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苦手なりの受験英語!

 

2015年3月23日

英文法の単元別 特徴・注意点(1)

新しいシリーズは「英文法の単元別 特徴・注意点」というものにします。


 私はここで英語を教えているわけですが、主に文法を教えています。生徒様に文法問題集を解いてもらうわけです。文法問題集は概ね単元別に分かれています。例えば「関係詞」とか「仮定法」とか「時制」とか名前がつけられており、その内容に沿った文法問題が並べられています。


 私は生徒様と1問1問答え合わせをするわけですが、新しい単元に入る際に、私は軽くその単元の概要を説明します。例えば「今からやる【関係詞】っていうのはねー。英語が得意な人には易しすぎて簡単に感じるんだ。説明が不要なぐらい易しい。0.5秒で楽勝で正解を連発する。概ねいつも正解。でも苦手な人には逆。こんな難しいところはない。説明も分からないは、散々悩んでも間違いを連発するは、で超地獄。概ねいつも不正解」…などと私は言うのです。


こういう「前振り」を、今回のシリーズにできないかと思いました。過去に私が書いた参照ページがある場合はそこにもリンクを貼ります。


早速ですが、始めましょう!


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単元名 【5文型】


【特徴】
英語(英文)の基本的な構造を学ぶ単元。


・日本語はある程度語順が前後しても意味が通じるが、英語はそうではない。
・英語は語順で意味が決まる。語順が大事。間違った語順にすると間違い。


例題
 A dog has Ken.の意味は何か?
誤答例
 ケンは犬を飼っている


【注意点】
・英語には大きく分けて「自動詞」「他動詞」の2種類がある。「目的語」という概念と一緒に、この2つの区別をしっかり覚えること。
・品詞(動詞、名詞、形容詞、副詞)の役割を認識すること。
・この単元で登場する例文は短いものばかりのはず。しかし苦手な人は短いからと言って侮ってはいけない。苦手な人の場合、この短い英文ですら、ゴロゴロ意味を間違ったり、あるいは全く意味がわからなかったりする。
・第4文型(SVOO)と第5文型(SVOC)の区別ができるようにすること。


【参考ページ】(リンク)
5文型をなぜやるか? (このシリーズのどこかに上記の例題の解答・解説があります)
自動詞・他動詞の知識の効用


 金曜日はいつもの文法放送。この続き(次回は関係詞)は来週の月曜日です。
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2015年3月30日

英文法の単元別 特徴・注意点(2)

ではさくさく行きましょう。

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単元名 【関係詞】


【特徴】
英語が苦手な人にとっては超地獄


・得意な人と苦手な人の差が大きく出る単元。最初の難関。
・英語が苦手な人は「カン」で解くとほぼ100%毎回間違う。
・多くの英語の先生にとって関係詞は楽勝すぎなので、テキストに載っている関係詞の問題は難しいものが並びやすい。


例題
次の(   )に that以外の適切な語を必ず入れなさい
 This is the place(   )I like.
誤答例
 where


【注意点】
・英語が苦手な人は「基本形」で既に難しく感じてつまずく。
・英語が苦手な人は特に「関係代名詞目的格」で必ずつまずく。
英語が苦手な人は「関係代名詞目的格の省略」でさらに必ずつまずく。(←ちなみに私はこの克服に10カ月を要した)
・英語が苦手な人は「関係代名詞のwhat」で必ずつまずく。
・英語が苦手な人は「関係代名詞と関係副詞」の差が分からないのでそこでもつまずく。
・↑以上のつまずくポイントは全て「自動詞・他動詞」の役割を知らないために起こる現象である。したがって、知らなかったらそちらを先に学ばなければならない。
・応用は更に難しい。


【参考ページ】(リンク)
関係詞の謎と得意・不得意 (上記の例題の解答と関連記事があります)


 金曜日はいつもの文法放送。この続きは来週の月曜日です。


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2015年4月 6日

英文法の単元別 特徴・注意点(3)

単元名 【不定詞】


【特徴】
基本用法(名詞用法・形容詞用法・副詞用法)をしっかり覚えることが先決。


・基本形は得意な人と苦手な人の差が出る単元。
・英語のセンスあるれる人には基本形はカンでできる超簡単な単元。楽勝!
・しかし英語が苦手な人は基本形でもカンだと間違えまくる。
・応用は得意な人でも頭を抱えることがある。


例題
次の英文の和訳例を書きなさい
 To meet her, you would fall in love with her.
誤答例
 彼女に会うために、あなたは彼女に恋するだろう


【注意点】
・基本形(名詞用法・形容詞用法・副詞用法)の違い・働きをまず学んで覚える。
・基本形で出てくる例文はどんな英文でも、正しい和訳例がすぐできるようなること。(ただしこれこそ英語のセンスあふれる人はカンですかさず意味が分かってしまう)
・応用もたくさんあるが、中でも「原形不定詞」の使われ方に最大注意。ここは得意な人でも頭を抱えることが多い。


【参考ページ】(リンク)
不定詞の謎に迫る (このシリーズのどこかに上記の例題の解答と関連記事があります)


 金曜日はいつもの文法放送。この続きは来週の月曜日です。


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2015年4月10日

英文法の単元別 特徴・注意点(4)

単元名 【動名詞】


【特徴】
基本が楽なので、応用の理解と認識が重要。


例題
次の英文の(   )に入れるのに適切なものをあるだけ選びなさい
 I enjoy(   )the guitar.
a, playing b, to play c, play
誤答例
 a, b
正解
 aのみ
簡単な解説
 enjoy は不定詞の名詞用法ではなく「動名詞を目的語に取る他動詞」だから。


【注意点】
・基本は割りと楽。「~すること」という意味になるだけと覚えればいい。
・動名詞を使った熟語を12~15個覚えなければならない。そして書き換え問題に対応できるようになること。
・不定詞の名詞用法ではなく「動名詞を目的語に取る他動詞」を具体的に覚えなければならない。ここがメイン。


【参考ページ】
私からはない。


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2015年4月20日

英文法の単元別 特徴・注意点(5)

単元名 【分詞】


【特徴】
英語が得意な人でも苦手な人でも共通でつまずく単元。


例題
次の日本語の意味になるように、それに続く語を正しく並べ替えて英文を作りなさい。
「私はその通りを走っている少年を知っている」
 running, the, the, know, street, I, man, in.

誤答例
 I know the running man in the street.

正答は
  I know the man running in the street.


【注意点】
・分詞を苦手としている高校生受験生が割合から言うと一番多い。それは英語が苦手な人も得意な人も共通でそれなりに苦手としている人が多いから。
・基本形は並べ替え問題に対応できるように仕組みを覚えること。
・「分詞構文」と呼ばれる文法に注意。これはそうおいそれと覚えられるものではない。苦手な人ほど何度も復習が必要。


【参考ページ】
分詞構文の特別解説

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2015年4月27日

英文法の単元別 特徴・注意点(6)

単元名 【接続詞】


【特徴】
1単語、1単語で個別の使い方を覚える。量は多い。


例題
次の英文の和訳例を作りなさい。
I know if he will come here.


誤答例
 私はもし彼がここに来れば知っている。
正解例
 私は彼がここに来るかどうか知っている。


【注意点】
・まず、「等位接続詞」と「従属接続詞」の2種類の区別を覚える。
・そして「名詞節を導く接続詞」と「副詞節を導く接続詞」の区別と意味を覚える。
・そして、接続詞を1つ、1つ、丁寧に、意味と使い方を覚える。


【参考ページ】
私からはない。


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2015年5月 4日

英文法の単元別 特徴・注意点(7)

単元名 【前置詞】


【特徴】
前置詞を1単語、1単語、個別の使い方を覚えるわけだが、普通は1回で覚えきれるものではない。


例題
次の英文の和訳例を作りなさい。
 He will come here in ten minutes.


誤答例
 彼は10分以内にここに来るだろう。
正解例
 彼は10分後にここに来るだろう。


解説
 未来時制の「in + 時間」は「~時間以内」ではなく「時間後」である。


【注意点】
・前置詞は1年や2年で極められるものではない。私の師匠は「25年かかる」と言っていた。
・基本的な用法を覚えれば良い。基本だけでも数は多い。1度に覚えようとせず、少しずつ覚える感じで良い。
・日本人英語学習者は、間違えまくって当たり前。問題を解きながら間違いながら少しずつ覚えていく感じでOK。


【参考ページ】
私からはない。


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2015年5月11日

英文法の単元別 特徴・注意点(8)

単元名 【受動態】


【特徴】
能動態を受動態に、受動態を能動態にする練習を積み重ねる必要がある。


例題
次の英文の受動態を作りなさい。
 He made Midori go there.


誤答例
 Midori was made go there.
正解
 Midori was made to go there.


解説
 原形不定詞は受動態になると to 不定詞に変わる。


【注意点】
・1単語、1単語、注意しながら、能動態を受動態に、受動態を能動態にする練習を積み重ねる必要がある。
・疑問文や、否定文の受動態に注意。
・原形不定詞を使った受動態や、第4文型の受動態にも注意。間違いやすい。


【参考ページ】
私からはない。


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2015年5月18日

英文法の単元別 特徴・注意点(9)

単元名 【助動詞】


【特徴】
中学で習った以上のたくさんの意味を覚える必要がある。


例題
次の英文の訳例を作りなさい
 He must be Lupin.


誤答例
 彼はルパンでなければならない。
正解例
 彼はルパンに違いない


解説
 must には「~しなければならない」のみならず、「~に違いない」という意味がある。


【注意点】
・can, will, must といった基本的な助動詞は、中学でやった以上に意味がある。
・中学で習わなかった助動詞もある。いくつか増える。それらも学ぶ必要がある。
・should について細かい注意がある。


【参考ページ】
私からはない。


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2015年5月25日

英文法の単元別 特徴・注意点(10)

単元名 【比較】


【特徴】
初めから英語が得意な人には平易だが、英語が苦手な人にとっては実は最難関。


例題
次の意味になるように(  )内の英単語を正しく並べ変えなさい。
「彼は自分の名前さえ書けない」
He (cannnot, his, much, name, so, write, as).


誤答例
 He cannot write his name so much as.
正解
 He cannot so much as write his name.


解説
 「助動詞+not so much as 動詞(原形)」で「~すらしない、~さえしない」という熟語。これを完成させる。


【注意点】
・基本は簡単。原級、比較級、最上級、という基本用法は中学でやったことなのだが、不確実ならばまずこれを覚える。これはたいして難しくなく易しい部類。
・問題は応用として覚える熟語。原級、比較級、最上級を使った熟語が膨大な数がある。おまけにものすごくややこしい。微妙な差の違いを覚えなければならず、想像以上に大変である。


【参考ページ】
私からはない。


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2015年6月 1日

英文法の単元別 特徴・注意点(11)

単元名 【時制】


【特徴】
英語が得意な人でも難しく思う人が多くいる。


例題
次の空欄に適切なものを選びなさい。
I(   )always wanted to see the sight of Matsushima, so I agreed to go there with them.
 a. have b.had

誤答例
 a. have
正解
 b.had


解説
 英語の得意な人は「have always wanted」のほうが「なんとなく聞き覚えがある」という理由で選択肢から have を選ぶことが多い。こうして英語が得意な人は誤答を連発する。彼らは「後ろが過去時制だ」…なんてことをほぼ考えないのでこの手の問題を間違い易い。この例題は「後ろが過去時制であるから、時制を合わせて had(過去時制)になる」わけだが、英語が得意な人はこういう「後ろを見て(時制を合わせて)解くこと」を嫌がる。難しく感じてしまう。
 ちなみに私はろくに英文を覚えていないので、「なんとなく聞き覚えがある」かどうかで私は判断しない(できない)。おかげで正答を連発し、時制を全く難しく思わなかった。


【注意点】
・特に完了形を難しく感じる人が多い。なぜなら日本語には完了形がないからである。
・英語は日本語よりも時制をきっちり正確に言いわける言語である。正しく時制を合わせる作業が必要となる。時制が苦手な人はこれをゆっくり丁寧に練習すること。


【参考ページ】
私からはない。


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2015年6月 8日

英文法の単元別 特徴・注意点(12)

単元名 【仮定法】


【特徴】
英語が得意な人ほど難しく感じ、苦手な人ほど簡単に感じる


例題
次の空欄に適切なものを選びなさい。
If they _________ the game, I would have felt happy.
a.win b.won c.have won d.had won


誤答例
 a.win b.won c.have won
正解
 d.had won
(訳例:もし彼らがその試合に勝っていたら、私は嬉しかっただろう)


解説
 英語の得意な人は「they win the game」のほうが「なんとなく聞き覚えがある」という理由で選択肢から1つを選ぶことが多い。「they had won the game なんて聞き覚えが薄い」…という理由でこれだけは選ばない。こうやって英語が得意な人は誤答を連発する。彼らは後ろを見ない。後ろが過去時制だ、とか「仮定法過去完了の後ろの形だ」…なんてことをほぼ考えないので間違っていまう。この例題は後ろが「仮定法過去完了の後ろの形だ」であるから had + 過去分詞に決まっている。しかし英語が得意な人はこういう「後ろを見て解くこと」を嫌がる。難しく感じてしまう。
 ちなみに英語のセンスが全くない私は「仮定法」が簡単でしょうがない。私はろくに英文を覚えていないので「なんとなく聞き覚えがある」という理由で選択肢から1つを選べないからである。


【注意点】
・英語が得意な人(苦手な人ではない)ほど、しっかりルールを学び、問題集を解きまくって実践すること。
・英語が苦手な人は楽勝。


【参考ページ】
色んな意味で仮定法の謎


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2015年6月15日

英文法の単元別 特徴・注意点(13)

単元名 【時制の一致と話法】


【特徴】
これも英語が得意な人ほど難しく感じ、苦手な人ほど簡単に感じる


例題
次の日本語の意味になるように空欄に最も適切な英単語を選択肢から選びなさい。
(私はAチームが勝つだろうと思った)
I thought that team A (   ) win the game.
a.should b.may c.will d.would


誤答例
 c.will
正解
 d.would


解説
 英語の得意な人は「they win the game」のほうが「なんとなく聞き覚えがある」という理由で選択肢から1つを選ぶことが多い。「 team A will win the game が一番聞気覚えがある・team A would win the game が一番聞き覚えが薄い」…という理由で will を選ぶ。こうやって英語が得意な人は誤答を連発する。彼らは時制を考えない。thought が過去時制だ、とか…なんてことをほぼ考えないので間違っていまう。この例題は述語動詞 thought で全体的に過去の話なんだから、通常は will を過去形の would が正解。


【注意点】
・「この英文は何時制なのか?」…これをいちいちきちっと把握する。そのくせがつくかどうかが勝負。つけば簡単である。
・話法は50年前の受験では大流行した。しかし現在は流行していない。現在はさほど重要ではない。参考書を(見ないで…ではなく)見ながら正しく話法の転換ができるようになればいいと私は思う。


【参考ページ】
私からはない。


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2015年6月22日

英文法の単元別 特徴・注意点(14)

単元名 【強調・倒置・省略】


【特徴】
大体最後に習う最終関門


例題
Naoko rarely talks to anyone. (直子はめったに誰とも話さない)
 この英文を Rarely を文頭にして書き換えなさい。


誤答例
 Rarely Naoko talks to anyone.
正解
 Rarely does Naoko talk to anyone.


解説
 rarely は「めったに~ない」という意味の副詞で「否定的な意味(~ない)」がある。こういう部分が文頭に飛び出る形を「否定倒置」という。否定倒置が起こった場合、単に語順を変えるだけではすまない場合が多い。この場合 talks が does と talk に分割され、does が前に飛び出る。


【注意点】
・最後の難関。最も難しいのは上の例で上げた「否定倒置」であろう。なお上で説明した内容は不十分である。どこかでしっかり正確なルールを把握して欲しい。
・強調・倒置・省略のなかで、おそらく一番難しいのは倒置である。倒置された英文の意味を把握するのが難しい。


【参考ページ】
私からはない。


以上で「英文法の単元別 特徴・注意点」シリーズはおしまいです。
来週は1度雑談を入れます。
新しいシリーズは再来週の月曜日から始めます。


 金曜日はいつもの文法放送です。


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