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ことばの仕組み(文法)

分類:動詞(含む)

「含む」と「含める」はどう違う?
 動詞は、その名からわかるとおり動作を表すものが多いのですが、「机の上に本がある」の「ある」や、「叔父にあたる人」の「あたる」など、状態や関係を表すものも見られます。

 「含める」は「AがBをCに含める」(「議長が先の問題を議題に含める」)のように、格助詞「が」「を」「に」をとります。先述、動作、状態・関係のいずれを表すかという視点に立てば、動作を表す動詞であるということができます(ただし、動作に伴う様態を表す副詞句が共起しにくいので、典型的な動作動詞であるとはいえませんが)。

 一方の「含む」には、「AがBを含む」(「この酒は15%のアルコール分を含む」)のように格助詞「が」「を」のみをとる場合と、「AがBにCを含む」(「太郎が口に水を含む」)のように格助詞「が」「に」「を」をとる場合とがあります。後者の場合、「含む」は「含める」同様動作を表していますが、前者の場合は状態・関係を表しています。これは、後者においては「太郎が口に水を含もうとしている」「太郎が口に水を含んだ」のようにいうことができるのに対して、「この酒は15%のアルコール分を含もうとしている」「この酒は15%のアルコールを含んだ」が不自然であることから確認できます。



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