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ことばの仕組み(文法)

分類:助動詞(そうだ)

「帰る」+「そうだ」の否定形は「帰れそうもない」?「帰れなそうだ」?
 ご質問の中の「帰れそうもない」ですが、これは「帰れる」(「帰る」の可能形)に様態の助動詞「そうだ」が付いた「帰れそうだ」を否定形にした「帰れそうにない」を、とりたて助詞「も」で取り立てたものです。様態の助動詞「そうだ」は、動詞(「雨が降りそうだ」)、形容詞(「難しそうだ」)に付くことはできますが、助動詞に付くことはできません。したがって、否定の助動詞「ない」に「そうだ」をつけた「雨が降らなさそうだ」「帰れなそうだ」は、文法的には誤りということになります。

 「難しくない」の「ない」は、「お金がない」と同じ形容詞の「ない」です。したがって、「お金がなさそうだ」「難しくなさそうだ」は文法的に正しいと言えます。

 まず、否定の助動詞「ない」と形容詞の「ない」を区別してください。学習者に「そうだ」の否定形を教えるときは、動詞の場合は「降りそうにない」「帰れそうにない」、形容詞の場合は「難しくなさそうだ」「元気ではなさそうだ」とするべきでしょう。ただし、最近は、おっしゃるように「帰れなさそうだ」や「雨が降らなさそうだ」も言えるという日本人が増えてきていることも事実です。



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