HOME > 日本語・日本語教師 > 新米日本語教師 授業の作り方Q&A > 10. 導入が脇道にそれてしまう

Q

導入が、いつも脇道にそれてしまいます。

教師が授業の内容を説明しているのか、それともただのおしゃべりをしているのか。メリハリがないと、学習者がその話に加わってしまうことがあります。

筆者も新人時代に「大切」ということばの導入で「これは指輪です。ボーイフレンドからのプレゼントです。大切です」という説明を行った際、学習者はそれが単なる教師のおしゃべり、世間話だと思ったようで「先生はボーイフレンドがいますか」という話からどんどん脇道にそれてしまったことがありました。


導入の途中で予想もしていなかった質問が出てきたり、準備していた説明に対して考えてもいなかった学習者の反応があったりすることがあります。その質問や反応に答えたい気持ちはわかりますが、その気持ちに従っているとどんどん脇道にそれて時間がなくなるし、導入で説明すべきポイントからずれてしまいます。このようなときには、学習者に流されず「ちょっと待ってください」と静かに制して、話を続けます。


脇道にそれてしまうほかの要因として、導入時の状況設定の説明が長すぎることも考えられます。教師が一方的に長々と説明するよりも、学習者を巻き込んだ、やりとりがある導入が理想的です。この場合も、あまりにも設定が長いと、やはり学習者は授業の内容の説明とは思わず、単なるおしゃべりだと思って楽しく話し出してしまいます。できるだけ簡潔な説明ができるように、準備の段階からよく考えておきましょう。


話がそれてしまって、学習者がおしゃべりを始めても、全員が教師のほうを向くように1拍おいて「はい!」というだけでも効果はあります。また「皆さん、よく聞いてください」「これは、新しいことばの勉強ですよ」というように、今、何をしているのか学習者に示すことが大切です。


「教師の余談と説明のメリハリがついているか」「導入時の説明が長すぎないか」という点を見直してみましょう。





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