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ことばの仕組み(文法)

分類:助詞(だけ)

「だけ」と「しか」はどう違う?
 「だけ」「しか」はいずれも、他に該当するものがないという「限定」の意味を表す副助詞(取り立て助詞)です。以下の例はどちらも、「花子」以外に「出席した人」に該当するものがないこと表しています。

  花子だけが出席した。
  花子しか出席しなかった。

 「しか」は常に否定の「ない」と一緒に用いられます。そのため次の例のように、「限定」されているものを否定的な側面から伝えたい場合には、「しか」が適しています。

  何か食べさせてください。2日間水しか飲んでいないのです。

 また、上記の例からもわかるとおり、「だけ」の後には格助詞「ガ」「ヲ」が現れますが、「しか」には「ガ」「ヲ」は続きません。他の格助詞に関しても、二つの語には違いが見られます。

  花子にだけ知らせた。 花子だけに知らせた。
  花子にしか知らせなかった。 ×花子しかに……。
  公園でだけ遊んだ。 公園だけで遊んだ。
  公園でしか遊ばなかった。 ×公園しかで……。

 なお、「だけ」には形容詞、形容動詞、動詞に続く例も見られますが、「しか」は前にくる語への制約が強く、常に「だけ」のかわりに「しか」が用いられるとは限りません。

  駅に近いだけで住み心地はあまり良くない。
  少し疲れただけです。
  話を聞くだけの気楽な仕事。



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