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知識を問われる問題への対処法

 試験IIIについて「~現場対応能力につながる基礎的な問題解決能力を測定する」とあります。従来から判断能力や思考能力を試す問題が、多く出題されています。つまり、各分野の個々の知識を記憶するだけでは合格点に届くのがなかなか難しくなっているのです。そのため、その場で考えて解かなければならない問題への対策に目を奪われがちです。

  しかし、それももちろん大事ではありますが、合否を分けるのは全体の合計点です。知識を問われる問題への対処をおろそかにすると、とても合格点に達しないことは明らかです。覚えれば覚えただけ点になる、知識で勝負する問題を、確実に制覇しましょう。

 知っていれば知っているだけ点数になる問題は、「言語一般」の区分の中の「日本語の構造」「音声・音韻体系」「文法体系」などが典型的な分野です。しかしそれだけでなく「言語と教育」や「言語と心理」など、出題範囲の全分野にわたります。


 

効率的に勉強する

 日本語教育に限らずどんな分野の勉強をするにせよ、勉強の仕方は個人個人によって異なり、特に知識を記憶していく部分の学習スタイルは、人によってさまざまです。自分がやりやすいやり方で取り組むのが一番です。しかし、どんな場合でも、内容をきちんと理解するのが先で、暗記に取り掛かるのはその後というのが原則でしょう。

  各分野の入門書やテキストを読み進めていくのに、習ったことを全部その場で覚えてしまおうなどと考えたら、なかなかスピードが上がるものではありません。分野ごとに、暗記などしなければならない項目は後で覚えればよいという態度で、まず一通り内容の勉強を終わらせてしまいましょう。まず全体について内容をきちんと理解しさえすれば、それだけで身に付いてしまう知識もあるものです。特に試験問題は4択式の選択問題が基本ですから、固有名詞などは多少あやふやな知識でも、正解を選ぶことさえできればそれでいいのです。合格するためには1点が大切な試験ですから、未習の分野を残してしまうとそれだけで大変な不利を背負うということを肝に銘じて勉強を進めたいものです。

 そして、基礎を固めたところで、知識の整理に取り掛かりましょう。試験では選択肢から選べればよいといっても、イマージョンとサブマージョン、CLLとサイレントウェイとサジェストペディア、隠喩と換喩と提喩など、きっちりと覚えないと混同してしまう単語もいろいろとあります。

 試験が近づいてきたら、時間を限って模擬問題や過去問を解く実戦形式の勉強も必要です。「試験I問題3」の「どう勉強するか」にも書きましたが、ここで間違えた部分については、その問題だけでなく、関連するその周辺の知識を徹底的に勉強するのが、受験勉強のコツの一つです。





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