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ことばの仕組み(文法)

分類:助詞(を)

「○○します」と「○○をします」。どんな単語は両方に使える?
 「○○する」と「○○をする」の違いは人によって差異が見られる場合もありますが、「を」が出現できる場合と出現できない場合が存在するのは確かです。

 このような表現には基本的に両者が可能なものと、「○○する」しか言えないものの2種があります(「スキー」は「今度一緒にスキーしませんか」など問題なく言えると思われます)。ではどのような場合「○○する」しか言えなくなるのでしょうか。

 ○散歩する
 ○散歩をする
 ○日本の歴史を勉強する
 ○日本の歴史の勉強をする
 ○その火事で建物を焼失した。
 ×その火事で建物の焼失をした。

 「散歩」、「勉強」ではどちらの表現も可能ですが、「焼失」では「○○をする」にできません。この理由の説明には諸説ありますが、おおむね見解が一致しているのは、動作・行為が意図的でない場合は「○○をする」にできない、という点です。「散歩」も「勉強」も主体の意図に基づいて行われる行為ですが、「焼失」は「建物」の状態変化であって意図を伴いません。

 ここから「結婚」に関して人によって直観が分かれるのは、「結婚」を意図的な行為(したがって「を」をとる)と捉えるか、それとも[独身→既婚]という属性の変化(したがって「を」をとらない)と捉えるか、という見方の違いと考えることができます。



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