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ことばの仕組み(文法)

分類:複合助辞

「には」と「のは」はどう違う?
 例えば「コーヒーを飲むにはこの時間帯は遅すぎる」の「には」は、「~をしようと思ったら」という意味で用いられます。例では「この時間帯は遅すぎる」という主張があり、どのような場合にそのような主張が成り立つのかを「には」で限定するという形になっています。

  (コーヒーを飲むには) [この時間帯]は [遅すぎる]

 文法的に言えば「この時間帯は」が文の主題で、「遅すぎる」がこの主題を受ける述部になっており、「には」は修飾的な要素となっています。「~には」は修飾語ですから、文の途中にはさむこともできます。

  この時間帯は コーヒーを飲むには 遅すぎる

 一方ご質問の「のは」は「の」でことがらを受けて、それを文の主題にする働きをしています。したがって例では「コーヒーを飲むのは」が文の主題となっており「この時間帯は遅すぎる」が述部となっていると考えられます。

  [コーヒーを飲むの]は [この時間帯は 遅すぎる]

 この場合は「この時間帯は遅すぎる」が一体で文の述部を形成していますから、間に文全体の主題である「~のは」をはさむと、先ほどの「には」をはさんだ例と比べてかなり不自然な表現になります。

  この時間帯は コーヒーを飲むのは 遅すぎる



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