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ことばの仕組み(文法)

分類:副詞(しょっちゅう)

「しょっちゅう」「常に」「たびたび」「よく」はどう違う?
 この4つのうちで「常に」はほかと大きく異なります。「常に」は「いつも必ず」という意味があるので、「常に」を含んだ文を「~しない」で否定すると「いつも必ず~する」という意味から「絶対に~しない」という反対の意味になってしまいますが、ほかの3つは否定してもしなくても「何度かは生じる」という意味になります。

 注ぎすぎれば水は常にこぼれる(こぼれないことはありえない)
 少なめに注げば水は常にこぼれない(こぼれることはありえない)
 彼はしょっちゅう来る(来ないこともある)
 彼はしょっちゅう来ない(来ることもある)

 「たびたび」は実際に同じ事が繰り返されたときに用いられるのに対し、「しょっちゅう」「よく」はある種の傾向を表すときに用いられます。

 (何度も電話をかけたとき)
 ○たびたびすみません
 ×しょっちゅうすみません
 ×よくすみません

 「何度もすみません」はいいですが、「そういう傾向があってすみません」というのは意味的にもおかしいということです。
 また、「しょっちゅう」は一つの物が持つ傾向について言及するのに対し、「よく」は一つの物でも、同じ種類の物全体でも、その傾向について言及します。

 中古車はしょっちゅう故障する。
 中古車はよく故障する。

 前者は「同じ車が何度も故障する」という解釈が強いですが、後者はこの解釈に加えて「中古車というものはどれを買っても故障する傾向がある」という意味もあります。



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