通訳者・平山敦子のガジェット天国

通訳者・平山敦子のガジェット天国

第3回|通勤バッグ軽量化大作戦

update:2016/10/17

過去2回にわたって海外旅行・出張に役立つアイテムをご紹介してきましたが、今回は日々の通勤に目を向けてみようと思います。ご存知の通り、フリーランス通訳者は自分のオフィスやデスクがありません。仕事に必要なものは「全て」カバンに入れて「毎日」自分で持ち運んでいます。

通訳をするための道具については別の機会に詳しくご紹介しますが、代表的なものとしては、筆記用具、白紙のノートパッド、辞書、仕事の資料(プレゼンや講演会のスライド、会議資料、自作の用語集、など。これが結構重たい…)、タイマー(複数の通訳者で交代する場合に必要)、イヤホン(同時通訳の際に使用)などでしょうか。

それに加えて、「雨が降りそうだから傘を」、「節約のためにコーヒーを淹れて持っていこう」なんてやっていたら、カバンはあっという間にとんでもない重さになってしまいます。

そんなわけで、今回は「通勤バッグ軽量化大作戦!!」と題して、日々の通勤を少しでも快適で軽やか(?!)にしてくれるアイテムをご紹介します。

カバンの中で重たいものの代表が傘。とことん軽量化を追求するならモンベル・トラベルアンブレラがお勧めです。直径88cmと小さめですが、86gという驚きの軽さ。2016年10月現在、私の知る限りこの世で一番軽い傘かもしれません。これだけ軽ければ常時カバンに入れておけそう。出先で雨に振られるたびにコンビニで500円傘を買っているアナタ、10回で元がとれますよ!…11回目からは、コンビニに入ったら(傘ではなく)ぜひ、コーヒーを買ってみてくださいね。「雨の日はコーヒー(100円)5杯飲み放題!!」気分が味わえるかも(!?)。

…と言いつつ、個人的な一推しはモンベル・ロングテイル トレッキングアンブレラ。トラベルアンブレラには軽さでは敵いませんが145gはなかなかのもの。山歩き用の傘で、背負ったザックが濡れないよう背中側の生地が8cmほど長い「前後非対称」の形状をしています。リュック通勤の方はもちろん、そうでなくても、長い方を前にして持つと大股で歩いても靴が濡れにくいし、サイドはコンパクトなので狭い歩道でもすれ違いやすい…などなど、まさに大きな傘と小さな傘のいいとこ取り!!あ、誰かと相合傘をするときに相手側に長い方を差してあげる、なんて使い方もオススメ(笑)。

ポイントカード20枚

軽量化を目指すには、軽いモノを選ぶだけでなく「持たない」という選択肢もありますね。こちらの写真をご覧ください。ポイントカードが20枚。どのくらいの重さがあると思いますか? なんと86g! トラベルアンブレラと同じなんです! これだけ断捨離できれば、あの傘を毎日持ち歩いてもプラスマイナスゼロですよ(笑)。そこで便利なのが「Stocard」というアプリ。(iPhoneアンドロイド)カードに印刷されているバーコードをアプリに取り込んでおけば、お店ではスマホの画面を見せるだけ。カードを持ち歩く必要がありません。

ただし、せっかく取り込んでもお店によっては使えない場合もあるので要注意。実際に使ってみた印象では、わりと原始的なシステム(会員番号が紐付いているバーコードをスキャンして読み取り会員データベースにアクセスするだけの仕組み)を採用しているチェーンだとうまくいくみたいです。東急ハンズやエストネーション、ツルハドラッグ、ヴィノスやまざき、などは大丈夫でした。アパレル系ブティックでも今のところ失敗はありません。一方、スキャンのたびに認証するような複雑な方式を導入している店舗(ビックカメラなど)ではNG。よく使うお店が対応していたらラッキーですね。

逆に、ポイントカードを使うことでお財布を軽くする方法もあります。前述のStocardと実は相性の良くないTカードとPontaカード、これらはぜひ、お財布に入れたままにして、小銭代わりに使っちゃいましょう。1ポイント1円。コンビニやスーパーでのレジ精算時に「ポイントが残っていたら端数はポイントで払います」と伝えればOKです。ちなみにPontaカードは専用のアプリでカードレスにもできるのですが、現金と一緒にサッと取り出せるよう、私はあえてカードをお財布に入れて使っています。

スマホでできることは全てスマホに任せてしまおう、というのも軽量化に有効ですね。文庫本をKindleKoboのような電子書籍アプリに、システム手帳をカレンダーアプリにするだけで合計500gくらいは軽量化できます。(カレンダーアプリについては、「現役通訳者のリレーコラム」に詳しく書きました。興味のある方はぜひ、そちらも覗いてみてくださいね。)

ナイキのフライニット

仕事帰りにジムやランステーションに直行する方はナイキのフライニットはいかがでしょう。アッパーが編み物構造になっているので軽くて嵩張りません。ソールのクッション性は控えめ。フィット感があって足がブレる感じもないし、軽いジョギングやマシントレーニングなら十分使えます。種類も豊富で、もっと地下足袋っぽい履き心地のものも。通常のサイズより小さめの作りなので、お店で試着してから購入することをお勧めします。

Allet

もう一つランニングのお供にオススメなのが「Allet」というお財布。こんなに小さくて軽いのに、カードや硬貨はもちろん、一万円札もちゃんと入ります。

札入れには何と仕切りまで付いて領収書の収納もバッチリ(笑)。交通系カードを入れてパスケース代わりにすれば通勤でも大活躍!!

というわけで、「通勤バッグ軽量化大作戦!!」いかがでしたか? 皆さんの心もカバンも少しでも軽くなりますように…!

Profile

平山敦子

Atsuko Hirayama

会議通訳者。得意分野は司法、軍事、IT、自動車など。元米国大統領、経済学者など著名人講演の同時通訳も多数。この仕事を目指したきっかけは大学在学中のアルバイト。スポーツイベントのバイリンガルスタッフとして働いていたが、ある日現役のプロ通訳者と同席、その仕事ぶりを目の当たりにし衝撃を受ける。

「私もこんな風になりたい!」とアルバイトに精を出す(?!)うちに、いつしかそれが仕事に。通訳界では知る人ぞ知るガジェットおたく。パフォーマンスを最大化してくれる優れモノの道具を求め日々研究中。

バックナンバー