【2026年】国家資格どれがいい?目的別おすすめ20選と失敗しない選び方

国家資格 おすすめ

国家資格でおすすめを選ぶなら、目的(転職・独立・副業・年収アップ)と現在の学習時間を軸に絞り込むのが最短ルートです。

合格率18.7%の宅建士から合格率6.4%の社労士まで、難易度と取得後の収入は大きく異なります。

この記事では20資格を目的別に比較し、あなたに最適な1〜2資格を選ぶための判断材料をすべてまとめました。

おすすめの通信講座については、通信講座おすすめ記事にて詳しくご紹介してますので、あわせてご覧ください。

この記事でわかること
  • 国家資格・公的資格・民間資格の違いと国家資格を取るメリット(3分類の解説へ
  • 転職・独立・働きながら取れる・高年収の目的別おすすめ国家資格20選(早見表へ
  • 資格取得にかかる費用・教育訓練給付金を加味した実質負担額(費用比較へ
  • 国家資格に関するよくある質問10選(FAQへ

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※料金・特典は資格・コースにより異なります。詳細は各公式サイトでご確認ください。

目次

国家資格とは?取得するメリットと民間資格との違い

国家資格とは?取得するメリットと民間資格との違い

国家資格・民間資格・公的資格の3分類と、国家資格を取得する5つのメリットを解説します。

国家資格・公的資格・民間資格の3分類

資格には大きく3種類あります。

国家資格は、法律に基づいて国が認定・管理する資格です。

宅地建物取引士法、社会保険労務士法、行政書士法などの個別法律を根拠としており、資格がなければ業務そのものを行えない「独占業務」が設定されているものも多くあります。

たとえば、宅建士の独占業務である「重要事項説明」は、宅建士しか実施できません。

公的資格は、省庁の外郭団体などが認定する資格で、法律上の独占業務はありませんが、社会的認知度が高いものが多数あります。

簿記(日本商工会議所)や英検(公益財団法人日本英語検定協会)が代表例です。

民間資格は、民間企業・団体が独自に設定する資格で、取得難易度や社会的評価は団体によって大きく異なります。

FP技能士(国家資格)とAFP・CFP(民間資格)が同じ「FP」の名称で共存するように、同分野に国家・民間が混在するケースもあるため注意が必要です。

国家資格を取得する5つのメリット

国家資格には、民間資格にはない5つの強みがあります。

① 独占業務で安定した仕事を確保できる

法律で守られた独占業務は、資格保有者しか実施できません。

不景気でも需要が消えにくく、食いっぱぐれにくい収入源になります。

② 採用・転職での信頼性が格段に高まる

国が認定した資格は、採用担当者が客観的に能力を評価できる指標です。

「スキルがあると言っている」ではなく、「国が証明している」という違いは大きく、同じ業界・職種への転職成功率が上がります。

③ 年収アップの交渉材料になる

資格手当が支給される企業は多く、宅建士は月5,000〜2万円、社労士は月1万〜3万円の手当が相場です。

独立した場合の報酬交渉でも、国家資格の有無は単価に直結します。

④ 雇用が安定する

企業が特定の国家資格保有者を一定数配置することを法律で義務付けているケースがあります(宅建業者の専任宅建士配置義務など)。

資格保有者は組織内での立場が安定しやすいのです。

⑤ 独立開業という選択肢が生まれる

行政書士・社労士・税理士などの士業系国家資格は、資格さえあれば事務所を開設して独立できます。

サラリーマンとして定年まで勤めるか、独立して自分でキャリアを設計するか——選択肢が広がることが最大のメリットともいえます。

【目的別早見表】おすすめ国家資格20選

【目的別早見表】おすすめ国家資格20選

この表は、20資格を「転職向き・独立向き・働きながら取れる・高年収」の4軸で整理したものです。

自分の目的に合った列を見ると、候補を3〜5個に絞り込めます。難易度はあくまで目安です。同じ「合格率15〜20%」でも試験の性質が異なるため、一概に比較できない点はあらかじめご承知おきください。

スクロールできます
資格名転職・就職独立開業働きながら取れる高年収合格率目安
宅建士18.7%
FP2級学科24%
基本情報技術者42.3%
登録販売者46.7%
第二種電気工事士51.7%
行政書士14.54%
社労士6.4%
中小企業診断士1次23.7%
税理士科目17.8%
土地家屋調査士10.14%
ITパスポート約50%
危険物取扱者乙431.6%
衛生管理者第一種46.3%
介護福祉士78.3%
ケアマネジャー25.6%
公認会計士×7.4%
司法書士×5.21%
弁理士×6.4%
不動産鑑定士×最終6.4%
司法試験
(弁護士)
×予備3.6%
◎=非常に強い ○=強い △=普通 ×=難しい

この表から見えるのは、「働きながら取れる」と「高年収」は二項対立になりやすいという事実です。

合格率50%前後のITパスポートや危険物乙4は取りやすい反面、年収への直接的な影響は限定的です。

一方、公認会計士・司法書士などは専業で学習が必要なケースが多いものの、取得後の年収は大きく上昇します。

目的と現在の学習リソースを照らし合わせながら、候補を選んでみてください。

転職・就職に強いおすすめ国家資格5選

転職・就職に強いおすすめ国家資格5選

転職・就職への活用を考えるなら、「業界での需要の広さ」と「採用担当者への訴求力」が判断の核心です。

宅建士(宅地建物取引士)

不動産業界への転職に直結する、需要が最も安定した国家資格です。

合格率18.7%(2025年度)
学習時間300〜400時間
想定年収400万〜600万円
受験料8,200円

宅建士(宅地建物取引士)の合格率は例年17%から18%ほどで推移しており、約5人に1人しか合格できない水準となっています。

「5人に4人が不合格になる試験」と考えると、資格保有者がいかに希少であるかがイメージしやすいのではないでしょうか。

不動産会社には宅建士の専任配置が法律で義務付けられているため、業界全体で常に安定した人材需要が存在します。

転職エージェントの求人でも「宅建士優遇」の案件は多く、この資格があるだけで書類選考の通過率が向上する傾向にあります。

収については400万〜600万円が業界の平均的ですが、管理職への昇進や売買専門への転向など、キャリアの歩み方次第でさらなる高収入も狙えるはずです。

もし通信講座の活用を検討されるなら、スタディングは14,960円〜と業界内でもトップクラスの低価格を実現しています。

宅建のおすすめ通信講座を比較するにて各社の詳細を確認できるので、ぜひチェックしてみてください。

宅建取得者の体験談

金融から転職して、不動産会社の宅建必須の部署に入れたんだけど、宅建士として仕事してることに誇りを持ってる人が多いからシンプルに人の質が高いなと思ってる
引用元:X

去年の11月に転職したけど、11月に転職決まったよ〜!
宅建士として働きます
年収100万上がります
引用元:X

宅建で転職が特に有利になるのは、不動産仲介・不動産管理・住宅メーカー・金融機関(住宅ローン担当)の4分野です。

業界未経験でも宅建士の資格があれば採用のハードルが下がり、30代・40代での業界転向も現実的な選択肢になります。

FP(ファイナンシャルプランナー)2級

金融・保険・不動産の3業界で有効な「潰しが利く」資格です。

合格率学科24.07%・実技51.74%
学習時間150〜300時間
想定年収400万〜700万円
通信講座最安スタディング 29,700円〜

FP2級の学科合格率24.07%は一見低く見えますが、実技試験の合格率が51.74%と高いため、学科さえ乗り越えられれば難易度は現実的な範囲内です。

平日2時間+休日4時間のペースで取り組めば、約3〜4ヶ月での合格が見えてきます。

この資格の強みは、活かせる業界の広さです。

金融機関(銀行・証券)、保険会社、不動産会社のいずれでも評価され、宅建士と組み合わせると不動産×金融の知識を持つ希少人材になれます。

複数資格を組み合わせたキャリア設計については、本記事のダブルライセンスの組み合わせも参考にしてください。

FPのおすすめ通信講座を比較するでは、学科・実技の効率的な対策方法も紹介しています。

基本情報技術者試験

IT業界への転職・社内DX推進の両面で評価される国家試験です。

合格率42.3%(令和6年度)
学習時間約200時間
想定年収400万〜550万円
通信講座最安スタディング 24,800円〜

合格率42.3%は、IT系国家試験の中では取り組みやすい水準です。

約200時間の学習時間は、平日1時間半で約5ヶ月のペース。

ITパスポートをすでに持っている方なら、重複する学習範囲が多く、100〜150時間程度で合格を狙えるケースもあります。

注目すべきは、IT業界未経験からの転職だけでなく、非IT部門(営業・事務・製造業)からDX担当への社内異動でも評価される点です。

デジタル化が加速する中で、現場部門でITの基礎知識を持つ人材の需要は今後さらに高まると考えられます。

登録販売者

ドラッグストア・コンビニ業界での安定就職・転職に強い実用資格です。

合格率46.7%(令和6年度)
学習時間約400時間
想定年収300万〜400万円
通信講座最安スタディング 29,800円〜

登録販売者の合格率46.7%は比較的高めですが、学習時間の約400時間は宅建士と同水準です。

その分、暗記量が多い(第2類・第3類医薬品の成分・効能が中心)ため、計画的な学習スケジュールが必要になります。

年収300万〜400万円は他の国家資格と比べると抑えめですが、ドラッグストア・薬局・コンビニと就職先の選択肢が広く、子育て中の方のパート・時短勤務でも資格手当が付くケースが多いのが特徴です。

医療・介護系キャリアの入り口としても活用されています。

第二種電気工事士

工事・設備業界で仕事が途切れない「手に職」系国家資格です。

合格率51.7%(令和7年度)
学習時間200〜300時間
想定年収350万〜500万円
通信講座最安TAC 12,000円〜

合格率51.7%は、国家資格の中でも比較的取り組みやすい水準です。

ただし、筆記試験と技能試験(実技)の両方があり、技能試験は工具を使った配線作業の実技対策が必要になります。

電気設備の工事・保守・点検は、建物が存在する限り需要がなくなりません。

インフラ系の仕事は景気変動の影響を受けにくく、「手に職」を付けたい方にとって安定性の高い選択です。

第一種電気工事士(500kW未満の工事)へのステップアップルートも整備されており、キャリアを積み重ねていける体系になっています。

独立開業できるおすすめ国家資格5選

独立開業できるおすすめ国家資格5選

独立・開業を見据えるなら、「独占業務の強さ」と「初期費用・軌道に乗るまでの期間」を現実的に把握することが重要です。

行政書士

独立開業の入り口として選ばれる、士業の中で最も間口が広い国家資格です。

合格率14.54%(2025年度)
学習時間600〜1,000時間
想定年収400万〜600万円
受験料10,400円
通信講座最安スタディング 34,980円〜

合格率14.54%という数字は、受験者の約7人に1人が合格する水準であることを示しています。

行政書士試験には受験資格が設けられておらず、年齢や学歴を問わず誰でも挑戦できるのが大きな魅力といえるでしょう。

600〜1,000時間の学習時間は幅がありますが、法律初学者は1,000時間、他の法律系資格(宅建など)の知識がある方は600〜700時間を目安に考えると現実的です。

独立後の年収は400万〜600万円が平均値とされていますが、実際の収入は得意分野の選択や営業力次第で大きく変動します。

近年では在留資格(ビザ)申請や農地転用、補助金申請支援などの需要が増加傾向にあり、特定分野に特化することで他者との差別化も図りやすいはずです。

行政書士のおすすめ通信講座を比較するでは、各社のカリキュラムや合格実績を詳しくまとめているので、ぜひ参考にしてください。

行政書士・社労士取得後の独立体験談

開業前に司法書士の先生の事務所でアルバイトをさせていただいた。相続や後見が中心で、独立後も時々証人として呼んでいただいたり。
行政書士として最初の仕事は建設業の届出だった。やはり行政書士は許認可かなと思い始めていたら、今年に入って、初めて相続のご相談を受けた。
引用元:X

後継だったことや町役場前の独立不動産などの好立地だったのもありますが、行政書士に合格していきなり開業するには一般的な方より相当なお金を注ぎ込みました。1年強でペイできましたが、営業活動には結構苦労しました。
少しずつ結果が出てきてはいますが、あまりマネしない方が良いような金額でした
引用元:X

独立開業で成功するためには、在職中の副業経験(小規模案件の実績作り)と、「ビザ申請」「補助金申請」など専門分野の早期絞り込みが重要なポイントになります。

社労士(社会保険労務士)

人事・労務の専門家として高収入が狙える、企業内・独立ともに需要大です。

合格率6.4%(2025年度)
学習時間800〜1,000時間
想定年収500万〜700万円(独立で800〜1,500万円)
受験料15,000円
通信講座最安フォーサイト 59,800円〜(デジタルプラン)

合格率6.4%という数字は、受験者の約16人に1人しか合格できない難関国家試験であることを物語っています。

この合格率は行政書士の半分以下に相当し、数ある士業の中でも「最も難しいグループ」に分類されるでしょう。

平日2時間、休日に4時間の学習を継続したとしても、合格レベルに達するには1年〜1年半の準備期間が必要になる計算です。

それだけに取得後のリターンも大きく、企業の人事・労務担当として年収500万〜700万円を目指せるほか、独立開業すれば顧問先の数次第で800万〜1,500万円の収入も現実味を帯びてきます。

労働保険・社会保険の手続き代行や就業規則の作成は社労士だけの独占業務であるため、企業の数だけ安定したニーズが存在するといえます。

社労士のおすすめ通信講座を比較するでは、この難関試験を突破するための各社カリキュラムを詳しく解説しているので、ぜひ活用してください。

中小企業診断士

経営コンサルタントの唯一の国家資格

企業内でも独立でも使える汎用性の高い資格です。

合格率1次23.7%・2次17.6%
学習時間1,000〜1,500時間
想定年収500万〜800万円(独立で1,000万円超も)
通信講座最安スタディング 48,400円〜

1次試験の合格率は23.7%、2次試験は17.6%となっており、両方を突破する最終合格率は約4〜5%と、士業の中でもトップクラスの難関試験といえるでしょう。

学習時間の目安である1,000〜1,500時間は、平日2時間、休日に4時間のペースで約1〜1.5年を要する計算であり、腰を据えた長期的な計画が欠かせません。

この資格が持つ独自の強みは、「企業内でのキャリアアップ」と「独立コンサルタント」のどちらも選択できる柔軟性にあります。

実際、コンサルティング会社や金融機関、商社などで社内診断士として活動しながら、副業で個別のコンサルティング案件を請け負うという働き方も増えてきました。

独立した場合には、顧問先の経営改善実績を積み重ねることで、年収1,000万円を超える成果も十分に現実的な目標となるはずです。

税理士

会計・税務の最高峰。

科目合格制で社会人でも段階的に取得できる国家資格です。

合格率科目合格率17.8%(平均)
学習時間3,000〜5,000時間
想定年収500万〜1,000万円

税理士試験の最大の特徴は科目合格制度です。

11科目から5科目を選択して合格すれば資格取得となり、科目ごとに合格が有効なため、社会人でも数年かけて段階的に取得できます。

ただし、科目合格率17.8%は科目ごとの平均であり、全5科目を揃えるには相応の期間と努力が必要です。

3,000〜5,000時間という学習時間は、士業の中でも最大級の水準です。

平日3時間+休日6時間で学習しても、専業でも約3〜4年かかる計算になります。

会計事務所勤務でキャリアを積みながら受験する「働きながら取得」スタイルが一般的です。

土地家屋調査士

不動産登記の専門家。

測量×法律の専門性が参入障壁になる

合格率10.14%(2025年度)
学習時間1,000〜1,500時間
想定年収400万〜700万円

合格率10.14%は、約10人に1人が合格する水準です。

測量士補資格を持つ人は午前試験が免除されるため、すでに測量系の資格・経験がある方には有利な試験構成になっています。

土地家屋調査士は「不動産の表示登記」を専門とする国家資格で、土地の分筆や建物の新築登記などの独占業務があります。

司法書士(権利登記)との連携が多く、不動産取引の現場では互いに補完し合う関係です。

開業すると固定費が比較的低く抑えられ、地域に根ざした安定経営がしやすい資格の一つといえます。

働きながら取れるおすすめ国家資格5選(難易度低め)

働きながら取れるおすすめ国家資格5選(難易度低め)

仕事を続けながら資格を取る場合、「学習時間の目安」と「試験の受けやすさ(受験回数・日程の柔軟性)」の2点が選択の分かれ目になります。

ITパスポート

社会人の「IT教養資格」として最短距離で取れる入門国家試験です。

合格率約50%
学習時間100〜150時間

合格率が約50%、学習時間は100〜150時間となっており、国家資格の中でもトップクラスの取得しやすさを誇ります。

平日に1時間程度の学習を継続すれば、約2〜3ヶ月で合格を十分に狙えるでしょう。

CBT方式(パソコン受験)により毎月試験が実施されているため、ご自身の都合が良いタイミングで挑戦できるのも大きなメリットです。

ITパスポート単体で年収が劇的に変わるわけではありませんが、「IT系資格の第一歩」として、基本情報技術者試験へのステップアップに向けた強固な土台となります。

非IT系の職種であっても、この資格を得ることで社内DXの推進やデジタルツールの導入提案など、活躍の幅が大きく広がるはずです。

危険物取扱者(乙種第4類)

ガソリンスタンド・化学工場で必須の「産業系最取得資格」です。

合格率31.6%
学習時間40〜60時間
通信講座最安スタディング 5,940円〜

学習時間40〜60時間は、他の国家資格と比較して圧倒的に短い水準です。

テキスト1冊と過去問集で十分対応でき、スキマ時間の積み重ねで1〜2ヶ月での合格が現実的です。

ガソリンスタンド・化学工場・倉庫など、危険物(ガソリン・灯油など)を取り扱う施設では有資格者の配置が義務付けられており、関連業種への転職・就職で有利になります。

取得費用5,940円〜と受験料5,300円合わせても1万円程度で取得できる、コストパフォーマンスの高い国家資格の一つです。

働きながら取れる資格を選ぶポイントは、①学習時間が300時間以下、②CBT随時受験または年複数回の試験実施、③テキスト1〜2冊で完結する出題範囲——の3点を確認することです。

衛生管理者

50人以上の事業所で必置。

在職中に会社の費用で取得できるケースも多いです。

合格率第一種46.3%・第二種49.8%
学習時間100〜200時間

衛生管理者は「業務独占資格」ではなく「必置資格」ですが、50人以上が働く事業所に有資格者の配置が法律で義務付けられているため、企業ニーズが安定して存在します。

合格率46〜50%と取り組みやすい水準で、受験資格(1年以上の労働衛生実務経験)を満たしていれば挑戦できます。

職場から費用を支援してもらえるケースが多いのも特徴です。

会社にとっても有資格者の確保は法的義務であるため、受験料や通信講座費用を会社が負担してくれる職場も珍しくありません。

介護福祉士

介護職の唯一の国家資格。

取得後の待遇改善が国の制度で担保されています。

合格率78.3%(2025年)
学習時間約250時間
通信講座最安ニチイ 26,400円〜

合格率78.3%は国家資格の中でも最高水準の合格率です。

ただし、受験には「3年以上の実務経験+実務者研修修了」という受験資格が必要であり、誰でもすぐに受験できるわけではありません。

取得後の最大のメリットは処遇改善加算(国の制度)による給与上乗せです。

介護福祉士を取得することで毎月数万円の加算が受けられる施設が多く、同じ職場で働き続けながら年収アップを実現できます。

介護業界でのキャリアを本格化させたい方、ケアマネジャー取得を目指す方の前提資格としても重要です。

ケアマネジャー

介護の専門職から管理職へのステップアップ資格です。

合格率25.6%
学習時間200〜300時間

合格率25.6%は、前述の介護福祉士と比べると大幅に難しくなります。

受験資格として介護福祉士などの国家資格を持ち、5年以上の実務経験が必要です。

ケアマネジャー(介護支援専門員)は、要介護者のケアプランを作成する専門職で、介護施設・居宅介護支援事業所での管理職として活躍できます。

現場の介護職から一歩ステップアップしたい方、訪問介護員からキャリアチェンジを考えている方に向いています。

高年収が狙えるおすすめ国家資格5選(難関資格)

高年収が狙えるおすすめ国家資格5選(難関資格)

年収600万円以上を国家資格で狙うなら、合格率1桁〜10%台の難関資格が対象になります。

いずれも数千時間の学習が必要であり、本気で取り組む覚悟と明確な目的意識が前提です。

公認会計士

会計・監査の最高峰。

合格後は即戦力として大手監査法人に採用されます。

合格率7.4%
学習時間3,000〜5,000時間
想定年収600万〜1,000万円

合格率7.4%は、受験者の約13人に1人が合格する水準です。

ただし、合格後に監査法人に就職できる確率は非常に高く(合格者の大半が就職可能)、合格さえすれば年収600万円〜のスタートが現実的です。

3,000〜5,000時間の学習時間は、平日4時間+休日8時間で約2〜3年かかる計算です。

大学生のうちに挑戦するケースが多いですが、社会人でも仕事を続けながら3〜5年で取得する例も増えています。

監査法人での経験を積んだ後、CFO・独立系会計士・投資銀行へのキャリアパスもあり、長期的な収入増加が期待できる資格です。

司法書士

不動産登記・商業登記の独占業務を持つ法律専門職です。

合格率5.21%
学習時間約3,000時間
想定年収400万〜800万円

合格率5.21%——受験者の約19人に1人という難関試験です。

約3,000時間の学習は、平日2時間+休日5時間のペースで約2.5〜3年かかる計算になります。

不動産登記・商業登記・裁判書類作成が独占業務で、不動産取引・企業法務の現場で常に需要があります。

独立した司法書士の年収は業務量・専門分野・立地によって大きく異なり、繁忙期に不動産案件を多数こなす事務所では年収800万円超も現実的です。

宅建士・行政書士との親和性が高く、不動産・法律系のダブルライセンスとして組み合わせるキャリア設計が有効です。

弁理士

知的財産の専門家。

特許出願の独占業務は理工系出身者に特に有利です。

合格率6.4%
学習時間約3,000時間
想定年収500万〜900万円

合格率6.4%は、社労士と同水準の難関試験です。

理工系・理系出身者は技術分野の知識(特許明細書の作成に必要)を活かせるため、文系出身者と比べて学習のハードルが下がるケースがあります。

特許出願・意匠登録・商標出願は弁理士の独占業務で、製造業・IT・バイオテクノロジーなど研究開発を行う企業にとって不可欠な専門家です。

大手特許事務所での勤務なら年収700万〜900万円、独立開業で大企業との顧問契約が取れれば1,000万円超えも視野に入ります。

不動産鑑定士

不動産の価値評価の専門家。

大手不動産・金融機関での評価業務に直結

合格率最終約6.4%
学習時間2,000〜3,000時間
想定年収500万〜1,000万円

最終合格率約6.4%で、2,000〜3,000時間の学習が必要です。

宅建士を取得している方は不動産の基礎知識が重複するため、学習時間を短縮できる場合があります。

不動産の鑑定評価書の作成は不動産鑑定士の独占業務です。

地価公示・相続税路線価・企業の不動産売却評価など、官公庁・大手不動産会社・金融機関からの依頼が安定して存在します。

独立した場合、大手企業との継続契約を得られれば年収1,000万円超も現実的な目標です。

司法試験(弁護士)

法律家の最高峰。

合格後のキャリアは弁護士・裁判官・検察官の3択です。

合格率予備試験3.6%・司法試験41.2%
学習時間3,000〜8,000時間
想定年収600万〜1,500万円

司法試験には「法科大学院ルート」と「予備試験ルート」の2つがあります。

予備試験の合格率3.6%は最難関の一つですが、予備試験に合格すれば法科大学院修了と同等の受験資格が得られます。

司法試験本体の合格率41.2%は、予備試験合格者だけが受ける段階では意外に高い水準です。

弁護士として独立・勤務した場合の年収600万〜1,500万円は、担当案件の種類・規模・事務所の規模によって大きく異なります。

社会的影響力の大きさと年収ポテンシャルは国家資格の中でトップクラスですが、取得までの道のりは最も長く険しいルートです。

\難関資格の合格を目指す方はこちら/

国家資格の選び方 5つのポイント

国家資格の選び方 5つのポイント

資格選びに失敗するパターンの多くは、「なんとなく知名度が高そうだから」「収入が高そうだから」という理由で選んで、途中で学習が続かなくなるケースです。

以下の5つのポイントを順番に確認することで、続けられる・取得後に活かせる資格を選べます。

①目的を明確にする(転職/独立/スキルアップ)

「どんな状態になりたいか」を最初に決めることが、資格選びにおける重要な出発点といえます。

「転職で年収を上げたい」「いつか独立したい」「社内での評価を高めたい」といった目的ごとに、選ぶべき資格は自ずと変わるでしょう。

目的が決まったら、ぜひ「この資格を取った3年後、自分はどんな仕事をしているか?」という問いに向き合ってみてください。

将来の姿を明確にイメージできる資格を選ぶことで、日々の学習に対するモチベーションも持続しやすくなるはずです。

さらに詳しく目的別の適正を知りたい方は、職種・業界別のおすすめ資格も紹介している「目的別のおすすめ資格をさらに詳しく見る」を確認してみるのが良いでしょう。

②難易度と学習時間のバランスを確認する

「取りたい資格」と「取れる資格」は違います。

現在の学習リソース(1日何時間確保できるか)と試験の合格率・学習時間目安を照らし合わせてみましょう。

学習時間別の主要資格と平日2時間での目安期間

学習時間資格例平日2時間での目安期間
40〜100時間危険物乙4、ITパスポート1〜2ヶ月
150〜300時間FP2級、基本情報技術者3〜5ヶ月
300〜500時間宅建士、登録販売者5〜8ヶ月
600〜1,000時間行政書士、社労士1〜1.5年
1,000時間以上中小企業診断士、税理士、公認会計士1.5〜3年以上

1日2時間確保できる社会人の場合、宅建士(300〜400時間)は約6〜7ヶ月で合格圏が見えてきます。

社労士(800〜1,000時間)であれば1年〜1年半の計画が現実的です。

③取得後の年収・キャリアパスを調べる

年収データは「平均」である点に注意が必要です。

同じ資格でも、企業に勤めるか独立するか、どの業界・職種で使うかによって収入は大きく異なります。

調べるべきなのは「その資格を持って3〜5年働いた人の年収」です。

転職サイトの求人データや、各資格の業界団体が公表している実態調査を参考にすると、より正確なイメージを持てます。

④取得にかかる総コストを把握する(受験料+通信講座+給付金)

通信講座の受講料だけを見て「高い・安い」を判断するのは、少し早計かもしれません。

実際のコストを考える際は、受験料やテキスト代に加え、教育訓練給付金というハローワークによる費用補助を含めた「実質負担額」で比較する必要があります。

一般教育訓練給付金制度を利用すれば、受講費用の20%(上限10万円)が支給される仕組みです。

たとえばスタディングの社労士講座(受講料78,700円〜)を対象講座として受講した場合、最大15,740円もの補助を受けられる計算になります。

具体的なコストパフォーマンスについては、次項にまとめた費用比較表にて詳しく確認してみてください。

⑤ダブルライセンスの相性を考える

国家資格は1つ取得して完結させるだけでなく、複数を組み合わせることでその価値が倍増するケースも少なくありません。

たとえば「宅建士+FP2級」の組み合わせは、不動産と金融知識を兼ね備えた専門家として、銀行や不動産会社で高く評価されるでしょう。

また「行政書士+社労士」であれば、企業法務と人事労務の両面をカバーできるため、士業としての顧客単価向上にも直結します。

資格を選ぶ段階から「将来的にどの資格と掛け合わせるか」を意識しておけば、学習の優先順位も自然と定まってくるはずです。

具体的な相乗効果については、後述するダブルライセンス解説セクションにて詳しくご紹介しています。

国家資格の取得費用比較|受験料・通信講座・給付金で実質負担額を計算

国家資格の取得費用比較|受験料・通信講座・給付金で実質負担額を計算

「資格取得にどれくらいかかるか」を受験料だけで比較するのは不十分です。

通信講座費用と教育訓練給付金を加えた実質負担額で比較すると、見え方が変わります。

費用を最小化したい方は「実質負担額(給付金差引後)」列を中心に見てください。合格後すぐに転職・独立を考えている方は、受験料と通信講座を合わせた初期費用の総額が判断の参考になります。

スクロールできます
資格名受験料通信講座最安値教育訓練給付金実質負担額(概算)
宅建士8,200円14,960円〜(スタディング対象講座あり(最大20%)約19,000円〜
FP2級学科・実技各3,000円程度29,700円〜(スタディング対象講座あり約30,000円〜
基本情報技術者7,500円24,800円〜(スタディング対象講座あり約26,000円〜
登録販売者各都道府県で異なる29,800円〜(スタディング対象講座あり約30,000円〜
行政書士10,400円34,980円〜(スタディング対象講座あり(最大20%)約37,000円〜
社労士15,000円59,800円〜(フォーサイト対象講座あり(最大20%)約62,000円〜
中小企業診断士14,500円(1次)・17,800円(2次)48,400円〜(スタディング対象講座あり約58,000円〜
介護福祉士28,900円26,400円〜(ニチイ対象講座あり約44,000円〜
危険物乙45,300円5,940円〜(スタディング約10,000円〜
第二種電気工事士9,300円(筆記・技能合計)12,000円〜(TAC約21,000円〜
※ 教育訓練給付金の受給には条件あり(雇用保険加入1年以上など)。対象講座・給付額はハローワークおよび各通信講座の公式サイトでご確認ください。

この比較から見えるのは、危険物乙4の実質1万円前後は国家資格の中でダントツのコスパだということです。

一方、社労士・中小企業診断士は給付金を差し引いても5〜6万円かかりますが、取得後の年収アップ幅を考えると「投資対効果」は十分に見込めます。

費用だけで判断せず、取得後の収入増加と合わせて考えることが大切です。

目的別おすすめの資格の組み合わせ(ダブルライセンス)

目的別おすすめの資格の組み合わせ(ダブルライセンス)

1つの国家資格を取ることで終わりにせず、複数の資格を組み合わせると専門性と希少価値が大きく高まります。

以下の3パターンはいずれも相乗効果が高く、学習の順序も明確です。

宅建+FP(不動産×金融のダブル武器)

宅建士とFP2級を組み合わせると、不動産取引に必要な法律知識と、住宅ローン・資産運用に関する金融知識を両方持つ希少な人材になれます。

銀行の住宅ローン担当・不動産会社の資産運用アドバイザー・FP事務所での不動産相談員など、活躍できるフィールドが広がります。

学習の順序

まず宅建士を取得し(300〜400時間)、その後FP2級に進む(150〜300時間)のが効率的です。

宅建で学んだ不動産・民法の知識は、FP2級の不動産・相続分野とも重複します。

詳しくは宅建×行政書士のダブルライセンスを詳しく見るも参考にしてください。

簿記+FP+税理士(会計キャリアのステップアップ)

日商簿記2級で会計の基礎を固め、FP2級でお金全般の知識を補完し、最終的に税理士を目指す「会計キャリアのロードマップ」です。

各資格の知識が互いを補完しており、段階的な取得が合格率の向上にもつながります。

学習の順序

日商簿記2級(独学でも取得可能)→ FP2級 → 税理士の順が一般的です。

税理士試験の「財務諸表論・簿記論」は簿記の知識が直接活かせるため、先に簿記を取得しておくことで学習コストが下がります。

行政書士+社労士(士業の王道コンビ)

行政書士は会社設立・許認可申請を、社労士は労働保険・社会保険手続きを担当します。

この2つを組み合わせると、「会社設立から従業員雇用・社会保険加入まで」をワンストップで対応できる、企業の起業支援に強い専門家になれます。

学習の順序

行政書士(600〜1,000時間)を先に取得し、その後社労士(800〜1,000時間)に進むのが王道ルートです。

行政書士で行政法・民法の基礎を学んでおくと、社労士の法律系科目の理解がスムーズになります。

独立後は顧問先1社あたりの単価が上がり、少ない顧客数でも安定した収入を確保しやすくなります。

\ダブルライセンスを目指す方はまず1資格から/

国家資格に関するよくある質問(FAQ)

国家資格の選び方・取得方法に関するよくある質問に回答します。

Q1. 国家資格で一番簡単に取れるのは?

A. ITパスポートか危険物取扱者乙4が、国家資格の中で最も取り組みやすい部類です。

ITパスポートは合格率約50%・学習時間100〜150時間でCBT方式(随時受験可)のため、計画が立てやすい資格です。

危険物乙4は学習時間40〜60時間で、テキスト1冊で独学対応できます。

どちらも「国家資格を初めて取る」際のスタート資格として適しています。

ただし、これらは活かせる職種が限られるため、目的に合わせて選ぶことが大切です。

Q2. 国家資格で一番稼げるのは?

A. 年収ポテンシャルが最も高いのは司法試験(弁護士)・公認会計士・税理士の3資格です。

弁護士は年収600万〜1,500万円、公認会計士は600万〜1,000万円、税理士は500万〜1,000万円が目安です。

ただし、これらはいずれも学習時間3,000〜8,000時間を要する超難関資格であり、取得までに数年を要します。

独立・企業規模・専門分野によって収入の振れ幅も大きいため、「平均年収」だけでなく「取得後のキャリアパス」をセットで考えることが重要です。

Q3. 国家資格は独学でも取れる?

A. 合格率30%以上の資格であれば独学でも取得可能ですが、難関資格は通信講座との併用が合格率を高めます。

ITパスポート(合格率50%)・危険物乙4(31.6%)・第二種電気工事士(51.7%)は、市販テキスト1〜2冊と過去問集で独学対応できます。

一方、行政書士(14.54%)・社労士(6.4%)・公認会計士(7.4%)は出題範囲が広く学習量も多いため、体系的なカリキュラムを持つ通信講座の活用が合格への近道です。

独学の場合、「どこまで学習すれば合格ラインか」の見極めが難しいことが最大のリスクになります。

Q4. 40代・50代からでも国家資格は取れる?

A. 年齢による受験制限は原則ありません。40代・50代での取得事例も多くあります。

多くの国家資格には年齢制限がなく、50代での宅建士・行政書士・社労士の取得は珍しくありません。

一方で、20代と比べると記憶力の面で少し工夫が必要な場合もあります。

対策として、学習時間を長めに見積もること(1.2〜1.5倍)と、反復学習・過去問演習を重視することが有効です。

40代・50代での取得は、豊富な社会経験と組み合わせることで実務での即戦力になりやすく、若い資格保有者との差別化ができます。

Q5. 女性におすすめの国家資格は?

A. FP2級・宅建士・社労士・介護福祉士が、女性のキャリアに活かしやすい国家資格です。

FP2級は産休・育休中の収入管理・家計相談業務でも活かせ、ファイナンシャルプランナーとしてフリーランスで活動しやすい資格です。

宅建士は不動産業界でパート・時短勤務での就職に有利で、社労士は育児と仕事の両立しやすい独立開業できます。

介護・医療系のキャリアを考える方には介護福祉士・ケアマネジャーが選ばれています。

女性におすすめの資格はこちらで詳しく解説しているので、ぜひ参考にしてください。

Q6. 国家資格と民間資格、どちらを先に取るべき?

A. 目的によって異なりますが、転職・独立を見据えるなら国家資格を優先するのが基本です。

民間資格は短期間で取得できるものが多く、特定のスキルを証明する用途では有効です。

しかし、転職市場での評価は国家資格の方が安定しており、独占業務による収入保護もありません。

国家資格を本命とし、学習期間中のモチベーション維持や周辺知識の補強として民間資格を活用するのが合理的な順序です。

Q7. 国家資格は何個まで持てる?

A. 上限はありません。

複数の国家資格を保有している「マルチ士業」と呼ばれる専門家も多くいます。

特に独立・開業を目指す方の間では、行政書士+社労士、司法書士+行政書士など、複数の国家資格を組み合わせて業務の幅を広げるケースが増えています。

ただし、資格を増やすことが目的化しないよう、「この資格が実務でどう役立つか」を常に確認しながら取得する資格を選ぶことが重要です。

Q8. 教育訓練給付金はどの資格で使える?

A. 厚生労働省が指定した「指定講座」に限り、受講費用の20%(上限10万円)が支給されます。

対象となる主な通信講座:スタディング(宅建・FP・行政書士・社労士など)、フォーサイト(宅建・社労士・行政書士など)、アガルート(各種資格)などが一般教育訓練の指定を受けています。

受給条件はハローワークへの申請と「雇用保険の被保険者期間1年以上(初回は6ヶ月以上)」が主な要件です。

受講前にハローワークで事前確認・手続きが必要なため、早めに確認しておきましょう。

Q9. 国家資格の勉強に通信講座は必要?

A. 合格率15%以下の資格では通信講座の活用が合格率を大幅に改善します。

合格率30%以上の資格(ITパスポート・危険物乙4・衛生管理者など)は独学でも十分対応可能です。

一方、合格率10〜15%の宅建士・行政書士、6〜7%の社労士・弁理士などでは、通信講座のカリキュラムで「何を・どの順序で・どの深さまで学ぶか」を明確にすることが合格率向上に直結します。

費用は5,940円〜59,800円と幅があるため、自分の学習スタイルと予算に合わせて選ぶのが最善です。

Q10. AIに代替されにくい国家資格は?

A. 独占業務があり、対人折衝・判断・責任が伴う資格はAIに代替されにくい傾向があります。

弁護士・行政書士・社労士などの士業は「AIが文書を作成する補助ツール」として活用されますが、依頼人との信頼関係構築・個別の事情に応じた判断・法的責任の帰属はAIで代替できません。

一方、定型的なデータ入力・書類作成業務は自動化が進む可能性があるため、同じ資格の中でも「AIが苦手な領域(複雑な折衝・判断・コンサルティング)」に特化することが将来への備えになります。

まとめ|まずは目的を決めて、1つの資格に集中しよう

国家資格20選を目的別に比較してきましたが、最終的に選ぶべき資格は「あなたが3年後にどのような働き方をしたいか」に直結します。

転職や年収アップを第一に考えるのであれば、まずは宅建士やFP2級から挑戦を始めるのが最も現実的な選択肢といえるでしょう。

一方で独立開業を本格的に目指すなら、行政書士や社労士のどちらかに狙いを絞り、腰を据えて学習に取り組む姿勢が欠かせません。

まずは一つの資格にエネルギーを集中させ、取得できた段階で次のステップを検討することが、結果として最も確実なルートになるはずです。

複数の資格を比較してもなお決断に迷う方は、「目的別のおすすめ資格をさらに詳しく見る」にて、職種やライフスタイルに合わせた詳細な解説をチェックしてみてください。

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本記事の試験データ・合格率は記事内に明記した年度の公式発表数値を使用しています。

最新の試験日程・受験料は各試験実施機関の公式サイトでご確認ください。

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この記事を書いた人

徳永 浩光のアバター 徳永 浩光 国家資格キャリアコンサルタント

国家資格キャリアコンサルタント(登録番号:21028809)大手から中小企業まで規模を問わず、キャリア支援制度の導入や人材教育、個人の相談業務に従事。WEBメディアの管理運営にも精通したキャリアコンサルタント。 「計画的偶発性理論(Planned Happenstance Theory)」を重視し、予期せぬ変化をチャンスに変えるキャリア形成を支援している。

現在は、資格・教育分野を中心とした専門サイトの監修も多数担当。企業内での制度構築や教育現場での実務経験、WEB運営の知見を活かし、転職市場の動向やリスキリング(学び直し)など、ユーザーの「真の願望」実現に役立つ信頼性の高い情報を発信している。