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苦手なりの受験英語!

 

2010年4月12日

What を克服せよ!(1)

whatを克服せよ

今日から新シリーズです。シリーズ名は「Whatを克服せよ!」です。


疑問文で出てくる、What is this ? くらいなら、なんとかなるのですが、英語はそんな単純なものではないです。
実は、センター試験でも、what の関わる問題は、数多く出題されています。頻出、と言っても良いです。


英語が苦手な人の多くは what でけっこう躓いています。今回は、ここを「克服させよう」というテーマで、お送りします。
もし、あなたが what が苦手なら、今回のシリーズは必見ですぞ!


今日は予告だけですね。本格的には、木曜日からはじめます。
どうぞよろしくお願いいたします。m(_ _)m


実際は次の月曜日になりました。


(↓目次はこちら)
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2010年4月19日

What を克服せよ!(2)

whatを克服せよ


では始めましょう。今日はまず超基礎編です。概ね中学生レベルの知識を尋ねます。


what の「品詞」はなんでしょう? わかりますか?


普段、文法を意識していないと、答えられないかもしれません。皆様どうでしょうか?
ある人は「what は疑問詞だ」というかもしれません。
あなたもそう答えるかもしれません。


 それは正解です。what は疑問詞です。


ですが、疑問詞は3種類あるんですよ。


 (1)疑問代名詞
 (2)疑問形容詞
 (3)疑問副詞


さあこれらのうち what はどれでしょう? ほら! 分からなくなった人はわからなくなったでしょう。


正解は
what は (1)疑問代名詞
     (2)疑問形容詞


の2つの可能性があります。


さあ、ここで分からなくなったでしょう。Ψ(`∀´)Ψ
こういうところで文法は嫌われるんだよなあ


でも、ここそしっかりやって欲しいんです。なぜなら、what は特にセンター試験で「超頻出」だからです。こういうところから、しっかり学んで欲しいのです。


--------------------------------


今日は、what の(1)疑問代名詞 としての単純な使い方から学びましょう。


・例文1 What is this? (これは何ですか?)
・例文2 What do you know about her? (彼女について何を知ってるの?)


この2つは、(1)疑問代名詞の代表的な使い方ですね。ゆっくりやりましょう。


・What is this? (これは何ですか?)


日本語で↑これの返事を考えましょうか? 例えば、
これは私のペンの1つだよ
と言うことにしましょうか?


これを英語で言うならば
 This is a pen of mine.
ですね。この形は


 This is ●●●. 「これは●●●です」 という定型ですね。


 「●●●」の部分が、今回は「a pen of mine」なわけです。「この中」の中心の言葉は「pen」なのは分かりますか? 言ってみれば


 「これは「ペン」です」


と言っているわけです。ここまでは大丈夫ですか?
では、pen の品詞は何でしょうか? 「名詞」ですね。ここは大丈夫でしょうか?


ではでは


What is this? …この場合 「これは「」ですか?」と聞いているわけです。


で、この問いの答えが、例えば、「これは「ペン」です」と答えられるわけです。


ではここで問題!
ペン」の品詞名詞だったように、What is this? の 「what」 の品詞は何でしょう?


⇒正解は「名詞」なわけです。


でも、「何ですか?」と疑問を投げかけている英文を作っていますよね。
⇒こういう名詞は名詞でも、「別扱いの名詞」なのです。
 ⇒こういう「疑問を投げかける文を作る名詞」を「疑問代名詞」と呼びます。


・例文2 What do you know about her? (彼女について何を知ってるの?)
については、木曜日にやりましょう。


(↓目次はこちら)
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2010年4月22日

What を克服せよ!(3)

whatを克服せよ


今回は
・例文2 What do you know about her? (彼女について何を知ってるの?)
についてはやりましょう。


この what疑問代名詞である、というお話です。


What do you know about her? (彼女について何を知ってるの?)
日本語で↑これの返事を考えましょうか? 例えば、
私は彼女についてあることを知っているよ
と言うことにしましょうか?


これを英語で言うならば
 I know something about her..
ですね。この形は


know 「●●●」 「~を知っている」


という形ですね。


 「●●●」の部分が、今回は「something」なわけです。


ここまでは大丈夫ですか?
では、something の品詞は何でしょうか? 「名詞」ですね。ここは大丈夫でしょうか?


ではでは


What do you know about her? …この場合 「彼女について「」を知っていますか」と聞いているわけです。


で、この問いの答えが、例えば、「彼女について「あること」を知っています」と答えられるわけです。


ではここで問題!
あること(something)」の品詞名詞だったように、What do you know about her? の 「what」 の品詞は何でしょう?


⇒正解は「名詞」なわけです。


でも、「何を知っていますか?」と疑問を投げかけている英文を作っていますよね。
⇒こういう名詞は名詞でも、「別扱いの名詞」なのです。
 ⇒こういう「疑問を投げかける文を作る名詞」を「疑問代名詞」と呼びます。


ここまでよろしいですか?


------------


今回の英文の2つを対比させましょう。


(1) What do you know about her?
(2) I know something about her.


know他動詞でしたよね。だから、(2)の英文は、know の後に somithing という目的語が来ています。
目的語ってどういうものかちゃんと分かりますか? 分からなかったらここでしっかり学習してください


しかし、(1)の英文の場合、know目的語が直後にありません。
 しかし、代わりにあるのが文頭の what です。


つまり、
(1) What do you know about her?
what は「know目的語が「」であるかを尋ねたもの」と言えます。


これを 目的語を受けたwhat という言い方をすることがあります。


目的語は名詞か代名詞しかなれないので、what は「疑問代名詞」なのです。
よろしいでしょうか?


明日はいつもの文法放送。続きは月曜日です。


(↓目次はこちら)
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2010年4月26日

What を克服せよ!(4)

whatを克服せよ


前回前々回で、疑問代名詞の what をやりました。これは「それくいらい細かくやらんでもわから~い」と思った人が多いと思います。

しかし今回は変化球です。前回前々回をちゃんと理解してないとついて来れない人がいるはずです。


今回は、疑問形容詞の what をやります。


準備例文(1)
What do you like? (あなたはが好きなのですか?)


↑これは「疑問代名詞」の what ですね。他動詞 like の目的語がありません
like の目的語を "what" で受けた英文です。
ここまではよろしいですか?


では!


What color do you like? (あなたはが好きですか?)


これはどうでしょう? 
この英文も他動詞 like の目的語がありません
しかし、今回の英文は like の目的語を what で受けていません。
"what color" で受けています


このときの what の意味は「どんな~、どのような~」という意味です。


つまり
 what(どのような color(「どのような色⇒
という意味を作るのに使われた what なのです。


ところで color は名詞ですよね。よろしいですか?


例えば、flower は名詞ですよね。
では、
beautiful flower ってどんな意味でしょう?
 ⇒「美しい花」
  ですね。


このときの beautiful の意味は「美しい」とういう意味です。


つまり
 beautiful(美しい)+ flower()=「美しい
という意味を作るのに使われた beautiful なのです。


ところで、beautiful品詞は? ⇒ 「形容詞」ですよね


「beautiful flower」は、⇒「形容詞beautiful」が「名詞flower」を修飾しているのです。
(「修飾」の意味が分からない人はこちら


同じように


「what color」は、⇒「形容詞what」が「名詞color」を修飾している
  と考えられなくないでしょうか?


したがって、


例文
What color do you like? (あなたはが好きですか?)


what は「形容詞の役割を果たしている」と言うことができるのです。


だから、このように使われる what は「疑問形容詞」と呼ばれるのです。
お分かりいただけたでしょうか?


ここまではまだ易しいほうです。次回から、がくんと難しくなります。


すみませんが、今度の木曜は更新をお休みします。
レギュラーのこの話は、来週の月曜日にお届けします。


金曜日はいつもどおり文法授業があります。どうぞよろしくお願いいたします。
m(_ _)m


(↓目次はこちら)
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2010年5月 3日

What を克服せよ!(5)

whatを克服せよ


今日からがむしろ本番です。
今までやったような、疑問代名詞や疑問副詞の例ではない what の話をします。この what の多くは「関係代名詞 what」です。


「?(クエスチョンマーク)」がついていないにもかかわらず、what がある文があります。あなたは、それを不思議に思いませんか? 私は最初不思議でした。what があるのに、なんで「?(クエスチョンマーク)がない」の? と思いました。ですが高校生以上になると、特に「?(クエスチョンマーク)がない
what の英文」を山ほど見かけます。


こういう what はほとんど「関係代名詞の what」です。
これについて、ここから学びましょう。よろしいでしょうか?


では典型例から紹介しましょう。


---------------
【例文】
She didn't believe what I said.


この英文には「?(クエスチョンマーク)がない」ですね。この英文の意味が分かるでしょうか? 英語が不得意な人のほとんどはこの英文の意味が分からないはずです。


私が高校生のころなら「彼女は私が何を言ったか信じなかった」とでも意味を取ったでしょう。これは間違いです。


この英文の意味は実際は「彼女は私が言ったことを信じなかった」です。


なぜそうなるのか? これを説明するのが実は大変一苦労になります。苦手な人がこれを理解するには、前提条件があるのです。


以下の知識が必要です。


1・自動詞とは何か?
2・他動詞とは何か?
3・目的語とは何か?
4・関係代名詞の主格・目的格(+補格)


この4つを知らないと、「関係代名詞の what」は苦手な人は決して理解できないでしょう。


次回から、ゆっくりと語ります。過去ログの再放送が続くかもしれませんが、ご容赦ください。


次回は木曜日の予定です。


(↓目次はこちら)
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2010年5月 6日

What を克服せよ!(6)

whatを克服せよ


関係代名詞の what を理解するお話の第1回目です。
とはいえ、そうは簡単に理解できません。


(1)・自動詞・他動詞の理解
(2)・目的語の理解
(3)・関係代名詞の主格と目的格の理解


この3つが分かっていないと、関係代名詞の what は理解できません。


今日は「自動詞・他動詞」の理解から行きます。


以下は概ね2009/3/23のログの再放送です。


--------------------------


【確認】
自動詞とは何でしょう? 他動詞とは何でしょう? あなたはこれらの定義を正確に言えるでしょうか?


【定義】
自動詞:直後に目的語となる名詞(相当語句)」を取れない動詞
他動詞:直後に目的語となる名詞(相当語句)」を取らなければならない動詞


です。


で、今日は他動詞の詳しいお話です。
今回はまず↓の問題を解いてください。


どちらが正しい英文か?
(1)I reached the station.
(2)I reached at the station.

正解は(1)。(2)は間違いです。これは reach(ed) のルールなのです。


reach他動詞(直後に目的語となる名詞(相当語句)」を取らなければならない動詞なのです。


reached の直後に the station という言葉が来ています。the は「その~」という冠詞(名詞のおまけにつくようなもの)なので、
⇒「reached の直後には station ()という名詞が着ている」という状態です。


つまり
(1)I reached the station. は
    reached + [the station名詞)] ...という英文です。


他動詞は【直後に目的語となる「名詞(相当語句)」を取らなければならない動詞】。
reached他動詞のためこれは正解になります。


では、一方、
(2)I reached at the station.
はどうでしょうか?


これは
他動詞」の直後に「前置詞」があってその後に名詞the station)がついています。
他動詞の直後に名詞がきていません前置詞が余計なんです。
したがって、
×(2)I reached at the station.
なのです。


ここまでよろしいでしょうか?


では↓この場合はどうなるでしょう?
問題:次の英文の正誤を言いなさい
(3)I arrived the station.
(4)I arrived at the station.


実は
×(3)I arrived the station.
○(4)I arrived at the station.
となります。


理由が分かりますか?


arrive を辞書で引いてください。そこには「自動詞」と書かれているはずです。したがって、目的語となる名詞(the station)をその後ろに取るには、前置詞 atが必要なわけです。
※なぜ to などではなく at なのか、については辞書を引いてください。


さてと、今回の問題の4つを正誤と共に並べます。
 (1)I reached the station.
 ×(2)I reached at the station.
 ×(3)I arrived the station.
 (4)I arrived at the station.


(1)は reach他動詞なので、at をつけてはいけない
(2)は arrive自動詞なので、at をつけなければならない


ここまでよろしいでしょうか?
では、正解の↓の英文の意味がお分かりでしょうか?
 ○(1)I reached the station.
 ○(4)I arrived at the station.


(1)も(4)も「私はその駅に着いた」同じ意味です。


同じ意味の英文なのに


他動詞を使うなら、直後に前置詞つけたら間違い
自動詞を使うなら、直後に前置詞つけなかったら間違い


なることがあるわけです。


ここまででも、ある程度「自動詞他動詞」の違いや定義が分かったと思います。
ですが次回で、「自動詞と他動詞」についてもう少し説明を加えます。
この続きは来週の月曜日です。


明日はいつもの文法放送です。

(↓目次はこちら)
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2010年5月10日

What を克服せよ!(7)

whatを克服せよ


関係代名詞の what を理解するお話の第2回目です。
とはいえ、そうは簡単に理解できません。


(1)・自動詞・他動詞の理解
(2)・目的語の理解
(3)・関係代名詞の主格と目的格の理解


この3つが分かっていないと、関係代名詞の what は理解できません。


今日は「自動詞・他動詞」の続きから行きます。


以下は概ね2009/3/26のログの再放送です。


--------------------------


【確認】
自動詞とは何でしょう? 他動詞とは何でしょう? あなたはこれらの定義を正確に言えるでしょうか?


【定義】
自動詞:直後に目的語となる名詞(相当語句)」を取れない動詞
他動詞:直後に目的語となる名詞(相当語句)」を取らなければならない動詞


です。


で、今回はまず↓の問題を解いてください。


次の中で正しい英文をあるだけ選びなさい
(1)I reached the station.
(2)I reached.
(3)I arrived at the station.
(4)I arrived.
どうでしょうか?


前回
(1)I reached the station.
(3)I arrived at the station.
この2つは「正しい」、また「同じ意味」である、と学習しましたね。したがってこの2つはあっています


では
(2)I reached.
(4)I arrived.
この2つはどうでしょうか?

実は、(2)は間違いで、(4)は正しいです。


では、なぜそうなるのでしょうか?
ここも大きな「自動詞他動詞」の差になります。実はそれによって決まるのです。


 ×(2)I reached.
 (4)I arrived.
 ↑こうなるわけですが、
reach(ed)は自動詞でしょうか? 他動詞でしょうか?
 ⇒他動詞ですね。
arrive(d)は自動詞でしょうか? 他動詞でしょうか?
 ⇒自動詞ですね。


ここで、自動詞他動詞の定義を思い出してください。


【定義】
自動詞:直後に目的語となる名詞(相当語句)」を取れない動詞
他動詞:直後に目的語となる名詞(相当語句)」を取らなければならない動詞


reach他動詞。↓を見ますと
 (2)I reached.
 reached の後が「ピリオド」になっています。
reach他動詞なのに、その直後に目的語がありません他動詞は、直後に目的語になる名詞がなくてはならないのに!
⇒だから、I reached. は間違っている英文なのです。


一方 arrive自動詞
 (4)I arrived.
 arrived の後は「ピリオド」になっています。
arrive自動詞で、別にその直後に目的語が必要ありません
⇒だから、I arrived.はあっている英文なのです。


ここまでよろしいでしょうか?


この関係でもうちょっと補足しましょう。


↓この英文は正しい英文でしょうか?
(5)I arrived at.


正解は「間違い」です。(5)の英文は間違った英文です。
(5)はarrived の後は at があります。at前置詞ですよね。前置詞があったら、その次にも「目的語」となる名詞が必要なのです。
つまり
 (3)I arrived at the station.
 ×(5)I arrived at.
(3)は、前置詞at の後に名詞the station)があるので、正しい
(5)は、前置詞at の後に名詞ないので、間違っているのです。


5つまとめると
 (1)I reached the station.
 ×(2)I reached.
 (3)I arrived at the station.
 (4)I arrived.
 ×(5)I arrived at.
となります。(2)と(5)が間違いなのは、共に「目的語となる名詞」が欠落しているからです。


ここまでよろしいでしょうか?


では、さらに意地悪問題。
この2つの英文のうち、あっているものを選べ。
(6)I went there.
(7)I went to there.


どうでしょうか? go自動詞ですよ。Ψ(`∀´)Ψ
自動詞目的語を取るには 前置詞が必要ですよ。Ψ(`∀´)Ψ


正解は
(6)I went there.
×(7)I went to there.
です。Ψ(`∀´)Ψ


なぜだか分かりますか?


実は there に問題があるのです。


皆様、there の品詞が分かりますか? 分からなければ辞書を引いてください。そこには「副詞」と書いてあるはずです。「名詞」ではありません。「副詞」です。これが重要。


「I went to」 という形であったら、to の直後には<目的語となる「名詞」>が欲しいのです。しかし「there は名詞ではなく、副詞」なのです。
したがって
×(7)I went to there.
となります。


実は「副詞なら、自動詞直後に置ける」のです。
したがって、
(6)I went there.(私はそこに行った)
となります。


最後に、派生問題。
この2つの英文のうち、あっているものを選べ。
(8)I reached there.
(9)I arrived there.


分かりますか? これはこれまでの知識で解けます。


正解は
×(8)I reached there.
(9)I arrived there.
です。


reach他動詞。にもかかわらず、直後に目的語となる名詞がない
⇒したがって「間違った英文」です。


一方、arrive自動詞直後に目的語がなくて当然。(むしろあったらだめ!)
副詞there は、(6)と同じ理屈で、当然直後でも「ポコン」と置けるのです。
⇒したがって「正しい英文」です。


いかがだったでしょうか? この(1)~(9)をじっくりにらめっこして欲しいと思います。どの英文があっていて、どの英文が間違っているのか、またそれらはなぜあっていて、なぜ間違っているかを、「英語が苦手な人」はぜひ覚えて欲しいと思います! ここが「得意・不得意」の大きな分かれ目になる、と私は確信しています。


---------------


今回は以上です。次回は目的語について説明します。
木曜日の予定です。


(↓目次はこちら)
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2010年5月13日

What を克服せよ!(8)

whatを克服せよ


関係代名詞の what を理解するお話の第3回目です。
とはいえ、そうは簡単に理解できません。


(1)・自動詞・他動詞の理解
(2)・目的語の理解
(3)・関係代名詞の主格と目的格の理解


この3つが分かっていないと、関係代名詞の what は理解できません。


今日は「目的語の理解」に行きます。


以下は概ね2009/3/30のログの再放送です。


--------------------------


今回は「目的語」という言葉を説明します。目的語って既に何回か単語として出てきていますが、この定義って実は難しいのです。


ここでは、普通あまり用いられない、定義を提示してみます。


目的語」とは…
直訳例を作ったとき、「」や「」や「」などという訳になる場合の「」にあたる「名詞(相当語句)」
ただし、「5文型の学習時」は別の定義。⇒「他動詞の後で、「」や「」や「」などという訳になる場合の「~」にあたる「名詞(相当語句)」


(4)でやった時の ○の例文を2つ使って説明しましょう。


 ○(1)I reached the station.
 ○(3)I arrived at the station.


(1)も(3)も、意味は「私はその駅に着いた」という意味です。
「私はその駅に着いた」←これには『その駅』という部分がありますね。

目的語」とは…
直訳例を作ったとき、「~を」や「」や「~へ」などという訳になる場合の「」にあたる「名詞(相当語句)」
でした。


その駅」…「」がありますね!


 ○(1)I reached the station.
 ○(3)I arrived at the station.
その駅』という部分の、英語に当たる部分は、(1)も(3)も「the station」です。つまり(1)も(3)も the station が両方ともに、この英文中で「目的語」にあたります。


ただどちらにも正確な呼び方があります。
(1)の場合…「the stationreached目的語」と呼びます。
(3)の場合…「the stationat目的語」と呼びます。
ここまで、よろしいでしょうか?


ところで、(1)や(3)の英文が、もし「5文型」の学習時に出てきた場合を考えましょう。


目的語の定義は
直訳例を作ったとき、「~を」や「~に」や「~へ」などという訳になる場合の「~」にあたる「名詞(相当語句)」
ただし、「5文型の学習時」は別の定義。⇒「他動詞の後で、「~を」や「~に」や「~へ」などという訳になる場合の「~」にあたる「名詞(相当語句)」


でした。
(1)I reached the station.
  ↑これは reached が使われています。reached他動詞です。
したがって、5文型の学習時でも
(1)I reached the station.
 ↑この場合…「the station目的語」と呼びます(呼べます)。


では(3)I arrived at the station.の場合はどうでしょうか?
    ↑これは arrived が使われています。arrived自動詞です。
したがって、5文型の学習時では
(3)I arrived at the station.
 ↑この場合…「the station は 目的語」と呼ばない(呼べない)のです。


しかし、逆に、5文型の学習時以外、特に「関係詞」の学習時には、
 ○(1)I reached the station.
 ○(3)I arrived at the station.
(1)の場合…「the stationreached目的語」と呼びます。
(3)の場合…「the stationat目的語」と呼びます。


よろしいでしょうか?


ここで、ちょっと考えて欲しいことがあります。


He is a boy.


↑この英文の中の「a boy」は目的語でしょうか?
どうでしょう? 分かりますか?


正解は「目的語」ではないです。
boy は確かに(少年)という意味の「名詞」だから、目的語になれる権利は持っています
しかし、違います。なぜ違うか考えましょう。


He is a boy. ←この意味を考えましょう。


「彼は少年だ」ですね。


目的語の定義は
直訳例を作ったとき、「~」や「~」や「~」などという訳になる場合の「~」にあたる「名詞(相当語句)」
ただし、「5文型の学習時」は別の定義。⇒「他動詞の後で、「~」や「~」や「~」などという訳になる場合の「~」にあたる「名詞(相当語句)」
でした。


「彼は少年だ」←このどこかに【「~」や「~」や「~」などという訳】がありますか? ないですよね。したがって、この英文の中での boy名詞であっても「目的語」ではないのです。


この英文の中の a boy は実は「目的語」ではなく「補語」と呼ばれます。


補語」とは、「主語」または「目的語」と同じものになるものです。

He is a boy. ←これで言えば、boy は「主語」の He同じですよね。
 He=a boy ←こうなりますよね。
こういう関係になる場合、
 He is a boy.←この文中でa boy は、「(主語の)補語」に当たる
という呼び方をします。(「このa boy 目的語だ」とは絶対に呼ばれません
(難しい言い方だと、こうした a boy を「主格補語」と呼びます)


別の例
He made her a good nurse.
この英文は、初学者には難しいかもしれません。意味は実は「彼は彼女を良い看護婦にした」となります。

この英文には「目的語」があります
 訳例を見てみると→「彼は彼女良い看護婦にした」←「彼女」という部分があります。
her は「(代)名詞」だから、この英文では
 「hermade目的語」…と呼ぶことができます。


では、「He made her a good nurse.」←これの a good nurse はなんと呼ぶ?
よく見ると「彼は彼女を良い看護婦にした」だから
 hera good nurse ←こうなりますよね?「彼女=良い看護婦」なわけです。
her は目的語でした。こういう関係になる場合
 He made her a good nurse.←この文中で a good nurse は、「(目的語の)補語」に当たる
という呼び方をします。(「この a good nurse は目的語だ」とは絶対に呼ばれません)
(難しい言い方だと、こうした a good nurse を「目的格補語」と呼びます)


このように、
名詞であれば、何でも「目的語」になるわけではない
のです。よろしいでしょうか?


明日はいつもの文法放送。この続きは月曜日です。


(↓目次はこちら)
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2010年5月17日

What を克服せよ!(9)

whatを克服せよ

関係代名詞の what を理解するお話の続きです。

(1)・自動詞・他動詞の理解
(2)・目的語の理解
(3)・関係代名詞の主格と目的格の理解

今回は↑この(3)のお話です。

今回は、「関係代名詞」の「主格」と「目的格」について講義します。
特に「目的格」について、しっかり学んで欲しいです。

英語が苦手な人は、「関係代名詞の目的格」が100%苦手です。
「関係代名詞の目的格」の攻略が、英語の苦手な人が得意になるための鍵となります。(何度もいっていますが、ここは「得意な人はカンでできる易しい部分」です。だから差が開いてしまう)

「関係代名詞の目的格」の習得には時間がかかります。(脳内で理解していても、実際の英文に触れるとすぐには反応できない。何度も何度も練習する必要がある)

まずは「主格」から考えましょう。

問題です。
-------------------------------------------
(   )に that 以外の適切な英単語を必ず入れなさい

(1) I know a boy(  )has the book.
-------------------------------------------

解答は後回し。(苦手な人用の)解き方を説明します。

(1) I know a boy(  )has the book.

★まず(   )の側を先に見ます。
 今回で言えば「has the book」をに見ます。
★大概の人は(   )の左(つまり、a boy)を先に見てしまいます。これを止めてください!
に見るのは、(   )の側(has the book)です。よろしいですか?

最初のうちは(   )の側にアンダーラインを引きましょう。
(1) I know a boy(  )has the book.
                 ↑こんな感じです。

アンダーライン↓の部分ですが
 has the book
なんか変ですよ。
本来は、
 ●(何か)has the book. ←という形で、
 「●はその本を持っている」←という意味であったはずです。

●は文の要素で言うと何に当たるでしょうか?「主語」であるはずです。
下線部の部分には「主語」がない。だからここの部分がなんか変なのです。
このとき、「本来あるべきもの」に“●”という印をつけてあげましょう。
そして「主語」がないことを明記してあげましょう。

 こういう風に書き込みましょう。
(1) I know a boy(  )● has the book.
                  ↑下線部には「主語」がない

ここまでよろしいでしょうか?

ここまで終わったら、ようやく(  )の左を見ます。
(  )の左は a boy ですね。

そうしたら↓この表を見てください。どこかで見たような表だと思います。


   (A)

(B)

主格

(主語がない)

所有格

(所有を表す語がない)

目的格

(目的語がない)

who whose whom
物か動物 which

whose

of which

which



↑この表の(A)最初に見たほうを表します。
 …→「主語がない」ですね。

 次に表の(B)を決めます。
 …→a boy は「人」の分類に入りますね。

(A)=主語がない
(B)=人

これに当てはまるものを探すと…who になりますね。これが正解になります。
つまり、
(1) I know a boy(who)has the book.
が正解になります。

ここまでよろしいでしょうか?
ここまでは比較的やりやすかったのではないかと思います。


問題は次の問題です。

-------------------------------------------
(   )に that 以外の適切な英単語を必ず入れなさい

(2) I know the boy(   )she loves.
------------------------------------------

苦手な人は必ずこの問題を間違えます。できますか?

これも解答は後回し。解き方(苦手な人用)の説明をします。

(2) I know the boy(   )she loves.

★まず(   )の側を先に見ます。
 今回で言えば「she loves」を先に見ます。
★大概の人は(   )の左(つまり、the boy)を先に見てしまいます。これを止めてください!
今、先に the boy を見ませんでしたか? ダメです!
に見るのは、(   )の側(she loves)です。よろしいですか?

最初のうちは(   )の右側にアンダーラインを引きましょう。
(2) I know the boy(   )she loves.
                   ↑こんな感じです。

アンダーライン↓の部分ですが
 she loves
なんか変であることが分かりますか?

得意な人はココが変! とすぐに分かりますが、苦手な人はこれが中々分かりません。
でもココは変なのです。
実は「she loves」ときたら、この直後に何か欲しいのです。
つまり、例えば
she loves him.(彼女は彼を愛している)とかこんな感じで、loves の右に何か欲しいのです。

she loves. …このままだと、彼女は誰を愛しているのか分かりませんw。

ところで、こうした「ないもの」の正体ってなんでしょうね?
ここで、前回の知識が生きてきます。思い出してください。

 love は動詞でしょうか? 動詞でしょうか?

動詞ですね。動詞には目的語が必ず必要。それ(目的語)が今回ない! 
つまり、
she loves. の loves の側には「目的語」が今回ないわけです。

本来は、
 she loves ●(誰か). ←という形で、
 「彼女は●を愛している」←という意味であったはずです。

●は文の要素で言うと何に当たるでしょうか?「目的語」ですね。
下線部の部分には「目的語」がない。だからここの部分がなんか変なのです。
このとき、「本来あるべきもの」に“●”という印をつけてあげましょう。
そして「目的語」がないことを明記してあげましょう。

 こういう風に書き込みましょう。
(2) I know the boy(   )she loves ●.
                     ↑下線部には「目的語」がない

ここまでよろしいでしょうか?

ここまで終わったら、ようやく(  )の左を見ます。
(  )の左は the boy ですね。

そうしたら↓この表を見てください。どこかで見たような表だと思います。


   (A)

(B)

主格

(主語がない)

所有格

(所有を表す語がない)

目的格

(目的語がない)

who whose whom
物か動物 which

whose

of which

which




↑この表の(A)は最初に見たほうを表します。
 …→「目的語ない」ですね。

 次に表の(B)を決めます。
 …→the boy は「人」の分類に入りますね。

(A)=目的語がない
(B)=人

これに当てはまるものを探すと…whom になりますね。これが正解になります。
つまり、
(2) I know the boy(whom)she loves.
が正解になります。

いかがでしょうか?
苦手な人は、ほぼ100%
(2) I know the boy(whom)she loves.
                 ↑
                ここができなかったはずです。

この(2)がどんな場合でもスラスラできる力を付けてください。簡単ではありません。何せ「そのイチイチその動詞(今回なら love)が自動詞なのか他動詞なのかを調べなければなりませんから
でも、これは覚えてくださいでないと、毎回関係詞でつまずくことになるのです。
よろしいですか? 

まさに、ここが苦手な人が得意になれるきっかけのポイントになります。よろしいでしょうか?
続きは木曜日です。

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2010年5月20日

What を克服せよ!(10)

whatを克服せよ


前回までが大変大事です。前回までの知識が「関係代名詞 what」を理解する上で必要なことになります。


では、ここらがいわば「本番」です。


---------


次の英文の意味を答えなさい。


She didn't believe the thing which I said.


ヒント
:thing の意味は「こと」です。
:said(say)は他動詞です。


----


まず、which の正体を見破りますsaid は他動詞なのに、右に目的語がないですよ。
つまり、


She didn't believe the thing which I said.


という下線を引きます。
下線部に<目的語>がないですよね。


で、先行詞は the thing は「」。
したがって、ここで使われている which は「関係代名詞の which」です。


She didn't believe the thing (which I said).
という括弧をつけましょう。


そんで…


She didn't believe the thing
(ここまでの意味で)
⇒「彼女は「そのこと」を信じなかった」


そして、プラス


I said the thing.
⇒「私は「そのこと」を言った」


だから
She didn't believe the thing
 +
I said the thing.


これで意味が分かったかな?


She didn't believe the thing which I said.
の訳例の1つは
「彼女は、私が言った「こと」、を信じなかった」です。


ここまで理解できますか?


ではでは↓の意味は分かりますか?


She didn't believe what I said.


さあ、what がでてきましたよ。
この解説をしたいところですが、これは次回に回しましょう。
この続きは月曜日です。


明日はいつもの文法放送です。


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2010年5月24日

What を克服せよ!(11)

whatを克服せよ


では、よ~うやく、「関係代名詞の what」の英文を出せます。
前回のラストで提示した英文、


She didn't believe what I said.


です。まずそのそも、この英文は、what があるくせに、最後にクエスチョンマークがないですよね。つまり疑問文ではない。この段階で、まずは「関係代名詞のwhat ではないか?」と疑うことができます


「関係代名詞のwhat ではないか?」と疑うことができたら、次の段階に進みます。


★この「what」を「the thing(s) which」と入れ替える。


 ↑まずはこの作業をしてください。
つまり


She didn't believe what I said.

She didn't believe the thing which I said.


と書き換えるのです。ここまで良いですか?


あれ? こうすると前回でやった英文になるではないですか!


 She didn't believe the thing which I said.は
 She didn't believe the thing (which I said). です。


  ↑この英文の which は[他動詞は said] の目的語がないから「目的格の関係代名詞」です。
 意味は
 「彼女は私が言ったことを信じなかった」
 でした。


で!
 She didn't believe the thing which I said.は
=She didn't believe what I said. なのですよ!


つまり、
 She didn't believe what I said. の意味は
 「彼女は私が言ったことを信じなかった」
 となるのです。


what と書いてあっても「」といった意味はありません
代わりに thing 意味(「こと」あるいは「もの」)が、関係代名詞の what にはあるのです。


他の例文を出しましょう。


I didn't know what he was making.
この意味は分かりますか? what がありますが、クエスションマークがないので「関係代名詞のwhat」が疑えます


だから、whatthe thing(s) which と取り替えます。


 I didn't know what he was making.
=I didn't know the thing which he was making.


括弧を入れましょう。


I didn't know the thing (which he was making).
 ↑この英文のwhich
  ●他動詞 making(make)の目的語がないから
  ⇒「関係代名詞目的格の which」ですね。


I didn't know the thing は「私は thing が分からなかった」
 +
He was making the thing は「彼は thing を作っていた」


だから、
I didn't know the thing (which he was making).
 ↑この英文の意味は
「私は彼が作っていた thing が分からなかった」


となります。で! thing の意味はこの場合、「こと」より「もの」のほうが適切でしょう。つまり、


I didn't know the thing (which he was making).
「私は彼が作っていたものが分からなかった」
となります。


ここまで分かれば、the thing whichwhat に戻してあげましょう。


 I didn't know the thing which he was making.
=I didn't know what he was making.
意味は同じなので
 「私は彼が作っていたものが分からなかった」
となります。


これが、「関係代名詞のwhat」の基本形です。
「関係代名詞のwhat」が苦手な人は、まずはこれを覚えて欲しいです。
よろしいでしょうか?


続きは木曜日です。※実際は月曜日になりました。


(↓目次はこちら)
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2010年5月31日

What を克服せよ!(12)

whatを克服せよ


今回は↓この英文をご覧ください。


I can't believe what happened to me.


この英文の意味を理解しましょう。


まず happen(ed) ですが、これは「自動詞(目的語が最初からいらない)」で、「~が起こる」という意味です。to me で「私に」です。


次に what の正体を考えましょう。(実はこの段階では、本当は「何?」という意味になる可能性も否定できないのですが) ここではこれが「関係代名詞の
what」と分かったことにします。(実際本当に、関係代名詞の what です)


「関係代名詞の what」は、「the thing(s) which」と交換可能でしたね。
では、取り替えてみましょう。


 I can't believe what happened to me.
=I can't believe the thing which happened to me.


さて、which ですがこれは関係代名詞と分かるでしょう。ではこの文のwhichは「何格」の関係代名詞でしょうか? 前回同様に目的格でしょうか? いえいえ、happen は自動詞だし、目的語は欠けていません。


おっと、動詞 happened の「主語」がないじゃないですか!
つまり
 I can't believe the thing which happened to me.
                  ↑この which は「主格の関係代名詞」です。
括弧をつけましょう。
 I can't believe the thing (which happened to me).


一応分割もしますね。
 I can't believe the thing
 (私はそのことが信じられない)
   +
 The thing happened to me
 (そのことが私に起こった)


なので、
 I can't believe the thing (which happened to me).

私は、わたしに起こったこと が信じられない
となります。


ここまで良いですか?


今やった
 I can't believe the thing which happened to me.

=I can't believe what happened to me.
でしたね。


だから
 I can't believe what happened to me.
の意味も
私は、わたしに起こったこと が信じられない
になります。


なお
 I can't believe what happened to me.
 この英文の what ですが、これも(happened の主語がないので)「関係代名詞 主格の what」と呼ぶことができます。


以上が「主格の関係代名詞 what」の説明でした。
ここまで分かりますでしょうか?


続きは木曜日です。


(↓目次はこちら)
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2010年6月 3日

What を克服せよ!(13)

whatを克服せよ


今回は↓この英文をご覧ください。


What she said to me made me happy.


今度は文頭にいきなり what があります。英語が苦手な人はこういう文が苦手です。
まず、この英文の意味が分からないと思います。どうでしょうか?


まず英語が苦手な人は、 文頭にwhat があると、「この文は疑問文で、whatは『』という意味だろう」と反射的に考えがちなのです。でも良く見てください。最後に「?(クエスチョンマーク)」がありません。つまり、これは疑問文ではないのです。


とすれば、考えられるのは、そう、この what は「関係代名詞」なのです。
つまり、
 英語が苦手な人は、「whatが文頭で関係代名詞で使われた英文の意味を取るのが苦手」なのです。


●切れ目を探せ


What から始まっているくせに、疑問文でない英文は、「関係代名詞のwhatが使われた英文」なのです。でも英語が苦手な人は意味が取りづらい。ちょっとしたコツをお伝えします。


2つめの動詞の手前が切れ目だ! その手前までを[  ] でくくれ!


↑これがコツです。↓これでやってみましょう。


What she said to me made me happy.


個目の動詞は said ですが、個目の動詞は made。ここまでを[  ] でくくります。


[What she said to me] made me happy.


この [What she said to me] の what が「関係代名詞のwhat」です。だから whatthe thing(s) which と取り替えましょう。


[The thing which she said to me] made me happy.


かっこ入れると、


[The thing (which she said to me)] made me happy.


which が何格かを考えましょう。
 主語はありますね。she です。したがって主格ではない。
 目的語は? あ、「他動詞 said」 の目的語がない!
したがって、この which目的格の関係代名詞です。

本来は She said the thing to me.(彼女は私にそのことを言った)
であって、the thing が飛び出たのです。


[The thing (which she said・to me)] made me happy.


ここまでくると[  ] という記号はないほうが分かりやすい。
取っ払うと↓


The thing (which she said・to me) made me happy.

となります。ここまでで分かる人は分かるのですが、どうでしょうか?
↓こうなんですよ。


The thing (which she said・to me) made me happy.
   S                        V    O   C


make OC は「OをCにする・させる」という意味です。だから
そのこと(the thing)は、私(me)を幸せ(happy)にした


で、
the thing に、(which she said・to me) という修飾語がついているんです。


本来は She said the thing to me.(彼女は私にそのことを言った)
だったわけだから、


The thing (which she said・to me) …この意味は
「彼女が言ったこと」になります。


したがって↓この意味は
The thing (which she said・to me) made me happy.
   S                        V    O   C


・The thing (which she said・to me)=「彼女が言ったこと」
・make OC は「OをCにする・させる」
 ⇒「彼女が言ったことは私を幸せにした


となるのです。ここまで良いですか?


---


ではでは!


The thing (which she said・to me) made me happy.
はもともと
[What she said to me] made me happy.…こうだったのですよ!


つまり
What she said to me made me happy.の意味は
 ⇒「彼女が言ったことは私を幸せにした
となるのです。
」という意味でもなければ疑問文でもないのです。


文頭が関係代名詞のwhat の場合、こんな感じになります。
お分かりいただけるでしょうか?


明日はいつもの文法放送。
この続きは来週の月曜日です。


(↓目次はこちら)
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2010年6月 7日

What を克服せよ!(14)

whatを克服せよ


今回は↓この英文をご覧ください。


What happened to me made me happy.


今回も文頭what があります。でも文末に「?(クエスチョンマーク)」がないから、やっぱり疑問文ではありません。さあ、あなたはこの英文の意味が分かりますか?


意味が分からない人! 前回とまったく同じテクニックが使えます。
それを駆使して、意味を考えて見ましょう。


●切れ目を探せ


What から始まっているくせに、疑問文でない英文は、「関係代名詞のwhatが使われた英文」なのです。でも英語が苦手な人は意味が取りづらい。ちょっとしたコツをお伝えします。


2つめの動詞の手前が切れ目だ! その手前までを[  ] でくくれ!


↑これがコツです。↓これでやってみましょう。


What happened to me made me happy.


個目の動詞は happened ですが、個目の動詞は made。ここまでを[  ] でくくります。


[What happened to me] made me happy.


この [What happened to me] の what が「関係代名詞のwhat」です。だから whatthe thing(s) which と取り替えましょう。


[The thing which happened to me] made me happy.


かっこ入れると、


[The thing (which happened to me)] made me happy.


which が何格かを考えましょう。
 あ! happened の主語がないじゃないでですか!
 したがって主格。
この which は主格の関係代名詞です。

本来は the thing happened to me.(そのことが私に起こった)
であって、the thing が飛び出たのです。


[The thing (which ・ happened to me)] made me happy.


ここまでくると[  ] という記号はないほうが分かりやすい。
取っ払うと↓


The thing (which・ happened to me) made me happy.

となります。ここまでで分かる人は分かるのですが、どうでしょうか?
↓こうなんですよ。


The thing (which ・ happened to me) made me happy.
   S                        V    O   C


make OC は「OをCにする・させる」という意味です。だから
そのこと(the thing)は、私(me)を幸せ(happy)にした


で、
the thing に、(which ・ happened to me) という修飾語がついているんです。


本来は The thing happened to me.(そのことが私に起こった)
だったわけだから、


The thing (which ・ happened to me) …この意味は
「私に起こったこと」になります。


したがって↓この意味は
The thing (which ・ happened to me) made me happy.
   S                        V    O   C


・The thing (which ・ happened to me)=「私に起こったこと」
・make OC は「OをCにする・させる」
 ⇒「私に起こったことは私を幸せにした


となるのです。ここまで良いですか?


---


ではでは!


ではでは!


The thing (which ・ happened to me) made me happy.
はもともと
[What happened to me] made me happy.…こうだったのですよ!


つまり
What happened to me made me happy.の意味は
 ⇒「私に起こったことは私を幸せにした
となるのです。
「何」という意味でもなければ、疑問文でもないのです。


文頭が関係代名詞のwhat の場合のその2でした。
英語が苦手な皆さん、できたでしょうか?


この続きは木曜日です。


(↓目次はこちら)
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2010年6月10日

What を克服せよ!(15)

whatを克服せよ


今回は↓この英文をご覧ください。


Lend me what money you have.


この意味が分かりますか?


まず、「?(クエスションマーク)」がないから、疑問文ではありません。
じゃあ、関係代名詞の what でしょうか?
もしそうなら、whatthe thing which と置き換えて


 Lend me what money you have.
=Lend me the thing which money you have.


となりますが、どうでしょう、これでも意味をなさないではありませんか。
つまり、
Lend me what money you have.
what は、関係代名詞ではないのです。


ではこの what の正体は何でしょうか?


…今日はこの疑問を投げかけて消えますw
この正体は、月曜日に書きます。


明日はいつもの文法放送です。


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2010年6月14日

What を克服せよ!(16)

whatを克服せよ


前回で出した英文
Lend me what money you have.


「この文は疑問文ではないけれど、この what は関係代名詞のwhatではなさそうだ」…というのが前回まででしたね。


この続きに行きます。
実は、疑問文を作るwhat でも、関係代名詞のwhat でもない場合、もう1つ可能性があります。
それは


関係形容詞の what


なのです。ここでは、残りの可能性として「このwhatは関係形容詞のwhat」として話を進めます。


関係形容詞のwhat は =all the と置き換える、と学習します。
では取り替えますよ。


 Lend me what money you have.
=Lend me all the money you have.


さあ、この意味は分かりますか?


ポイントは
 Lend me all the money  you have.
                ↑ここらへんです。

all the money  you have.
         ↑ここに「あるもの」が省略されているのです。
         分かりますか?


ほら! have って「他動詞」じゃないですか!
でも、have の右側に目的語になる名詞がない
なぜないのでしょう? 分かりますか?


これを解くヒントのページを出します。
/beginner/article/mouthbird/2008/09/post_513.html

分かりますか?
実は all the money と you have の間に「関係代名詞の目的格」が省略されてしまったのです。


つまり
all the money which you have.
本当は which より that のほうがこの場合は良いです。先行詞にall がある場合は、which より that のほうが良いとされる


ここでは、which のままでやりますね。


 all the money (which you have).
の意味は分かりますか?
⇒「あなたが持っている全てのお金
となります。
 ここまで良いですか?


では前半。
 Lend me all the money.
ここまでの意味は分かるのではないでしょうか?
⇒「私に全てのお金を貸してくれ
ですよね。


ではつなげて
 Lend me all the money (which you have).
⇒「私に あなたが持っている全てのお金 を貸してくれ
となります。


ところで
 Lend me all the money (which you have).
=Lend me all the money you have.
そして
Lend me what money you have.
でしたよね。


つまり、
 Lend me what money you have.
の意味は
⇒「私にあなたが持っている全てのお金を貸してくれ
となるのです。


これが関係形容詞のwhat です。
お分かりいただけたでしょうか?
what にはこんなのもあるんです。


いかがだったでしょうか?
次回は what のまとめをしますね。
このシリーズの最終回です。
木曜日に更新します。


(↓目次はこちら)
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2010年6月17日

What を克服せよ!(17)

whatを克服せよ


今日は「What を克服せよ!」の最終回です。
総論と行きましょう。


私は、どうしても「英語が嫌いで苦手な人」の味方です。で、そうい人たちは必ず、
・関係代名詞の目的格でつまずきます。
・関係代名詞の目的格の省略はさらに絶対つまずきます。
そして


what でつまずくのです


what を「何?」という意味としか覚えていないのが原因です。
・What is this?
ぐらいの疑問文ならまだしも、
・She didn't believe what I said.
という「疑問文でない文」だったら、まずお手上げなのです。


書いてて、思い出しました。疑問文でも意味が取れなかった生徒のことを!


 What is war?


の意味が分からなかった高校3年生のことを!

これでお分かりでしょう。いかに what が英語が嫌いな人にとって難しいことが!


英語が嫌いで苦手な人」にとって、what は「果てしなく高い壁」なのです。
これをどれだけの英語の先生が理解しているでしょうか? とても疑問に思います


英語が嫌いで苦手な学習者は、逆に、what はとても注意して学ばなければなりません。
このページがその一助になれば、と切に願っています。
迷ったら、このページに戻ってじっくり、検討して、的確な意味を見つけ出してくださいね。
最初は上手く行かないかもしれません。むしろ上手く行くほうが普通ありえません。


「できないことができるようになること」はとても難しいのです。
それは、最初からできる人(=普通の英語の先生・英語が得意な学生)から見ると、「とても簡単に見える・なぜそこができないのかわからない」と部分なのです。


what が嫌いな人・苦手な人! 何回も間違えながら、がんばってできるようになりましょうね!

今回のシリーズは以上です。
次回は雑談を入れます。その後また新シリーズを開始します。来週の木曜日の更新です。
明日はいつもの文法放送です。


(↓目次はこちら)
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