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ことばの仕組み(文法)

分類:副詞(いきなり)

「いきなり」「急に」「突然」はどう違う?
 三つの語は、いずれも「子どもが○○飛び出してきた」のような文の「○○」の位置に入れることができ、この文においてはそれぞれの表す意味にはあまり違いが感じられません。しかし、これら三語はその表す意味が完全に一致しているわけではなく、以下の点において違いが見られます。

 まず、「いきなり」と「急に」「突然」との違いを見てみましょう。

  第一問からいきなり詰まってしまった。

 上の文の「いきなり」を「急に」「突然」にかえた文は、いずれも許容できません。

 ×第一問から急に詰まってしまった。
 ×第一問から突然詰まってしまった。

 これは、「いきなり」が何らかの行為の始まりを基準として、その基準から時間的な隔たりをおかずに、予測される順当な過程を経ずにという意味を含んでいるのに対して、「急に」「突然」はそのような意味を表さないためです。

 また、「急に」「突然」は次のように

 (「バスが急停車するという事態が突然起こった」という意味で)
  バスが突然急に停まった。
  c.f.バスが急に突然停まった。

という文が許容可能なことから、「急に」は動きがどのようにおこなわれるかを表しており、「突然」は出来事の生じる様子を表していると考えることができます。



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