直前対策から当日まで

 この時期に大事なのは、ここまでに申し上げている通り、まず出題範囲の全体にわたって、内容をちゃんと理解することです。勉強し残した分野や、苦手なまま敬遠していた分野を攻略するのは、今がチャンスです。そんな分野をマスターしてしまえば、得点がまとまって積み上がり、合格の可能性が飛躍的に高まります。


 日本語教育能力検定試験は基本的に4択の選択肢方式です。最近の出題では、内容をきちんと理解すれば、強引な用語の棒暗記、丸暗記などはあまり必要ありません。各分野とも、確実に内容をつかみながらテキストを読んでいけば、用語などは、選択肢から選べる程度には、自然に付いてくるものです。


 その上で、直前の時期、あるいは当日の空き時間などには、用語集で整理、確認しておきましょう。紛らわしい用語などは、最後にはきちんと区別できるようになっている必要があります。


  また、試験の制限時間内にすべての問題に解答できるような、スピードの訓練は済ませましたか。繰り返しになりますが、合格最低点は普通の年では、満点に対して3分の2から70%前後。何とかぎりぎりででもボーダーラインを超えるように頑張りたいものです。

     
落ち着いて実力発揮

 検定試験の日程は以前は、1月の末という、身を切るような寒さの季節でした。今は10月後半という絶好の勉強日和の時期に変更になり、随分楽になっています。わたしの記憶では、10月に変わった後は、東京では各回とも天気の悪いことはあまりなかったように思います。


 当日は、落ち着いて実力を存分に発揮しましょう。そのためには、月並みですが、焦ったりすることのないよう、持参物などは前日までに準備を済ませておきましょう。当日の持参物は、ときに変更されることがあり、今は「公的に自己を証明する写真が貼付されている身分証明書」が加わっているので要注意です。そのほか、筆記用具、昼食、腕時計なども指定されています。会場は大学などですが、日曜日なので、学内や周辺の食堂や売店は開いていないものと思って弁当を持参する方が安全です。コンビニなども、必ずしも近所にあるとは限りません。


 携帯電話や時計のアラームは切らなければなりません。腕時計のアラームの解除の仕方が分からず、試験官に預けて時計なしで受験する人を目撃したことがあります。つまらないことで余分な動揺をしたくないものです。


 当日の天気や、受験する教室、席の位置によっては、暑かったり寒かったりする可能性があります。簡単に脱ぎ着できるカーディガンなどを用意しておきましょう。トイレも休み時間には長い列ができるので覚悟しておいてください。


 余分な雑念に邪魔されることなく、これまでに培ってきた力を十分に発揮しましょう。当日の健闘をお祈りします。





日本語教育能力検定試験ナビ トップへ  



  • アルコムワールドで日記を書く

JSST

アルクオンライン日本語スクール

メルマガ登録

アルク日本語教育公式Facebookページ