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執筆 まつだあいこ
『ゼロ・グラビティ(2013)』
英会話に生かせる! 映画フレーズつまみぐい
 

地上600km。機材修理で派遣されたストーン博士は、初めてのスペースシャトル船外活動中に、ロシアの衛星爆破処理の影響で軌道上に散ってきた破片に襲われ、宇宙空間に投げ出される。シャトルは大破し、生き残ったのは船外にいたベテラン宇宙飛行士コワルスキーと彼女のみ。彼らは地球への生還を信じ、ひとまずISS*を目指すが……。
*ISS=International Space Station。国際宇宙ステーション

ゼロ・グラビティ [DVD]
販売元:ワーナー・ブラザース・ホームエンターテイメント

your call
フレーズ活用度:★★★★

セリフ抜粋


Mission Control : You're the expert, Doctor. It's your call.
ミッションコントロール:専門家はあなたですから、博士。お任せしますよ。


解説


修理が思うように進まず、補助電源に切り替える提案をしたストーン博士。フレーズは、この提案に対する、ヒューストンにあるNASA*のミッションコントロールセンターの返答から。It's your call. は、相手に選択、決断をしてもらいたいときに使う定番フレーズ。call は decision にも入れ替えが可能で、I let you decide.(あなたが決めて)と同じ意味。類似表現には、It’s up to you.(あなた次第)などが挙げられる。逆に相手に決定権がないことを伝える「それは君が決めることじゃない」は It's not your call. としてOK。このフレーズは、『背徳の囁き』(90)、『ザ・ファン』(96)、『トレーニング デイ』(01)、『ブラックホーク・ダウン』(02)、『ジョンQ -最後の決断-』(02)、『ワイルド・スピード×2』(03)、『CHUCK/チャック』シーズン3第12話(07-12)など多数の作品内で見つけることができる。
*NASA=National Aeronautics and Space Administration。アメリカ航空宇宙局


こんなふうに使ってみよう


Richard: It's your call, John. John: I'm okay with it, if you are, Richard.
リチャード:任せるよ、ジョン。 ジョン:君がいいなら僕もいいよ、リチャード。
『アリー my Love』(97-02)シーズン3第21話より


あいこのつぶやき


事実を基にした『アポロ13』(95)が大好き、という程度の筆者でも、宇宙服の下はあそこまで軽装でないこと(しかもおむつ着用)を知っており、宇宙服の頑丈さや消火器の使い方にも無理があるように思いましたが、臨場感と映像美には圧倒されました。本作観賞後に科学考証に興味を持たれた方は、こんな特集ページを読むのも面白いかもしれません。さて本作、原題はGravity(重力)です。邦題のようにゼロをつけると「無重力」の意味になりますが、わざわざゼロを付けた意図はどこにあったのでしょう。この語は故マイケル・ジャクソンが特許を持つダンスパフォーマンスの通称としても知られ、本作より少し前に話題となった『ゼロ・ダーク・サーティ』(12)にもゴロが似ていますね。


this whole time

『スノーピアサー(2013)』

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