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執筆 まつだあいこ
『16ブロック(2006)』
英会話に生かせる! 映画フレーズつまみぐい
 

ニューヨーク市警の刑事ジャックはその朝、証人の護送を命じられた。彼のように酒浸りで落ちぶれた刑事でも、証人を16ブロック(約1.6km)先の裁判所まで車で送り届けるくらいは朝飯前のはずだった。しかし、この証人の証言は警察の不正を暴くもの。悪徳警官らは証言阻止のため、証人の命を狙うのだが……。

16ブロック [DVD]
販売元:ソニー・ピクチャーズエンタテインメント
make a hole
フレーズ活用度:★★★★

セリフ抜粋


Eddie: Why don't you get on the loudspeaker? Put the Hawaii Five-0 light on or something. Put on a little siren. Make room, make a hole. Isn't that the saying, "Make a hole, make a hole"?
エディ:スピーカー使えば?『ハワイ5-0』なライトつけたりとか。サイレン鳴らしてさ。「どけろ、道を空けろ」って。そう言うんだろ?「邪魔だ道を空けろ」。


解説


証人エディを乗せたジャックの車は交通渋滞にはまってしまう。フレーズは、後部座席で軽口をたたくエディのセリフから。直訳すると「穴を開けろ」となるこのフレーズは、人混みなどを通り抜ける際に、自分の行く手を阻まないよう人々に注意を促すため声を掛けるときの定番。犯人を追う、患者を救急搬送するといったシーンでよく使われ、さらに Coming through.(通るよ)といったセリフが続くこともある。このフレーズが聞ける作品は他に、『アウトブレイク』(95)、『交渉人』(98)、『NCIS ~ネイビー犯罪捜査班』(03- )シーズン1 第20話、『RED / レッド』(10)など。なお、抜粋セリフ中の“Hawaii Five-0”はハワイ警察が舞台の人気ドラマのタイトルで、ここでは、その劇中に登場するようなパトカーを指している。このドラマの影響で、俗語ではfive-o(ファイブオー)は「警察」を意味する。


こんなふうに使ってみよう


Detective: Make a hole, make a hole!
刑事:どけ道を空けろ
『16ブロック』(06)より


あいこのつぶやき


証人を護送する刑事と、事件をもみ消そうとする追っ手の死闘。あらすじだけだと本作はクリント・イーストウッドが主演・監督した『ガントレット』(77)の二番煎じのようです。しかし、「人は変われる」がモットーの憎めない証人エディの存在は、本作を別のタイプの作品にするカギとなっています。抜粋セリフに出てきた人気ドラマ『ハワイ5-0』の他、アメリカでも子どもをとりこにした日本の人気アニメ『遊戯王』、彼がお手本とする更生した有名人の名前などがポンポン飛び出します。この「ウザい」ほどのおしゃべりはよく耳に残り、軽薄なようで一本筋の通ったエディの行動は、エンディングをより心温まるものにしています。


turn on

クリミナル・マインド FBI 特命捜査班レッドセル(2012)

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