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執筆 石原真弓

youとIの使い分けについて教えて

普通は主語が自分ならI ~となりますが、自分が主語のはずなのにYou ~と言うこともあるようで、どう使い分ければよいのか困惑しています。例えばある児童文学作品で「のどが渇いているんじゃない?」と聞かれた主人公が、I'm very thirsty. Sea water makes you thirsty.と答えていますが、Sea water makes me thirsty.とならないのはなぜですか。またある英語学習誌の中で、警備の厳しい高校に通う女の子が「まるで牢屋にいるみたい」と言う場面でも、I feel ~ではなくYou feel ~を使っていました。長年の疑問です。
(鹿児島県 ともすけさん)

youは「あなた、あなたたち」のほかに、世間一般の人を表すことがあります

確かに、自分のことについて述べる場合はIを、相手のことならyouを用いるのがルールですが、英語のyouは「あなた、あなたたち」のほかに、世間一般の人を表すことがあり、その場合、日本語に訳さないのが自然です。世間一般の人を表すyouは特定の人に限ったことではなく、一般的に誰にでも当てはまることについて述べるときに使います。場合によっては、「ほら、わかる(想像できる)でしょ?」といったニュアンスを含むこともあります。
 その児童文学作品の主人公が言ったI'm very thirsty. Sea water makes you thirsty. のI'm very thirsty.は、質問に答える形で主語をIにしていますが、海水がのどをカラカラにさせるのは誰にでも当てはまることなので、続くSea water makes you thirsty. ではyouを用いています。「のどがカラカラです。ほら、海水ってのどが渇くでしょ」というニュアンスです。仮に、I'm very thirsty. Sea water made me thirsty.と言うと、「海水のおかげで喉がカラカラだよ」と理由を強調した感じになります。
 警備の厳しい高校に通う女の子が「まるで牢屋にいるみたい」と言う場面で、I ~ではなくYou ~と表現したのも、「想像できると思うけど」といったニュアンスが強いためです。全文で表すと、You feel as if you were in prison./You feel like you were in prison.(インフォーマル)となります。もちろん、主語をIにすることもできます。

前回の質問は……

「覚えている」と「思い出す」はどちらもrememberでいい? ほか


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