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ことばの仕組み(文法)

分類:動詞(自動詞・他動詞)

「目的に達する」と「目的を達する」はどう違う?
 「(目的に)達する」と「(目的を)達する」は、同じ語形で対となる自動詞と他動詞です。このように同じ語形の自動詞と他動詞は数の上ではあまり多くはありません(他に「(扉が)ひらく」「(扉を)ひらく」など)が、意味的に対応し語形に共通部分をもつ自動詞・他動詞の対であれば、容易に見いだすことができます(「集まる/集める」「倒れる/倒す」など)。

 このような同じ語形あるいは意味的に対応し語形に共通部分をもつ自動詞と他動詞は、次の例に見られるように、自動詞が非意図的な動きを、他動詞が意図的な動きを表します。

   自ずと目的に達した。
  ??自ずと目的を達した。
  ??苦労して目的に達した。
   苦労して目的を達した。

 また、一般に自動詞と他動詞の対では、「Aガ+自動詞」「Aヲ+他動詞」のように、自動詞を用いた場合に他動詞の目的語が主語になります。

客ガ集まる/客ヲ集める
老木ガ倒れる/老木ヲ倒す

 「(目的に)達する」「(目的を)達する」の場合にはこれが見られず(同じ語形の対であっても「(扉ガ)ひらく」「(扉ヲ)ひらく」の場合はこれに合致する)、通常の自動詞・他動詞の対とはやや性質を異にします。



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