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ことばの仕組み(文法)

分類:助動詞(らしい)

「らしい」と「ようだ」はどう違う?
 「らしい」と「ようだ」はともに不確かなことを表す表現であり、その意味では同じように用いられます。しかし、「らしい」と「ようだ」はその判断の根拠を異にします。

 「太郎は風邪をひいたらしい」「太郎は風邪をひいたようだ」といった場合、ともに「太郎が風邪をひいた」ということが断定できない不確かなことであるという意味では同じですが、咳をしながらだるそうにしている太郎を前にして「太郎は風邪をひいたらしい」とは言えないでしょう。逆に、太郎から風邪で仕事を休むとの電話を受けた直後に、傍らにいる人に向かって「太郎は風邪をひいたようだ」というのはおかしいでしょう。このように、「ようだ」は、「ようだ」に先行する内容(上の例では「太郎が風邪をひいた」)を判断する根拠を自ら得た場合に用いられます。判断の内容を眼前にしており、そこから判断の根拠を引き出すような場合が典型的です。

 一方の「らしい」はその根拠を他から得た場合に用いられます。人から得た情報を伝える場合などがこれにあたります。



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