Q

どんなふうにドリルをすればいいかわかりません。

ドリルは、頭で考えて答えるのではなく、単純な繰り返し練習によって学習者の口をついて次々に答えが出てくることが理想です。そのため、教師も機械のようにテンポよく適切なキューを出していかなければならないのですが、慣れないうちはなかなか難しく、ドリルが停滞してしまうことがあります。

ドリルがゆっくり、だらだらしていると、学習者は頭で考えてしまい、口慣らしになりません。学習者の様子を見ながらキューを出すスピードを少しずつ速くしていきます。また、ドリルに使う文が長すぎると、学習者はその文を覚えることに神経を使ってしまい、テンポよく返答することができなくなってしまいます。キューに使う文はできるだけ短くし、語彙や文型は学習者が知っているもの、学習したものにします。


ドリル中は、教師が学習者の答えをきちんと聞いて、よければ「はい」「いいですね」とコメントします。問題があれば「ん?」「もう1度?」と聞き直したり、訂正をしたりします。その際、「起ない? いいえ、起きない。はい!」と繰り返させるだけでなく、「起ないですか」と学習者自らが訂正する機会を作ります。訂正は文法的なことだけではありません。発音やイントネーションもきちんと聞いて訂正しましょう。


複数名のクラスの場合は、全体で答えられるようになったら、学習者1人1人にキューを出し、最後にまとめとしてもう1度全体にキューを出します。個々に当てる際は、学習者のレベルに合わせて、難易度の異なるキューを出せればとてもいいと思います。誰に、どうやって、どんなキューを出すのか、教師は授業に入る前にあらかじめ考えておきましょう。なお、QAドリルはやり方が少し異なりますので、詳しくは16ページ、50~51ページを参照してください。


テンポよく、学習者のニーズに合った既習語彙を使って、できるだけたくさん行う。どのドリルでも、この3つのポイントを満たしたドリルを目指しましょう。


テンポよく、学習者の既習語彙を使って、できるだけたくさん行いましょう。





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