2016.02.15 Mon

「マネーボール」で学ぶ英語と経営

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先週の祝日(2/11)は映画を見に行きました。 加齢のためか、最近の映画館はイスの座りごごちがいいためか、途中でかならず寝てしまうので困ります。

映画といえば、アルクのサイトでは、こちらの連載がとても人気があります。366本の映画から、それぞれ特徴的なフレーズを選び、解説をしている、というコーナー。

映画フレーズつまみぐい

自分はそんなに熱心な映画好きではないので、366本あるうちの1/10も見ていないのですが、この記事を読むと、映画(DVD)も見てみようかな?と思うものもありました。(あと、見たか見てないかをいまいち思い出せない映画もけっこうあります……なんだか映画に申し訳ないです)

私が好きな映画のコラムもありました!『マネーボール』

Cut the crap.「マネーボール(2011)」

経験だけに頼らず、データ(事実)に基づいたチーム運営をすることで、貧乏球団がドンドン強くなる、という痛快なストーリーです。映画の原作になった本が出たのは、2003年(邦訳は2004年)なので、近頃よく聞くビッグデータみたいな話のはしりですね。ちなみに最近文庫版もでており、おすすめです。

本コラムでピックアップされているのは「Cut the crap.」というフレーズ。口語っぽい表現ですかね。主人公のビリー・ビーンからこのセリフを向けられているのは、ピートという登場人物なのですが、彼は、影の主人公ともいっていいほど重要な役割をはたしているメガネデブ君。元のセリフも「Cut the crap, Pete.」なんです。

詳しく書くとネタバレですが、たとえば、ブログ「グローバル経営の極北」さんに、ピートの役割(と映画のテーマ)についてのいい説明がありました。

アスレチックスのGMビリーは、エール大卒のピートを雇い入れ、セイバーメトリクス(≒データ分析)をもとにしたチーム作りに乗り出す。しかし、(今までの方法にこだわる)監督は統計をもとにした、突飛ともいえる選手起用(故障でキャッチャーとして使えなくなった選手を未経験の一塁手にコンバート、など)に激しく反発。自分の意に沿った選手起用を続けチームは不振を極める。

ここでビリー(主人公)がとったアクションがポイント。彼は「分析家」であるピートに、言いにくいトレードを彼自身から選手に告げさせると共に、チームに常に帯同するよう命じる。この場面は、データ分析それだけで成果を出すことは難しく、分析者の「結果へのコミットメント」と「深いコミュニケーション」が決定的に重要であることを見事に描いている。ピートはビリーの鼓舞に応え結果を出すことに彼自身深くコミットし、選手それぞれに統計的洞察がプレーで持つ意味を丁寧に、直接のコミニュケーションを使って紐解いていく。その結果チームは大躍進を遂げる。

「データ経営」の前にまずマネーボールを観よう(ブログ「グローバル経営の極北」)、カッコ内は編集部

データ分析の「頭脳」を買われてビーンが指揮する球団で働くことになったピートですが、現場を動かすためには人に関わる泥くさい部分に彼自身も手を突っ込むことが必要。そんな状況なのでビーンがピートに「Cut the crap」とはっぱをかけるようなシーンがあるわけなのです。

肉体派ばかりのスカウト同士の会話ですとか、英語の聞き取りは正直けっこう難しいような気がするのですが(私は全然ムリ)、ビジネス英語に興味がある方には、とてもおすすめの映画です。ぜひぜひ。

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