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ことばの仕組み(文法)

分類:助詞(に)

「山に登る」と「山を上る」はどう違う?
 「山を登る」は、「まで」を使うことで具体的に山のどこを目的地として登山するのかを次のように表すことができます。一方「山に登る」は「まで」を使って具体的な目的地を表すことができません。

  富士山を頂上まで登る。
 ×富士山に頂上まで登る。

 後者の場合の「に」は「駅に着く」「学校に行く」などのいわば目的地を表すために用いる「に」と考えられます。したがって「山に」ですでに目的地を示しているのに、更に「頂上まで」ともうひとつ目的地を重ねて示すのは不自然になるわけです。前者の「を」は移動の目的地ではなく、「公園を散歩する」などのように移動行為が行われる場所を示していると考えられます。

 「山を」は登山を行う場所を示していると考えると、目的地の「頂上まで」を加えても不自然にはならないということになります。



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