Q

「たばこを吸います」という表現は教えなくてもいいですか。

どうして「たばこを吸います」という表現は不要なのでしょうか。それはあなたが、たばこが嫌いだからですか。自分は吸わなくても「ここでたばこを吸わないでください」という表示の意味を理解したり、「すみません吸ってもいいですか」と尋ねられてそれに答えたりするときには、やっぱり必要になってきますね。


自分が普段使わないことばや、汚いことば、悪いイメージのことばが出てきた場合を考えてみましょう。たとえば「死ぬ」や「殺す」といったことばは確かに、決していいイメージではありません。しかし、日々のニュースや新聞ではこのようなことばも頻繁に見られます。

では、使ってはいけないとされることば、たとえば差別用語などが出てきたときには、どうしたらいいでしょうか。「それは使ってはいけません」「それは覚えなくてもいいです」で済ませてしまいますか。

学習者が、差別語だと知らないまま使っていたときなどには、まずそれが差別に当たることばであることを伝えましょう。そして、一体どのようなことばを使ったらいいのか、適切な言い方についてアドバイスするといいでしょう。

年少者に対する日本語教育ならば、教える語彙もある程度選ばなくてはならないかもしれませんが、成人の学習者の場合には、教師自身の価値観、好き嫌いで教えるか教えないかを決めることはできないのではないでしょうか。


使わなくても知っていていいことばはたくさんあります。同様に、使ってはいけないことばも知っていて損はありません。





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