HOME > 日本語・日本語教師 > 日本語教育能力検定試験ナビ > 22. 日程が迫ってからの時間配分


日程が迫ってからの時間配分

 検定試験本番の日程も迫ってきて、最後の追い込みの時期となると、気ばかりあせって何だか勉強の能率が上がらないということになりがちです。そんなときは気を落ち着けて、効率のよい受験勉強態勢を組み立て直しましょう。


 検定の出題の中には、知っているか知らないかで点が決まる、覚えていなければならない事項がたくさんあります。だからといって、そんな時期にそのあたりの専門用語を片端からやみくもに暗記していこうというのはとても効率の悪い話で、お勧めできません。それより、ちょっと遠回りなようでも、各項目の解説をきちんと読んで、内容を理解していく方が、結局は知識が身に付くものです。


  勉強し残している部分、あるいは重要な分野なのに知識がまだ十分でない部分などを選んで、一つずつじっくりと攻めていきましょう。前項では、過去問や模擬問題に直接当たって間違えた項目の周辺を勉強するというやり方を紹介しましたが、勉強すべき分野の選び方は、そんなやり方も有効です。テキストは、講座の教科書や分野別の入門書など、オーソドックスなものが適当です。内容がきちんと理解できさえすれば、覚えるべき用語などは自然に後から付いてくる場合も多いものです。

 

覚えるものは覚える

 そのように、棒暗記のようなやり方は避け、内容理解に重点を置いて勉強を進めていくとしましょう。その場合、試験が近づいたら、そこでやっておくべきことが二つあります。


 一つは、やはり専門用語の整理です。内容を理解しさえすれば、並んだ選択肢の中から選べる程度には記憶に残る用語も多いのですが、中にはやはり、きちんと覚え分けなければならない用語などもあるものです。


 例えば比喩(ひゆ)のところで、隠喩・換喩・提喩、メタファー・メトニミー・シネクドキの区別や、教授法だったら、TPR、サイレントウェイ、CLL、サジェストペディアの提唱者や内容の違いなど。このあたりは、本当は原語の意味をきちんと押さえ、内容を理解してあれば強引な暗記は必要ないはずですが、検定試験受験のための基礎的な知識を押さえるというレベルでは、覚えてしまう方が手っ取り早く、実用的と考えます。

 試験が近づいたらやっておくべきことのもう一つは、試験本番を意識した、時間を限って時間内で解答していく訓練です。試験IIの聴解試験については、過去問なり模擬問題のCDに従って解いていけば、それがそのまま時間制限の訓練になります。筆記試験の試験I、試験IIIについても、同様の、時間内で解く訓練が必要です。


  以上をまとめると、まず、1.内容理解に重点を置いた勉強を中心に、2.専門用語の整理、3.時間内で解答する訓練を組み合わせていくのが、この後に残された時間の有効な使い方です。



日本語教育能力検定試験ナビ トップへ  



  • アルコムワールドで日記を書く

JSST

アルクオンライン日本語スクール

メルマガ登録

アルク日本語教育公式Facebookページ