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ことばの仕組み(文法)

分類:形式名詞(とおり)

「説明したとおりに」と「説明したように」はどう違う?
 「説明したとおりに」は、説明と同じに、それと異なるところなくという意味、一方の「説明したように」は、説明と概略同じであるという意味を表します。すなわち2つは倣うべき対象(上述の例では「説明」あるいは「説明した内容」)との一致の度合いにおいて異なります。

 「説明したとおりに」「説明したように」のこの違いは、「適当に」のような連用修飾成分と一緒に用いられた場合の文の許容度にも反映されます。

  説明したように適当にやってくれ。
  説明したとおりに適当にやってくれ。

 後の文が自然な文と判断されるためには、説明された内容が「適当にやる」というものだった場合でしょうが、この場合にはむしろ次の文を用いるのが適切でしょう。

  説明したとおり適当にやってくれ。

 このように、「説明したとおりに」は、行為者の行為内容に対する自主性、工夫の余地を考慮しないとのニュアンスがありますので、

  説明したとおりにやればいいんだ。

のように、聞き手に高圧的に行為の遂行を要求するような場合には、「説明したように」は馴染みにくく、「説明したとおりに」のほうが選ばれることになります。



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