HOME > 児童英語教師 > 小学校で教えるということ > Tip10 小学校の場ならではの活動や教材で、効果的な指導を!

小学校で教えるということ
執筆 土屋 佳雅里(杉並区小学校英語講師、J-SHINEトレーナー)
2018年11月7日 UP

 小学校の場ならではの活動や教材で、効果的な指導を!

イメージ

秋が深まっていますね。いい季節です。
小学校の秋は、春に行う学校も多いですが、運動会・修学旅行・学芸会・音楽会などと、何かと忙しい毎日。
忙しさは半端ないのですが、その分、とても濃い充実した時間を仲間と共に過ごし、時に、意見や思いがぶつかり合っては修復し……。
そうやって、友だち同士や、先生との関係も、季節と同じく、どんどん深まるのですよね。いい時期です。

私は外部講師で、週1回しか来校しません。
ですから、客観的に、子どもたちの間での関係性の深まりや変化をみることができます。

特に、6年生。
4月はじめは、最高学年になった緊張感、中学校を意識し始めた期待と不安感、そして、微妙になってくる友だち関係……と、さまざまな思いが入り交じっての、落ち着きないスタートでした。

ですが、11月に入って、行事やイベントの濃い時間がある程度落ち着き、12月の声が聞こえる頃には、クラス全体に穏やかな空気が流れてきます。
「卒業」も意識する頃ですね。卒業アルバム作りや卒業文集の編集も佳境に入る頃です。

行事やイベントといった、小学校教育ならではのさまざまな取り組みの持つ意義を、その都度、実感します。 外部講師として子どもたちと触れ合う時間はほんのわずかな時間ですが、子どもたちの成長ぶりも実感することができます。 うれしい季節です(もちろん、クラスの雰囲気や様子は個々によりますが)。



“小学生に響く”英語表現を考える

さて、そのような小学校の教室の場では、外国語(英語)の時間として、どのような指導が効果的なのでしょう? 活動や教材は?

1つの例ですが、英語によって、友だちや先生との間でのコミュニケーションをさらに深めることが出来る活動です。

ある程度慣れてきた既習事項を用いて、これまでの外国語活動の総復習も兼ねます。
イメージ 例えば、“I can ….”(できること)のテーマ(移行期間用教材『We can! 1』ではUnit5(5年生))。発表活動につなげてもいいですね。
中学英語ではさらに発表活動が多くなりますから、気持ちやスキル面でも良い予行練習になりますし、中学英語への不安解消、自信にもつなげられます。 コミュニケーションの上では、この時期だからこそ、互いに知らなかった一面を知る発見が面白いこともあります。

「できること」の動作表現も、テキストで扱うもののほか、クラスの実態に応じた表現を一覧にしたような教材等を用意してもいいですね。

例えば、小学校の場なら”play dodgeball”は定番でしょうし、“play video games”は得意中の得意、“draw illustrations”や“do fishing”が流行っているクラスもありました。

もし、「何もできるものがないや……」などと、控えめ過ぎる子がいれば、その場で出来るかどうか確認できることを追加してもいいですよ。

例えば、“Stand on one leg for 30 seconds.” これなら、出来そう?数字の復習にもなりますね。
これはほんの一例。小学校の場、目の前の子どもたちにとって、どのような英語、言葉が響くのだろう…? 想像(創造)をふくらませて考えてみると、ほら、浮かんできませんか?



[小学校で教えるということ 心得×12Tips] 最新記事へ


●著者プロフィール


土屋 佳雅里(Kagari Tsuchiya)
杉並区小学校英語講師、J-SHINEトレーナー、上智大学短期大学部(非)、早稲田大学(非)。指導者養成、各種教員研修にも携わる。小学校、大学、指導者養成といった幅広い指導を通して、よりよい日本の外国語教育を目指し、実践・研究に奮闘中。著書に『小学校はじめてセット』(執筆協力、アルク)、『教室英語ハンドブック』(共著、研究社)など 。




小学校英語指導者 J-SHINE準認定資格取得準備コンプリートコース


世界の友だちにインタビュー!Friends on Earth


研修講座

メルマガ登録