.ぐらいでも、さっと覚えられるだろうに。こんだけだろ? 短いじゃねーか。これを覚えられないやつなんかイネーヨ。wwww」とでも思うのではないでしょうか? しかし「覚えられないやつ」は少なくとも「ここ」におります。無論それは「」です。私はたった3語の英文でも覚えにくい脳みそなのです。


ここで私が言いたいことは「例文を覚えらる能力にはバラつきがある」ということです。
それには以下の4つの要素がかかわってきます。
・長さ(どのくらい長い英文でも覚えられるか?)
・量(どれくらいの数量の英文を覚えられるか?)
・速さ(1文を覚えるのにどれくらい時間がかかるか?)
・持続力(いつまで覚えていられるか)


そのどれもがそれぞれ大事な要素を持っています。しかし今回ここで1番主張したいのは
長さ
です。


 3単語までの英文なら覚えられる人。(それ以上は苦しむ)
 6単語ぐらいの英文までなら覚えられる人(それ以上は苦しむ)
 20単語の英文でも覚えられる人
 …
という具合に、
「長さを基準にして、英文を覚えられるかどうか」は「個人差」があるのです。


私の見解では「6単語ぐらいの英文なら楽。それ以上は難しい」…という人が最も多いような気がします。(調べたわけではありません。適当な数字です)


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仮に、6単語まで大丈夫で、それ以上が無理な人がいるとします。


すると


Kumiko is thinner than Midori.(語)

(文法など度外視し)→「久美子はみどりよりも痩せている」
と「丸ごと覚えることが可能」です。


しかし
I know the boy whom she loves.(語)
は、
(文法など度外視し)→「私は彼女が愛している少年を知っている」
と「丸ごと覚えることが不可能」なわけです。


つまり、I know the boy whom she loves. のような長い英文に出くわしたとき、英文はもちろん、意味も覚えていないわけです。


したがって、例えば
The suggestion which I made was rejected.
という英文を考えましょう。


・この手の「関係詞を使った英文」を
I know the boy whom she loves.が覚えられないタイプの人は、
・文法で考えないと
・「意味を書け」言われたときに
 →100%誤訳する
のです。参考


でも、
Kumiko is thinner than Midori.
ならば誤訳しない人なわけです。
こういうタイプの人は「短かい英文」は大丈夫。


つまり、こういうタイプの人
比較的「短い英文が連なっていた【中学時代の英語】は、割と得意だった」はずです。


しかし…


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ピリオドまで長~~~~~い英文が頻出する「高校生以上の英語」
長い英文を記憶できるタイプの人でない限り
和訳例を作る訓練をしないと、毎回意味を間違える


ということになると思います。高校に入って、間違いまくって「あれ? 今までのやり方が通用しない。なんで?」と思っている人いませんか? こういうタイプの人がけっこういるのです。


で、、、、


続きは木曜日です。


(↓目次はこちら)
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2011年1月13日

受験英語 和訳例を作るべきか?(10)

和訳例を作るべきか


続きです。前回のは中程度に英語ができる人の話でした。
つまり↓こういう人。


短い英文は記憶できる(記憶してきている)。そのため、短い英文が頻出だった中学校では成績が良かった
 しかし!
ピリオドまで長~~~~~い英文が頻出する「高校生以上の英語」
・長い英文を記憶できるタイプの人でなかった
ので和訳例を作ると、毎回意味を間違える

こういう人が多い…という話でした。ここまでよろしいですか?


------------


こういう人は、高校で成績が下がり始めます。どうしたら良いか悩み始めます。
「今まで上手く行ってたのに、なぜか急に上手く行かなくなった」
と悩みます。書いてある英文の意味が分からなくなり始めるのです。今日より明日、明日より明後日に見る英文のほうが意味が分からないわけです。


このとき、大体において、相談相手は「英語がスーパー得意な人」です。
このとき相談相手の彼・彼女ら
 ↓こう言うわけです。


なんで?


彼・彼女らは、長い英文を大量に覚えているため、意味が分からないという状態がほとんどないのです。つまり、彼・彼女らは「【英文の意味が分からないという状態】が分からない」わけです。常に切磋琢磨してますから、よほど難しい英文以外は、パッパッパッと読めてしまうのです。


さあ、困りました
このとき、ある事を思い浮かべるはずです(この段階では、浮かべるだけです)


和訳をきちっと書く演習をしようか?」…毎回、間違えるんだから、ちゃんと和訳演習をしてみようかと、頭をよぎります。
英語ができる人の中にはちゃんと「和訳演習をしている人」もいるわけです。その人を真似てみようかとも思うわけです。


ところが!


今まで満足に和訳練習などしたことがない(→それで上手く行ってきていたのだから、変に感じる)
・近くに、和訳演習をしている気配がない英語がスーパーできる人がいる
・第一「和訳演習なんてめんどくさい」 もっと楽に英語ができるようになりたい、と思う。


となるのが多くのケースでしょう。少なくとも「率先して和訳演習をしよう!」とは思わないわけです。


ここまでよろしいでしょうか?


=====================================


ここから先は皆様に調べてほしいです。
このタイプの人で、和訳練習をしないまま、高3時点での偏差値が(河合で)60を超えた例」を見つけてほしいのです。たぶん「1人もいない」と思っています。
高2は十分にいます。まだ英文がやさしい上、競争相手に浪人がいませんから。


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さて、だいぶ話が絞られてきましたね
そろそろこの話は大詰めになります。


明日はいつもの文法放送。
いつもならレギュラーの話の続きは月曜日ですが、この話の続きは木曜日です。
今度の月曜日は「2011年度センター試験の講評」をします。お楽しみに。


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2011年1月20日

受験英語 和訳例を作るべきか?(11)

和訳例を作るべきか


さて、では「和訳例を作るべきか?」の最終回です。


ここで述べた話をしましょう。


和訳例作成反対派」の方は「本当に和訳例をほとんど作ってきていません」。
そして、彼・彼女らは「その結果、ずば抜けて英語が得意になっています」。これは紛れもない事実です。


ですが、、、Ψ(`▽´)Ψ


何を隠そう、
」も中学・高校時代まで「本当に和訳例をほとんど作ってきていません」。
そして、私は「その結果、ずば抜けて英語が得意になっています」。これも紛れもない事実です。


やることが同じでも、結果は異なる


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なぜ異なるか。


それぞれに、前提条件となる違いがあるからです。


和訳例作成反対派」の皆様は
 英語をできるだけ使おうとする見ようとする。英文そのものを、たとえピリオドまでが長~~い英文ても「記憶している」・たやすく記憶できる。


のような英語の才能がないアンポンタン
  英語をできるだけ使おうとしない見ようとしない。英文そのものを、たとえピリオドまでがたった3語の英文ても「記憶していない」・記憶できない


という差があるためです。


で、多くの方は「この中間」なわけです。


つ・ま・り
 長い英文を記憶できるか?
 それを、いつでも呼び出せるのか?
  →それが可能ならば、和訳作成演習をする必要がない
  →それができないのならば、和訳作成演習をする必要がある


という具合だと思うのです。


あなたはどちらに当てはまりますか?
当てはまるほうを選ばれれば良いと私は思います。


くれぐれも「希望」で選ばないでくださいな
希望で選べば「和訳演習をしないほう」で選ぶに決まっています
だって、その分、ですからな。


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ちなみに、私がwebサイトなどで主張しているのは
「偏差値55になるまでは必ず、長文は和訳例をノートに書き、それを訂正する作業をしろ」
「偏差値55を過ぎたら、逆に和訳例などを書くな!

という意見です。


「↑これをちゃんと守った私の生徒さんたち」はみんな受かってますよ
たとえ成績が最初は偏差値が30台でも!!!
ここの中ほどに合格体験記があります


今回は以上です。いかがだったでしょうか?


明日はいつもの文法放送。
来週の月曜日は雑談を入れます。
新しいシリーズは木曜日から始めます。
※実際は月曜日になりました。


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