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ことばの仕組み(文法)

分類:動詞

「向かう」と「行く」の違いは?
 「向かう」「行く」はともに、ある地点からの移動を表す動詞です。

太郎は駅に向かいました。
太郎は駅に行きました。

 二つの文を比べると、前者を用いた場合は必ずしも「太郎が駅に着いた」とはいえないのに対して、後者を用いた場合は「太郎が駅に着いた」と考えることが自然です。

  太郎は駅に向かったが、道に迷って行き着けなかった。
  ??太郎は駅に行ったが、道に迷って行き着けなかった。

 すなわち、後者における「駅(に)」は「到着点」を表していますが、前者の場合に「駅(に)」で表されているのは「方向」であると考えられます。

 このため、「東/西/南/北(に)」や「内陸(に)」のように方向を表すのみで「到着点」とはなりえない表現を用いた場合には、「向かう」を使うことはできても、「行く」を使うことはできません。

  コロンブスは新大陸を目指して西に向かった。
  ??コロンブスは新大陸を目指して西に行った。



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