2019.08.20 Tue

3連休、聴解問題と向き合ってみた

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残暑お見舞い申し上げます。

世の中Obon Week真っ只中。
皆様いかがお過ごしでしょうか。

私は山の日の3連休以外
通常通り仕事をしているため、
通勤電車やオフィス周辺が混んでいなくて
ラクだなぁ〜♪
くらいな感じ。
8月の1カ月間で、
唯一まとまった勉強時間がとれるのは、
その3連休のみ。

そこで、
その3連休中に
集中して取り組むべき学習項目を
前々から心に決めていました。

その項目とは、、、
大変だと噂に聞くので
これまで少し距離を置き、
でも早く手をつけないとマズイぞー
とわかっていたあのエリア。
「日本語教育能力検定試験」の
勉強をした経験がある方なら
きっとお分かりですね?

『〇〇問題を制するものは
試験を制す!』

とまで言われている〇〇問題。


それは、



  聴 ・ 解 ・問 ・ 題!



ピンとこない方に
説明しよう!

日本語教育能力検定試験は、
試験Ⅰ・Ⅱ・Ⅲと
大きな3つのセクションから成り、
そのうちの試験Ⅱが『 聴解問題』。
外国人による日本語の発話や
日本語教師の授業を音声で聞き、
全40問に答える30分間の試験なのである。

例えば、
外国人の発音やイントネーション、
文法の誤り等を特定できるか。
また、
学習者向け日本語リスニング教材を聞いて、
教材としての問題点が判断できるか、
というようなことが問われたりする。

え?大したことなさそうって?
いやいや、とんでもない!
大学の言語学で学習するような
『音声学』の知識が必要になるんです。

例えば、
学習者の発音の誤りを特定するには、
音声を聞いたら即座に、

「無声軟口蓋破裂音」
 で発音すべきところを、

「無声歯茎硬口蓋破擦音」
で発音してしまっている誤り!

とわかる必要があります。

お経か!と言うほどの漢字の羅列。
初めは振り仮名がないと読めませんでした。
それだけでなく、
更に学習者が
「無声歯茎硬口蓋破擦音」
を発音している時、
口の中で起きてることを
『口腔断面図』なるもので
特定できなくてはなりません。

NAFL日本語教師養成プログラム画像

※NAFL 『日本語の音声Ⅰ』より


皆さん「無声歯茎硬口蓋破擦音」が
どれかわかりました?
「むせいしけいこうこうがいはさつおん」
ですよ!
口に出してみてもお経っぽい。笑


そして恐ろしいことに、
これは聴解問題の
ほんの一例に過ぎないのでした…。

私はこの聴解問題を
時間がとれる山の日の3連休で
特訓しよう!

と決めたわけです。


まず、
受講中のNAFL(ナフル)のテキスト
『日本語の音声Ⅰ・Ⅱ』の2冊を2日で読破。
基本知識やカバーすべき内容を
ざーっと理解しました。
説明がわかりやすいので、
案外スルスル読めてしまった。

きっと講義スタイルの授業を受けていたら、
理解が追いつかず、
右から左に流れていってしまうのでしょうが、
通信講座の良いところは、
自分のペースで
わかるまでじっくり読み直せるとこ!

そして、
連休3日目に取り組んだのが

 『2019年 日本語教育能力検定試験
  合格するための本』!


なんともストレートでパワフルなタイトル!

これは、
毎年アルクが出版しているムック本で、
まさに
検定試験に合格するための
バイブル的存在!

各出題範囲に関する
ポイントを押さえた説明、
その後に続く簡単なエクササイズ、
そして最後に検定試験に準じた模擬試験が、
ギューっと詰まっています。

検定試験で合格を獲得するには、
7割正解する必要があるらしいのですが、
この『合格本』の
聴解問題に取り組んでみると、、、

アレレ?おやおや?
意外に解けちゃうじゃん、ワタシ。
苦手な人も多いと聞くこの聴解問題ですが、
いきなりほぼ7割正解してしまいました!

もちろん今回取り組んだ
『音声』の知識だけでなく、
これまでNAFLのテキストで学習してきた
日本語一般の知識が
ふんだんに試されたので、
これまでの学習がなかったら、
7割正解はとても無理でした。

そして仕上げに
H29年度検定試験 過去問の
試験Ⅱ「聴解問題」に挑戦!
なぁぁんとこちらも
40問中28問正解で、
7割ピッタリ。

すごいぞワタシ!
じゃなくて、
すごいぞ『NAFL』『合格本』!


検定試験は、
『目指せ8割、つかめ7割!』
と言われているそうなので、
あとは過去問をたくさん解き、
問題慣れすれば、
8割正解も目指せる!

あんなに取り組むのを尻込みしていたのに、
一気に自信がつきヤル気も出てきました。
検定試験合格を目指す方は、
過去問と共に『合格本』に取り組むこと
強く強くオススメします!

NAFL日本語教師養成プログラム画像

最後に。
前回のブログにも書きましたが、
現在、外国人ビジネスパーソンの
日本語研修を絶賛担当中。

レッスンではよく、
文やフレーズを声に出して
リピーティングしてもらうのですが、
何度聞かせても
イントネーションの上がり下がりが
真似できなかったり、
/ツ/の発音が/チュ/に
なってしまったりで、
どのように直すべきか悩んでいました。

今回聴解問題に取り組んだことで、

 尾高型のイントネーションの下がり目が
 間違ってたのか!

 とか

 調音法は破擦音で合ってるけど、
 調音点が歯茎じゃなくて、
 歯茎硬口蓋になっちゃってたのか!

など、受講生の発音の問題点が
理論的に理解できるようになりました。
何をどう直せば良いのかを
学習者に明示できる自信がつき、
教え方のアプローチや指導のポイントが
分かったのです。
こんなにすぐに実践に役立つなんて、
すごいぞ聴・解・問・題!


さてさて次の週末は、
こちらもまだ手をつけられていない
『記述式問題』にとりかからねば〜。

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