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苦手なりの受験英語!

 

2014年2月24日

なんで余計な教材・参考書をやるの?(1)

新しいシリーズに参ります。タイトルは「なんで余計な教材・参考書をやるの?」です。


英語が苦手で苦しんでいる人ほど、あることを考える傾向があること(特に男性に多い傾向があること)を私は知っています。
それは「新たな教材・参考書」を買うことです。


当然私自身がそうでした。
私は
・中学・高校で私は赤点しか取ったことがない。
・平均点が84点のテストで私は7点で学年最低点
というアンポンタンでした。どれだけ、英語と英語の先生を憎んだことでしょう。


 当時の私が欲しかったものは、「一気に英語の成績が上がる魔法のような教材・参考書」でした。「何かあるはずだ」と私は思っていました。たぶんここを読んで下さる方の何%かは同じように考える人がいらっしゃると思います。私は当時本屋に行って随分探したものです。色々なものを買ったものです。「1週間で中学英語を学べる本」とか、「記憶術の本」とか。「やさしい英語から慣れさせようとする本とテープの教材」も親に無理を言って買ってもらいました。それらは1つとして有益なものはありませんでした。


 ただ1つだけ確かなことがあります
「一気に英語の成績が上がる魔法のような教材・参考書は何かあるはずだ」と私は思っていましたが、そんなものは世の中に無いです! あったらみんなが使ってます! 誰だって楽して成績を上げたいんだから。


「何かあるはずだ」と思うのは、冷静な判断ではなく「願望」です。都合のいい「妄想」です。「何か無いと都合が悪い・困る」ので、「あるはずだ」と思い込んでしまうのです。もっとも、ここを見ている英語が苦手で苦しんでいる人で「何とかしよう」と思っている人がそう思ってしまうのはある意味仕方がないと思います。


 本当は「そんな都合のいいものは無いからあきらめろ」と言いたいです。がしかしそれが今回の話の趣旨ではないです。どうせ止めても買うからです。


今回の趣旨
・買うのは止めない。
・でも、もう少し冷静になって、「かつての私のように英語がアンポンタンな人が、少しでも楽に、かつ成績が上がるために」買うべき参考書はどういうものか?
というものを考える話です。


 つまり、「願望」や「都合のいい妄想」ではなく、「厳しい現実を踏まえ、そこから実現可能な現実的な最善策を考える」という見方から、教材や参考書を考えよう、というものです。教材や参考書を現実に則って冷静に考えようではありませんか? ひょっとしたら上手く行く(実際は上手く行かない)という都合のいいフィクションではなく、確実に結果をを出す「現実策」を取ろうではありませんか?


今週の金曜日はいつもの文法放送。この続きは来週の月曜日です。


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2014年3月 3日

なんで余計な教材・参考書をやるの?(2)

 まず前提を書きます。
 今回のターゲットは「英語が苦手な人」です。偏差値が40台かそれ以下の人と考えて下さい。少なくともいつも平均以下の点数しか取れないような人がターゲットです。また「高校生・浪人生」をターゲットとします。ここは「苦手なりの受験英語」ですから。浪人生も含めますが、基本的には「予備校生」を想定しています。宅浪生は想定していません。


 以下の質問はすべて「英語が苦手な(偏差値40台かそれ以下の)高校生や予備校生」にお聞きします。それ以外の人には聞いていません。


英語が苦手な(偏差値40台かそれ以下の)高校生の場合
 あなたは英語の授業についていっていますか? 学校の【授業で困っていませんか?】 高校生の場合、今あなたが困っているのは「目の前の課題」だと思います。宿題なり、予習なり、先生オリジナルのプリントが渡されて、それをやるように言われているケースもあるでしょう たとえこういった類が無かったとしても、授業で先生から指されることを考えて下さい。嫌ではありませんか? 指されたら答えられそうに無くて困りませんか? もちろん定期テストが最高に困るでしょう。違うでしょうか?


英語が苦手な(偏差値40台かそれ以下の)浪人生の場合
 授業の予習をしていない人は成績が下がりまくって困っていませんか? 
 浪人生の場合は、どんな生徒でも、【授業では困らない】のです。少なくとも最初のうちは。たとえ授業の予習をしていなくても、予備校では普通は授業で当てられない。予習せずに聞くだけだって怒られない。最悪寝てたって怒られない。しかしどうしたって【困るのは模試のとき】。どうしたって思うように答えられない。結果など見なくたって大体分かる。悪いに決まってる。模試をガンガン受けても、成績は上がらず結果は悪いままのはず。ただし! 驚く無かれ、なんとこれは普段頑張って予習して授業に望んでいる英語の成績が悪い人も同じです。成績が悪い人はちょっとやったぐらいでは模試にはほとんど反映しないのです。少なくとも自分が思うようには上がりません。少なくとも約半年偏差値はよくても40台のままです。まして聞き流している人が成績が上がるはずがありません。

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 こういう人たちは(特に男性は)「いい参考書」が欲しくなります。男性の場合間違っても「塾に頼ろうとまず考えません頼ろうとするのは参考書です。いずれは塾に行くことになるかもしれないけれども、少なくとも最初に選ぶ選択肢は「参考書・教材」です。最初が「塾」には絶対になりません。まして予備校に行っている人がもう1つ塾にいくことなど、普通は考えにくいでしょう。


 だから彼らが最初に考えることは「楽で一気に成績が上がる参考書は無いかなあ」...ということです。そして本屋に行って探すことになります。もしくはネットで探すことになります。「塾は最終手段」と考えます(特に男性の場合は)。どうですか? そこの英語が苦手な皆さん?


 さて、ここで私の話をしましょう。私こそ当時「いい参考書」が欲しくなった人です。特に高校時代はそうでした。次回は私が買い求めた参考書の典型的なものを2つ紹介しましょう。


今週の金曜日はいつもの文法放送。この続きは来週の月曜日です。


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2014年3月10日

なんで余計な教材・参考書をやるの?(3)

 まず前提を書きます。(このシリーズ中は毎回これを書きます)
 今回のターゲットは「英語が苦手な人」です。偏差値が40台かそれ以下の人と考えて下さい。少なくともいつも平均以下の点数しか取れないような人がターゲットです。また「高校生・浪人生」をターゲットとします。ここは「苦手なりの受験英語」ですから。浪人生も含めますが、基本的には「予備校生」を想定しています。宅浪生は想定していません。


 高校生のころ、とんでもない英語劣等生だった私が買いあさった、参考書の類を今日は2つ紹介していきます。色々問題あるので、具体的な名前は出しません(察して下さい)。


1・「○記憶術」
 【解説】最初に買ったのは【記憶術の本】でした。とにかく英語が覚えら得ない。英単語が覚えられない。私の学校は小テストみたいのも頻繁にあって、いつも落第点ばかりでした。なのでこれをなんとかしようと思いました。そこで買ったのが「記憶術の本」でした。筆者はこの記憶術を使って英語をマスターしたらしいのです。英語は暗記科目だから、なんとかガシガシ覚えられればいいはず、と当時の私は考えていました。
 【結果】
→全く覚えられなかった。
 【感想】
本によると視覚的に文字が思い浮かぶらしいのですが、ちっとも思い浮かびませんでした。でも買った時は「これで英語がマスターしたも同然だ」と思っていました。暫く試した頃、親に「そんなんで覚えられるの?」と尋ねられたの覚えています。私の返事は「うん、できる!」でした。ちっとも覚えられないのに「意地を張って」嘘をついたのです。実際は全く覚えていないのに「精進が足りないだけだ」と思っていました。その後も3日ぐらいはこの本に沿った記憶術で必死に英語に取り組んでいました。その後は... あの本どこに行ったかなあー???
 私の感想を言うと「この方法で覚えられた人は作者以外1人もいないのではないか」です。これだったら「普通に覚えよう」としたほうがはるかにましでした。(それはそれでダメだったのですが)


2・「英語で物語を音声付で聞く教材」
 【解説】
当時盛んに新聞雑誌で宣伝されていた教材です。宣伝によるとなんでも「英語が普通だった人がいきなり成績優秀者になった」そうです。「ならばすごい教材に違いない」と思い、購入しました。レベルが初級者用からありました。どうも楽しいお話を音声付で読んで聞く教材のようです。「聞けばいいだけの教材なのか!」と思いこんでいました。
 【結果】
→1ページもやらなかった。
 【感想】
テキストを見ました。初級者用というお話でしたが、知らない単語がわんさかありました。これは私が悪いのです。私の英単語レベルが低すぎたのです。初心者用のテキストにある単語でも当時の私では意味が分からなかったのです。当時の私では中1で習う単語ですらあやふやでした。テキストには詳しい解説文がついているのですが「(レベルの低い私では知らない)やさしい単語」については全く説明が書かれていません。私のレベルから言ったら富士山ぐらいレベル高い単語には詳しい説明が載っていました。つまり、私がこの本をまともに読むには、レベルの低い単語を片っ端から辞書で引かなければなりませんでした。最初は頑張りましたがすぐに嫌になり、やめました。だって「音声を聞けばいいだけ」と思いこんでいましたから。
 付属の音声テープを聴きました。楽しげな音楽と共にプロの朗読家による英語が流れました。それはそれは耳障りが良かったです。でも、何を言っているかさっぱり分かりません。私がよく覚えているのは「ウィーーーーーー」という音声です。どうやら主人公が滑り台のようなところで滑っているところで主人公が発した声(せりふ)のようです。(違うかもしれませんが、そういう挿絵がテキストにあったのでたぶんそうだと思います) 逆にそれ以外の英語はさっぱり頭に残りません。


 私がこの教材で頭に残った英語知識は「滑り台で滑るとき、ウィーーーーと叫んでも良い」ということだけ


でした。単語の1つも覚えていません。
 あ、そうそう。この教材の宣伝に偽りはないと思いました。宣伝によると「英語が普通だった人がいきなり成績優秀者になった」そうです。当時の私みたいな「学年一の英語できらずが英語の成績優秀者になったとはどこにも書いていませんだから嘘ではないのです。つまり、当時の私みたいな「英語が苦手な人」に対しては全く意味がない教材だと思いました。


 この2つの共通点を挙げます
・楽そう
・短期間で成績が上がりそう

そして
・全く役に立たなかった。


というものです。ここ見ているあなたも
・楽そう
・短期間で成績が上がりそう
という基準で、良い参考書をお探しの方がほとんどだと思います。で、「そう思って買ってしまった私はご覧の有様であった」というお話でした。


次回は、上で取り上げた 2・「英語で物語を音声付で聞く教材」...に関する話をします。次回では「実はこれは別に悪い教材ではなかった。極々普通の教材だった」「悪いのは自分だった」というお話をします。


今週の金曜日はいつもの文法放送。この続きは来週の月曜日です。


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2014年3月17日

なんで余計な教材・参考書をやるの?(4)

まずいつもの前提を書きます。
 今回のターゲットは「英語が苦手な人」です。偏差値が40台かそれ以下の人と考えて下さい。少なくともいつも平均以下の点数しか取れないような人がターゲットです。また「高校生・浪人生」をターゲットとします。ここは「苦手なりの受験英語」ですから。浪人生も含めますが、基本的には「予備校生」を想定しています。宅浪生は想定していません。


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 今回は、前回取り上げた「英語で物語を音声付で聞く教材」が...実は別に悪い教材だったわけではなかった悪いのは自分であった、という話をします。


 私の場合、浪人時代に予備校でごく普通に学習した結果、英語の成績が上がったわけです。学習内容は別に特殊ではありません。
・単語覚えて、・熟語覚えて、・授業科目だった2つの英文法の授業を予習・復習し、・年間で150ぐらいの長文問題を読解した
だけです。予備校ではそれが課題として与えられたわけですから、それをきちっとやっただけです。


 今日は【英文解釈】の話しましょう。予備校のテキストは過去の入試問題を元に内容が編集されていました。どこかの大学で出された長文問題が、詰め込まれていただけです。もちろん、最初のほうは短くやさしく、後になればなるほど、長く難しいわけですが。


 当時どう学習したか...単純です。
●予習をきっちり行う
 ・分からない単語・熟語は全部自分で調べる。
 ・自力で和訳例を作る。

●授業で
 ・自分の和訳例を直す。赤ペンで間違った箇所を逐一訂正する
(30長文ぐらいはノートに書いていた。その後は書かない方法に切り替えた)
●後々の復習
 ・意味を思い浮かべながら音読する


別に特別なことは何一つしていません。ごく普通の学習だと思いませんか? 結局これの積み重ねによって「経験値」を上げ、レベルアップして、敵を倒したようなものでした。


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 では改めて「英語で物語を音声付で聞く教材」を考えてみましょう。


【ごく普通の教材】です。英文が過去の入試問題ではなく、単に物語になっているだけです。だから当時だって(やろうと思えば)これを使って学習することは可能だったはずです。


 ・分からない単語・熟語は全部自分で調べる。
 ・自力で和訳例を作る
これらは「やろうと思えば」できはたず
です。


 ・和訳例を直す。赤ペンで間違った箇所を逐一訂正する
これはやや微妙ですが、ある程度以上はできたでしょう。難しいところは説明が書かれていたのですから。
 ・意味を思い浮かべながら音読する
  ちゃんと自分の訳例が訂正されていれば可能だったでしょう。


なんのことはない。「英語で物語を音声付で聞く教材」は、
・単に教材が「物語」なだけ
・「音声が特別についている」だけ

で、
巷で売られている、長文読解の問題集となんら変わりはない
というものでした。


 この教材はおそらくちゃんと使えば、それなりに英語力はアップするものと思います。別に悪い教材でもなんでもなかった。普通の教材だったのです。


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問題だったのは「それをまともに使いこなそうと思わなかった自分にあった」わけです。ただし...当時の私ではどんなことがあっても「この教材を使いこなすことは不可能だった」と思います。ではなぜ「普通の教材」を学習することが私には不可能だったのか...? あなたに分かりますか? その理由については次回お届けします。(別に複雑なことではありません。実に単純な理由です)


今週の金曜日はいつもの文法放送。この続きは来週の月曜日です。


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2014年3月24日

なんで余計な教材・参考書をやるの?(5)

 まずいつもの前提を書きます。
 今回のターゲットは「英語が苦手な人」です。偏差値が40台かそれ以下の人と考えて下さい。少なくともいつも平均以下の点数しか取れないような人がターゲットです。また「高校生・浪人生」をターゲットとします。ここは「苦手なりの受験英語」ですから。浪人生も含めますが、基本的には「予備校生」を想定しています。宅浪生は想定していません。


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 「英語で物語を音声付で聞く教材」はごく普通の教材だった。しかし(英語は赤点以外取ったことがない)高校当時の私では、これを使って学習することは不可能だった...という話を今回はします。


 これはごく普通の教材だったのです。英文があり、解説もある。違うといえば「優秀な音声が付いていた」ぐらいです。でも音声を聞くと私には「ウィーーーーーー」ぐらいしか耳に残らなかったのです。


 では、なぜ当時の私ではこれを教材として使用できなかったのか?


考えられる原因
・教材のレベルが高すぎたのか?
「初級者用」となっていますが、それは製作者がそう思っているだけで、実際はちっとも初級者用ではなかった可能性はあります。しかし今から思えば、高校生が学ぶ内容としては易しいほうでしょう。
 ですが当時の私には初級者用でもレベルが高かった。これはしょうがないです。中1の学力も無い高校当時のマウスバードくんでは、中1レベルの内容でも難しく感じました。そしてこの教材は高1レベルです。まさか私個人のために教材が私にレベルを合わせてくれるはずは無い。


 つまり、「中1、中2レベルの英語の教科書を満足に読もうとしなかった(読めなかった)マウスバードくん」は、高校生のときに、高1レベルの英文(この教材のレベル)を読もうとは思えなかった、読みたくなかったわけです。中1、中2レベルでつまずいているマウスバードくんは、たとえ易しくても高1レベル用の英文(この教材)なんか普通は読めるわけが無いのです。


 仮に頑張ってこの教材をやるとしたら
・分からない単語を全部辞書を引き、明らかにし、
・自力で和訳例をノートに書いておき、
・その後、解説を読んで訳例を直す作業する
ということになります。


 仮に当時がんばってそうやったとしましょう。その結果→定期試験で私は何点成績が上がるでしょうか?


 おそらく1点も上がらなかったでしょう1点でも上がるとしたら、たまたまこの教材にあった単語なり熟語なりが、定期試験範囲と重なっていた場合だけです。そんな確率は恐ろしく低い。0.1%もないだろう。


 つまり、この教材をやるくらいだったら
「学校の定期テストの試験範囲の英文」を
・分からない単語を全部辞書を引き、明らかにし、
・自力で和訳例をノートに書いておき、
・その後、授業で解説を聞いて訳例を直す作業する
ほうがはるかにましである
 ...ということです。


  ↑このことに気がついたのは、「この教材を買って、1ページ目を見て、解説を読んだ瞬間」でした。


 ようするに、
・この教材は、普通の英文読解教材と微塵も変わらない。特別なわけではない
・だったら、学校の教科書となんら変わらない
・だったら、学校の教科書をしっかり読もうとしたほうがまだまし定期試験に直結するから


ということだったのです。だから結果1ページもやらなかったわけです。


 じゃあ、マウスバードくんは当時心を入れ替えて、学校の教科書を読もうとしたのか...。とんでもない! 中1の英語力も無い高1当時のマウスバードくんは、「学校の教科書をしっかり読もう」とは露ほども考えませんでした。「どうにか読まずに済ませる方法はないか」と考えていました。だって読みたくないから!!


・知らない単語を全部調べるのがめんどくせー
・調べたって、文脈に合う単語を正しく選べない
・仮に全部の単語が明らかになったとしても意味を取り違える
・間違って恥をかくだけ、笑われるだけ


 だから当時は何もしなかったのです。とにかく英文なんかこれっぽちも見たくなかった。当時英文をまともに見ようとするのは、授業中当てられたときと試験前ぐらいでした。


 当時の私が欲しかった教材
・英文を見ずに
・なぜか突然英語ができるようになるような教材

そして
定期試験で困らなくなる教材でした。


 その辺を踏まえた話を次回では書きます。
今週の金曜日はいつもの文法放送。この続きは来週の月曜日です。


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2014年3月31日

なんで余計な教材・参考書をやるの?(6)

 まずいつもの前提を書きます。
 今回のターゲットは「英語が苦手な人」です。偏差値が40台かそれ以下の人と考えて下さい。少なくともいつも平均以下の点数しか取れないような人がターゲットです。また「高校生・浪人生」をターゲットとします。ここは「苦手なりの受験英語」ですから。浪人生も含めますが、基本的には「予備校生」を想定しています。宅浪生は想定していません。


---------


今日は
 高校当時のが欲しかった教材
・英文を見ずに
・なぜか突然英語ができるようになるような教材

そして
定期試験で困らなくなる教材
 だった。...これについて考えます。


「英文を見ずに」...なんと都合よい考え方でしょう。でもなんか今は「聞き流せばいい」みたいな教材があるようですね。周りに試した方いらっしゃいますか? いらしたとして、
・その人が「英語の偏差値が40台かそれ以下の高校生か浪人生」で、
・そのおかげで偏差値が上がった!(55以上になった!)
という人が、もし1人でもいらしたら、ここにコメントをください。


 試した人はたぶんたくさんいらっしゃるのではないしょうかね? 私が今、高校生で、そして当時の乏しい英語力しかなかったら、この教材を試したと思います。でも試したら「少なくとも次の感想になることは間違なかった」でしょう。


仮にこれらを覚えても、次の定期試験には1点も響かない。模試にもまず響かない!


だって、定期試験用に作られた教材ではありませんから。まして受験用でもない。
つまり
 →突然英語ができるようになるような教材ではない
 →いきなりテストで平均以上が取れたり、偏差値が55になるような教材ではない
ということは間違いないわけです。
でも、わらをもつかむような方にはそう見えずに買ってしまうようです。当時の私ならば、他人がなんと言っても買うような気がします。
で、前回の話ような結果になることでしょう。
つまり
まだ試験範囲の学習をちゃんとしたほうがまだましだった
と反省することになったでしょう。


ようするに、英語ができない高校生の問題は
・「試験範囲の英語の学習をちゃんとできない」ことにある

のです。


でも、英語が苦手な人は、授業だろうが、定期試験勉強だろうが


・英語は見たくない
・単語・熟語を調べたくない
・和訳例なんか書きたくない
・単語なんか覚えたくない
●だいたい「どんなところが試験に出るかわからない!」


 だから⇒英語の勉強のしようが無いわけです。↑これらを解決してくれる「参考書」が世の中にあるでしょうか? そんなものは無いです


 つまり結論としては
英語が苦手な人が
・定期試験で困らなくなる教材・参考書なんかこの世に無い。
英語が苦手な人は
●余計な教材や参考書などやっても、
・授業で少しも楽にならず
・定期試験にも反映しない


ということです。


 どうですか? そこの英語が苦手な皆さん? そうは思いませんか?


次回は、予備校の浪人生のケースについて書きます。
今週の金曜日はいつもの文法放送。この続きは来週の月曜日です。


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2014年4月 7日

なんで余計な教材・参考書をやるの?(7)

 まず前提を書きます。
 今回のターゲットは「英語が苦手な人」です。偏差値が40台かそれ以下の人と考えて下さい。少なくともいつも平均以下の点数しか取れないような人がターゲットです。また「高校生・浪人生」をターゲットとします。ここは「苦手なりの受験英語」ですから。浪人生も含めますが、基本的には「予備校生」を想定しています。宅浪生は想定していません。


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 前回は高校生のケースでした。今度は浪人生の場合を考えます。もちろん、かつての私のような英語が苦手なことには自信があるような浪人生に限ります。私が浪人したての頃、私の英語の偏差値は30.5でした。


 このくらいアンポンタンだと、成績を上げたいと真剣に考えた場合、教材・参考書がめちゃめちゃ欲しくなります。ですがちょっと待って下さい。教材なら予備校がちゃんと用意してくれるではありませんか! あなたは志望校に合わせたコースを選んだはずです。予備校はそれにあわせた適切な教材を用意してくださるはずです。


 今はちょうど4月なので「今の時期なら言える苦言」を言います。予備校生活が始まると、徐々に予備校に来る生徒は減ります。4月に100人入る教室が満杯だったとしたら、1月には50人もいないでしょう。なぜか? 予備校の授業についていけなくなる人が徐々に増えるからです。マラソンみたいなものです。最初のうちは先頭集団ができますが、徐々に脱落していきます。授業は内容は徐々に難しくなります。前の内容が分かってないと、前に進めなくなります。


 授業前に予習できない生徒は、いずれ確実にその授業に出なくなります。徐々に難しくなるからです。もっとも最近はサボっても、ビデオによる学習がありますね。何らかの都合で授業に出れなかった場合はビデオは都合がいいですね。ですがそれはサボりやすくもなる両刃の剣です。結局いずれサボる人は予習をしません。サボらない人も油断はできません。最初のうちはビデオの予習もする人もそのうち聞くだけになる人が増えていきます。予習する時間が足りなくなるから。


 まず、通常のよくある長文解釈の授業を考えてみましょう。長文解釈の授業ならば、長文の長さは徐々に長くなります、単語レベルも後になればなるほど上がります。4月は90分で500words ぐらいの長文をやってたとしたら、来年1月は90分で4倍の2000words ぐらいの長文をやることになります。5月で早くも増えます。したがって4月は予習してついていけたとしても、5月で早くも脱落者が出ます。彼らは予習が辛くて予習するのをやめてしまうのです。そうすると授業に出なくなるのです。最初から予習しないなんて問題外です(ですが実際は多くいます。こういう方々はほぼ99%脱落します)。予習せずにビデオだけ見てる人も、そのうちビデオも見なくなりやすいです。こうして脱落者が出ます。


 脱落者はどういう行動を取るのか? 次のようになります。
 予備校の場合、高校と違って「授業に出なくても叱られない」のです。すると「ちょっとぐらい授業に出なくても何とかなるだろう」と思ってしまう人が出てきます。そういう方々は、類は友を呼ぶで集まって、皆でサボります。みんなで口々に「何とかなるだろう」と言い合います。同じ考えの人が集まって、皆で「最悪、参考書でなんとかなるさ」と言い合うのです。そして「参考書で何とかなった人の例」を探し始めます。


 そりゃ、参考書でなんとかなる人はいますよ。でも「参考書でなんとかなる人」は、授業があったらサボりません


 「参考書をやる作業」も「授業の予習をする作業」も同じですから。で「授業の予習ができない」んだから、「参考書なんか1人でできるわけが無い」。彼らはこういう前提を思いつくことができません。仮に思いついても脳みそから消します。都合が悪いから。


 このように「自分に都合のいい妄想」を信じるしかなくなった人は、確実にどんどん成績が下がります。困れば困るほど「都合のいい妄想」が強まります。彼らは「授業よりもきっといい参考書が絶対にある」と思い込みます。サボったのを挽回したいから・しないと困るからです。しかし浪人時代、授業を1回もサボらなかった私に言わせれば、予備校のテキストのほうが桁外れにはるかに優れています。理由があります、予備校のテキストは最新の情報に基づいてテキストを作っています。志望校にあわせたいい教材を編集しているのです。だからものすごく合格に近いのです。しかし「授業よりいい参考書があるはずだ」と主張する人は、そう考えません。参考書で十分と思い込んでいます。「参考書が優れてないと自分が困るから」そう思うだけです。


 授業をサボる彼らの言い訳は決まっています。それは「自分のペースでやりたかったが授業は合わなかった」というものです。この「自分のペース」というのが曲者です。いい言葉に聞こえるのです。しかし「自分のペースに合わせる」というのは、実はやりたくないものは「やらないで後回しにする」という意味です。やらないで後回しにする時間がなくなる」⇒「間に合わない」というコンボになるのです。せっかく予備校が「間に合うペースを研究して作ってくれているのに、それに合わせないのだから、どんどん合格の確率を減らしています。まさに「マラソン」です。自分のペースで走ったら、どんどん先頭集団から置いてけぼりになるでしょう。理想に近いペースを予備校が作ってくれていて、それに合わせれば合格するのに、彼らはそれに合わさないのです。


 マラソンの先頭集団は最後にスパートをかけます。受験も同じです。受験の先頭集団は、1月2月に向けてさらにペースアップします。だからそれについていけない脱落者はますます彼らとの差が広がります。偏差値が下がります。だから脱落者は「短期間で成績が上がる、魔法のような参考書」をさらに探し始めるのです


ですが
 ⇒「仮にそんなもの都合がいいもの(短期間で成績が上がる、魔法のような参考書)が合ったら、受験生はみんなそれをやるはず」です。誰だってできるだけ短期間で成績を上げたいんだから。
だから、そんなものはないのです。


 それでも脱落者は何にもやらないわけにも行かないのです。だから何か参考書やりますですが⇒「そんなんで、予備校をサボらずに1年間きちっと学習した人に勝てるとお思いでしょうか?


 そんな余計な参考書など不要です。予備校に通われているのなら予備校のテキストで必要十分なはずです。そうは思いませんか? 予備校だって合格実績を上げたいのです。予備校は合格実績を上げたいプロの指導者が考えたあなたに最適な教材と環境と、なにより「合格へのペース」を与えてくれているのです。それに合わせるべきなのです。どうでしょうか?


 予備校生と参考書についての話の基本は今回で話したことで終わりです。ですが次回はある予備校生と参考書についてのちょっとしたヒドイ話を付け足します。
今週の金曜日はいつもの文法放送。この続きは来週の月曜日です。


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2014年4月14日

なんで余計な教材・参考書をやるの?(8)

 まずいつもの前提を書きます。
 今回のターゲットは「英語が苦手な人」です。偏差値が40台かそれ以下の人と考えて下さい。少なくともいつも平均以下の点数しか取れないような人がターゲットです。また「高校生・浪人生」をターゲットとします。ここは「苦手なりの受験英語」ですから。浪人生も含めますが、基本的には「予備校生」を想定しています。宅浪生は想定していません。


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 今日は私の1浪時代の話をします。私は1浪目は予備校の「寮生」でした。寮に入って勉強をしていたのです。おかげで、勉強する習慣が付きました。


 試験期間を終え、退寮する頃の話をします。寮には共有の大型のゴミ捨て場がありました。そこにはよく雑誌が捨てられていました。マンガ雑誌とかw ああ、一応男子寮なので、男子だけが読む雑誌も大量に捨ててありましたなあ!w


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 退寮する3月頃、ある「とても興味深いもの」が捨てられていたの発見しました。それはある英語の教材でした。ある程度の大量の本(厚手の本が5冊ぐらい)がまとまって「ドサッ」と捨てられていました。私は興味本位にそれを拾って、部屋に持ち帰りしました。


 その教材の正確なタイトルはもはや分かりません。しかし大体こんな感じのタイトルでした。⇒「大学入試英語最速学習マニュアル(vol.1~vol.5)


 内容を見てみました。
 ・英文法の説明が詳しく載っている。その問題が付いている。答えが付いている。
 ・長文の問題が載っている。その答えが付いている。


これを見て私はこう思いました。
「なんだ~これ? 答えが付いている以外は予備校のテキストと学習内容は同じじゃないか!」
「しかも予備校のテキストのほうがはるかに良い! 桁違いに質が良い! 一方この教材は基本的なことしか書いてない! 易しい問題が多い! 説明にも荒がある。 さらに入試レベルの難易度の問題が見当たらない! これじゃ実際の入試に対応できないではないか!」


 これを買った人がどんな人かを想像しました。おそらくこういう人です。
予備校の授業をサボりまくった人
・予備校のテキストは問題はあるが答えがないので、サボった人には答えが分からない
・同内容の学習をしたいが、答えが分からない予備校のテキストは使えない
そこで⇒「答えが付いているこの教材を買って、自分で学習しようと試みた


 おそらく↑こういう人だったと思います。


 拾ったこの教材をよく読むと、最初のほうはやった形跡がありました。線やカラーマーカーが引かれていました。ところがものの数ページでそんなページは見当たらなくなりました。途中からものすごくキレイなページが続きました。折り跡から察するに、「元の持ち主は途中からページを開いていない」と思いました。この教材の使用者はこの教材を途中で見ることさえあきらめたと思います。そしてこの高そうな教材をゴミ箱に捨てたのだと思いました。


何度も言っていますが、
 「授業の予習をする」のと、「参考書や教材で自分で学習する」のは「同じこと
です。
 「授業の予習ができないでサボりまくった人」は「自分1人で参考書や教材で学習できるわけがない
です。


 この教材を買い、そして捨てた人は「自分のペース」で英語を学習したいと思ってこの教材を買ったのだと思います。そして「自分のペース」で英語を学習したのだと思います。
 「自分のペース」で学習する、ということは、やりたくないことは後回しにすることです。後回しならまだましで、普通は「やる気が起こらないからやらない」...ということになるのではないでしょうか? 少なくともこの教材の使用者は途中からやっていませんでした。


 あなたは↑こうならないようにするべきだと思いませんか? どうでしょうか?
 次回はこの話題の最終回の予定です。次回は来週の月曜日です。


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2014年4月21日

なんで余計な教材・参考書をやるの?(9)

 まずいつもの前提を書きます。
 今回のターゲットは「英語が苦手な人」です。偏差値が40台かそれ以下の人と考えて下さい。少なくともいつも平均以下の点数しか取れないような人がターゲットです。また「高校生・浪人生」をターゲットとします。ここは「苦手なりの受験英語」ですから。浪人生も含めますが、基本的には「予備校生」を想定しています。宅浪生は想定していません。


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 今回は「なんで余計な教材・参考書をやるの?」の最終回です。初めてこの話題を読む人は(1)から読んで下さいね。ここは(9)ですから!


 ここまで書いてきたことをまとめます。
高校生英語が苦手な人】の場合
授業や定期試験や宿題についていくことが先決のはず。定期試験に対応している教材・参考書なんかこの世に存在しない。


浪人生英語が苦手な人】の場合
・予備校のテキストのほうが市販の参考書よりも優れている。
予備校の授業の予習ができない人は、自分1人で市販の参考書や教材をやれるわけがない


【全体的に言える事】
短期間であっという間に英語の成績が上がるような魔法のような本はこの世に存在しない
もしあったらみんなそれをやっている。誰だってできるだけ短期間で英語の成績を上げたいのだから


 ということです。


 そりゃ、単語帳なり、熟語帳なり、文法解説書は買う必要が出てきます。そういうのは「余計な教材・参考書」とは言いません。そうではなく、
 高校生なら「授業や定期試験に全く反映しない教材」
 浪人生なら「授業内容と重複するような教材」
といったものが不要である
、という話です。


 つまりは、高校生だろうが、浪人生だろうが、「授業の予習をちゃんとすること」ことが【最も短期間で英語の成績を上げる】ことになるのです。余計な参考書・教材なんか不要です。


 ここをお読みになっている「英語が苦手な高校生」で、「私はちゃんと授業の予習を完璧にしている! でも苦手(偏差値40台かそれ以下)だ!」と言える人が1人でもいらっしゃるでしょうか? いらしたらぜひご一報下さい。それをしていないからあなたは英語がいつまでたっても苦手(偏差値40台かそれ以下)なのです。


 ただし、そう言っても「授業の予習が1人ではどうしても困難だ」という人もいる思います。英語が苦手な人はなかなか1人では予習できないものです。そういう人のために「」は存在していると思います。特に高校生で英語が苦手な人は「授業の予習をしてくれるような塾」を見つけて予習を手伝ってもらうことをお勧めします。どうでしょうか?


 浪人生? 浪人生は1人でやらなきゃだめだと思います。「予備校行ってて塾にも行く」というのはどうでしょうか? 自力で頑張るべきです。
 もっとも、自力でどうしても予備校の予習ができない浪人生が私の生徒になったケースもありました。ここの浦田さんはそういう方でした。相当英語ができなかった方ですが、私と予備校の授業の予習をし最終的には同志社に入られました。もう1人浪人で予備校に通われながら私の授業にも受けて下さった方(木村さん)もいらっしゃいます。この方は英語は苦手ではなかった人ですが、私とは予備校でもの足りない部分を補填するような学習をしていました。最終結果は国立大です。ご参考に)


今週の金曜日はいつもの文法放送。来週の月曜日は雑談です。新しいシリーズは再来週の月曜日から始めます。


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