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ことばの仕組み(文法)

分類:助詞(を)

「部屋を出る」と「部屋から出る」はどう違う?
 まず、移動する前の場所(起点)を表すこのような「を」と「から」にはいくつかの違いが見られます。

(1)「出る」主体が意志を持っていないものの場合「から」だけが使われる。
  煙突から煙が出る。
 ×煙突を煙が出る。

(2)移動する先も含めて言うときは「から」だけが使われる。
  部屋から廊下に出る。
 ×部屋を廊下に出る。

(3)物理的でない移動には「を」だけが使われる。
  大学を出る。 (大学を卒業する/大学の建物から出る)
  大学から出る。(大学の建物から出る)

 ではご質問のように「を」も「から」も両方可能な場合はどう違うのかというと、普段は両方使えても、移動の起点がとりたてて問題にるようなときは「から」だけが使われる傾向があります。

  5番線から「のぞみ12号」が発車した。
  5番線を「のぞみ12号」が発車した。
  何番線から「のぞみ12号」が発車するんですか?
 ×何番線を「のぞみ12号」が発車するんですか?



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