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ことばの仕組み(文法)

分類:その他(活用の変化形)

「動詞+なくて」と「動詞+ないで」の違いは?
 「~なくて」「~ないで」は、いずれも動詞の否定形がテ形をとったもので、どちらを用いてもかまわないように思われる場合も少なくありません。

  大事に至らないでよかった。
  大事に至らなくてよかった。

 これは、「~ないで」の表す意味の一部が「~なくて」の表す意味と重なることによるものです。「~ないで」には、次のように大きくわけて三つの用法があるといわれています。

  (1)宿題をしないで学校にいった。
  (2)宿題をしないでゲームばかりしている。
  (3)宿題をしないで怒られた。

 (1)~(3)の文では、「~ないで」までが同じ表現となっていますが、「~ないで」より後の内容に対する関係が異なっています。(1)では「宿題をしないで」は、別の行為(「学校に行く」)がどのような状況・事情のもとにおこなわれたかという、他の行為の付帯状況を表しています。

 また(2)では、「宿題をする」という行為と「ゲームをする」という行為が対比的に述べられており、「宿題をすべきなのに、代わりにゲームばかりしている」のように言い換えることができます。

 最後の(3)は、「~ないで」が原因を表しているもので、「宿題をしなかったために怒られた」のように言い換えることが可能です。

 (1)~(3)のうち、(3)の場合には「~ないで」の代わりに「~なくて」が用いられますが、(1)(2)の場合には難しいようです。

 ×宿題をしなくて学校に行った。
 ×宿題をしなくてゲームばかりしている。

 ご質問の文では、「雨が降らないために晴れた日が続いた」のように「雨が降らない」の部分を「晴れた日が続いた」ことに対する原因と解釈するよりは、「雨が降らない」と「晴れた日が続いた」が対比的に表現されていると考えるのが妥当であり、「~なくて」ではなく「~ないで」が選ばれることになります。



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