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苦手なりの受験英語!

 

2013年11月11日

日本人は文法に詳しくないから英語が喋れない(1)

新しいシリーズに行きます。タイトルは「日本人は文法に 詳しくない から 英語が喋れない」です。これは前々回の「先入観シリーズ」で少し触れました。今回はこれの拡大版のような感じです。


 よく巷で言われる次のような話があります。


・日本人は文法はやたら詳しい。日本人の多くが英会話が苦手な原因はそこにある。
・喋りたいなら文法よりも会話の練習をすべきだ


 ↑これをどう思うでしょうか?
ここを見ている方は、漠然と「そうなんじゃないの?」と思う方が多いかもしれません。


しかし私の見解は↑これと全く逆です。
日本人の多くは文法にちっとも詳しくなんかない。日本人の多くが英会話が苦手な原因はそこにある。
・多くの日本人は、英語を喋りたいならば、英会話よりも英文法の演習をすべき


という意見です。


 さあ、私の意見に反対の皆さん、集合して下さい。このシリーズで皆様の意見をぜひ私に聞かせて下さい。お願いいたします。

-----

ではでは、このシリーズの最初として、まず私と意見が異なる皆様が「喜びそうな事実」を書きましょう。

【事実】
今現在英語が好きで得意で英語がペラペラ喋っている日本人の多くは、文法に詳しくない。(つまり文法に詳しくなくてもペラペラ喋れている
日本にいるアメリカ人やイギリス人(特にALT(学校にいるネイティブの英語の先生))が、中学高校で教わる英文法に「こんなの知らない!」と舌を巻く。ネイティブが「日本人は文法を教えすぎて会話の練習が少ないように思える。だから日本人の多くが英会話が苦手だ」と主張する

私はこれらを肯定します。↑その通り!。 ↑これらは事実以外の何物でもないと思います。

 ですが、だからといって
・日本人は文法はやたら詳しい。日本人の多くが英会話が苦手な原因はそこにある。
・喋りたいなら文法よりも会話の練習をすべきだ

  ...という結論にはならない...と思います。

こう書くと、皆様の多くは
「なんでやねん! そういう結論にしかならないやんけ!!」と思うかもしれません。そういう方に、ぜひ今回のシリーズを読んで欲しいと思います。
続きは来週の月曜日です。金曜日はいつもの文法学習です。

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2013年11月18日

日本人は文法に詳しくないから英語が喋れない(2)

さて、前回のラストは↓こうでした。


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【事実】
今現在英語が好きで得意で英語がペラペラ喋っている日本人の多くは、文法に詳しくない。(つまり文法に詳しくなくてもペラペラ喋れている
日本にいるアメリカ人やイギリス人(特にALT(学校にいるネイティブの英語の先生))が、中学高校で教わる英文法に「こんなの知らない!」と舌を巻く。ネイティブこそ「日本人は文法を教えすぎて会話の練習をしないから、日本人の多くが英会話が苦手だ」と主張する。


私はこれらを肯定します。↑その通り!。 ↑これらは事実以外の何物でもないと思います。


 ですが、だからといって
・日本人は文法はやたら詳しい。日本人の多くが英会話が苦手な原因はそこにある。
・喋りたいなら文法よりも会話の練習をすべきだ

  ...という結論にはならない...と思います。


----------------------------------


 ↑というところで終わりました。なぜ私がそう考えるか、という疑問を1つずつ解明しようと思います。


まず、順番を逆にして、先に
日本にいるアメリカ人やイギリス人(特にALT(学校にいるネイティブの英語の先生))が、中学高校で教わる英文法に「こんなの知らない!」と舌を巻く。ネイティブが「日本人は文法を教えすぎて会話の練習が少ないように思える。だから日本人の多くが英会話が苦手だ」と主張する。

こっちについて考えます。


★ 英米人が英文法に詳しくないのは当たり前である。


 皆様はおそらく日本人だと思います。ではここを読んでる皆様に聞きますが、あなたは日本語文法に詳しい自信がありますか?


・日本語の品詞を全て言えますか?
・イ形容詞って知ってますか?
・ナ形容詞って知ってますか?
・音便って何だか知ってますか?


 あなたは即答できましたか? できる人もいるとは思いますが、これらを即答できる日本人はあまりいないと思います。
つまり
⇒「日本語ネイティブは、日本語文法に詳しくなくて当たり前である
ということです。


同じことが、英語の場合も言えるのです。
つまり
⇒「英語ネイティブは、英文法に詳しくなくて当たり前である
ということです。


だから
日本にいるアメリカ人やイギリス人(特にALT(学校にいるネイティブの英語の先生))が、中学高校で教わる英文法に「こんなの知らない!」と言う
 ↑これは当たり前!


普通の英米人が英語の発音がいいのが当たり前のように
普通の英米人が英文法に詳しくないのは当たり前!
なのです。


ネイティブが「日本人は文法を教えすぎて会話の練習が少ないように思える』
⇒そりゃそうですよ。
  英語が母国語ではないんだから、ネイティブより英文法を多く学ぶのは当たり前!


ところで日本人側にも「文法を嫌がる人が大勢いる」のです。彼、彼女らが
↓こう言うわけです。
「ほらほら、このようにネイティブ様も『日本人は文法を学びすぎる』と言っている。だから文法なんか少なくていいはず


 ↑このように思う人は「指導者側」にも「生徒側」にもいるのです。


ですが、英語ネイティブが『日本人は英文法を学びすぎる』と言っているのは、単純に自分たちが母国語文法に疎いだけです。
したがって
 「だから文法なんか少なくていいはず」
   ↑こんな結論はおかしいのです。ネイティブは母国語を無意識に使いこなしているのだから。


普通の日本人の場合はむしろ逆だと思うのです。日本人が英語を喋ろうとする場合、少なくとも最初のうちは「文法を知ればその分だけ楽に話せるようになる」...というのが私の意見です。ただ「なぜそう思うのかについて」を説明するのはもっと後にしましょう。理由は複雑で分かりにくいので、後でゆっくり書きます。


次回は
今現在英語が好きで得意で英語がペラペラ喋っている日本人の多くは、文法に詳しくない。(つまり文法に詳しくなくてもペラペラ喋れている


 ↑これについて書きます。↑これは私には(も)事実と思います。しかし「だからといって文法に詳しくなくていい」という話には簡単にならないと思います。それについては次回に書きます。


今週の金曜はいつもの文法放送。次回は来週の月曜日です。


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2013年11月25日

日本人は文法に詳しくないから英語が喋れない(3)

 Only you can get used to reading, speaking and writing English in your daily life, while most of the Japanese people, except you, can't: they won't read even THESE SENTENCES in their daily life.


さて、前回のラストは↓こうでした。


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【事実】
今現在英語が好きで得意で英語がペラペラ喋っている日本人の多くは、文法に詳しくない。(つまり文法に詳しくなくてもペラペラ喋れている


↑これは私には(も)事実と思います。しかし「だからといって文法に詳しくなくていい」という話には簡単にならないと思います。

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今回はこれについて書きます。なぜ「だからといって文法に詳しくなくていい」という話には簡単にならないのか?
この理由は複雑です。大きく分けて2つあります。
(1)【無意識の】慣れの問題
(2)才能の問題、特に「英文そのものを覚える能力に長けているか」の問題
この2つです。この2つの要素がそれぞれ50%ずつあって、「だからといって文法に詳しくなくていい」...という結論にならないと思います。


今日は
(1)【無意識の】慣れの問題
についてのみ取り上げます。


 今現在英語が好きで得意で英語がペラペラ喋っている日本人の多くは、↓このように主張することが多いです。
「英語は慣れだ。そりゃあ多少の基本的な文法や大事な文法は知っておいたほうがいいかも知れないが、文法にそんなに詳しくなくたって英語は喋れるようになる。何度も触れることで慣れて行き、次第にできるようになる。事実、私はそうだ。私は文法に自信がない


 実際このように主張される英語が得意な方は、本当に文法に詳しくありません。例えば私の友人の一人「K」を紹介しましょう。彼はアメリカの大学院まで卒業した人で、英語がペラペラ元高校の英語教師です。あるときにこう言いました。


 「分詞構文って何? 教えてくれないか?」


 ↑これが元高校の英語教師の発言です。彼がまだ高校の英語教師だったとき、彼は生徒に分詞構文を教えられなかったはずです。知らないものは教えられないはずですから。
 
 質問された私は分詞構文を使った例文を彼に見せました。そしてえ例文はどんな意味と思うかを尋ねました。すると彼はちゃんと分詞構文を踏まえた見事な訳例を披露してくれました。つまり
 彼は「分詞構文を知らなかったが、【慣れ】によって分詞構文を使った英文でも意味がスラスラ分かるようになっていた」
というわけです。分詞構文を使った英文を喋るとことも可能
になっていました。


 ↑こう私が言うと、ここを読んでくださっている方の何人かは「ほら! やっぱ文法なんか必要ないやんけ! 慣れでできるようになるんや~~ 文法なんか不要! 不要!」という感想をお持ちになると思います。お気持ちは分かりますが、「このように【慣れることができる人】というのは、日本人のうちの5%ぐらいだと思います。20人に1人ぐらいです。つまり、できる人もいるけれど、日本人の圧倒的大多数(95%)は【普通は慣れることができない人】ということです。


 なぜか? その理由は「20人中19人(95%)はそもそも【慣れようとしない】から


です。つまり
 ・残りの95%は<慣れようとしないから慣れっこない>」と私は思うのです。
 「慣れようとする5%の人は、文法なしでも慣れだけで英語を習得できる可能性は高いが、残りの95%は(無意識に)慣れようとしないので、文法の力がかなり有効。人によっては大量に必要」と思うのです。


 こう書くと「私は文法が嫌だから、慣れることにしよう私は英語が好きだから【私は慣れることができる5%】に違いない」と考える人が大勢いるのではないかと思います。ですがそう思う方のほとんどは「【私は慣れることができる5%】に違いない」のではなく「【私は慣れることができる5%】と思いたい人だと思います


 英語を「慣れ」だけでできる人は「24時間、常に、日常生活で、英語に慣れようとする」のです。【無意識の】慣れがあるのです。今、この瞬間でも慣れようとするのです。あなたは「うん! 私はそうしてる!」という自信がありますか? ある人も大勢いると思いますが。


 実は、あなたに【無意識の】慣れがあるかないか私は既にあなたに試させて」いただきました。「あなたが常に英語に慣れようとしているかどうか」...これを私(マウスバード)は、とっくにさっき試させていただきました


 今回のログの最初をよーくご覧ください。英文が書いてあります。


 Only you can get used to reading, speaking and writing English in your daily life, while most of the Japanese people, except you, can't: they won't read even THESE SENTENCES in their daily life.


って書いてあるのです。確認してみて下さい。↑この英文をあなたは読んだでしょうか? あなたはこの英文の意味を考えましたか? 言われなくてもちゃんと意味を考えた方は文法なしでも慣れだけで英語を習得できる可能性は高いです。5%に入ります。しかし、読まなかった人・意味を考えなかった人は「文法なしでも慣れだけで英語を習得できない人(95%の方)」と判定されます。 だってこれこそ「あなたは日常生活で英語に慣れようとしてない証拠」ですから。


今回はこの英文の意味を書いてログを締めます。実は↓こういう意味の英文でした。
 


<冒頭の英文の和訳例> 
日常生活で英語を読んだり話したり書いたりするのに、あなただけは慣れることができる。 一方、あなた以外の大部分の日本人はそれができない(慣れることができない):その証拠に、彼らはこの英文でさえ日常生活で読もうとしない





 冒頭の英語を読まなかった皆さんは、全員「20人中19人」に当てはまります。これに該当した人はそもそも【英語に慣れようとしない】人」です。<文法抜きでなんとかなる人ではありません。該当した人は【英文に慣れようとしない】んだから、英文に慣れっこないのです。


 読まなかった人で文法抜きでなんとなると思っている人! 残念でした。もう手遅れです。証明されてしまいました


でも。「このように証明されても、認めない人」は沢山いると思います。そう思う人はそれでも良いと思いますよ。文法抜きでぜひ頑張って下さい。でも、文法抜きでできなかったときに「私の所為」にしないでくださいね。そう判断したのは私ではなく「あなた」なのですから


今週の金曜はいつもの文法放送。次回は来週の月曜日です。


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2013年12月 2日

日本人は文法に詳しくないから英語が喋れない(4)

【事実】
今現在英語が好きで得意で英語がペラペラ喋っている日本人の多くは、文法に詳しくない。(つまり文法に詳しくなくてもペラペラ喋れている


↑これは私には(も)事実と思う。しかし「だからといって文法に詳しくなくていい」という話には簡単にならない


なぜ「だからといって文法に詳しくなくていい」という話には簡単にならないのか?
この理由は大きく分けて2つ。
(1)【無意識の】慣れの問題
(2)才能の問題、特に「英文そのものを覚える能力に長けているか」の問題
この2つです。この2つの要素がそれぞれ50%ずつあって、「だからといって文法に詳しくなくていい」...という結論にならないと思う。


前回は
(1)【無意識の】慣れの問題
について話しました。「慣れだけでなんとかしなる人」は【無意識で慣れようとする】のです。詳しくは前回のログをご覧ください。


今回はこの話の続きです。
(2)才能の問題、特に「英文そのものを覚える能力に長けているか」の問題
について話します。


まず少し再放送をします。オリジナルはこの回


-----------------------------
 ●語学には才能がある。才能がある人ほど、文法は要らない。しかし才能に長けていてない大多数は文法が必要と思う


こう書くと「語学に才能なんてない。みな同じく等しい」と言う人が出てくる。その人向け


たとえ話


をしよう。
・ここに100人の人を集めて、100mの徒競走を行うとする
そうしたら100人が100人別々のタイムになるはずである。100人が100人みな同タイムでゴールしないはずである。
 このように等しくないのだ。


これと英語は同じ。
・ここに100人の人を集めて、英単語100個記憶テストを行うとする
そうしたら100人が100人別々の点数になるはずである(そりゃ同点になるケースも多数存在するが)。少なくとも100人が100人みな同点にはならないはずである。
 このように等しくない


(以上が再放送)
-----------------------------


では、英語における才能とはどういうものか?......


「核となる才能」は「英文そのものを覚える能力に長けているかどうか」...これだと思う。そしてこれはが「文法の必要度」と大きく関わっている。


 『英文そのもの』を「すっ」と【あなたは】簡単に覚えられるであろうか?
  もっと言えば
 単語1つ1つの意味を覚えるよりも、「例文を覚えるほうが簡単に感じるか?」
どうでしょうか?


おそらく
例文を覚えるほうがはるかに簡単に感じる方』は
 「そうに決まってるだろー! 例文の覚えのほうがはるかに楽だ!」
 とおっしゃると思います。


しかしそうではない人が大勢います。(代表例は「私」です)
私は例文をそう簡単に覚えられない脳みそです。


私のように『例文を覚えるのに苦労する方』は
「んなアホな! 例文なんか簡単に覚えられるものか! 単語1つで精一杯に決まってる!」
 とおっしゃると思います。


 あなたはどちらでしょうか? そしてお互いに【逆の感覚の人がいることが信じられない】のではないでしょうか?


----


 私がかつて通った中学・高校はかなり特殊で、英会話に随分力を入れた学校でした。そこでは、主に「例文記憶」をさせられました英語の成績がいい人は、「ひょいひょい例文を覚えて」きました。は、彼らより覚える時間を5倍ぐらい多くもらっても「ちーっとも覚えられません」でした。おかげで私は「英語の歌の歌詞さえ覚えられず、嫌な体験」をしました。おかげで私は英語がますます嫌いになりました。


 英語に困らなくなった後、小さな塾で英語を教えていたとき、ある劇的な発見をしました。
●「単語1つ1つ覚えるより、例文を丸ごと覚えるほうが楽に感じる人がいる・これができる人ほど英語の成績がよい」ということを発見しました。
参照
これこそ「語学の才能の代表的な例」だと思います。 例文を丸ごと覚えるほうが楽に感じる生徒は、文法なんかロクに知らなくても、成績がものすごく良かったのです。文法問題を解かせると、彼らは「勘」で正解が出せてしまうのです。


 こういう人たちもいるのは事実と思います。ただしこういう人は、私の見積もりで少数派。20人に1人ぐらいだと思います。


 逆に言えば残りの19人(95%)はそうではないと思います。例文より単語一つ一つを覚えるほうが簡単に感じると思います。
ところが、

・例文のほうが簡単に覚えられる人は、例文を簡単に覚えられない人がいることが信じられません。
 ↑
そして普通は、「例文のほうが簡単に覚えられ人」ばかりが英語が得意になるのです。私はこれを「語学の才能」と呼んでいるのです。


今週の金曜はいつもの文法放送。次回は来週の月曜日です。


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2013年12月 9日

日本人は文法に詳しくないから英語が喋れない(5)

ここまでをまとめます。
・日本人の20人に1人ぐらいは無意識に英語に慣れようとする
・日本人の20人に1人ぐらいは『例文を覚えるのが簡単に感じる』


こういう人は確かに存在すると思います。


では↑こういう20人に1人の人は、文法が必要でしょうか? 考えてみましょう。


こういう人は
 例文を覚える能力が高い上、英文を無意識に読む。
 ⇒ということは、例文をパカパカ覚えてしまう。


 という状態です。こういう人は「文法を知らなくても、応用が利く」と思います。自分なりに「勘」で、英文を読めて、かつ、表現してしまえます。つまり、こういう人は「文法は不要」と思います。


 そしたら、考えて下さい。普通、「英語の先生になるような人」や「英語が大好きで大得意で使いこなす人」はどういう人かを考えて欲しいのです。


 そうです。こういう20人に1人の人が圧倒的に「英語の先生」や「英語が大好きで大得意で使いこなす人」になりやすいのです。


したがって、ここに戻ります。
【事実】
今現在英語が好きで得意で英語がペラペラ喋っている日本人の多くは、文法に詳しくない。(つまり文法に詳しくなくてもペラペラ喋れている


↑これは私には(も)事実と思います。しかし「だからといって文法に詳しくなくていい」という話には簡単にならないと思います。...ということになると思うのです。


 つまり、
今現在英語が好きで得意で英語がペラペラ喋っている日本人の多くは、文法に詳しくない。(つまり文法に詳しくなくてもペラペラ喋れている
 ↑
 この理由は

・例文を簡単に覚える能力に長けている

・普段から無意識に英語に慣れようとしている

 という「特別な人」であるから。


と私は考えています。


 私の周りには何人か英語がペラペラな方がいますが、そのほとんどはこの特別な人に当てはまるのです。私が文法を教えようとする姿を見ると、彼らは「例文を覚えたほうが手っ取り早いのに、なんでそんなことするの?」とよく私に言います。私の返事は決まって「私は例文を覚えらないから」と言います。そうすると彼らは「キョトン」とした顔をします。彼らにとって「例文を覚える」のは「朝飯前」だからです。彼らは、私が「例文を覚えられない」と言うと、困ったような変な顔をします。彼らは例文を覚えて英語を得意になったので、彼らは「例文を覚えていないこいつ(私)がどうやって得意になったのか」が理解できないのです。


 さらに「自分が(20人に1人の)特別な人」という意識がありません。「自分だけではない。誰もが例文を覚えるのは楽なはず」と思い込んでいます。で、こういう人しか普通は英語の先生になりません


 したがって、日本人の英語の先生は総じて「英文法」に詳しくないのです。先生が英文法に詳しくないのです。そういう先生に教わる生徒が文法に詳しくなるでしょうか? 別個に学習しなければ、文法の知識が曖昧なままになります。戦後日本の学校英語教育の過程で「英文法」という科目があった時期は1度も存在しません


 ただし「生徒側にも 20人に1人の特別な人がいます」。だから、そういう生徒は、たとえそういう文法に詳しくない先生に英語を習っても、全く問題がない。英語も得意になるのです。


 したがって、日本では
・「20人に1人の特別な人たち」だけが、文法に疎くても、英語を喋れている、使いこなせている
という具合になっていると思います。


今週の金曜はいつもの文法放送。次回は来週の月曜日です。


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2013年12月16日

日本人は文法に詳しくないから英語が喋れない(6)

今回は英語の才能が高い人の視点を考えてみようと思います。


無意識に英語に慣れようとする
『例文を覚えるのが簡単に感じる』
文法は知らないが、例文は沢山覚えている


という人たちです。


彼らはなぜ文法が必要ないか...これを説明します。


======================================
分かりやすくするために、まず最初に日本語で考えましょう。


【例題】
「ここは私(  )好きな場所です」
問題:この↑(  )に適切な日本語を入れてください。


 あなたが日本人なら普通できるはずです。
 正解は「が」か「の」です。「は」でも間違いにはしにくいでしょう(あなたはともかく、私は好きな場所、と言いたい文脈なら「は」でも正解でしょう。


 さて、この問題の答えをあなたはどうやって導きましたか?
・日本語文法の「助詞」の役割を確認し、意義や意味を確認し、それから答えを出したでしょうか?
そんな人はおそらくまずいないと思います。
つまりあなたは【勘】によって答えを導き出したのです。文法的知識なんか微塵も使っていないと思います。
では、なぜあなたは【勘】で分かったのでしょうか?
 ⇒日本語の例文を沢山覚えているからです。
自分が記憶している例文から(  )に言葉を当てはめて、違和感がないものを導き出したはずです。
違いますか?


======================================
さて、今度は英語です。


【例題】
 This is the place (  )I like.
問題:この(  )に適切なthat以外の英単語を必ず入れよ!


 もしあなたが、英米人なら普通できるはずです。
 正解は「which」です。(whereは間違いです)


 さて、この問題の答えを英米人はどうやって導きだしたのでしょうか?
 英文法の関係詞の役割を確認し、意義や意味を確認し、それから答えを出したでしょうか?
そんな英米人はおそらくまずいないと思います。
つまり英米人は【勘】によって答えを導き出すのです。文法的知識なんか微塵も使わないと思います。
では、なぜ英米人は【勘】で分かるのでしょうか?
 ⇒英語の例文を沢山覚えているからです。
自分が記憶している例文から(  )に言葉を当てはめて、違和感がないものを導き出したはずです。


(なお、普通の英米人なら、which すらいれない(つまり何も入れない)のが良い、と言う人が多いと思います。でもこの問題は、「that以外の英単語を必ず入れよ!」となっているので、which しか正解にならないのです)


=====================================


ここまでよろしいですか?


ではでは!
ここに「英語例文を大量に暗記した日本人」がいると思います。文法なんか良く知らないw
彼もしくは彼女が↓この問題を解くとします。


 This is the place (  )I like.
問題:この(  )に適切なthat以外の英単語を必ず入れよ!


彼もしくは彼女はこの問題をどうやって解くと思いますか? 英米人と同じやり方で解くはずです。つまり【】で解くわけです。
ちゃんと適切に英文を大量に覚えていれば、彼もしくは彼女は【勘】によって「which」と答えるはずです。
自分が記憶している例文から(  )に言葉を当てはめて、違和感がないものを導き出すはずです。


こんなふうに、例文を大量に暗記していれば「多くの文法問題は【勘】で解ける」筈です。


-----


ここまで読むと、一部の人は「そうか! じゃあ大量に英文を覚えればいいんだ!」と思うと思います。それはその通りです。否定しません。「大量にちゃんと覚えられれば...無問題!」
 何度も言っていますが、ここで「才能」が関わってきます。例文を簡単に覚えられない人が世の中沢山いるのです。「大量に英文を簡単に覚えられる日本人」は5%ぐらいだと思っています。逆に覚えられれば、それはそれで無問題、むしろ好ましい、とさえ思います。...あなたが英語の先生にさえならなければ!


 こういうふうに「文法をロクに知らず、例文で英語が得意になった人が英語の先生になった場合」...これが問題なのです。


ここであなたは「え~~どこが問題なの? できるんだからちっとも問題ないじゃないかっ!!!」と思ったかも知れません。ではそう思った人は次のことを考えて欲しいです。


=============
●あなたは英語の先生です。文法は良く知りませんが文法問題はちゃんと解けます。
 生徒の1人が↓こういう質問をしました。


 This is the place (  )I like.
 問題:この(  )に適切なthat以外の英単語を必ず入れよ!
 【この問題の答えが where ではなくて which なのはなぜですか?


さあ、あなたはどう答えますか?
=============


この話は実際にあった話です。私の経験談です。
         (↑クリックして下さい)
リンク先でも書いてありますが、当時の私の塾の先生(東大生)のお返事は


「ん? 分からないのか? え~とねえ、あれ? どうして which なんだろう? う~ん、、だってそう言うじゃん。 こういう感じのときは where じゃなくて which なんだよ。分かるよねえ?」


でした。


は「分かるかああああああああああああ!!!!」と心の中で叫んでいました。


この疑念が解決されたのは浪人になってからでした。どうやって疑念が解決されたか、と言えば「文法を習得したから」です。
でも実は、これをちゃんと理解するには大変だったのです。ものすごく難しい&間違いやすい文法知識が必要だったのです。
ここから先で数回に分けて関係詞を説明しています。これらの全てが分からないと【この問題の答えが whichになる理由 】が分からないのです。逆に分かれば納得が行きます。当時は分からず苦しんだ私でも今は分かります。今はこの手の関係詞の問題は得意で、さくさく解けます


 ただ「例文派」はこういう知識(例えばこういう関係詞の細かい知識)を嫌います。沢山文法用語は出てくるは、例外はあるはで、大変なのです。なので彼、彼女らは「まだるっこしいだけ」としか思いません。彼・彼女らは「何でそんな【アカデミックなこと(文法のこと)】をやってるんだ? 例文を覚えて【勘】で解いたほうが早いじゃねーーーか~~~。お前はア○かああwwww大笑いだ!」と普通感じるらしいのです。


彼・彼女らは、
私のように例文を覚えるほうが難しい人もいる...と思ってくれない
のです。
しかし、(そして、かな?)
・例に挙げたような問題を彼、彼女らに質問すると、
 彼、彼女らは「whereではなく which なのは【勘】で分かる」とおっしゃる
のです。


 「それのどこが説明なんだ!!!?


  そんなんで分かるかああああああっ!!!!!!!


今週の金曜日はいつもの文法動画です。文法動画放送は今週はありますが、来週と再来週は続けてお休みです。
来週の月曜日は臨時で雑談になります。
再来週の月曜日も臨時でお休み。この話の続きは来年1月6日(月)に行います。


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2014年1月 6日

日本人は文法に詳しくないから英語が喋れない(7)

 あけましておめでとうございます。今年もどうぞよろしくお願いいたします。


 合間が開いてしまって申し訳ありません。今までで、こういう話をしました
・日本人の20人に1人は英語の才能があり、彼らは、例文を覚える能力に長けている。英文に慣れようとする。こういう人には文法知識が要らない。
・現在の日本は↑こういう人ばかりが主に英語が喋れるようになる。英語の先生になる人も主にこういう人ばかり。


 今回はの話をします。
 私は「語学の才能が皆無であること」に自信があります。


・英単語1つ覚えるのに、誰よりも時間がかかります。
・たった3語の英文だって覚えるのが困難です。


 つまり「私は語学の才能がある人の全く逆」です。


 そんなアンポンタンな私がまがりなりにもこうやって英語の先生ヅラしてられるのはなぜか?
一言で済みます


 英文法だけは覚えていて、使いこなせるから。


 どんな英文でも、文法知識であ~ら不思議。私は単語さえ分かればほぼ誤訳しません。さっさか、ぱっぱか意味が取れます。私が誇れるのは「文法だけ」です。それだけで英語の先生やっています。


 私は文法で英文を解説するのが得意です。あちこちで何度も出している例で恐縮ですが
例えば↓こんな英文だって、たちどころに「どうしてこんな意味になるのか」が分かるし、それを説明できます。


  One need but read the depressing accounts of how people lived in London and other large British cities early in the 20th century to be grateful that the good old days are past.


 文法を知らない人の90%は↑これを誤訳すると思います。


 この例は、私のwebサイトで「あなたに文法が必要かどうかを測るために作られているページ」にある例文です。「俺に文法なんか要らないぜ~~」とおっしゃる方。辞書はいくらでも使っていいのでぜひ訳例を作って下さい。解説は↑このリンク先の先のどこかにあります。ぜひチャレンジして下さい。


 文法をちゃんと知っていて「使える」人は、ちゃんとこの英文の意味が出せるのです


今回は、この英文にチャレンジして欲しいのでここまでにします。


今週の金曜日はいつもの文法放送。この続きは来週の月曜日です。

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2014年1月13日

日本人は文法に詳しくなんかない。だから英語が喋れない(8)

前回の続きです。前回は「(マウスバード)は文法のおかげでどんな英文でも読めるようになった」という話でした。


 さて、こう私が書くとですね。おかしなことを言う方々が沢山出没するんです。
↓こんなことをよく言われるんです。


お前が文法でできるようになったのは分かった
だがしかし、お前だって文法にそれほど重きを置かずに、慣れだけでできるようになったかもしれないではないか


 ↑こうおっしゃる方は、私のブログをあまり読んでいない方々です。長年私のブログをお読みにってくださっている方は分かると思います。
 私の中学高校生活を知ってください!
 私の中学高校こそ文法にそれほど重きを置かずに、慣れだけでできるようにさせる教育方針でした。
 つまり、私こそ「慣れ」で英語の教育をされた経験者です。


・私の中学高校は非常に特殊!
・英語の授業は週に6時間あった(週休1日制の時代・つまりほぼ毎日英語はあった)
英会話に特化した学校であった(NHKラジオ講座がテキストの授業(科目)もあった)
英文を覚えさせる訓練ばかりやらされた。
文法には軽視されっぱなしだった


詳しくはこちらから先をお読み下さい。こんな生活が私の中学高校時代の英語の授業でした。
つまり
 私こそ中学・高校で「文法にそれほど重きを置かずに、慣れだけでできる」とされた教育を受けた人に他なりません。


その結果、私はどうなったか。↓こうなりました。


・中学高校6年間で、英語は赤点以外取ったことがない。
・高1時代が1番酷く、平均84点の英語のテストで私は7点。ぶっちぎりの学年最低点を取得。
・高校卒業時に、英語の先生に「お前は良く卒業できたな」と言われるほど、超落ちこぼれになった。
 浪人最初の模試で英語は30.5!!!!


見事にどん底中のどん底でした。


こんな地獄の6年間経験をした私に、「お前だって文法にそれほど重きを置かずに、慣れだけでできるようになったかもしれないではないか。」と、簡単に言ってくれる人が沢山います


彼らどんな目で見ていると思いますか?


 浪人ではこれとは全く違う学習だった・文法を極めたのです。


 今週の金曜はいつもの文法放送。
 来週は月曜日か火曜日にセンターの講評をします。センターを受ける受験生は頑張って下さい!
 この続きは再来週の月曜日です。


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2014年1月27日

日本人は文法に詳しくなんかない。だから英語が喋れない(9)

 今度は浪人時代の話。浪人時代は色々英語の学習をしましたが、とにかく最初に決めたことがありました。
夏休みまでに文法を完璧にしよう
ということを浪人したての時から決めていました。理由は「井川先生がそのようにおっしゃっていたから」です。


 井川先生こそ、偏差値40から1浪で早稲田に入った人でした。井川先生の真似をすれば受かるはず、と思っていたのです。
 そして「最初に予備校を選ぶときに「文法に力を入れている予備校かどうか」をチェックしました。当時の早稲田予備校は文法に力を入れていることを確認し、そこに入学しました。
 夏休みまで文法に重きを置いた学習をしました。夏休みに予備校の文法問題集を6回解きなおししました。おかげで文法だけはほぼパーフェクトになりました


 もちろん文法以外も色々やりました。単語熟語記憶を毎日していました。また特に英文解釈演習は沢山やりました。年間で150長文は読んだと思います。読み方はすべて「文法に則った読み方」でした。勘でなんか絶対読みませんでした。勘で読んだら、私の場合は100%誤読するのを知っていましたから。それは(文法を知らない・慣れだけで何とかさせられた)中学高校時代で、嫌と言うほど知っていました。


 要するに
中学高校時代は「文法の下地なしで英文を読んだ」(実際は読めてない)
浪人時代は「文法の下地の上で英文を沢山読んだ」(実際に正確に沢山読んだ)


という具合でした。だから、成績も上がり、合格もしたのです。この結果「私は英語ができるようになった」と自信をも持って言えるようになりました


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 ただ、まだ喋れるようにはなってないですよ。なったのはこの後、大学1年のときです。この続きは次回に回します。


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2014年2月 3日

日本人は文法に詳しくなんかない。だから英語が喋れない(10)

今日はが英語が喋れるようになったときの話をしましょう。
大前提(3つ)


私は英語の才能がない。特に例文を覚える能力がからっきし存在しない。たった3語の英文ですら覚えるのが困難であった。覚えた例文などほぼ0である。
中学・高校の6年間は「英会話に特化した英語の授業(テキストがNHK英会話講座のものもあった)が週6コマあった。「文法が重要であると言われ、文法に力を入れていたような授業ではなかった
 結果私は見事に落ちおぼれた。学年最低点など取るほど致命的であった。


・浪人時代は「英会話に全く特化していない英語の授業が週6コマ」あった。「文法が重要であると言われ、文法に力を入れていたような授業ばかりであった」→そして「文法を極めた」→文法を踏まえた精読方法をマスター。さらにそれを踏まえた多読を行った。
 結果私は見事に偏差値を上げ(スタート時30.5)、早稲田に合格した。


 一言で言えば、「アンポンタンな私は、例文が全く覚えられなくて落ちこぼれたので、文法を極めたら成績が上がり、文法力を武器に英文を正しく読めるように訓練し、成績を上げ、合格した」


ということです。以上が前提!!


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 以上の前提を踏まえて、大学1年時に早稲田大学英語部「Waseda English Speaking of Association(WESA)」というサークルに1年ほど在籍していました。本当は全く入る気がなかった(英語嫌い)のですが、友人のために入ったのです。(参照:インタビュー(1)

 インタービュー(2) の記事でも書いてありますが、そこ私は英語がぺらっぺらになりました(ただし1週間だけ)。もしそれを維持したいと思っていたら、私は維持していたでしょう。しかし私はその維持に努めなかったのです。だって、私は英語が大嫌いですから。嫌いなものは捨て去りたいではありませんか。私は「英語なんか少しも喋りたくない」のです。


 でも「WESA」での夏のたった1週間の英語合宿で、当時の私は英語がぺらっぺらになったのです。
英語合宿とは...
 24時間、英語しか使用が許されない環境での1週間でした。
 

・信州のホテルに缶詰。
(もっともその前に、10日間ぐらい下準備のレッスンはあった)
・食事中だろうが、風呂場だろうが、リビングだろうが、日本語を喋ると罰金(病気や災害などの緊急時を除く)
・スピーキング、ディスカッション、ディベートなどの訓練を行う。中でコンテストが行われる。
・そのためのレッスンを行う。


 先輩方はみんな英語がぺらっぺらでした。自分は必死に聞き取り、そしてなんとか英語を喋りました。
合宿が終わった1週間後...私は英語がペラペラになっていました
・考える作業を全て英語で行うようになっていた。
・家族や友人と話す際、まず「英語が思い浮かび」、それを「日本語に翻訳して」喋っていた。
終わった直後は「日本語で喋るのは億劫だ」とさえ思うようになりました。
 これが、WESAでの英語合宿の成果でした。


 さて、こう私が書くと、「とんでもないことを言い出す人たち」が続出します。


最初から(中学や高校時代に)、1週間「英語合宿をすれば良かったんじゃないの?」


と言い出す方がいらっしゃいます。これを「英語ができる方が言う」ならばまだわかります。しかし、「英語ができない方」も同じようにおっしゃる方が大勢います。そう言う方にはぜひ私と同じ体験を今すぐ1週間やって欲しいです。そういう方はまず1週間「無言で生活するだけ」になるはずです。


英語が苦手な人は
単語を知らないから、英語が口から出ない
・なんとか言う場合でも、文法を知らないから知っているわずかな単語を並べるだけになる。それも間違った単語を使う。
相手の言っている単語も聞き取れない。だから相手の言っている意味が分からない。これでは「意志の疎通」ができない。
周りは英語をペラペラ喋って笑っています
しかしあなたは
 ●「1週間黙りこくるだけ」
になるはずです。


 ちょっと前に、いつもコメントをくださる清水さん(金沢の英会話教室の先生)から、次のようなご意見をいただきました。
「留学するなら、英検2級レベルの英語力が必要だ。それもないのに留学するのは、効果がほとんどない。時間とお金の無駄」
私も同意見です。


 同じようなことがこの合宿にも言えます。私がその1週間の英語合宿で英語が喋れるようになったのは、英検2級レベルの実力(単語力、読解力)があったからです。それもないのにしても意味がありません。「ひらがなが読めるようになった幼稚園生」に「"ひらがな"が読めるなら読めるはず」という理由で、「(ひらがなで書かれた)源氏物語を読ませるようなもの」だと思います。


 英検2級レベルの実力を身に付けるのに、「英語がスーパーアンポンタンの私」にとって最も役に立ったものは
 【文法力】
 でした。それがあったから、英文を正しく読めるようになる成れたし、喋ることも可能に成れたのです。
つまり、


浪人時代に「文法力」をつけて、それに基づく英文解釈演習をしたから、英語の才能0の私でも英語が喋れたのです。


 今週の金曜はいつもの文法動画放送があります。
 この続きは来週の月曜日です。


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2014年2月10日

日本人は文法に詳しくなんかない。だから英語が喋れない(11)

今回でこのシリーズは最終回です。


これまでのまとめから。


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<先入観の是正>
「学校で文法を過度に教えているから、日本人は喋れないんだ」←などと未だに言われるが、これは完全な偏見実際は逆。文法はないがしろにされている。そもそも先生が文法に疎い。先生が文法を知らないのだから、生徒に文法を教えられるはずがない。


・戦後日本の学校英語教育の過程で「英文法」という科目があった時期は1度も存在しない。
・特に40年ぐらい前から年を経るごとにどんどん教える英文法項目がないがしろになり、その代わりに英会話の比率が上がっている。
・ここ40年間、英文法科目がない代わりに英会話科目がどんどん増えている。


現在英語がペラペラの人の多くは「英文法が要らない特別な人たち」
現在英語がペラペラの人の多くは「例文を(簡単に)覚えられる能力がある」ので、彼らには文法知識が要らない。ただし、この能力があるのは20人に1人ぐらい。


そのほかの大多数は、大量に例文を覚えられるだろうか? 覚えられれれば、喋るのにも文法はさほどいらない。
・文法を覚えていれば、例文を覚えやすい人もいらっしゃる(例:清水さん)
・文法を覚えていても、例文をさっぱり覚えられない人もいる(例:私)
・仮に例文をさっぱり覚えられなくても、単語を覚え、文法を覚えて、読解の演習をつめば、英文を読みこなせるようになる。...そして訓練次第(1週間の英語合宿など)でぺらっぺらに喋れるようにも成れる。私のような「英語を喋りたくない人間」でも喋れるように成る


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 おそらく「私が最悪のタイプのサンプル」だと思うのです。
・中学高校で、英語は赤点以外を取ったことがない英語落ちこぼれ。
英語に全く興味なし。英語には不快感しかもようさない
・何より「私は英語を喋りたくない!」


 ↑こんな最悪の人間でも、英語を喋れるようには成れたのです。喋りたくないのに喋れるように成ったのです。その原因・理由は「文法のおかげに他なりません。覚えている文法を駆使して、読解力をつけました。単語を組み立てて「意味が通る英文を喋る」ことも可能です。


 私ほど英語の才能がない人は珍しいと思います。皆さんはそれ以上の英語の才能をお持ちだと思います。しかし、20人のうちの1人に該当するような英語の能力が高い人を除けば、「文法は英語を使いこなすのに、喋るのに必要」だと思います。つまり20人中19人は多かれ少なかれ、文法が必要だと思います。


 最後に「文法の必要度は差がある」という話をしましょう。必要な文法力ですが、これも個人差があると思います。私のようなスーパーアンポンタンは、マニアックになるほど文法が必要です。


 必要な文法力はここで測ることができます


センス0...マニアックになるほど文法の知識が必要です。そして使いこなす訓練が必要です。私はこのタイプ。私は分厚い英文法の問題集を7回解きなおしました
センス20...センス0ほどではないですが、普通の人以上に文法に詳しくなる必要があり、訓練も多量に必要です。文法の問題集を6回ぐらい解きなおしましょう。
センス40(文法型)...ごく普通のセンスの持ち主です。文法型のあなたは、文法の問題集を5回ぐらい解きなおしましょう。
センス40(例文型)...ごく普通のセンスの持ち主です。例文型のあなたは、文法の問題集を4回ぐらい解きなおしましょう。ただし分詞と時制と仮定法は4回では足りないかもです。納得いくまで解きなおして下さい。
センス60(文法型)...普通以上のセンスがあります。文法型のあなたは、文法の問題集を3回ぐらい解きなおしましょう。
センス60(例文型)...普通以上のセンスがあります。例文型のあなたは、文法の問題集を2回ぐらい解きなおしましょう。ただし分詞と時制と仮定法は2回では足りないかもです。納得いくまで解きなおして下さい。
センス80...優れた英語センスをお持ちです。ですが最高値ではありません。文法の問題集を1回ぐらい解きましょう。ただし分詞と時制と仮定法は納得いくまで解きなおして下さい。
センス100 ...あなたに文法は必要ありません。


 「文法がいらないセンス100の人」はおよそ5%ぐらいだと思います。
 それ以外の95%はぜひ必要な文法力を身につけて欲しいと思います。そうすれば、喋ろうと思えば「私のように文字通り【嫌でも】英語が喋れるようになる」と思います。


 今回は以上です。いかがだったでしょうか?
金曜日はいつもの文法放送。
来週の月曜日は雑談です。新しいシリーズは再来週の月曜日から始めましょう。


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