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聴解試験で試されるものは?

 試験IIが、30分間の「聴解試験」です。英語など外国語のリスニングのテストと違って、内容を聞き取って理解できるかという試験ではありません。


 前半では、音声音韻についてさまざまな観点から聞き分けることができるか、また聞き分けたものを図や言葉で分類できるかどうかが問われます。語句がどんなアクセントで発音されたか、学習者と日本人の二人が同じ文を読んだとき、二人の発音の相違点は、拍の長さ・プロミネンス・アクセントの下がり目・文末イントネーションの、どれだったかなど。また、学習者の発音の問題点が、調音点・調音法・舌の高さ・声帯振動の有無・唇の丸めなどのうちどれだったかなども、毎年出題されています。


 後半では、音声音韻に限らない日本語教育一般についての、知識や判断力を問われます。こちらは内容的にそれほど難しい問題が出るわけではなく、耳で聞き取って瞬間的に判断できるかどうかの方が重要です。


どう準備するか

 前半の音声の問題には、アクセントほか前述の各項目について聞き分けられる耳の力を養うことが第一です。そして、子音については聞き分けた音の調音点、調音法、声帯振動の有無など、母音については各音の舌の高低・前後の位置、唇の丸めの有無などを知っておく必要があります。


 子音と母音は、口蓋断面図で答えを選択する出題もあるので、名称と位置・形を確実に押さえておきましょう。また、アクセントの聞き分けは、人によってコツがなかなかつかめない場合があり、直前になるとあせりの原因にもなるので、早いうちから訓練しておいてください。


  後半の日本語教育一般に関する出題への対策は、内容的には、試験I、IIIのための勉強と重なります。瞬発的な判断力が問われるので、過去問や模擬問題で練習するのが一番の対策になります。上がり性の人など、後でじっくり考えれば何でもなく解ける問題が、このように時間を限って解答を迫られるとえてして間違えます。練習の積み重ねが、有効な対策です。




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