「法科大学院(ロースクール)に進学したいけれど、学費はいくらかかるのか」「国立と私立でどのくらい差があるのか」「奨学金や学費免除はあるのか」と気になっていませんか。
法科大学院は法曹(裁判官・検察官・弁護士)を目指す王道ルートですが、学費の負担は決して小さくありません。
特に私立は初年度だけで150万円を超えるところも多く、3年間で500万円を超えるケースもあります。
本記事では、2026年度の最新データをもとに、国立・私立の法科大学院の学費相場、奨学金・学費免除制度、予備試験ルートとの比較までを網羅的に解説します。
法科大学院進学を検討している方が、具体的な学費計画を立てられるよう構成しました。
【結論】法科大学院の学費は国立で約270万円、私立は400万〜600万円が目安

まずは結論からお伝えします。
法科大学院の学費は、国立と私立で2〜3倍の差があります。
標準修業年限(3年)で通った場合の総額目安は以下のとおりです。
| 区分 | 入学金 | 年間授業料 | 3年間総額(目安) |
|---|---|---|---|
| 国立法科大学院 | 282,000円 | 804,000円 | 約2,694,000円 |
| 私立法科大学院(標準コース) | 300,000円前後 | 100万〜130万円前後 | 約400万〜600万円 |
短縮コース(2年制・既修者コース)の場合は、授業料を1年分圧縮できるため、総額はさらに少なくなります。
法科大学院対策の予備校3社の比較(冒頭簡易版)
法科大学院の入試対策や司法試験対策のために、多くの受験生が予備校を併用します。
以下は主要3社の簡易比較です。
| 通信講座 | 特徴 |
|---|---|
| アガルート | 法科大学院入試・司法試験対策を一括提供令和7年司法試験で有料受講生618名・占有率39.1%予備試験合格で全額返金の合格特典あり |
| LEC東京リーガルマインド | 「法科大学院入試対策」専用講座を提供難関法科大学院コースや個別大学院対策講座が充実PS答練添削講座など志望校別対策も可能 |
| 伊藤塾 | 1995年創設の老舗予備校基礎マスター・論文マスターを軸にした体系的カリキュラム法科大学院入試から司法試験までワンストップで対応 |
各社の詳細は記事後半の「法科大学院対策に役立つ予備校3社の比較」で解説します。
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法科大学院とは?学費を理解する前に知っておきたい基本

法科大学院の学費を把握する前に、制度の基本構造を押さえておきましょう。
法科大学院は法曹を目指す専門職大学院
法科大学院(ロースクール)とは、裁判官・検察官・弁護士という法曹三者を養成するための専門職大学院です。
文部科学省の定義では「法曹に必要な学識及び能力を培うことを目的とする」専門職学位課程と位置付けられています。
法曹になるためには、原則として次のいずれかのルートを経る必要があります。
- 法科大学院を修了し、司法試験に合格する
- 予備試験に合格し、司法試験に合格する
法科大学院を修了すれば司法試験の受験資格が得られるため、法曹を目指す多くの学生がこのルートを選択しています。
なお、弁護士資格以外にも法律系の上位資格として司法書士や行政書士があり、それぞれ試験難易度や業務範囲が異なります。
既修者コースと未修者コース
法科大学院には2種類のコースがあります。
- 既修者コース(2年制):法学部出身者や法律を一定程度学習済みの人向け。学費は2年分で済む
- 未修者コース(3年制):法律未学習の人向け。基礎から学ぶため3年必要
同じ大学院でも、既修者と未修者でコースが分かれており、学費総額に1年分の差が生じます。
法曹コースとの関係
2020年度から新設された「法曹コース」は、大学の法学部に設置されるプログラムで、学部3年+法科大学院2年の「5年一貫」で法曹を目指せる仕組みです。
早期卒業ができるため、従来の「4年+3年」と比べて1〜2年短縮できます。
学費面でも学部段階で早期卒業することで、通常より費用を抑えられるメリットがあります。
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法科大学院の学費の基本構成

法科大学院の学費は、主に以下の3つで構成されています。
入学金(入学時のみ)
入学手続き時に1回だけ納入する費用です。
- 国立:282,000円(全大学共通)
- 私立:270,000〜300,000円前後
国立はすべて282,000円で統一されていますが、私立は大学によって異なります。
授業料(毎年納入)
在学中の主な費用で、法科大学院の費用の大半を占めます。
- 国立:年額804,000円(全大学共通)
- 私立:年額89万〜130万円前後(大学により幅あり)
国立の大学院は文部科学省令により標準額が定められており、法科大学院はすべて804,000円です。
一般の大学院(535,800円)より約27万円高く設定されています。
その他の費用(諸会費・施設費・実験演習料など)
大学によっては授業料以外に以下の費用がかかります。
- 施設設備費:主に私立でかかる。年額20万〜30万円程度
- 諸会費:学生会費・同窓会費など。数千〜数万円
- 実験演習料:私立の一部で設定。10万円前後
- 教育充実費:上智など一部の私立で設定。年間20万円超のケースあり
これらを合わせた「初年度納入金」が実質的な初期費用となります。
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国立法科大学院の学費一覧

国立大学の法科大学院は、授業料・入学料が全国共通で統一されているため、どの大学を選んでも学費は同額です。
国立法科大学院の標準学費
以下は主要国立大学の法科大学院の学費です。
| 大学 | 入学金 | 年間授業料 | 前期分 | 3年間総額(目安) |
|---|---|---|---|---|
| 東京大学 | 282,000円 | 804,000円 | 402,000円 | 約2,694,000円 |
| 京都大学 | 282,000円 | 804,000円 | 402,000円 | 約2,694,000円 |
| 一橋大学 | 282,000円 | 804,000円 | 402,000円 | 約2,694,000円 |
| 大阪大学 | 282,000円 | 804,000円 | 402,000円 | 約2,694,000円 |
| 神戸大学 | 282,000円 | 804,000円 | 402,000円 | 約2,694,000円 |
(各大学公式サイト調査:2026年3月時点)
検定料(受験料)
入学試験の受験にかかる検定料は次のとおりです。
- 東京大学:第一段階選抜7,000円+第二段階選抜23,000円=計30,000円
- 京都大学:30,000円(出願書類等による選抜は10,000円)
- 一橋大学:30,000円
- 大阪大学・神戸大学:30,000円
複数の法科大学院を併願する場合、受験校の数だけ検定料が必要です。
国立の3年間総額試算
国立法科大学院の未修者コース(3年制)に入学した場合の総額を試算すると次のとおりです。
| 入学金 | 282,000円 |
|---|---|
| 授業料(1年目) | 804,000円 |
| 授業料(2年目) | 804,000円 |
| 授業料(3年目) | 804,000円 |
| 合計 | 2,694,000円 |
既修者コース(2年制)の場合は授業料1年分が不要となり、総額は約1,890,000円まで下がります。
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私立法科大学院の学費一覧

私立法科大学院は大学ごとに学費が異なり、国立の1.5〜2倍以上かかるケースもあります。
ここでは主要私立大学の2026年度学費を紹介します。
早稲田大学法科大学院
早稲田大学法科大学院の2026年度学費は以下のとおりです。
| 入学金 | 300,000円 |
|---|---|
| 授業料(年額) | 1,143,000円 |
| 実験演習料 | 120,000円 |
| 諸会費 | 10,000円 |
| 初年度納入金合計 | 1,573,000円 |
(早稲田大学公式サイト:2026年度入学者向け情報)
早稲田は私立の中でも最高水準の授業料ですが、「稲門法曹奨学金」「池田正範奨学金」など複数の給付型奨学金が用意されています。
慶應義塾大学法科大学院
慶應は入学試験成績優秀者16名に対して、学費のうち授業料を全額免除する奨学給付制度を設けています(2025年度実績)。
また慶應義塾大学は独自の給付型奨学金(全額返済不要)が充実しており、家計急変時の支援なども整備されています。
具体的な学費額は慶應義塾大学法務研究科の最新募集要項を確認してください。
中央大学法科大学院
中央大学法科大学院の学費は以下のとおり設定されています。
| 入学金 | 300,000円 |
|---|---|
| 在学料(年額) | 1,000,000円 |
| 施設設備費(年額) | 300,000円 |
| 初年度納入金合計 | 1,600,000円 |
※入学金は2年次から不要
(中央大学公式サイト:2026年度情報)
中央大学は「中央大学大学院法務研究科特別給付奨学制度」として、第一種(年間130万円給付)・第二種(年間65万円給付)・第三種(年間65万円給付)の3段階の奨学金を設けています。
上智大学法科大学院
上智大学法科大学院(標準3年制コース)の1年次学費を以下に整理します。
| 入学金 | 270,000円 |
|---|---|
| 授業料(年額・各学期444,500円×2) | 889,000円 |
| 在籍料(年額・各学期30,000円×2) | 60,000円 |
| 教育充実費(年額・各学期110,000円×2) | 220,000円 |
| 学生教育研究災害傷害保険料 | 7,020円 |
| 初年度納入金合計(標準3年制) | 約1,446,020円 |
(上智大学2023年度学費を参考に記載。最新情報は公式サイトで確認してください)
主要私立法科大学院の学費比較
以下は主要私立法科大学院の初年度納入金の概算です。
| 大学 | 入学金 | 年間授業料(目安) | 初年度納入金(目安) |
|---|---|---|---|
| 早稲田大学 | 300,000円 | 1,143,000円 | 約1,573,000円 |
| 中央大学 | 300,000円 | 1,000,000円(在学料) | 約1,600,000円 |
| 上智大学 | 270,000円 | 889,000円 | 約1,446,020円 |
| 慶應義塾大学 | 要確認 | 要確認 | 要確認(成績優秀者は授業料全額免除制度あり) |
※各大学の公式サイトで最新の学費情報をご確認ください。
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国立と私立の学費比較|3年間総額の目安

標準3年制(未修者コース)で通った場合の学費総額を比較します。
| 区分 | 3年間総額(目安) |
|---|---|
| 国立法科大学院 | 約2,694,000円 |
| 私立法科大学院(早稲田) | 約4,459,000円 |
| 私立法科大学院(中央) | 約4,200,000円 |
| 私立法科大学院(上智) | 約3,824,020円 |
※各私立の3年間試算は、公式サイトで公表されている各年度の学費を合計した概算です。
授業料は毎年物価上昇率等で改定される可能性があり、同窓会費など最終年次に加算される費用も含みます。
既修者コース(2年制)の場合
既修者コースに入学できれば、授業料1年分が節約できます。
| 区分 | 2年間総額(目安) |
|---|---|
| 国立法科大学院 | 約1,890,000円 |
| 私立法科大学院(早稲田) | 約3,016,000円 |
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法科大学院の学費を抑える方法

「学費が高いから法科大学院は無理」と諦める前に、利用できる学費支援制度を確認しましょう。
文部科学省の調査では、法科大学院生の約6割が何らかの経済的支援を受けているというデータがあります。
1. 日本学生支援機構(JASSO)の奨学金
国の奨学金制度で、ほぼすべての法科大学院が対象です。
第一種奨学金(無利子)
- 月額50,000円または88,000円から選択
- 成績が特に優れ、家計基準を満たす学生が対象
第二種奨学金(有利子)
- 月額50,000円・80,000円・100,000円・130,000円・150,000円から選択
- さらに、法科大学院生のみ15万円選択時に月4万円または7万円の増額貸与(月額最大22万円)が可能
入学時特別増額貸与奨学金
- 入学直後に10万〜50万円を増額貸与できる制度
成績優秀者の返還免除制度
- 貸与終了者のうち上位3割が対象(上位1割は全額免除、2割は半額免除)
京都大学法科大学院の実績では、令和6年度に第一種奨学金の申込者45名全員が採用されているなど、法科大学院生の貸与基準を満たす希望者はほぼ全員が受給できている状況です(文部科学省調査)。
2. 各大学独自の給付型奨学金
文部科学省の調査によれば、法科大学院の約71%(48校)が独自の給付型奨学金を設置しています。
金額別の内訳は以下のとおりです。
| 年間給付額 | 該当校数 |
|---|---|
| 100万円以上 | 21校 |
| 50万〜100万円未満 | 4校 |
| 30万〜50万円未満 | 9校 |
| 10万〜30万円未満 | 28校 |
| 10万円未満 | 30校 |
(文部科学省調査・複数奨学金を設置する大学あり)
主要校の具体例は以下のとおりです。
- 慶應義塾大学:入学試験成績優秀者16名に授業料全額免除
- 中央大学:第一種特別給付奨学金(年間130万円・上限20名)
- 早稲田大学:稲門法曹奨学金(授業料全額または半額免除)、池田正範奨学金(年額70万円)ほか
- 一橋大学:一橋大学法科大学院奨学金(月額5万円×12カ月、2名以内)ほか
3. 授業料・入学料免除制度
国立・私立を問わず、経済的困窮度や学業成績に応じて授業料や入学料の全額・半額免除を受けられる制度があります。
法科大学院全体の約31%(21校)が授業料減免制度を設けており、うち18校は授業料全額免除です。
京都大学法科大学院の令和6年度実績では、前期授業料の全額免除が66名、後期は69名と多数が利用しています。
4. 専門実践教育訓練給付金
社会人経験者なら活用したいのが、厚生労働省の専門実践教育訓練給付金制度です。
一定の条件を満たす雇用保険被保険者が対象となり、教育訓練経費の一部が支給されます。
主な指定講座:
- 慶應義塾大学大学院法務研究科法曹養成専攻(指定期間:2024年4月〜2027年3月)
- 京都大学法科大学院(指定講座)
- 大阪大学高等司法研究科(2026年度入学者から対象)
詳細な支給額や申請手続きは、受講開始1カ月前までの手続が必要なため、ハローワークや厚生労働省のWebサイトで確認してください。
5. 金融機関の教育ローン
大学提携の教育ローンを活用する方法もあります。
- 京都大学法科大学院:三井住友銀行(京都支店)と提携
- 中央大学:複数の提携金融機関の教育ローン利用可
- 早稲田大学:早稲田大学学費ローン(入学時・在学時)あり
無利子奨学金や給付型奨学金で賄いきれない分を補う選択肢として検討できます。
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予備試験ルートとの費用比較

司法試験の受験資格を得る方法として、法科大学院を経由せず「予備試験」に合格するルートもあります。
両者の費用を比較してみましょう。
法科大学院ルートと予備試験ルートの費用比較
両ルートの学費・受験料・予備校代・期間・受験資格を一覧化すると次のようになります。
| 項目 | 法科大学院ルート(国立) | 予備試験ルート |
|---|---|---|
| 学費 | 約270万円(3年) | 0円(大学院不要) |
| 受験料 | 法科大学院検定料3万円+司法試験31,000円 | 予備試験20,500円+司法試験31,000円 |
| 予備校代(目安) | 数十万〜100万円程度 | 80万〜150万円程度 |
| 期間 | 3年(未修)または2年(既修) | 最短1〜2年で両試験合格可能 |
| 受験資格 | 修了で自動付与 | 合格者のみ |
予備試験ルートのメリット・デメリット
メリット:
- 法科大学院の学費(数百万円)が不要
- 最短ルートで司法試験に到達できる
- 大学在学中や社会人でも受験可能
デメリット:
- 予備試験の合格率は3.6%(令和7年度)と非常に低い
- 独学または予備校に高額な費用がかかる
- 合格まで長期化するリスクがある
令和7年度予備試験の受験者は12,432人、合格者は452人で、合格率は3.6%でした。
極めて狭き門である一方、司法試験の合格率は令和6年試験で受験者3,779人のうち合格者1,592人(合格率42.13%)と、法科大学院修了者全体の水準を上回ることもあります。
どちらを選ぶべきか
学習環境や経済状況によって適したルートが変わります。
以下を目安にしてください。
- 経済的余裕があり、じっくり法律を学びたい方 → 法科大学院ルート
- 最短・最安で司法試験合格を目指したい方 → 予備試験ルート
- 社会人で働きながら資格取得したい方 → 予備試験ルート
- 対面教育や仲間との学びを重視する方 → 法科大学院ルート
なお、「法科大学院在学中に予備試験を受験する」という選択肢もあります。
在学中受験資格者の合格状況も学校別データで公表されているため、入学後も予備試験合格を視野に学習を進めることは可能です。
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法科大学院対策に役立つ予備校3社の比較

法科大学院入試は、法律基本科目の論文式試験(既修者コース)や小論文(未修者コース)が重要です。
独学では対策が難しいため、予備校の活用が合格率を大きく左右する要因となります。
ここでは法科大学院入試や司法試験に強い予備校3社を、優先順位の高い順に紹介します。
1位:アガルート|法科大学院入試から司法試験までトータル対応
アガルートは、司法試験・予備試験・法科大学院入試対策を一括で提供するオンライン予備校です。
令和7年司法試験では、合格者1,581名のうち有料受講生が618名を占め、占有率は39.1%に達しています。
| 主なコース | 最短合格カリキュラム/フル、ライト、論文基礎力養成カリキュラムほか |
|---|---|
| 料金(税込) | 1,298,000円(フル)/998,800円(ライト)/547,800円(論文基礎力養成) |
| eラーニング | あり(バーチャル校舎・KIKERUKUN) |
| 質問対応 | フル100回/ライト50回まで |
| 添削 | オンライン添削システム導入 |
| 合格特典 | 予備試験合格で全額返金 |
アガルートの強み:
- バーチャル校舎:オンライン上に「校舎」を再現し、担任プロ講師のコーチング、口頭論文添削、ゼミ、質問ブース、自習室まで一体化
- パーソナルコーチング:毎月1回、担任制のプロ講師が1対1で学習方針やスケジュールをサポート
- フルカラーテキスト:視覚的に理解しやすいオリジナル教材
- 質問制度「KIKERUKUN」:学習内容の質問は回数制で受付、バーチャル校舎では予約制・予約不要の口頭質問も可能
アガルートは「合格したら全額返金」という合格特典が大きな魅力です。
費用を抑えつつ本気で合格を目指したい方に向いています。
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2位:LEC東京リーガルマインド|法科大学院入試に特化した講座が豊富
LEC東京リーガルマインドは、法科大学院入試対策に特化した講座群が充実している老舗予備校です。
志望校別の個別対策や直前答練など、入試本番に向けた実戦型講座が揃っています。
| 主なコース | 難関法科大学院コース、2年合格コース、個別大学院対策講座ほか |
|---|---|
| 料金(税込) | 難関法科大学院コース通信Web 642,500円、2年合格コース通信Web 706,300円 |
| eラーニング | Web+音声ダウンロード |
| 添削 | PS答練添削講座あり |
| スマホ対応 | 講座による |
| 無料体験 | あり |
LECの強み:
- 個別大学院対策講座(法律):直近3年分の過去問と合格者の再現答案をもとに、志望校別の出題傾向に絞った対策ができる
- ロースクール直前答練:上位難関法科大学院合格のためのアウトプット中心の講座。答案を書く練習を重視したい方に向く
- PS答練添削講座:全法科大学院に対応するパーソナルステートメント(志望理由書)対策講座。添削込みで出願書類の完成度を高められる
- 矢島のスピードチェック講座:全18回・72時間で法律科目の総復習ができるインプット講座。法科大学院入試直前の知識確認や学習の立て直しに有効
LECは「志望校が決まっていて、その大学院に照準を合わせたい」という方に特におすすめです。
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3位:伊藤塾|老舗予備校の体系的カリキュラム
伊藤塾は1995年創設、弁護士の伊藤真氏が塾長を務める法律系資格試験予備校です。
「合格後を考える」という理念のもと、司法試験・予備試験・法科大学院入試を一貫してカバーしています。
| 主なコース | 合格プレミアムコース 本科生、予備試験1年合格コース、2年合格コースほか |
|---|---|
| 料金(税込) | 合格プレミアムコース本科生 1,496,000円、本科生+ゼミ 1,562,000円 |
| eラーニング | 伊藤塾学習支援システム、マイページ、Web講義配信 |
| 質問対応 | 質問制度あり |
| 添削 | コースにより100通講師添削など |
| 無料体験 | 体験講義・ガイダンスあり |
伊藤塾の強み:
- 基礎マスター:法律基本科目・法律実務基礎科目の土台を固める基礎講座。初学者でも論文対策に進む前の土台づくりができる
- 論文マスター:基礎学習後に論文作成力を鍛える中核講座。答案を書く力を段階的に伸ばせる設計
- 論文過去問マスター+CBT過去問答練:過去問を最大限活用する講座と、2026年導入のCBT方式対応答練を組み合わせた演習システム
- 合格答案徹底分析講義:「生」の答案を分析し、合格答案の型や決め手を学べる講義
伊藤塾は歴史と実績があり、通学・通信・オンデマンドと受講形態の選択肢も豊富です。
東京・大阪・京都・名古屋に校舎があり、対面指導を受けたい方に向いています。
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3社の料金比較
3社の主要コースの料金を並べると、金額帯の違いが一目でわかります。
| 予備校 | 主力コース | 料金(税込) |
|---|---|---|
| アガルート | 最短合格カリキュラム/フル | 1,298,000円 |
| アガルート | 最短合格カリキュラム/ライト | 998,800円 |
| LEC | 難関法科大学院コース通信Web | 642,500円 |
| LEC | 2年合格コース通信Web | 706,300円 |
| 伊藤塾 | 合格プレミアムコース 本科生 | 1,496,000円 |
| 伊藤塾 | 2年合格コース 本科生+ゼミ | 1,476,200円 |
コスト重視ならLEC、合格特典ならアガルート、体系性なら伊藤塾という選び分けが基本線です。
主要法科大学院の司法試験合格率(学費に見合う実績か)

学費が高くても、司法試験合格率の高い法科大学院を選べば投資対効果は高くなります。
令和6年司法試験の主要法科大学院別合格率は以下のとおりです。
| 法科大学院 | 受験者数 | 合格者数 | 合格率 |
|---|---|---|---|
| 慶應義塾大法科大学院 | 246名 | 146名 | 59.35% |
| 京都大法科大学院 | 217名 | 107名 | 49.31% |
| 一橋大法科大学院 | 123名 | 60名 | 48.78% |
| 東京大法科大学院 | 255名 | 121名 | 47.45% |
| 中央大法科大学院 | 181名 | 83名 | 45.86% |
| 早稲田大法科大学院 | 330名 | 139名 | 42.12% |
| 大阪大法科大学院 | 177名 | 72名 | 40.68% |
| 神戸大法科大学院 | 136名 | 51名 | 37.50% |
| 法科大学院全体 | 3,304名 | 1,151名 | 34.84% |
(法務省・令和6年司法試験法科大学院等別合格者数等データ)
なお、令和6年司法試験の全体合格率は法科大学院修了者34.84%、予備試験合格者92.84%、総合42.13%となっています。
合格率から見る費用対効果
学費と合格率の両面からの評価をまとめると、以下のような特徴が浮かび上がります。
- 慶應義塾大法科大学院:私立で高額だが、奨学金制度が充実しており合格率59.35%は最高クラス
- 京都大・一橋大・東京大:国立で学費が抑えられ、かつ合格率も50%前後と高水準。コストパフォーマンスで選ぶなら国立上位校
- 中央大・早稲田大:私立だが合格実績が高く、独自奨学金も手厚い
「学費が高い=合格率が高い」とは限らず、国立は学費が抑えられつつ合格率も高い傾向にあります。
志望校選びでは、学費と合格率のバランスを総合的に判断することが重要です。
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法科大学院の学費に関するFAQ
法科大学院の学費について、特に多い疑問にお答えします。
Q1. 法科大学院の学費はいつ納付するのですか?
A. 国立・私立ともに前期(4〜5月)と後期(10〜11月)の2回に分けて納入するのが一般的です。
前期は入学金+前期授業料、後期は後期授業料を納めます。大学によっては一括払いも可能です。
Q2. 入学金は合格発表後すぐに払う必要がありますか?
A. 多くの大学院で合格発表から2〜3週間以内の納付期限が設定されています。
第一志望の合格発表が後になる場合は、併願校への入学金納付期限に注意が必要です。
一度納付した入学金は原則として返還されません。
Q3. 法科大学院在学中にアルバイトはできますか?
A. 可能ですが、授業と自習で1日10時間以上の学習が標準とされるため、長時間のアルバイトは学業との両立が難しいのが実情です。
奨学金や家族からの支援で学費・生活費を賄う学生が多数派です。
Q4. 既修者コースと未修者コースで学費は違いますか?
A. 年間授業料は同じですが、未修者コース(3年制)の方が1年分多く授業料がかかるため総額で約80万〜114万円の差が生じます。
既修者コースに入学できれば学費総額を抑えられます。
Q5. 社会人が働きながら通える法科大学院はありますか?
A. 夜間開講や土日開講の法科大学院もありますが、数は限られます。
働きながらの場合、専門実践教育訓練給付金制度の対象講座になっている法科大学院(慶應義塾大学・京都大学・大阪大学など)を選べば、教育訓練経費の一部が支給されます。
Q6. 法科大学院の学費は毎年改定されますか?
A. 国立は基本的に据え置きですが、私立は毎年物価上昇率を踏まえて改定される可能性があります。
早稲田大学など「翌年次以降の授業料は毎年改定する」と明記している大学院もあるため、入学時の学費だけでなく将来の値上げリスクも考慮しましょう。
Q7. 奨学金の返還が難しくなった場合はどうなりますか?
A. 日本学生支援機構の奨学金は、卒業後低収入(給与所得の場合300万円以下)の場合、返還期限の猶予制度があります。
また、成績優秀者の返還免除制度(上位1割は全額、2割は半額免除)もあるため、該当すれば大幅に負担が軽減されます。
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まとめ|学費を正しく理解して法科大学院進学の計画を立てよう
法科大学院の学費は国立で約270万円、私立で400〜600万円が目安です。
決して安い金額ではありませんが、奨学金・学費免除・教育訓練給付金などの支援制度を活用すれば負担を大きく軽減できるのが実情です。
本記事の要点:
- 国立法科大学院は入学金282,000円・年額授業料804,000円で全国統一(3年総額約270万円)
- 私立は大学により異なるが、早稲田・中央で初年度約150万〜160万円、3年で400万〜600万円
- 既修者コース(2年制)なら1年分の授業料を節約できる
- 日本学生支援機構の奨学金、各大学独自の給付型奨学金、授業料免除制度、教育訓練給付金など支援制度が豊富
- 予備試験ルートなら学費は不要だが、合格率3.6%と難易度が高い
- 合格率は国立上位校で50%前後、慶應は59.35%と高水準
- 予備校はアガルート・LEC・伊藤塾が代表格。コスト重視ならLEC、合格特典重視ならアガルート、体系性重視なら伊藤塾
法科大学院への進学は、数百万円単位の投資となる大きな決断です。
「自分に合うコース(既修/未修)はどちらか」「志望校の合格率と学費のバランスはどうか」「利用できる奨学金・免除制度は何か」を1つずつ確認しながら、無理のない資金計画を立てましょう。
予備校の活用も合格率を大きく左右する要因です。オンライン完結で全額返金制度のあるアガルート、法科大学院入試対策に特化したLEC、体系的カリキュラムを持つ伊藤塾の中から、自分の学習スタイルに合った予備校を選ぶことが合格への近道になります。
まずは各予備校の無料体験講義や資料請求で、講師やテキストとの相性を確かめてみることをおすすめします。
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