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ことばの書き方(文字表記)

分類:漢字の書き方(字体)

「聞」の「耳」の5画目が6画目の縦棒より出ていてはいけないか?
 「耳」が単独ではなく「へん」や「つくり」になっている場合、書体によっては確かに5画目の払い(はねあげ)が6画目の縦棒を突き出ていないことがあります(一般的な明朝体など)。しかし「へん」や「つくり」になっている「耳」の払いが縦棒を突き出るか否かは「デザイン(書体)」の範疇に属する問題であり、字形の正誤の問題ではありません。実際、書体によっては突き出ているものも存在します。つまりこうした「耳」の払いに関する規範はなく、棒を突き出ていてもいなくても良いということです。

 字形の正誤が問題になるのは、書体の違いという範疇を逸脱して、実際には有り得ない字形や、他の字になってしまうような場合です。有り得ない字形とは、例えば「言う」の横棒が一つ足りなかったり、あるいは余計に書かれていたりするような場合などが挙げられます。また他の字になるというのは、たとえば「券」の「刀」が「力」になっていたり、逆に「勝」の「力」が「刀」になっているような場合を指します。

 ご質問には「決まりごと」とありますが、上で見たように「耳」の例は決まりごとにはなっていません。学校の漢字教育ではすべての字形について網羅的な基準があるとは限らず、特に基準のないものについては指導に当たられている方の判断に委ねられることになります。



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