ことばの仕組み(文法)

分類:ナ形容詞(本当に)

「本当に」はナ形容詞?
 一般的には、ナ形容詞すなわち形容動詞であるか否かは、ナ形容詞の活用を備えているかどうかによって判断されます。よく挙げられる例を用いてご説明しますと、「元気だ」「病気だ」は、意味の上でも関連を持ち、いずれも「元気で/元気に」「病気で/病気に」という形式を備えています。しかし、二つの語は「元気な子供」が可能であるのに、「病気な子供」が不自然であるという点で異なっています。すなわち、「病気だ」は連体形を欠いており、ナ形容詞としての条件を満たしていないということになります。また、同じ「~で」の形をとっていても、「病気で学校を休む」「元気で頑張っています」を比べた場合、前者は原因を表す格助詞デと考えられますが、「元気で頑張っています」のデを同じように捉えることはできません。このことから、「病気だ」は「名詞+助動詞」であると判断することができます。

 「本当だ」について同じように考えてみますと、「本当な話」「本当な気持ち」(c.f.「本当の話」「本当の気持ち」)など、やはりナ形容詞の連体形を備えていません。しかし一方、「本当」の後に格助詞を続けることも難しく(「×本当がわかりはじめた」「×本当を語った」)、「本当だ」は名詞としての条件を備えていないということがわかります。したがって、「本当だ」は活用形の一部を欠くナ形容詞として位置づけることが妥当であると考えられます。



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