「通関士って実際どのくらい難しいの?」「合格率は何%ぐらい?」と気になっていませんか。
通関士試験は、国家資格のなかで中堅レベル(合格率10〜25%帯)に位置する試験です。
最新の第59回(令和7年・2025年)試験では、受験者6,322人のうち合格者は954人、合格率は15.1%でした。
この記事では、税関が公表している直近の試験結果データをもとに、合格率の推移・税関別の地域差・受験区分別の合格率まで、通関士試験の難易度を「数字」で多角的に解き明かします。
通関士の通信講座については通関士の通信講座おすすめ記事でも詳しく解説していますので、そちらも参考にしてみてください。
先に結論をお伝えすると、通関士試験の対策は通信講座を活用すれば短期間で合格を狙えます。
特におすすめなのは、以下の3社です。
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【結論】通関士試験の難易度は「中堅レベル」|2025年合格率15.1%

通関士試験の難易度は、国家資格全体で見ると中堅レベルに位置づけられます。
最新の第59回(令和7年・2025年)試験結果では、受験者6,322人に対し合格者は954人、合格率は15.1%でした。
直近10年でみると合格率は7.0〜24.2%の幅で推移しており、年による振れ幅が大きいのが特徴です。
合格率15.1%という数字だけ見ると難しそうに感じますが、受験資格の制限がない国家資格としては、計画的に学習すれば十分に合格を狙える水準と言えます。
通関士試験の難易度の特徴
通関士試験が「中堅レベル」とされる主な理由は、次の3点です。
- 合格基準が「各科目60%以上」:1科目でも基準を下回ると不合格になる足切り制
- 受験資格に制限がない:学歴・年齢・実務経験なしで誰でも挑戦できる
- 科目免除制度がある:実務経験5年・15年で1〜2科目免除を受けられる
学習計画さえしっかり立てれば、働きながらでも合格を目指せる試験です。
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通関士試験の合格率推移|直近10年と過去最低・最高

税関が公表している試験結果をもとに、通関士試験の合格率推移を確認していきましょう。
ここでは以下の2つの軸で推移を見ていきます。
直近10年(平成28年〜令和7年)の合格率推移
直近10年の合格率データは、以下のとおりです。
| 年度(回) | 願書提出者数 | 受験者数 | 合格者数 | 合格率 |
|---|---|---|---|---|
| 令和7年(第59回) | 8,205人 | 6,322人 | 954人 | 15.1% |
| 令和6年(第58回) | 8,024人 | 6,135人 | 759人 | 12.4% |
| 令和5年(第57回) | 8,086人 | 6,332人 | 1,534人 | 24.2% |
| 令和4年(第56回) | 8,194人 | 6,336人 | 1,212人 | 19.1% |
| 令和3年(第55回) | 8,972人 | 6,961人 | 1,097人 | 15.8% |
| 令和2年(第54回) | 8,770人 | 6,745人 | 1,140人 | 16.9% |
| 令和元年(第53回) | 8,661人 | 6,388人 | 878人 | 13.7% |
| 平成30年(第52回) | 8,491人 | 6,218人 | 905人 | 14.6% |
| 平成29年(第51回) | 8,627人 | 6,535人 | 1,392人 | 21.3% |
| 平成28年(第50回) | 9,285人 | 6,997人 | 688人 | 9.8% |
直近10年の合格率は 9.8〜24.2% の幅で推移しており、平均すると 16.3% 前後となります。
特に令和5年(第57回)は 24.2% と高く、令和6年(第58回)は 12.4% に低下するなど、年による上下動が大きい試験です。
この振れ幅は、後述する「合格基準が年によって変動する」という制度的な特徴に起因しています。
過去最低・最高の合格率と長期トレンド
通関士試験は昭和42年(1967年)の第1回から実施されており、第1回〜第59回までの累計受験者は約35.3万人、累計合格者は約5.5万人にのぼります。
長期推移で見た合格率の特徴は、以下のとおりです。
| 区分 | 年度(回) | 合格率 |
|---|---|---|
| 過去最高 | 昭和43年(第2回) | 30.4% |
| 平成期の最高 | 平成14年(第36回) | 28.6% |
| 過去最低 | 平成18年(第40回) | 7.0% |
| 平成期の最低 | 平成19年(第41回) | 7.7% |
| 直近10年の最低 | 平成28年(第50回) | 9.8% |
| 直近10年の最高 | 令和5年(第57回) | 24.2% |
第1回(昭和42年)から第59回(令和7年)までの全期間平均は15.6%で、直近10年の平均(16.3%)とほぼ同水準です。
長期トレンドで見ても合格率は安定して10〜20%帯で推移しており、難易度は大きく変わっていないと言えます。
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通関士試験の合格率を多角的に分析

合格率を「全体平均」だけで見ると見落としやすい重要な視点が3つあります。
このセクションでは、税関公表データをもとに以下の3つの観点で合格率を深掘りしていきましょう。
受験区分別の合格率|科目免除制度を使うと67.2%
通関士試験は、実務経験に応じて最大2科目までの免除制度があります。
第59回(令和7年)試験における受験区分別の合格率は、以下のとおりです。
| 受験区分 | 受験者数 | 合格者数 | 合格率 |
|---|---|---|---|
| 全科目受験者 | 5,584人 | 777人 | 13.9% |
| 2科目受験者(1科目免除) | 561人 | 58人 | 10.3% |
| 1科目受験者(2科目免除) | 177人 | 119人 | 67.2% |
| 合計 | 6,322人 | 954人 | 15.1% |
最も注目すべきは、2科目免除を受けた1科目受験者の合格率が67.2%という高さです。
これは、通関業者で15年以上の実務経験がある方が「通関業法」のみを受験する場合に該当します。
逆に、5年以上の実務経験で1科目免除を受けた2科目受験者の合格率は 10.3% と、全科目受験者(13.9%)よりむしろ低くなっています。
実務経験者は通関実務には強い傾向がありますが、残る2科目(通関業法・関税法等)の法令科目で60%以上を取る必要があり、体系的な学習が手薄だと合格基準を超えにくいことが背景にあると考えられます。
税関別の合格率|地域差は6.7〜21.3%
通関士試験は全国9税関で実施されており、試験地によって合格率に差が出ています。
第59回(令和7年)の税関別合格率は、以下のとおりです。
| 試験実施税関(試験地) | 受験者数 | 合格者数 | 合格率 |
|---|---|---|---|
| 函館税関(北海道) | 113人 | 21人 | 18.6% |
| 名古屋税関(静岡) | 141人 | 30人 | 21.3% |
| 東京税関(東京) | 2,195人 | 361人 | 16.4% |
| 横浜税関(神奈川) | 591人 | 93人 | 15.7% |
| 神戸税関(兵庫) | 439人 | 69人 | 15.7% |
| 名古屋税関(愛知) | 746人 | 111人 | 14.9% |
| 長崎税関(熊本) | 97人 | 14人 | 14.4% |
| 大阪税関(大阪) | 1,095人 | 152人 | 13.9% |
| 神戸税関(広島) | 190人 | 19人 | 10.0% |
| 門司税関(福岡) | 492人 | 61人 | 12.4% |
| 沖縄地区税関 | 60人 | 4人 | 6.7% |
最も合格率が高かったのは名古屋税関(静岡会場)の21.3%、次いで函館税関(北海道)18.6%でした。
一方、最も低かったのは沖縄地区税関の6.7%で、地域差は 3倍以上ありました。
ただし、試験問題は全国共通であり、合格基準も同一です。
地域差は受験者数の母数や合格基準に対する平均得点の分布の違いによるもので、「沖縄で受けると不利」という意味ではありません。
合格基準|年により55%に緩和される科目もある
通関士試験の合格基準は、原則として各科目とも満点の60%以上の得点が必要です。
ただし、年によって基準が55%に緩和される場合があります。
直近2年の合格基準は、以下のとおりです。
| 試験科目 | 第59回(令和7年) | 第58回(令和6年) |
|---|---|---|
| 通関業法 | 満点の60%以上 | 満点の60%以上 |
| 関税法、関税定率法等 | 満点の60%以上 | 満点の55%以上 |
| 通関書類の作成要領その他通関手続の実務 | 満点の60%以上 | 満点の60%以上 |
第58回(令和6年)試験では「関税法等」の合格基準が55%に緩和されたにもかかわらず、合格率は 12.4% と直近10年で2番目に低い結果でした。
合格基準は試験当日の難易度を考慮して事後的に決定されるため、事前には公表されない点に注意が必要です。
「60%取れば確実に合格」とは限らず、「全科目とも基準を満たす」ことが重要なポイントになります。
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通関士試験が「難しい」と言われる3つの理由

合格率15.1%という数字以上に、受験者が「難しい」と感じる理由は3つあります。
このセクションでは以下のポイントを解説します。
専門法令の出題範囲が広い
通関士試験の出題範囲は、通関業法・関税法・関税定率法・関税暫定措置法・外国為替及び外国貿易法など、多岐にわたる専門法令です。
これらの法律はそれぞれ条文が長く、関係政令・省令・告示・通達まで含めると膨大な情報量を体系的に理解する必要があります。
特に「関税定率法」では関税分類(HSコード)や課税価格の計算が問われ、貿易実務の知識ゼロから始める方にとってはハードルが高い分野です。
普段の生活で触れない専門用語が大量に出てくるため、学習開始直後は「用語に慣れる期間」と割り切って取り組む必要があります。
全科目60%以上の足切り制
通関士試験は、3科目すべてで合格基準(原則60%以上)をクリアしないと不合格になる足切り制です。
たとえば「通関業法90%・関税法80%・通関実務55%」のように、合計点では合格ラインを大きく超えていても、1科目でも基準を下回ると不合格となります。
総合点ではなく各科目ごとの底上げが求められるため、苦手科目を作らないバランス型の学習計画が必要です。
特に得点しにくい「通関実務」を捨てることはできず、計算問題や書類作成問題への対策が合否を分けます。
「通関実務」の高難度
3科目のなかで最難関とされるのが、「通関書類の作成要領その他通関手続の実務」(通称:通関実務)です。
この科目には以下の3タイプの問題が含まれます。
- 輸出申告書・輸入申告書の作成:NACCS(輸出入・港湾関連情報処理システム)形式での実務問題
- 関税分類(HSコード):商品をHS分類のどこに当てはめるかを判断する問題
- 課税価格の計算:通貨換算・運送費用配分などの計算問題
これらは実務経験がない受験者にとって最も得点しづらい分野で、ここで足切りに引っかかる受験者が毎年多数発生しています。
第58回(令和6年)試験の合格率が 12.4% と低かったのも、この通関実務での足切りが影響したと考えられます。
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合格までに必要な学習時間と勉強スケジュール

通関士試験に合格するまでに必要な学習時間と、現実的なスケジュール例を見ていきましょう。
このセクションでは以下の3項目を解説します。
学習時間の目安|400時間前後
通関士試験の合格に必要な学習時間は、一般的に300〜500時間程度とされています。
各通信講座の合格者データを見ると、以下のような学習時間で合格した事例が多数報告されています。
- 20代会社員:約320時間の勉強で一発合格(フォーサイト合格者事例)
- 20代会社員:6ヶ月500時間の勉強で合格(フォーサイト合格者事例)
- 30代会社員:約300時間で合格、勉強の習慣化を重視(フォーサイト合格者事例)
- 40代派遣社員:約4ヶ月で一発合格(フォーサイト合格者事例)
平均すると 400時間前後 が目安となります。
なお、LECの初学者コースは講義時間だけで159時間が組まれており、そのほかにテキストの復習や過去問演習を加えると、合計400時間前後になる計算です。
実務経験がある場合や、貿易関連の知識がある場合は、これより短い時間で合格できる可能性があります。
6ヶ月〜1年の学習スケジュール例
通関士試験は毎年10月上旬に実施されるため、逆算すると以下のスケジュールが現実的です。
| 学習開始時期 | 期間 | 1日あたり学習時間 |
|---|---|---|
| 4月開始 | 約6ヶ月 | 約2.0〜2.5時間 |
| 1月開始 | 約9ヶ月 | 約1.5時間 |
| 前年10月開始 | 約12ヶ月 | 約1.0〜1.2時間 |
ユーキャン通関士講座の標準学習期間は6ヶ月で、初学者でも基礎から応用までステップアップできるカリキュラムが組まれています。
働きながら学習する社会人の場合は、8〜12ヶ月の学習期間を確保するとゆとりを持って合格を目指せます。
働きながら合格するためのコツ
通関士試験は働きながら受験する方が大半を占めています。
時間を確保するためのコツは、以下の3点です。
- スキマ時間の活用:通勤中・昼休みにスマホで講義動画を視聴し、夜にアウトプット(問題演習)に集中する
- 苦手科目を後回しにしない:通関実務は早めに着手し、計算問題や書類作成に慣れる時間を取る
- 過去問演習を繰り返す:通関士試験は過去問の類題が出やすく、出題傾向の把握が合否を分ける
通信講座を活用すれば、これら3つのコツを意識したカリキュラムで効率的に学習できます。
特にeラーニング機能が充実したフォーサイト「ManaBun」やアガルートの公式アプリは、スキマ時間の活用に最適です。
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通関士試験の概要|2026年(第60回)試験の日程・科目・受験料

2026年(令和8年)に実施される第60回通関士試験を念頭に、試験の概要をまとめておきます。
このセクションでは以下の4項目を確認します。
試験日程・受験料・受験資格
通関士試験は、毎年10月上旬の日曜日に実施されます。
| 試験実施機関 | 財務省 関税局・税関 |
|---|---|
| 試験日 | 例年10月上旬の日曜日(第59回は令和7年10月5日に実施) |
| 受験資格 | 制限なし(学歴・年齢・経歴・国籍を問わない) |
| 受験料 | 3,000円(収入印紙、書面出願の場合) |
| 出願期間 | 例年7月下旬〜8月上旬(第59回は令和7年7月22日〜8月5日) |
| 合格発表 | 試験翌月(第59回は令和7年11月11日) |
第60回(令和8年)試験の正式な日程は、税関公式サイトで例年7月頃に公告されます。
詳しい最新情報は税関公式サイトで必ずご確認ください。
試験科目と配点
通関士試験は3科目構成で、すべてマークシート方式(筆記)です。
| 試験科目 | 試験時間 | 配点 |
|---|---|---|
| 《1》通関業法 | 9:30〜10:20(50分) | 45点(選択式35点+択一式10点) |
| 《2》関税法、関税定率法等 | 11:00〜12:40(100分) | 60点(選択式45点+択一式15点) |
| 《3》通関書類の作成要領その他通関手続の実務 | 13:50〜15:30(100分) | 45点(書類作成20点+選択式・択一式・計算式25点) |
3科目で合計150点満点となり、各科目とも満点の60%以上の得点が合格基準です。
試験会場(全国9税関)
試験会場は、全国9つの税関ごとに設置されます。
| 税関 | 試験実施地 |
|---|---|
| 函館税関 | 北海道、新潟 |
| 東京税関 | 東京 |
| 横浜税関 | 宮城、神奈川 |
| 名古屋税関 | 静岡、愛知 |
| 大阪税関 | 大阪 |
| 神戸税関 | 兵庫、広島 |
| 門司税関 | 福岡 |
| 長崎税関 | 熊本 |
| 沖縄地区税関 | 沖縄 |
出願時に試験実施地を選択し、税関の通関業監督官あてに願書を提出します。
具体的な試験会場は受験票に記載され、税関の公式サイトでも事前に公表されます。
科目免除制度
通関業者または官庁での実務経験に応じて、最大2科目までの免除を受けられます。
| 免除条件 | 免除される科目 |
|---|---|
| 通関業者の通関業務または官庁の関税事務に通算15年以上従事 | 関税法等+通関実務(2科目免除) |
| 通関業者の通関業務または官庁の通関事務に通算5年以上従事 | 通関実務(1科目免除) |
科目免除を受けるには、勤務先(または所属団体)が発行する「証明書」を願書と一括で税関に提出する必要があります。
実務経験5年以上で1科目免除を受けても、合格率はむしろ10.3%と全科目受験者(13.9%)より低い傾向にある点には注意が必要です。
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通関士の登録者数とキャリア|需要は堅調

資格取得後のキャリアを判断する材料として、通関士の登録者数と就業状況も確認しておきましょう。
このセクションでは以下の2項目を見ていきます。
通関士の登録者数推移(2016〜2025)
税関の発表によると、令和7年4月1日現在、全国の通関士数は 8,340人、通関士以外の通関業務従業者数は 8,372人で、合計 16,712人 が通関業務に従事しています。
過去10年の推移は、以下のとおりです。
| 年(4月1日現在) | 通関士 | その他 | 合計 |
|---|---|---|---|
| 2016年 | 7,906人 | 8,049人 | 15,955人 |
| 2017年 | 7,848人 | 7,998人 | 15,846人 |
| 2018年 | 8,107人 | 7,251人 | 15,358人 |
| 2019年 | 8,216人 | 7,755人 | 15,971人 |
| 2020年 | 8,320人 | 8,208人 | 16,528人 |
| 2021年 | 8,342人 | 8,105人 | 16,447人 |
| 2022年 | 8,407人 | 8,157人 | 16,564人 |
| 2023年 | 8,491人 | 8,267人 | 16,758人 |
| 2024年 | 8,472人 | 8,333人 | 16,805人 |
| 2025年 | 8,340人 | 8,372人 | 16,712人 |
10年間で通関士数は 約430人増加 にとどまっており、毎年新たに合格する700〜1,500人のうち、実際に通関士登録するのは一部にとどまることが分かります。
通関業界の人材供給は安定しており、「資格保有者が市場で供給過剰になっていない」 点は、キャリア面で大きなメリットです。
税関別の通関業従事者数
通関業務に従事する人の地域分布を見ると、東京・大阪・横浜の3エリアに集中していることが分かります。
| 税関 | 通関士 | 通関業務従業者合計 |
|---|---|---|
| 東京 | 2,550人 | 5,085人 |
| 大阪 | 1,657人 | 3,074人 |
| 横浜 | 1,203人 | 2,409人 |
| 名古屋 | 984人 | 1,967人 |
| 神戸 | 898人 | 1,678人 |
| 門司 | 693人 | 1,557人 |
| 函館 | 197人 | 534人 |
| 長崎 | 97人 | 260人 |
| 沖縄 | 61人 | 148人 |
| 合計 | 8,340人 | 16,712人 |
東京・大阪・横浜の3エリアだけで全体の 約63% を占めており、通関士の活躍場所は港湾・空港のある大都市圏が中心です。
地方在住で通関士資格を取得する場合は、勤務先の所在地や転勤の可能性も視野に入れて検討するとよいでしょう。
通関士試験対策におすすめの通信講座3選

通関士試験は独学でも合格は可能ですが、通信講座を活用すると学習効率が大きく上がります。
特に「通関実務」のような独学では理解しづらい科目は、講師の動画解説があると圧倒的に理解しやすくなります。
ここでは合格率・コスパ・学習サポートのバランスがとれた3社を紹介します。
アガルート|合格率53.85%・全国平均の2.23倍
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| 中上級カリキュラム | 129,800円(税込) |
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通関士試験の難易度に関するよくある質問
通関士試験の難易度について、よく寄せられる質問にお答えします。
Q1. 通関士は独学で合格できますか?
A. 独学での合格も可能ですが、特に「通関実務」の対策が大きな壁になります。
通関実務では輸出申告書・輸入申告書の作成、関税分類(HSコード)、課税価格の計算など、独学では理解しづらい論点が多く出題されます。
合格率を高めるなら、3〜5ヶ月の通信講座を活用するのが現実的です。
Q2. 通関士は他の国家資格と比べてどのくらい難しいですか?
A. 通関士は、合格率10〜25%帯で推移する中堅レベルの国家資格です。
直近5年(令和3〜7年)の合格率は 12.4〜24.2% で、年による振れ幅が大きいのが特徴です。
ただし通関士には全科目60%以上の足切り制があり、苦手科目を作らない学習が必要なので、合格率の数字以上に体感難易度を高く感じる受験者もいます。
Q3. 合格までにどれくらいの期間が必要ですか?
A. 一般的には 6ヶ月〜1年 が目安です。
- 4月開始:6ヶ月集中型(1日2.0〜2.5時間)
- 1月開始:9ヶ月ペース型(1日1.5時間)
- 前年10月開始:12ヶ月ゆとり型(1日1.0時間)
働きながら合格を目指す場合は、8〜12ヶ月確保するとゆとりがあります。
Q4. 受験資格はありますか?
A. ありません。学歴・年齢・経歴・国籍を問わず、誰でも受験できます。
受験料も 3,000円(収入印紙)と比較的安く、挑戦しやすい国家資格です。
Q5. 合格基準の60%は試験当日に変わることがありますか?
A. はい。年によって55%まで緩和される場合があります。
第58回(令和6年)試験では「関税法等」の合格基準が55%に緩和されました。
ただし基準は事後的に決定・公表されるため、受験対策としては60%以上の安定得点を目指すのが安全策です。
Q6. 科目免除制度を使うと有利ですか?
A. 「2科目免除」の場合は有利、「1科目免除」の場合はあまり差がありません。
第59回試験のデータでは、合格率は以下のとおりでした。
- 全科目受験者(免除なし):13.9%
- 2科目受験者(1科目免除):10.3%
- 1科目受験者(2科目免除):67.2%
2科目免除(実務経験15年以上)を受けられる方は、ほぼ確実に合格を狙えます。
一方、1科目免除(実務経験5年以上)はむしろ合格率が下がる傾向にあるため、全科目受験で挑む選択肢も検討する価値があります。
まとめ|通関士の難易度は中堅レベル、戦略次第で合格可能
通関士試験は、合格率15.1%(令和7年)の中堅レベルの国家資格です。
最後に、本記事の要点を振り返ります。
- 直近10年の合格率は 9.8〜24.2% の幅で推移し、平均は 16.3% 前後
- 受験区分別では 2科目免除者の合格率が67.2% と圧倒的に高い
- 税関別では函館・名古屋(静岡)が高く、沖縄が低いという地域差あり(6.7〜21.3%)
- 「全科目60%以上」の足切り制で、特に通関実務が最難関
- 必要な学習時間は 300〜500時間(平均400時間前後)
- 通関士登録者数は 8,340人(2025年)と安定推移、東京・大阪・横浜に集中
- 受験資格は制限なし、受験料は 3,000円 と挑戦しやすい
合格率の振れ幅は大きいものの、出題傾向や法令の体系を体系的に学べる通信講座を活用すれば、働きながらでも十分に合格を狙えます。
学習スタイルや予算に応じて、以下の3社から選ぶのがおすすめです。
- 合格率重視 → アガルート(合格率53.85%・全国平均の2.23倍)
- コスパ重視 → フォーサイト(合格率33.3%・受講料52,800円〜)
- 安心感重視 → ユーキャン(69,000円・添削指導・6.1万人の受講実績)
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