「行政書士の年収って実際どれくらい?」「行政書士は食えないって聞くけど本当?」
行政書士の資格取得を検討している方にとって、年収の現実は最も気になるポイントではないでしょうか。
ネット上では「平均年収591万円」という数字が出回る一方で、「行政書士は食えない」という声もあり、何が正しいのかわかりにくい状況です。
結論からお伝えすると、行政書士の年収は「働き方」と「専門分野」によって大きく変わります。
勤務型であれば年収300〜500万円が中心ですが、独立開業して専門特化すれば年収1,000万円超えも十分に可能です。
この記事では、行政書士の年収に関するあらゆるデータを網羅的に整理し、勤務型と開業型の年収差、稼げる分野TOP5、年収1,000万円を達成する具体的な戦略まで徹底解説します。
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【結論】行政書士の年収は平均591万円|ただし働き方で大きく変わる

まず最初に、行政書士の年収に関する主要データを整理します。
「行政書士の年収」と一口に言っても、どのデータを見るかで印象が大きく変わるため、正しい読み方を理解しておくことが重要です。
行政書士の平均年収データ(令和6年:591万円)
行政書士の平均年収として最も多く引用されるのが、厚生労働省「賃金構造基本統計調査」に基づく約591万円という数字です。
また、求人サイトのデータも参考になります。
| データソース | 平均年収 | 備考 |
|---|---|---|
| 厚生労働省「賃金構造基本統計調査」(令和6年) | 約591万円 | 勤務型が中心(※「他に分類されない専門的職業従事者」カテゴリの数値) |
| 求人ボックス(2026年1月集計) | 約496万円 | 求人情報から算出。ボリュームゾーンは429〜500万円 |
| indeed(2025年集計) | 約400〜500万円 | 求人ベースの推計値(※参考値) |
出典:厚生労働省 賃金構造基本統計調査、求人ボックス 給料ナビ
ただし、これらのデータはあくまで「雇われている行政書士」の給与データが中心である点に注意が必要です。
行政書士全体の多くは独立開業者であり(※正確な割合は公式統計で未公表)、その収入はこの統計に十分反映されていません。
「平均」の落とし穴:中央値は400万円台
平均年収591万円という数字は、一部の高年収層に引き上げられた数値です。
実態をより正確に把握するには「中央値」に注目する必要があります。
- 平均値:全員の年収を合計して人数で割った値 → 高年収層に引き上げられやすい
- 中央値:年収順に並べたとき、ちょうど真ん中に位置する値 → 実態に近い
行政書士の年収の中央値は400万円台前半と推定されており、平均の591万円とは約150万円の開きがあります。
求人ボックスのデータでも、給料分布のボリュームゾーンは429〜500万円であり、中央値は平均値よりもかなり低い水準です。
つまり、「多くの行政書士が稼いでいる金額」は400万円台前半というのが現実に近い数字といえます。
開業 vs 勤務で年収は2〜3倍の差がつく
行政書士の年収を大きく左右するのは、「勤務型(雇われ)」か「独立開業型」かという働き方の違いです。
| 働き方 | 年収の目安 | 特徴 |
|---|---|---|
| 勤務型(行政書士事務所) | 250〜450万円 | 安定収入だが上限あり |
| 勤務型(一般企業の法務部等) | 350〜600万円 | 企業規模による差が大きい |
| 独立開業(1〜3年目) | 200〜400万円 | 軌道に乗るまでは低収入 |
| 独立開業(5年目以降) | 500〜1,000万円以上 | 専門分野・集客力で大きく変動 |
勤務型の年収上限が概ね500〜600万円程度であるのに対し、独立開業型は年収1,000万円、場合によっては2,000万円以上も可能です。
ただし、開業型はリスクも伴い、軌道に乗るまでの数年間は低収入を覚悟する必要があります。
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勤務型(雇われ)行政書士の年収の現実

独立開業が難しいと感じる方や、まずは実務経験を積みたい方にとって、勤務型行政書士という選択肢は現実的です。
ここでは、勤務型の年収の実態を詳しく見ていきます。
1年目の月収は20万円・年収250万円が目安
行政書士事務所に就職した場合、1年目の月収は18〜22万円、年収にして220〜280万円が相場です。
一般の新卒社員と比較しても決して高くはありませんが、これは「見習い期間」としての位置づけです。
行政書士業務は書類作成や官公署への申請など実務スキルが問われるため、最初の1〜2年は学びの期間と考える必要があります。
- 月給:20万円(額面)
- 賞与:年2回で計40万円程度
- 年収合計:約280万円
実務経験のない有資格者が行政書士事務所に入所した場合、まずは補助者として先輩行政書士のもとで業務を覚えていくケースが一般的です。
3〜5年目で年収350〜450万円が一般的
実務経験を積み、一人で案件をこなせるようになる3〜5年目になると、年収350〜450万円まで上がるのが一般的です。
| 経験年数 | 年収の目安 | 業務レベル |
|---|---|---|
| 1年目 | 220〜280万円 | 補助業務が中心 |
| 2〜3年目 | 300〜380万円 | 一人で基本的な申請業務をこなせる |
| 3〜5年目 | 350〜450万円 | 複雑な案件も対応可能 |
| 5〜10年目 | 400〜550万円 | 管理職・専門職ポジション |
この段階で将来のキャリアを考える方が多く、「このまま勤務を続けるか」「独立開業するか」の分岐点になります。
勤務型で年収を上げるには?キャリアアップの方法
勤務型のまま年収を上げるには、以下の方法が考えられます。
- 専門分野のスキルを磨く:入管業務や建設業許可など、専門性の高い分野で事務所の「柱」になる
- 管理職を目指す:事務所の番頭役・所長代理のポジションに就く
- ダブルライセンスを取得する:司法書士や社労士の資格を追加取得し、業務範囲を広げる
- 大手事務所・法人事務所へ転職する:組織規模が大きい事務所ほど給与水準が高い傾向
特に、行政書士法人(2名以上の行政書士で設立)の増加に伴い、法人事務所でのキャリアアップの道も広がっています。
行政書士事務所 vs 一般企業、勤務先による年収差
行政書士資格を活かして一般企業に勤務する場合、年収は行政書士事務所よりも高くなる傾向があります。
| 勤務先 | 年収の目安 | メリット | デメリット |
|---|---|---|---|
| 行政書士事務所 | 250〜500万円 | 実務経験が積める、独立準備になる | 給与水準はやや低め |
| 一般企業(法務部・総務部) | 350〜600万円 | 給与・福利厚生が安定 | 行政書士業務の経験は限定的 |
| コンサルティング会社 | 400〜700万円 | 高年収が期待できる | 行政書士の肩書きは必須ではない |
一般企業の法務部や総務部で行政書士の知識を活かす場合、資格手当として月1〜3万円が支給されることもあります。
ただし、行政書士として独立するための実務経験を積むなら、行政書士事務所での勤務が最も効果的です。
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独立開業した行政書士の年収の現実

行政書士の最大の魅力は、独立開業による高収入の可能性です。
しかし、開業すれば誰でも稼げるわけではありません。
ここでは、開業行政書士の年収の現実を年次別に見ていきます。
開業1〜2年目は年収300万円以下も覚悟
独立開業の1〜2年目は、年収100〜300万円が現実的なラインです。
開業直後は顧客ゼロからのスタートになるため、集客に苦労する方がほとんどです。
- 売上:月10〜30万円(年間120〜360万円)
- 経費:事務所家賃、通信費、交通費、会費等で月5〜15万円
- 手取り:月5〜15万円(年間60〜180万円)
開業初期は前職の貯蓄や、副業収入で生活費を補填するケースも少なくありません。
最低でも6ヶ月〜1年分の生活費(150〜300万円程度)を確保してから開業することが推奨されます。
ただし、開業前に行政書士事務所で実務経験を積み、人脈を構築してから独立する場合は、初年度から年収300万円以上を達成できるケースもあります。
3〜5年目で年収500〜800万円を狙える
顧客基盤が安定し、口コミや紹介案件が増える3〜5年目になると、年収500〜800万円が射程圏内に入ります。
この段階で重要なのは、リピート案件の確保です。
建設業許可の更新(5年ごと)や、在留資格の更新(1〜3年ごと)など、定期的に発生する業務を多く抱えることで、安定した収入基盤を築くことができます。
| 開業年数 | 年収の目安 | 成功のポイント |
|---|---|---|
| 1〜2年目 | 100〜300万円 | 集客の仕組みづくりに注力 |
| 3〜5年目 | 500〜800万円 | 専門特化+リピーター確保 |
| 5〜10年目 | 600〜1,200万円 | 他士業連携・法人化の検討 |
| 10年目以降 | 800〜2,000万円以上 | 事業拡大・後進育成 |
年収1,000万円超の行政書士はどれくらいいる?
MS-Japanの調査によると、年収1,000万円以上の行政書士は全体の約9%とされています。
「9%」を多いと見るか少ないと見るかは人それぞれですが、10人に1人弱が年収1,000万円を超えていると考えると、決して非現実的な数字ではありません。
年収1,000万円超の行政書士に共通する特徴としては、以下のポイントが挙げられます。
- 入管業務・建設業許可など高単価分野に特化している
- Web集客(ホームページ・SEO・SNS)に力を入れている
- 他士業(司法書士・社労士・税理士)と提携関係を持っている
- 法人化して複数の行政書士を雇用している
- 地域の同業者との差別化ができている
「8割が年商500万円以下」のデータの正しい読み方
日本行政書士会連合会が実施した実態調査(平成30年、回答者約4,300人)では、年間売上高500万円未満が全体の78.0%という結果が出ています。
| 年間売上高 | 割合 |
|---|---|
| 500万円未満 | 78.0% |
| 500万円〜1,000万円未満 | 11.3% |
| 1,000万円〜2,000万円未満 | 5.3% |
| 2,000万円〜3,000万円未満 | 1.8% |
| 3,000万円以上 | 約2.4% |
出典:日本行政書士会連合会「行政書士実態調査」(平成30年)
この数字だけ見ると「行政書士は稼げない」という印象を受けますが、正しく読み解くためには以下の点を考慮する必要があります。
- 年商と年収は違う:年商500万円の場合でも、自宅開業で経費が少なければ手取りは400万円近くになることも
- 副業・兼業行政書士が含まれている:登録しているが実働がほとんどない方や、他の士業と兼業している方も含まれる
- 登録したばかりの新人が多い:開業1〜2年目で売上が少ない時期の行政書士も含まれる
- 高齢でセミリタイア状態の方も含まれる:行政書士の登録者には高齢者も多く、積極的に営業活動をしていない方も含まれる
つまり、「専業で本格的に活動している行政書士」に限定すれば、年商500万円超の割合はもっと高くなると考えられます。
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行政書士の稼げる分野TOP5|高単価業務を狙う

行政書士の年収は「どの分野の業務を扱うか」で大きく変わります。
ここでは、高単価で安定収入が見込める分野をランキング形式で紹介します。
1位:入管業務(在留資格)──継続案件で安定収入
外国人の在留資格(ビザ)に関する申請業務は、1件あたりの単価が高く、継続的な案件が見込めることから、最も稼げる分野の一つです。
- 在留資格認定証明書交付申請:10〜20万円/件
- 在留資格変更許可申請:10〜15万円/件
- 在留期間更新許可申請:5〜10万円/件
- 永住許可申請:15〜25万円/件
- 帰化許可申請:20〜50万円/件
在留資格には更新が必要なため、一度顧客になった外国人や企業からリピート案件が発生します。
また、外国人労働者の受け入れ拡大に伴い、今後も需要増が見込まれる分野です。
2位:建設業許可──更新需要でリピーター確保
建設業許可の申請・更新は、行政書士の主要業務の一つです。
5年ごとの更新義務があるため、一度顧客を獲得すれば長期的な関係が築けます。
- 建設業許可(知事許可・新規):12〜15万円/件
- 建設業許可(大臣許可・新規):20〜30万円/件
- 建設業許可(更新):6〜10万円/件
- 経営事項審査:8〜15万円/件
- 決算変届出書:3〜5万円/件(毎年)
特に地方では建設業者が多く、地域に根差した行政書士の需要が安定しています。
3位:補助金申請──成功報酬で高単価(融資額の3〜5%)
補助金・助成金の申請代行は、成功報酬型で高単価が期待できる分野です。
- 事業再構築補助金:着手金5〜10万円+成功報酬(補助金額の3〜5%)
- ものづくり補助金:着手金5〜10万円+成功報酬(補助金額の3〜5%)
- 小規模事業者持続化補助金:5〜15万円/件
例えば、1,000万円の補助金が採択された場合、成功報酬として30〜50万円を受け取れる計算です。
ただし、補助金の採択率は年度によって変動するため、安定収入とするには他の業務と組み合わせることが重要です。
4位:相続・遺言──高齢化で需要拡大中
高齢化社会の進展に伴い、相続・遺言関連の業務は右肩上がりで需要が増加しています。
- 遺産分割協議書の作成:5〜10万円/件
- 遺言書作成サポート:5〜15万円/件
- 相続人調査・戸籍収集:3〜8万円/件
- 遺言執行:遺産額の1〜3%
相続関連業務は、税理士や司法書士との連携が求められるケースが多く、他士業とのネットワークが収益拡大のカギになります。
5位:法人設立・許認可──開業支援でワンストップ対応
会社設立の手続きや、飲食業・建設業・運送業などの各種許認可申請は、起業家からの需要が安定しています。
- 株式会社設立(定款作成・認証):8〜12万円/件
- 合同会社設立:6〜10万円/件
- 飲食店営業許可申請:5〜8万円/件
- 宅建業免許申請:8〜12万円/件
- 古物商許可申請:4〜6万円/件
法人設立をきっかけに、各種許認可や変更届出など継続的な業務に発展するケースが多い点も魅力です。
【業務別報酬表】主要業務の報酬相場一覧
行政書士の主要業務の報酬相場を一覧表にまとめました。
| 業務分野 | 主な業務内容 | 報酬相場(1件あたり) |
|---|---|---|
| 入管業務 | 在留資格認定証明書交付申請 | 10〜20万円 |
| 入管業務 | 帰化許可申請 | 20〜50万円 |
| 建設業許可 | 新規申請(知事許可) | 12〜15万円 |
| 建設業許可 | 更新申請 | 6〜10万円 |
| 補助金 | 事業再構築補助金等の申請代行 | 着手金5〜10万円+成功報酬3〜5% |
| 相続・遺言 | 遺産分割協議書作成 | 5〜10万円 |
| 相続・遺言 | 遺言書作成サポート | 5〜15万円 |
| 法人設立 | 株式会社設立 | 8〜12万円 |
| 許認可 | 飲食店営業許可申請 | 5〜8万円 |
| 許認可 | 宅建業免許申請 | 8〜12万円 |
| 自動車関連 | 車庫証明 | 1〜2万円 |
| 自動車関連 | 自動車登録 | 2〜4万円 |
出典:日本行政書士会連合会「報酬額の統計」、各行政書士事務所の公開料金表を参考に作成
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行政書士で年収1,000万円を達成する5つの戦略

年収1,000万円を達成している行政書士は全体の約9%ですが、適切な戦略をとれば十分に到達可能な数字です。
ここでは、具体的な5つの戦略を紹介します。
戦略1:専門分野を1つに絞り「〇〇の専門家」になる
行政書士の業務範囲は約1万種類以上と言われるほど広いですが、すべてに手を出すと「何でも屋」になり、単価が上がりにくくなります。
年収1,000万円を達成している行政書士の多くは、「入管業務の専門家」「建設業許可の専門家」のように分野を絞っています。
- その分野の知識・経験が深まり、難易度の高い案件も受けられる
- 「○○といえばこの先生」と口コミ・紹介が増える
- 同じ分野の案件を繰り返すことで業務効率が上がり、利益率が高まる
- 高い専門性=高い報酬を正当化できる
戦略2:Web集客・SNSマーケティングで自分で案件を獲得
従来の行政書士は、紹介や口コミ頼みの集客が主流でしたが、現在はWebを活用した集客が不可欠です。
- 専門特化型のホームページを開設する(例:「東京 建設業許可 行政書士」で検索上位を狙う)
- SEO対策で地域名+業務名のキーワードで上位表示を目指す
- Googleビジネスプロフィールに登録し、地図検索での露出を増やす
- SNS(X・YouTube・Instagram)で情報発信し、認知度を高める
- 無料相談・セミナーを入口にして、見込み客を獲得する
Web集客に成功すれば、紹介待ちの状態から脱却し、自分で案件を選べるようになるため、単価の高い案件に集中できます。
戦略3:他士業との連携でワンストップサービスを提供
行政書士単体では対応できない業務も、他士業と連携することでワンストップサービスとして提供できます。
| 連携先 | 連携のメリット |
|---|---|
| 司法書士 | 会社設立の登記、相続登記の紹介を受けられる |
| 税理士 | 法人設立後の税務顧問から許認可案件を紹介してもらえる |
| 社労士 | 企業の労務手続きとセットで許認可を受注できる |
| 弁護士 | 紛争性のない案件を紹介してもらえる |
他士業との相互紹介ネットワークを構築すれば、営業コストをかけずに安定した案件獲得が可能になります。
戦略4:ダブルライセンスで業務範囲を拡大
行政書士と相性の良い資格を追加取得することで、1人で対応できる業務範囲が広がり、客単価が上がります。
ダブルライセンスの詳細については後述しますが、特に社労士との組み合わせは企業向けサービスで強力な武器になります。
戦略5:法人化・スタッフ雇用で事業を拡大
個人事務所の売上には限界がありますが、行政書士法人を設立してスタッフを雇用すれば、事業規模を拡大できます。
- 複数の行政書士で業務を分担し、対応案件数を増やせる
- 法人名義での営業が可能になり、信用力がアップする
- 社会保険の適用など、スタッフの待遇改善ができる
- 事業承継がスムーズになる
年収1,000万円を超えて2,000万円以上を目指す場合、法人化は有力な選択肢です。
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他士業との年収比較|行政書士は本当に「食えない」のか?

「行政書士は食えない」という声をよく耳にしますが、他の士業と比較すると実際のところはどうなのでしょうか。
【比較表】主要士業の平均年収ランキング
主要な士業の平均年収を比較してみましょう。
| 資格 | 平均年収(求人ベース) | 独立開業時の年収目安 | 合格率(令和6年) | 難易度 |
|---|---|---|---|---|
| 弁護士 | 700〜1,000万円 | 600〜2,000万円以上 | 約30%(予備試験ルート) | 最高 |
| 司法書士 | 499万円 | 500〜1,500万円 | 約5% | 非常に高い |
| 行政書士 | 496万円 | 300〜1,000万円以上 | 12.90% | 高い |
| 社労士 | 472万円 | 400〜1,000万円 | 約6% | 高い |
| 宅建士 | 450〜530万円 | ―(独立開業は少ない) | 18.6%(令和6年度) | やや高い |
出典:求人ボックス給料ナビ(2026年1月集計)、各試験実施団体発表データ
司法書士(平均765万円)との差
司法書士の平均年収は、厚生労働省jobtag(令和6年賃金構造基本統計調査ベース)で約765万円、求人ボックスでは499万円となっています。
行政書士との差は求人ベースで見ると比較的小さいですが、統計データ上では開きがあります。
司法書士は登記業務という独占業務を持ち、不動産取引に伴う安定した需要があります。
一方で、試験の合格率は約5%と、行政書士(12.90%)の半分以下であり、資格取得のハードルは格段に高くなります。
年収差を考慮すると、行政書士は「取得のしやすさに対するリターン(コスパ)」が高い資格と言えるでしょう。
社労士(平均472万円)との比較
社労士(社会保険労務士)の求人ベースの平均年収は472万円(求人ボックス2025年データ)で、行政書士とほぼ同水準です。
社労士は企業の社会保険・労務手続きの独占業務を持ち、企業との顧問契約で安定収入を得やすいのが特徴です。
一方、行政書士は業務範囲が広く、自分の得意分野を選んで専門特化できる自由度があります。
行政書士と社労士のダブルライセンスを取得すれば、企業向けに許認可+労務のワンストップサービスを提供でき、年収アップに直結します。
宅建士(平均400〜600万円)との比較
宅建士(宅地建物取引士)の平均年収は450〜530万円(求人ボックス・indeedの各種データより)です。
宅建士は不動産業界での就職・転職に強く、資格手当として月2〜3万円が支給されるケースが多い点が特徴です。
ただし、宅建士は不動産業界以外での活用の幅が限定的で、独立開業のハードルは行政書士より高い(宅建業を営むには事務所要件・保証金等が必要)のが現状です。
「食えない」は嘘?正しいデータの読み方
「行政書士は食えない」という評判の多くは、以下の誤解から生まれています。
- 誤解1:「8割が年商500万円以下」→ 副業・兼業・セミリタイア組を含むデータであり、専業行政書士の実態とは乖離がある
- 誤解2:「平均年収が低い」→ 求人ベースのデータは勤務型が中心。独立開業型の高年収層は反映されにくい
- 誤解3:「資格だけでは稼げない」→ これはある意味正しいが、営業力・マーケティング力を持つ行政書士は十分に稼いでいる
行政書士で食えるかどうかは、資格のせいではなく、ビジネスとしての取り組み方次第です。
専門分野を持ち、集客力を磨けば、他の士業と遜色ない、あるいはそれ以上の年収を得ることは十分可能です。
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行政書士×ダブルライセンスの年収アップ効果

行政書士資格を持った上で、もう1つの資格を取得する「ダブルライセンス」は、年収アップの有効な手段です。
ここでは、相性の良い資格の組み合わせを紹介します。
行政書士×司法書士:法律系最強の組み合わせ
行政書士と司法書士の組み合わせは、法律系資格の中でも最強の組み合わせと言われています。
| 項目 | 行政書士の業務範囲 | 司法書士の業務範囲 |
|---|---|---|
| 会社設立 | 定款作成・認証 | 設立登記 |
| 相続 | 遺産分割協議書作成 | 相続登記 |
| 不動産 | 農地転用・開発許可 | 所有権移転登記 |
この2つの資格を持つことで、会社設立から登記までワンストップで対応でき、顧客にとっての利便性が大幅に向上します。
年収への上乗せ効果は+200〜400万円と言われています。
行政書士×社労士:企業のワンストップ対応で需要大
行政書士と社労士の組み合わせは、企業向けサービスで特に威力を発揮します。
- 会社設立(行政書士) + 社会保険・労働保険の手続き(社労士)
- 建設業許可の申請(行政書士) + 従業員の労務管理(社労士)
- 外国人雇用の在留資格(行政書士) + 外国人の社会保険手続き(社労士)
企業が複数の士業に依頼するよりも、1人で両方対応できる行政書士×社労士のほうが効率的であり、顧問契約にもつながりやすくなります。
行政書士×宅建士:不動産×許認可で相乗効果
行政書士と宅建士のダブルライセンスは、不動産関連の業務で相乗効果が期待できます。
- 農地の転用許可(行政書士)+ 農地売買の仲介(宅建士)
- 開発許可申請(行政書士)+ 開発後の不動産取引(宅建士)
- 不動産関連の許認可(行政書士)+ 重要事項説明(宅建士)
宅建試験は合格率約18.6%で行政書士試験の難易度と比べるとやや取得しやすく、ダブルライセンスのハードルが比較的低い組み合わせです。
行政書士×FP:相続・事業承継で高単価
行政書士とFP(ファイナンシャルプランナー)の組み合わせは、相続・事業承継分野で高い付加価値を発揮します。
- 相続手続きの書類作成(行政書士)+ 相続税対策のアドバイス(FP)
- 遺言書作成(行政書士)+ ライフプランニング(FP)
- 事業承継の許認可(行政書士)+ 資金計画の策定(FP)
特に高齢者やその家族から「相続の手続きもお金のことも一緒に相談したい」というニーズは強く、顧客単価の向上につながります。
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行政書士を目指すなら知っておきたい|資格取得の投資対効果

「行政書士の年収が分かったけど、資格取得にどれくらいお金がかかるの?」「投資に見合うリターンはあるの?」という疑問にお答えします。
資格取得にかかる費用(通信講座3.5〜14万円+受験料)
行政書士試験に合格するまでにかかる費用を整理します。
| 費用項目 | 独学の場合 | 通信講座の場合 |
|---|---|---|
| テキスト・問題集 | 1〜3万円 | 講座料金に含まれる |
| 通信講座の受講料 | 0円 | 3.5〜14万円 |
| 受験料 | 10,400円 | 10,400円 |
| 模擬試験 | 3,000〜5,000円/回 | 講座に含まれるケースも |
| 合計 | 約2〜4万円 | 約4.5〜15万円 |
独学であれば数万円で済みますが、合格率を考えると通信講座の利用が圧倒的にコスパが高いです。
独学の場合は学習計画の立案や教材選びに時間がかかり、結果的に不合格で再受験するリスクも高まります。
主要な通信講座の料金を比較してみましょう(2026年2月時点の最新情報)。
| 通信講座 | 料金(税込) | 合格率・実績 | 特徴 |
|---|---|---|---|
| スタディング | 34,980円〜 | 合格者273名(2024年度) | 最安値クラス、スマホ完結、AI問題復習 |
| フォーサイト | 66,800円〜 | 58.5%(2025年度全国平均14.54%の約4倍) | フルカラーテキスト、eラーニング対応 |
| ユーキャン | 69,000円 | 10年間で2,522名合格 | 初学者に優しい、添削指導あり |
| アガルート | 184,800円〜(※入門総合講義のみ。入門カリキュラム/ライトは228,800円〜) | 46.82%(全国平均の3.63倍) | 合格全額返金(フルカリキュラム対象)、質問対応(KIKERUKUN) |
年収アップの「投資」として考えると、最安のスタディングなら約3.5万円の投資で年収400〜1,000万円の道が開ける計算になります。
合格後の登録費用(入会金+年会費で年間約10万円)
行政書士試験に合格した後、実際に行政書士として活動するには各都道府県の行政書士会への登録が必要です。
| 費用項目 | 金額の目安 | 備考 |
|---|---|---|
| 登録手数料 | 25,000円 | 日本行政書士会連合会に支払い |
| 入会金 | 100,000〜250,000円 | 都道府県により異なる(東京都は200,000円) |
| 月会費 | 5,000〜7,000円/月 | 東京都は6,000円/月(年72,000円) |
| 政治連盟会費 | 約1,000円/月 | 任意だが加入する方が多い |
| 初年度合計 | 約25〜40万円 | 入会金(一括)+月会費 |
| 2年目以降 | 約7〜9万円/年 | 月会費+政治連盟会費 |
出典:日本行政書士会連合会、各都道府県行政書士会の公開情報
登録費用は決して安くありませんが、行政書士としての活動で得られる収入を考えれば、十分に回収できる金額です。
投資回収までの期間:開業の場合1〜2年が目安
資格取得から開業までの総投資額と、回収までの期間をシミュレーションしてみましょう。
| 項目 | 金額 |
|---|---|
| 通信講座(スタディング) | 34,980円 |
| 受験料 | 10,400円 |
| 登録費用(初年度) | 約300,000円 |
| 開業準備費用(名刺・HP・備品等) | 約100,000〜300,000円 |
| 総投資額 | 約45〜65万円 |
開業後、月に3〜5件の案件(1件あたり平均8万円)を受注できれば、月の売上は24〜40万円です。
経費を差し引いても、1〜2年で初期投資を回収できる計算になります。
アガルートの「合格全額返金制度」を利用すれば、合格後に受講料が全額戻ってくるため、実質0円で資格を取得できる可能性もあります。
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資格取得を目指すなら通信講座がコスパ◎
行政書士の資格取得は、年収アップへの「投資」です。
特に現在の年収に不満がある方や、将来的に独立開業を視野に入れている方にとって、3.5〜14万円の講座費用で得られるリターンは非常に大きいと言えます。
- 費用を最小限にしたい方 → スタディング行政書士講座(34,980円〜)がおすすめ。スマホ完結でスキマ時間を活用でき、投資回収が最も早い
- 合格率重視・リスクゼロで目指したい方 → アガルート行政書士講座(入門カリキュラム/ライト228,800円〜)がおすすめ。合格全額返金(フルカリキュラム対象)で実質0円の可能性あり
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行政書士の年収に関するよくある質問(FAQ)
行政書士の年収は低いと聞きますが本当ですか?
一概に「低い」とは言えません。
求人ベースの平均年収は496万円で、日本の平均年収(約478万円:令和6年分民間給与実態統計調査)とほぼ同水準です。
ただし、独立開業型の場合は年収の幅が非常に大きく、年収200万円台の方もいれば1,000万円以上の方もいます。
「低い」という評判の多くは、副業・兼業で行政書士をしている方や、開業間もない方のデータが含まれていることに起因しています。
専業で5年以上活動している行政書士の年収は500万円以上が多いとされています。
未経験から開業して年収はどれくらいですか?
実務未経験からの独立開業の場合、1年目は年収100〜300万円が現実的です。
集客の仕組みが整い始める3年目以降に年収400〜600万円に到達するケースが多く、5年目以降で年収600〜1,000万円を目指せる水準です。
成功のカギは、開業前の準備(半年〜1年分の生活費の確保、専門分野の選定、ホームページの開設)と、開業後のマーケティング力にあります。
女性の行政書士の年収はどれくらいですか?
正社員として働く場合、行政書士の年収に男女差はほとんどありません。
ただし、パートタイムで勤務する場合や、育児と両立するために業務量を調整している場合は、男性と比べて年収が低くなる傾向があります。
一方で、女性ならではの強みを活かして高収入を実現している行政書士も多くいます。
特に、相続・遺言分野では女性行政書士の柔らかい対応が高齢の相談者に好まれる傾向があり、離婚関連の書類作成では女性の相談者が女性行政書士を指名するケースもあります。
副業で行政書士をする場合の収入は?
副業として行政書士をする場合、月5〜15万円(年間60〜180万円)の収入が目安です。
本業の合間に週末や平日夜に業務を行うため、対応できる案件数は限られます。
ただし、車庫証明や古物商許可などの定型業務であれば、短時間で対応できるため副業との相性が良い分野です。
Web集客を活用すれば、平日の相談受付をオンラインで行い、書類作成は空き時間にこなすという働き方も可能です。
行政書士で年収1,000万円は現実的ですか?
はい、現実的です。
全体の約9%が年収1,000万円以上を達成しており、10人に1人弱という割合です。
年収1,000万円を達成するための条件としては、(1) 高単価分野(入管業務・建設業許可・補助金等)への専門特化、(2) Web集客による安定した案件獲得、(3) 他士業との連携ネットワーク、(4) 3〜5年以上の実務経験、が挙げられます。
開業5年以内に年収1,000万円を達成している行政書士も珍しくなく、適切な戦略と努力があれば十分に到達可能な目標です。
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まとめ|行政書士の年収は「働き方」と「専門分野」で決まる
この記事のポイントを整理します。
- 行政書士の平均年収は496〜591万円(データソースによって異なる)。中央値は400万円台前半
- 勤務型は年収300〜500万円が中心、独立開業型は年収300〜1,000万円以上と幅が大きい
- 年収1,000万円超の行政書士は全体の約9%。専門特化×Web集客×他士業連携が成功のカギ
行政書士は「資格を取れば自動的に稼げる」というものではありませんが、適切な戦略を持って取り組めば、十分に高い年収を実現できる資格です。
特に重要なのは、以下の3点です。
- 専門分野を決める:入管業務・建設業許可・相続など、自分が取り組みたい分野を1つ選ぶ
- Web集客の準備を始める:ホームページやSNSでの情報発信を早い段階から始める
- ダブルライセンスを検討する:社労士・司法書士・宅建士・FPとの組み合わせで業務範囲を広げる
資格取得から始めたい方は、まずコスパの高い通信講座で効率的に合格を目指しましょう。
| 通信講座 | 料金(税込) | こんな方におすすめ |
|---|---|---|
| アガルート | 228,800円〜(入門カリキュラム/ライト) | 合格全額返金(フルカリキュラム対象)で実質0円を狙いたい方 |
| スタディング | 34,980円〜 | 費用を最小限にしたい方、スマホで学びたい方 |
| フォーサイト | 66,800円〜 | 合格率重視、バランス型の方 |
| ユーキャン | 69,000円 | 初めて通信講座を使う方、添削指導が欲しい方 |
行政書士の年収は「働き方」と「専門分野」で決まります。
資格を取得し、自分に合った戦略で進めれば、年収500万円はもちろん、1,000万円超えも十分に射程圏内です。
まずは各講座の無料体験や資料請求で、資格取得への第一歩を踏み出してみてください。
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※ この記事で紹介している年収データは、厚生労働省「賃金構造基本統計調査」(令和6年)、求人ボックス「給料ナビ」(2026年1月集計)、日本行政書士会連合会「行政書士実態調査」(平成30年)等の公的データおよび大手求人サイトの集計データに基づいています。個人の年収は働き方・地域・経験・専門分野等によって大きく異なります。通信講座の料金は2026年2月時点の情報です。最新の料金・キャンペーン情報は各講座の公式サイトでご確認ください。

