【第二新卒はやめとけ・人生終了】は本当？「やばい」を覆す転職をデータで解説

第二新卒で転職を考えているけど「やめとけ・人生終了・やばい」と検索画面に出てきます…。漠然と不安を感じる方も多いと思います。

結論からお伝えすると、

「やめとけ・人生終了・やばい」は終身雇用だった古い価値観による誤解

厚生労働省などの公的なデータを確認したところ、第二新卒の転職は決して珍しくはありません。転職市場でも多くの「第二新卒の求人」があります。

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本記事では「入社3年以内の離職率、転職後のキャリア、企業側の第二新卒への採用意欲」などデータを基に、次のキャリアへ踏み出すためのロードマップを解説します。

【データ出典元一覧】
・厚生労働省「新規学卒就職者の離職状況(令和３年３月卒業者)を公表します」
・株式会社スタッフサービス・ホールディングス【新卒3年未満で正社員を退職した若年層の意識調査】退職者のうち3人に1人は入社半年未満で離職
・マイナビ・キャリアリサーチLab「企業人材ニーズ調査2024年版)」

第二新卒とは

第二新卒とは、学校卒業後に一度就職したものの、1～3年以内に転職を検討する若手社会人を指します。

いわゆる25卒、24卒、23卒で就職した年代を言います。

新卒とは異なり、第二新卒は基本的なビジネスマナーや実務経験が強みです。

企業から「ポテンシャルと即戦力」を兼ね備えた存在として高く評価されています。

求人数も豊富で、多くの企業が通年採用をしています。転職を考える方にとって絶好のタイミングです。

【第二新卒はやめとけ】と言われる理由は？古い価値観と現実

「第二新卒で転職なんてやめとけ」と言われる背景には、終身雇用が当たり前だった世代の古い価値観があります。

特に「3年以内の早期退職は忍耐力がない」「どうせまた辞めるのでは」という先入観が強く残っており、そこから「やばい」「人生終了」といった極端な表現が生まれます。

とはいえ「第二新卒はやめとけ」はもはや過去のお話し。たとえば、厚生労働省のデータを見れば、今の時代に早期退職が珍しくないことが分かります。

厚生労働省「新卒者の離職状況」(令和3年3月卒業者)

　※( )内は前年差増減

事業所規模	高校卒（％）	大学卒（％）
5人未満	62.5%（+1.8P）	59.1%（+5.0P）
5〜29人	54.4%（+3.1P）	52.7%（+3.1P）
30〜99人	45.3%（+1.7P）	42.4%（+1.8P）
100〜499人	37.1%（+0.4P）	35.2%（+2.3P）
500〜999人	31.5%（▲0.3P）	32.9%（+2.2P）
1,000人以上	27.3%（+0.7P）	28.2%（+2.1P）

出典元：厚生労働省「新規学卒就職者の離職状況(令和３年３月卒業者)を公表します」

厚生労働省の調査によると新卒の3人に1人が3年以内に退職しています。第二新卒として転職を選ぶことは決して珍しくありません。

基本的なマナーを身につけ、即戦力となる第二新卒の採用活動は高まるばかりです。

新卒採用が年に一度に限られるのに対し、第二新卒は通年で採用されるケースが多いです。必要なタイミングで求人が出されるため、積極的な選考が進みやすい傾向にあります。

「第二新卒で転職＝やめとけ」という意見に縛られる必要はありません。第二新卒の早めの転職で好機を活かしましょう！

第二新卒の転職が【人生終了・やばい】は嘘？データでやばくない理由を検証

(引用元：スタッフサービス)

「第二新卒で転職＝やばい」という不安は誰しもあると思います。

実際に辞めた方の「転職市場の現状」を確認すると全く真逆の意見が出ています！

大手転職サービス：スタッフサービス「新卒3年未満で正社員を退職した若年層の意識調査」によると83.9％が「辞めてよかった」という結果が出ています。

7割以上が転職後も正社員として継続就業中で、多くの人が転職後のキャリアに満足しています。

データにあるように、第二新卒の転職は、キャリアを再出発させるためのポジティブな選択肢になっています！

出典元：株式会社スタッフサービス・ホールディングス【新卒3年未満で正社員を退職した若年層の意識調査】退職者のうち3人に1人は入社半年未満で離職

第二新卒の転職で【人生終了？もったいない？】評価の真実

(引用元：スタッフサービス)

「第二新卒で転職するなんてもったいない」「キャリア＝人生が終わるのでは？」そんな声に不安を感じる人もいるのではないでしょうか。

しかし実際に“もったいない”のは、合わない職場で時間を浪費することにあると思います。

スタッフサービスの調査では、新卒3年未満で退職した人の約半数が1年以内に退職を決意しています。

第二新卒で早い段階での転職は、以下のようなケースでは「逃げではなく前向きな決断」です。

「人生終了」というのは大げさな表現にすぎません。第二新卒のタイミングで転職することは、健全なキャリアを築くための第一歩とポジティブにとらえましょう！

出典元：株式会社スタッフサービス・ホールディングス【新卒3年未満で正社員を退職した若年層の意識調査】退職者のうち3人に1人は入社半年未満で離職

【人生終了ではない！】企業の8割以上が第二新卒を今後採用する予定と回答

(引用元：マイナビ)

マイナビの「企業人材ニーズ調査(2024年版)」によると、企業の8割以上が第二新卒の採用を今後予定していると回答。

実際に転職市場では「成長意欲がある人材」として第二新卒を積極的に採用しています。

(引用元：マイナビ)

また第二新卒の人材について7割以上が「よいイメージ」というデータがあります。

20代という若さをメリットに将来の活躍や、適応能力に高い期待が寄せられている証です。

第二新卒の転職に自信をもって、将来のキャリアを切り開いていきましょう！

出典元：マイナビ・キャリアリサーチLab「企業人材ニーズ調査2024年版)」

第二新卒の転職・成功させる5つのポイント

第二新卒の転職は、準備をすることで内定率を大きく高められます。

① 転職理由を前向きに伝える

面接で最も聞かれるのが「なぜ辞めたのか？」という退職理由です。

「職場の雰囲気や環境が合わない」「人間関係が悪い」「残業が多すぎる」といったネガティブな理由は、ポジティブに言い換えるようにします。

ネガティブな退職理由（NG例）	ポジティブな言い換え（OK例）
社風が合わなかった	企業理念に共感し、貴社のような環境で長期的にキャリアを築きたいと考えました
人間関係が辛かった	風通しが良くチームで協力しあえる環境に身を置きたく御社を希望致しました
給料が低かった	成果が正当に評価され、責任ある仕事に挑戦したいと考えました
会社の将来が不安	将来性のある環境で自身のスキルを磨いていきたいと考えました
残業が多すぎた	効率的な働き方を身につけ、より成果に貢献できる環境で働きたいです

② 仕事で得たスキルや成果を具体的にアピールする

社会人経験が浅くても、前職で得たスキルや成果は必ずあります。職務経歴書や面接の際には、具体的にアピールしましょう。

例えば「営業として頑張りました」だけではなく「課題解決のために細かくヒアリングをするスキルを身につけた」や「前例のないエリアに飛び込み新規顧客を獲得した」など、それぞれにエピソードはあると思います。

学生時代の経験ではなく、仕事で得た経験や考え方を伝えるのが第二新卒のポイントです！

③ 第二新卒歓迎の求人に的を絞る

「第二新卒歓迎」「未経験OK」と明記された求人に絞ることで、転職の成功率が高まります。

「第二新卒歓迎の求人」は20代のポテンシャル採用に理解があり、書類通過率も高め。IT・建設など幅広い業界で若手を求めておりチャンスが広がります。

大手企業でも第二新卒枠を明示しているケースがあり、転職の選択肢は想像以上に豊富です。

転職エージェントに登録することで、優良求人情報がチェックできます。現職で忙しい方でも、面接日程や内定日の調整も代行してもらえるため、初めての転職でもスムーズに進められます。

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④転職活動は20代で始めるのが有利

「いつか転職したい」と考えているなら、求人を見てみる、エージェントに相談するだけでもおすすめです。

20代は転職市場で特に高く評価される時期です。

リクルートエージェント、doda、マイナビジョブ20’sなどでは、面談のみの相談も受け付けています。

自分の市場価値や求人情報を集めて、より条件の良い転職を叶えましょう！

⑤第二新卒特化の転職エージェントを活用する

第二新卒特化の転職エージェントでは、未経験者や若手のスキルにあわせた手厚いサポートがあります。

職務経歴書などの「書類添削」では自分では気づかなかった20代の強みを活かした戦略を練ることも可能です。

面接が苦手で不安な方にも、「模擬面接」で聞かれやすい質問の答練など、本番に向けて心強い準備ができます。

エージェント経由で応募することで、納得の転職を勝ち取りましょう！

【やめとけの不安払拭！】第二新卒におすすめの転職エージェント5選

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リクルートエージェント｜第二新卒専用求人あり！全国規模の最大手

(引用元：リクルートエージェント)

出典元：※1リクルートエージェント(2025年8月時点)

リクルートエージェントは、第二新卒向けの専用ページがあります。

最大級規模の求人数で全国網羅の大手転職エージェントです。

非公開求人も44万件以上と多く取り扱いが豊富。一般の転職サイトでは確認できない案件も多数あり、好条件の転職先を見つけたい方におすすめです。

第二新卒でどんな求人があるのか、情報収集を行うのに登録しておきたいエージェントです。

項目	詳細
対象エリア	全国・海外
求人数	公開591,102件(2025年8月時点) 非公開440,369件
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チェック！

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関連記事：リクルートエージェントの評判口コミ！

doda｜第二新卒求人15万件超え！スカウト登録が便利

(引用元：doda)

dodaは、全国約25万件の求人を扱う大手転職エージェントです。

「第二新卒歓迎」「職種未経験OK」の検索項目あり。第二新卒に合った求人を見つけやすいです。

無料で参加できる面接対策セミナーや転職ノウハウのコンテンツも豊富です。

スカウト機能に登録しておけば、興味を持った企業から直接「面接確約オファー」が届くことも。自分の市場価値を図りたい方に、活用必須のdodaです。

項目	詳細
対象エリア	全国
求人数	公開250,667件(2025年8月時点) 第二新卒歓迎：159,370件 未公開：非公開
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スカウト機能あり

＼第二新卒歓迎求人！／

マイナビジョブ20’s｜第二新卒なら！20代専用の転職エージェント

(引用元：マイナビジョブ20’s)

マイナビジョブ20’sは、マイナビグループが運営する20代・第二新卒・既卒専門の転職エージェント。

公開求人のうち76%以上が未経験歓迎と豊富にそろいます。

自己分析ツールもあり、適性診断や職務経歴書テンプレートなど充実。準備段階からしっかりサポートしてくれる点も好評です。

登録者の約8割が25歳以下。LINEでやり取りでき、気軽に相談しやすいエージェントならマイナビジョブ20’sがおすすめです。

出典：マイナビジョブ20’s
※２：2023年10月1日～2024年9月30日に入社された方の3ヶ月の定着率

項目	詳細
対象エリア	全国
求人数	公開6,245件(2025年8月時点) 未公開：0件
スカウト	2025年9月30日にサービス終了
書類自動作成	テンプレートDLあり
検索条件保存

＼20代に特化！未経験歓迎求人／

ハタラクティブ｜未経験・若手特化！12年の実績

(引用元：ハタラクティブ)

ハタラクティブは、フリーター・既卒・第二新卒の「若手」を徹底サポートする就職支援サービスです。紹介求人のほとんどが未経験歓迎で、12年以上の支援実績があります。

キャリアアドバイザーが書類添削から面接調整まで一貫して担当し、平均1か月・最短2週間で内定が決まるケースも。

「経験がなくても、早く正社員になりたい」「気軽に相談できる転職エージェントがいい」という方におすすめです。

項目	詳細
対象エリア	北海道・宮城／関東7都県／東海3県／近畿4府県／中国2県／福岡
求人数	公開5,241件(2025年8月時点) 未公開：非公開
スカウト
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＼短期転職を狙う！／

マイナビエージェント｜第二新卒歓迎で検索！年収アップ実績あり

(引用元：マイナビエージェント)

マイナビエージェントの公式サイトには、「第二新卒歓迎」「未経験OK」などのカテゴリがあります。

若手や異業種へのチャレンジを考えている方にもマッチする求人が見つけやすい転職エージェントです。

キャリア面談は、業界ごとの専任アドバイザーが担当。利用者の61.1%が転職後に年収アップ_※３という実績もあります！

「収入アップを目指したい！」という第二新卒の方におすすめのサービスです。

出典：転職後に年収アップした方が多数！
※3：2021年10月1日～2022年9月30日の間に転職が決まった方で転職前の年収額を上回った割合

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対象エリア	全国
求人数	公開83,632件(2025年8月時点) 未公開：非公開
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＼第二新卒・年収アップを狙う！／

【第二新卒やめとけ・人生終了・やばい】のよくある質問・Q＆A

第二新卒の転職活動はいつから始めたほうが良いですか？

転職活動は、在職中に始めることが理想的です。在職中に転職活動を行うことで給与があり、金銭面や心の余裕が保たれます。内定後に退職手続きをすれば、健康保険や年金の手続きをスムーズに進められ、ブランクも防げます。「辞めたい理由」が多い場合でも一旦立ち止まり計画的に転職活動を行いましょう。

第二新卒の転職はやめとけと言われます。実際厳しいのでしょうか？

第二新卒の就活は、新卒時より求人が少なく、不利に感じる場面もあります。
ただし、企業が見るポイントを押さえて対策すれば、十分内定は狙えます。
「やめとけ」と言われるのは準備不足のケースが多く、冷静に課題をクリアすれば大丈夫です。
悲観せず、戦略的に動くことが成功の秘訣です。

ネガティブな理由で退職しても、第二新卒で転職できる？

はい、ネガティブな理由で退職しても、第二新卒での転職は可能です。
ただし「辞めた理由」だけでなく、「次にどんな環境で力を発揮したいか」を伝えることが大切です。
面接では、組織適応力や継続性も見られるため、一方的な批判にならないよう言い方には注意が必要です。
「自分にも至らない部分があった」と客観性を持たせることで、信頼感が伝わりやすくなります。

第二新卒の転職では、企業選びで何に注意したら良いですか？

第二新卒の企業選びでは、「やりたいこと」だけでなく、「これがあると続けられない」というNG条件も明確にしておきましょう。前職で合わなかった点（例：長時間労働、上下関係の厳しさなど）を洗い出すことで、同じ失敗を繰り返さずに済みます。ポジティブ・ネガティブ両方の軸から企業を見極めることが、後悔のない転職につながります。

第二新卒の転職活動では、何をアピールすればいいですか？

「前職で得た学び」と「今後の貢献意欲＝ポテンシャル」をアピールしましょう。 スキルを羅列するのではなく「次の会社でどう活かせるか」を具体的に伝えましょう。ポテンシャルをアピールすることで「うちでも活躍してくれるだろう」と転職先に納得させることが効果的です。

第二新卒の転職では、年収が上がりますか？

企業や業界によっては年収アップが期待できます。 なかでも急成長の企業や、人手不足が深刻な業界では、20代のポテンシャルに高い給与を提示するケースがあります。若手ゆえの伸びしろをアピールして、給与交渉を有利に進めましょう。

【第二新卒やめとけ・人生終了・やばい】を覆す転職データ・まとめ

転職エージェントへの登録は無料です。まずは優良求人の情報をチェック！条件の良い会社で快適に過ごしましょう。

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【データ出典元一覧】
・厚生労働省「新規学卒就職者の離職状況(令和３年３月卒業者)を公表します」
・株式会社スタッフサービス・ホールディングス【新卒3年未満で正社員を退職した若年層の意識調査】退職者のうち3人に1人は入社半年未満で離職
・マイナビ・キャリアリサーチLab「企業人材ニーズ調査2024年版)」