配点と合格点

 試験I~IIIに分けた配点が、実施要項の「試験の構成」に記載されています。皆さんすでにご存じかとは思いますが、念のためここで確認しておきましょう。午前中に行われる試験Iの配点が100点、昼からの聴解試験の試験IIが40点、最後の試験IIIが100点で、合計240点満点となっています。


 試験IIの聴解試験は30分間で行われますが、そのわりには点数の割り当てが多く、気を抜かずに集中力を持続させて解答する必要があります。最近は、40点のうち音声・音韻の聞き取りが20点、それ以外の教え方などが20点となっています。


 実施要項に明記されてはいませんが、試験IIIの最後にある「記述式」の問題は例年20点の配点となっています。240点満点中の20点というのは全体の1割弱なので、これだけで勝負できる配点ではないのですが、逆にもしこれを丸々落とした場合には合格点に到達することがかなり困難になってくるので、それぞれ20点ずつの配点のある音声の聴解や記述式の対策が重視されるのです。  


合格最低点

 聴解や記述式を除いた一般の選択式の問題は、知識を問われる問題と、問題解決能力や現場対応能力を問われるその場で考えて答えを出さなければならない問題の、2種類に大別できます。知識を問われる出題に対しては出題範囲の分野ごとに知識を積み上げ、その場で考える問題の対策としては、過去問や模擬問題をこなして準備します。そして前述の聴解試験や記述式の対策を組み合わせて、地道に点数を積み上げていく必要があります。合格点に届くためには、このうちのどれ一つも、おろそかにできません。


 合格するために必要な点数は、年によって違い、最近では、満点に対して3分の2程度から、70%ちょっとというところでした。2005(平成17)年度から08(平成20)年度を取ると、158点から170点、つまり65%から71%程度の正答率で合格できたと推定されています。ところが、2009(平成21)年度は、全体に基礎的な出題が多く、難易度が低かったため、合格最低点は185点(正答率77%)まで上がったと思われます。2010(平成22)年度は、それよりはまた少し合格最低点が下がったと推測されます。


 合格者には、受験者一人一人の成績は通知されません。つまり成績トップであろうが、ぎりぎりの点数だろうが、それは知りようがなく、皆平等に合格証書が送られてくるだけです。今ここで何とか頑張って、ぎりぎりの点数を確保してしまいたいものです。






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