【2026年最新】臨床工学技士の難易度は?合格率65.7%の最新データと学校別対策・通信講座3選で徹底解説

臨床工学技士 難易度

「臨床工学技士の国家試験はどれくらい難しいのか」「合格率は高そうだけれど落ちる人もいると聞いて不安」そんな疑問をお持ちの方に向けて、最新データをもとに難易度を客観的に解説します。

臨床工学技士は、人工心肺・人工透析・人工呼吸器などの生命維持管理装置を扱う医療機器のスペシャリストです。

過去10年間の合格率は概ね70〜85%で推移しており、医療系国家資格のなかでは比較的合格しやすい資格と言われてきました。

しかし、2026年3月実施の第39回試験では合格率が65.7%まで低下し、出題基準改定の影響で「以前ほど油断できない試験」へと変化しつつあります。

この記事では、第39回(2026年)の最新合格率データと過去38回分の推移、養成校ルート別の対策、既卒者・国試浪人の現実、そして合格を後押しする通信講座・予備校3校までを網羅的に解説します。

通信講座・予備校特徴
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目次

【結論】臨床工学技士の難易度は「中級レベル」|合格率は近年70〜85%で推移

【結論】臨床工学技士の難易度は「中級レベル」|合格率は近年70〜85%で推移

最初に結論をお伝えします。

臨床工学技士国家試験の難易度は、医療系国家資格のなかでは「中級」に位置づけられます。

合格率は近年70〜85%で推移しており、養成校で3年以上の専門教育を修了した受験者を母集団とした試験のなかでも、比較的高めの合格率を維持してきました。

ただし「合格率が高い=簡単」と単純に結論づけるのは早計でしょう。

養成校で3〜4年間の専門教育を修了した受験者が母集団となるため、十分な準備をした受験者を母集団としてもなお、毎年2〜3割が不合格となる試験だからです。

臨床工学技士の難易度を3つの数字で見る

臨床工学技士の難易度を定量的に示す指標は次のとおりです。

指標数値備考
第39回(2026年)合格率65.7%受験者2,396名/合格者1,573名
第38回(2025年)合格率78.9%受験者2,598名/合格者2,049名
過去10年平均合格率(第29回〜第38回)約79.5%第39回を除いた直近10回の単純平均
受験料30,800円第39回試験の金額
試験科目数9科目医学・工学・専門の3領域

第39回(2026年)の65.7%は、過去10年で最低水準の合格率です。

この急落については後ほど詳しく解説しますが、令和8年版の出題基準改定が初めて適用された影響と考えられます。

「合格率が高いのに落ちる人がいる」の正体

臨床工学技士国家試験は、毎年2〜5割の受験者が不合格になる試験です。

ネット上では「合格率が高いから簡単」という声と「学校で半分が落ちた年もある」という声の両方を目にします。

これは矛盾ではなく、以下の3つの要因が背景にあります。

「高合格率なのに落ちる」を生む3つの要因
  • 養成校・所属校による差:合格率は養成校ごとに幅があり、所属校のカリキュラムが結果に影響しやすい
  • 既卒受験者の壁:現役生と比較して既卒者の合格率は大幅に下がる傾向がある
  • 9科目の総合点:1科目でも極端に苦手があると総合点で落ちる構造になっている

つまり、「真面目に対策した現役生」にとっては中級資格、「対策を怠った人や既卒受験者」にとっては難関資格という二面性を持つ試験です。

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臨床工学技士の合格率推移【第1回〜第39回までの全データ】

臨床工学技士の合格率推移【第1回〜第39回までの全データ】

ここからは、合格率の推移を時系列で見ていきます。

直近11回分(第29回〜第39回)の合格率と合格者数

直近11回分の合格率推移は以下のとおりです。

スクロールできます
実施年合格者数合格率
第29回2016年1,987名72.5%
第30回2017年2,413名81.9%
第31回2018年2,017名73.7%
第32回2019年2,193名77.5%
第33回2020年2,168名82.1%
第34回2021年2,232名84.2%
第35回2022年2,096名80.5%
第36回2023年2,311名85.4%
第37回2024年2,068名78.6%
第38回2025年2,049名78.9%
第39回2026年1,573名65.7%

近年の合格率は70〜85%の幅で推移してきましたが、第39回試験で過去10年間で最も低い65.7%まで急落しています。

第29回〜第38回の10回分の単純平均は約79.5%なので、第39回の65.7%は平均を約14ポイント下回る結果でした。

第39回(2026年)で合格率が急落した背景

第39回試験で合格率が急落した最大の要因は、令和8年版の出題基準が初めて適用されたことだと考えられます。

公益財団法人医療機器センターは令和8年版の出題基準について「令和8年3月実施予定の第39回臨床工学技士国家試験から適用する」と公表しており、この改定が出題傾向の変化につながった可能性があります。

第39回試験の特徴(速報データより)
  • 受験者数:2,396名(前年比-202名)
  • 合格者数:1,573名(前年比-476名)
  • 合格率:65.7%(前年比-13.2ポイント)
  • 試験日:令和8年3月1日(日)
  • 試験地:北海道、東京都、大阪府、福岡県

合格率が13ポイント以上下がったことから、これから受験する方は「過去問だけでは対策不足」と考えて、出題基準令和8年版に準拠した教材で学習することをおすすめします。

過去38回分(1988〜2025年)の合格率の長期トレンド

公益社団法人 日本臨床工学技士会の公開データによると、過去38回分の合格率推移は次のような特徴があります。

期間合格率の傾向
第1〜6回(1988〜1993年)53.9〜70.8%(制度創設期)
第7〜12回(1994〜1999年)63.1〜85.3%(受験者数が少なく変動が大きい)
第13〜22回(2000〜2009年)77.5〜87.4%(80%前後で安定)
第23〜32回(2010〜2019年)72.5〜84.9%(80%前後で安定)
第33〜38回(2020〜2025年)78.6〜85.4%(コロナ禍・近年)
第39回(2026年)65.7%(出題基準改定で低下)

長期的に見ると、第13回以降は概ね70〜85%の範囲で安定しており、第39回が「特殊な年」だったのか「新たな水準」になるのかは、第40回以降の推移を見極める必要があります。

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第39回(2026年)試験の概要と受験データ

第39回(2026年)試験の概要と受験データ

ここでは、最新の第39回試験の詳細データを整理します。

試験日程・試験地・受験料

第39回臨床工学技士国家試験の概要は以下のとおりです。

試験期日令和8年3月1日(日曜日)
試験地北海道、東京都、大阪府、福岡県
合格発表日令和8年3月26日(木)午後2時
受験料30,800円
願書受付期間令和7年12月1日〜12月19日
受験票交付令和8年2月13日(金)に投函
試験実施機関公益財団法人医療機器センター(厚生労働大臣指定)

試験地が全国4都市のみである点に注意が必要です。

地方在住の受験者は前泊や移動費を含めた受験計画を早めに立てる必要があります。

試験科目(全9科目)

臨床工学技士国家試験の試験科目は9科目で構成されています。

試験9科目(厚生労働省告示)
  • 医学概論(公衆衛生学、人の構造及び機能、病理学概論、関係法規を含む)
  • 臨床医学総論(臨床生理学、臨床生化学、臨床免疫学、臨床薬理学を含む)
  • 医用電気電子工学(情報処理工学を含む)
  • 医用機械工学
  • 生体物性材料工学
  • 生体機能代行装置学
  • 医用治療機器学
  • 生体計測装置学
  • 医用機器安全管理学

医学系科目と工学系科目が約半々で構成されているのが特徴です。

「医学・工学の両方を学ばなければならない」点が、他の医療系国家資格と最も異なる難しさにつながっています。

第40回(2027年)試験の予定

第40回試験については、公益財団法人医療機器センターが「令和8年9月以降にホームページに掲載する予定」としています。

例年のスケジュールから推測すると、令和9年(2027年)3月の第1日曜日前後に実施される可能性が高い見込みです。

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臨床工学技士になるルート|受験資格と養成校の種類

臨床工学技士になるルート|受験資格と養成校の種類

臨床工学技士国家試験は、誰でも受験できる試験ではありません。

受験資格を得るためには、文部科学大臣・都道府県知事が指定した養成校で必要な専門教育を修めることが必須です。

受験資格を得る5つのルート

臨床工学技士法 第14条に基づく受験資格は、大きく以下の5ルートに分かれます。

ルート概要主な対象
第1号ルート大学入学資格を持つ者で、養成校で3年以上修業高校卒業者→3年制専門学校・短大、4年制大学
第2号ルート大学・高専・指定養成所で2年以上修業し指定科目を修めた者で、養成校で1年以上修業既卒1年専攻科ルート
第3号ルート大学・高専・指定養成所で1年以上修業し指定科目を修めた者で、養成校で2年以上修業関連分野の既卒2年養成ルート
第4号ルート大学(短大除く)で厚労大臣が指定する科目を修めて卒業4年制大学(指定科目修了)
第5号ルート外国の学校卒業者・外国免許保有者で、厚労大臣が同等と認定海外有資格者

最も一般的なのは第1号ルート(3年制専門学校または4年制大学)と第4号ルート(指定科目を修めた4年制大学卒業)です。

養成校の種類別の特徴

養成校は全国に多数あり、種類別に特徴が異なります。

養成校種別修業年限特徴
4年制大学4年学士号取得可能。研究・進学にも有利
3年制短大・専門学校3年最短ルート。実習比率が高い傾向
1年制専攻科1年既卒者・他資格保有者向け(首都医校、藍野大学、神戸総合医療専門学校など)
2年制養成所2年関連分野の既卒者向け

職業情報提供サイト(job tag)の調査によると、現役の臨床工学技士の学歴分布は専門学校卒78.4%・大卒49.0%となっており、専門学校卒が多数派です。

ただし、近年は4年制大学卒の比率が増加傾向にあり、研究・教育分野や医療機器メーカーへの就職を視野に入れる場合は4年制大学が有利になる場面もあります。

養成校の所在地(一例)

養成校は北海道から沖縄まで全国に広がっています。

主要都市の養成校(一例)
  • 北海道:吉田学園医療歯科専門学校、日本医療大学、札幌看護医療専門学校など
  • 東京都:首都医校、東京工科大学、東京医薬看護専門学校、東京電子専門学校など
  • 神奈川県:北里大学、神奈川工科大学、桐蔭横浜大学、東海大学など
  • 大阪府:森ノ宮医療大学、大阪ハイテクノロジー専門学校、大阪医専、藍野大学など
  • 福岡県:博多メディカル専門学校、純真学園大学、帝京大学福岡医療技術学部など

進学先を選ぶ際は、合格率や就職実績、学費、立地、カリキュラムを総合的に比較検討することをおすすめします。

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試験9科目の特徴と難易度別の対策ポイント

試験9科目の特徴と難易度別の対策ポイント

臨床工学技士国家試験の最大の特徴は、医学系・工学系・専門系の3領域を満遍なく問われる点です。

ここでは9科目を3領域に分類し、それぞれの難易度と対策方針を解説します。

医学系科目(医学概論・臨床医学総論)

医学系の2科目は、医学・医療の基礎知識を問う領域です。

医学系科目の特徴
  • 出題範囲が極めて広い(解剖学・生理学・病理学・薬理学・公衆衛生学等)
  • 暗記中心の科目で、過去問の繰り返し演習が有効
  • 苦手意識を持つ学生が多い領域でもある

工学系のバックグラウンドを持つ受験者にとっては、初見の用語が多く負担を感じやすい科目群です。

ただし、出題パターンが比較的安定しているため、過去問演習を徹底すれば得点源にできます。

工学系科目(医用電気電子工学・医用機械工学・生体物性材料工学)

工学系の3科目は、計算問題や物理法則の理解を問う領域です。

工学系科目の特徴
  • 計算問題が多く出題される
  • 公式の暗記だけでなく、物理現象の理解が必要
  • 数学が苦手な学生にとって最大の難関になりやすい

特に医用電気電子工学は、回路計算・交流理論・トランジスタ・オペアンプなど幅広い内容が出題されます。

文系出身の既卒受験者がつまずきやすい科目の代表格です。

専門系科目(生体機能代行装置学・医用治療機器学・生体計測装置学・医用機器安全管理学)

専門系の4科目は、臨床工学技士の業務に直結する装置・機器に関する知識を問う領域です。

専門系科目の特徴
  • 人工心肺・血液浄化・人工呼吸器・除細動器・電気メスなど実機の知識が必須
  • 臨床実習での経験が得点に直結する
  • 機器のトラブルシューティング・安全管理の実践的問題が頻出

これらの科目は、養成校での実習や臨床現場での経験が点数に反映されやすい領域です。

既卒受験者は実機に触れる機会が減るため、テキストでのイメージトレーニングや動画教材の活用が重要になります。

科目別の優先順位

学習時間が限られる場合、科目の優先順位は以下を目安にしてください。

優先度科目理由
医用電気電子工学配点が大きく、苦手者が多い
生体機能代行装置学専門性の核となる科目
医学概論・臨床医学総論暗記中心で対策しやすい
医用治療機器学・生体計測装置学実習経験が活きる
標準医用機械工学・生体物性材料工学・医用機器安全管理学基礎理解で対応可能

「捨て科目を作らない」ことが合格の最低条件です。

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既卒者・国試浪人の難易度と現実

既卒者・国試浪人の難易度と現実

ここまで紹介してきた合格率は、現役受験者と既卒受験者を合わせた数値です。

実は、既卒受験者の合格率は現役生よりも大幅に低下する傾向があるとされています。

既卒者の合格率が下がる3つの理由

メディカルPASS(旧岩猿塾)に寄せられた塾生の声には、「国試浪人は現役生よりも合格する確率が10分の1にまで下がると言われていた」という記述があります。

この大幅な低下には、以下の3つの構造的な理由があります。

既卒者の合格率が下がる構造的理由
  • 学習リズムの喪失:養成校の授業・実習・模試サイクルから外れる
  • モチベーション維持の困難:周囲に同じ目標を持つ仲間が少なくなる
  • 実機に触れる機会の減少:臨床実習の経験が時間とともに薄れる

特に2つ目のモチベーション維持は、既卒受験者にとって最も大きな壁となります。

既卒者が合格するための3つの戦略

既卒者・国試浪人の方が合格を勝ち取るには、以下の戦略が有効です。

戦略内容推奨理由
1. 学習環境の固定化予備校・通信講座を利用し週次のペースメーカーを作る学習リズムを取り戻せる
2. 仲間との接点確保少人数予備校・オンライン質問サービスを活用モチベーション維持に直結する
3. 弱点科目の徹底攻略苦手な工学系・電気電子に集中投資不合格の主要因を潰す

第14条第2号に基づく1年専攻科ルートの養成校を活用するのも、既卒者にとって有効な選択肢のひとつです。

ヒューマンドリーム(大阪府高石市)のような就労型予備校は、医療機関で正社員として勤務しながら合格を目指せるため、経済的負担を抑えたい既卒者に適しています。

詳しい予備校の比較は後述の通信講座セクションで解説します。

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他の医療系国家資格と比較した臨床工学技士の位置づけ

他の医療系国家資格と比較した臨床工学技士の位置づけ

臨床工学技士は、看護師や診療放射線技師、臨床検査技師などとともに「コ・メディカル」と呼ばれる医療技術者の一員です。

ここでは、他の医療系国家資格との比較で臨床工学技士の特徴を整理します。

業務領域の違い

各医療系国家資格の業務範囲は明確に区分されています。

資格主な業務
臨床工学技士生命維持管理装置(人工心肺・人工透析・人工呼吸器等)の操作・保守点検
臨床検査技師血液検査・尿検査・心電図・超音波検査などの臨床検査
診療放射線技師X線・CT・MRI・放射線治療など放射線関連業務
看護師患者の療養上の世話・診療の補助

臨床工学技士の独自性は「医学+工学」の融合領域にある点です。

医療機器の高度化が進むなか、生命維持管理装置を扱える唯一の国家資格として、需要が高まっています。

臨床工学技士ならではの難しさ

他の医療系国家資格と比較した際の臨床工学技士の難しさは、以下の点に集約されます。

臨床工学技士の難しさの本質
  • 9科目という幅広い試験範囲
  • 医学系(暗記中心)と工学系(計算・理論中心)の両方が必須
  • 実習・実機経験が試験成績に直結する
  • 受験資格を得るまでに最低3年の専門教育が必要

医療系国家資格と他の難関国家資格の比較については、公認会計士の難易度司法書士の難易度もあわせてご覧ください。

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臨床工学技士に向いている人・向いていない人

臨床工学技士に向いている人・向いていない人

臨床工学技士の難易度を理解したうえで、自分の適性を見極めることも大切です。

向いている人の特徴

臨床工学技士に向いている方の特徴は、以下のとおりです。

臨床工学技士に向いている人
  • 医学・工学の両方に興味がある人
  • 機械の仕組みに興味があり、トラブルシューティングが好きな人
  • 患者と直接関わる仕事に魅力を感じる人
  • 人工透析や手術室といった専門領域でキャリアを積みたい人
  • チーム医療のなかで多職種と連携できる人

特に、「ものづくりや機械いじりが好き」「理科系の学習に抵抗がない」方は適性が高いと言えます。

向いていない人の特徴

一方で、以下に当てはまる方は適性面で慎重に検討すべきです。

臨床工学技士に向いていない可能性がある人
  • 数学や物理が極端に苦手で、克服する意欲もない人
  • 医療現場の夜勤・緊急対応に強い抵抗がある人
  • 機械や精密機器に苦手意識が強い人
  • 一人で黙々と作業するよりもチーム作業が苦手な人

ただし「数学が苦手」「物理が苦手」という理由だけで諦める必要はありません。

アガルートの講座では「計算問題が苦手な方も安心」をコンセプトに、計算方法を基礎から丁寧に解説しています。

苦手科目への対策が用意されている通信講座を活用すれば、克服は十分可能です。

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おすすめの通信講座・予備校3選【現役生・既卒者向け】

おすすめの通信講座・予備校3選【現役生・既卒者向け】

ここからは、臨床工学技士国家試験対策に特化した通信講座・予備校3校を比較します。

養成校の授業だけでは不安な現役生、再受験を目指す既卒者、それぞれの状況に応じた選び方を解説します。

3社の比較ポイント
  • アガルート:体系的なオンライン総合講義で全科目をカバー
  • メディカルPASS:科目別の専門講師陣による質の高いオンライン講義
  • ヒューマンドリーム:大阪エリアの就労型・少人数対面予備校

1. アガルート|体系的な総合講義と合格特典で現役生におすすめ

アガルートは、株式会社アガルートが運営する国家試験対策のオンライン予備校です。

第40回(2027年)合格目標の合格総合講義をリリースしており、医学・工学・専門の3領域すべてに対応した体系的なカリキュラムを提供しています。

運営会社株式会社アガルート
合格総合講義(全科目)195,800円(税込)/178,000円(税抜)
合格総合講義(臨床編)82,280円(税込)/74,800円(税抜)
合格総合講義(工学編)43,780円(税込)/39,800円(税抜)
合格総合講義(専門編)82,280円(税込)/74,800円(税抜)
分割払い12回分割で月々16,317円〜(税込・分割手数料無料)
質問対応KIKERUKUN(期間中20回まで)
合格特典全額返金+お祝い金3万円
割引制度他校乗換20%OFF、再受講20%OFF、家族割10%、受験経験者割10%

アガルートの強み

アガルートを選ぶ主なメリットは次のとおりです。

アガルートを選ぶ3つのメリット
  • フルカラー・図表豊富なテキストで視覚的に理解しやすい
  • 講義1本が短く、スマホ・タブレットでスキマ時間に学習可能
  • 合格時に全額返金+お祝い金3万円が受け取れる豪華な合格特典

合格者の声として公式サイトに掲載されている三木ゆりかさんは、再受験で合格した既卒者です。

「動画にもブックマークをつけられるので繰り返し見ることができ、苦手分野の動画を移動時間に見られて時間を有効活用できた」とコメントしています。

アガルートが合う人

以下のような方にアガルートはとくに適しています。

  • 養成校の授業で理解が追いつかず、体系的に学び直したい現役生
  • 既卒受験者で、独学のペースメーカーが欲しい方
  • 計算問題が苦手で、基礎から丁寧に学びたい方

なお、臨床工学技士講座は一般教育訓練給付金の対象外ですので、給付金狙いの方は注意が必要です。

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2. メディカルPASS(旧岩猿塾)|科目別専門講師による完全オンライン予備校

メディカルPASSは、合同会社メディカルプレップ(長崎市)が運営するオンライン予備校です。

2018年に「岩猿塾」として大分県で開講し、2021年度から完全オンライン化しました。

運営会社合同会社メディカルプレップ
代表土居麻友美(医科学修士、臨床検査技師)
分野別問題集(PDF解説)25,000円
分野別問題集(印刷解説)30,000円
電気電子工学個別指導100,000円(60〜90分×10回、年間2名まで)
講師体制各科目専門の講師陣(臨床工学技士・臨床検査技師・工学博士など)
講義形式動画配信(倍速再生可、繰り返し視聴可)
模試オリジナル模試あり(出題基準準拠)

メディカルPASSの強み

メディカルPASSを選ぶ主なメリットは次のとおりです。

メディカルPASSを選ぶ3つのメリット
  • 各科目を専門講師が担当する分業体制
  • 過去問10年分(最新の第39回まで)を類似問題ごとに整理した分野別問題集
  • eラーニングで「講義視聴→確認テスト」のサイクルが組める

塾生の声として公式サイトには「岩猿塾では各々の分野で知名度のある専門の先生が教えてくださり、苦手だった医学系分野が2ヶ月程でマスターできた」というコメントが掲載されています。

メディカルPASSが合う人

以下のような方にメディカルPASSは適しています。

  • 既卒受験者で過去問演習を体系的に進めたい方
  • 電気電子工学が極端に苦手で、個別指導を受けたい方
  • 完全オンラインで地方からでも受講したい方

長崎にて対面指導も可能とのことなので、九州エリアの方は相談する価値があります。

\科目別の専門講師が指導/

3. ヒューマンドリーム|大阪・少人数対面の就労型予備校

ヒューマンドリームは、株式会社ヒューマンドリーム(大阪府高石市)が運営する全国初の就労型臨床工学技士国家試験対策予備校です。

医療・福祉機関で弊社社員として勤務しながら合格を目指す独自のスタイルが特徴です。

運営会社株式会社ヒューマンドリーム ヒューマンイノベーション事業部
所在地大阪府高石市綾園7-3-35 櫛谷ビル2F
就業型コース月額12,500円(税別)/週1日の指導
国試専念コース月額23,000円(税別)/週1日の指導
国試対策コンサルティング指導(出張)月額110,000円(税別)/月1日の指導+通信指導
国試対策コンサルティング指導(通信)月額50,000円(税別)/通信指導のみ
講義時間1回3時間程度(原則日曜10:00〜13:00)
定員15名(少人数制)
塾長岡田守民(大阪大学工学博士、京都大学原子炉実験所助教授経験)

ヒューマンドリームの強み

ヒューマンドリームを選ぶ主なメリットは次のとおりです。

ヒューマンドリームを選ぶ3つのメリット
  • 医療機関で働きながら学費を稼ぎ、生活基盤を維持できる就労型コース
  • 最大15名の少人数対面指導でモチベーションを維持しやすい
  • 全国出張型のコンサルティング指導で地方在住者にも対応

ヒューマンドリームが合う人

以下のような方にヒューマンドリームは適しています。

  • 国試浪人で経済的負担を抑えたい既卒受験者
  • 大阪・関西エリアで対面指導を希望する方
  • 全国出張型のコンサルティング指導で個別対応を受けたい方

ヒューマンドリームは現役学生というよりも、国家試験不合格者・再受験者に特化したカリキュラムを用意している点が他社との明確な違いです。

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効果的な学習法|科目別の優先順位とスケジュール

効果的な学習法|科目別の優先順位とスケジュール

ここからは、合格に近づく学習法を具体的に解説します。

学習スケジュールの目安(現役生向け)

養成校3年生・4年生の現役受験者は、以下のスケジュールを目安にしてください。

時期学習内容
4〜6月苦手科目の洗い出し・基礎知識の総復習
7〜9月過去問1周目(解説を読みながらでOK)
10〜12月過去問2〜3周目・科目横断的な問題演習
1〜2月模試の受験・苦手分野の再復習
試験直前期暗記事項の最終確認・体調管理

養成校の授業ペースに合わせつつ、夏休み期間に過去問演習を一気に進められると有利になります。

既卒者向けの学習スケジュール

既卒受験者は、現役生よりも早めにスタートすることをおすすめします。

時期学習内容
4〜6月学習計画の策定・通信講座/予備校の検討
7〜10月全科目の総合講義インプット
11〜12月過去問演習(過去5年分を3周)
1〜2月模試の受験・弱点科目の集中対策
試験直前期暗記事項の最終確認・体調管理

既卒者にとって最も重要なのは、学習リズムを作り、それを9〜10ヶ月維持することです。

そのために通信講座のペースメーカー機能や、ヒューマンドリームのような少人数予備校の活用が大きな助けになります。

過去問演習の進め方

過去問演習は、合格に直結する最も重要な学習です。

過去問演習の鉄則
  • 過去5〜10年分を最低3周する
  • 1周目:解説を読みながら理解優先
  • 2周目:自力で解いて、間違えた問題に印をつける
  • 3周目:印をつけた問題のみ繰り返す
  • 直近の試験(第38回・第39回)は最後に解いて実力測定に使う

公益財団法人医療機器センターの公式サイトには、過去の試験問題が掲載されているため、独学者でも問題と正答番号を確認できます。

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合格後のキャリアと年収|平均454万円・求人倍率1.83倍

合格後のキャリアと年収|平均454万円・求人倍率1.83倍

国家試験に合格して臨床工学技士になった後は、多様なキャリアパスが用意されています。

主な就職先と業務内容

職業情報提供サイト(job tag)の調査によると、臨床工学技士の主な就職先は以下のとおりです。

就職先主な業務
総合病院・大学病院人工心肺・人工呼吸器・透析業務など全般
透析クリニック人工透析装置の操作・保守点検
手術室麻酔器・電気メス・心電図モニター等の操作
ICU・救急人工呼吸器・補助循環装置の管理
医療機器メーカー営業・テクニカルサポート・開発支援

人工透析の需要増加に伴い、透析クリニックでの求人は安定しています。

平均年収・労働条件

職業情報提供サイト(job tag)が公表している統計データは以下のとおりです。

臨床工学技士の労働統計(厚労省・令和7年賃金構造基本統計調査)
  • 全国就業者数:163,750人(令和2年国勢調査ベース)
  • 平均年収:454.2万円
  • 平均年齢:37.6歳
  • 月間労働時間:159時間
  • 一般労働者の時給:2,266円
  • 求人賃金(月額):24.4万円(令和6年度)
  • 有効求人倍率:1.83(令和6年度)

有効求人倍率が1.83倍と高水準にあるため、就職難易度は比較的低い職種といえます。

学会認定資格でキャリアアップ

国家資格取得後は、関連学会が独自に行う認定資格制度を活用してさらに専門性を高められます。

代表的な学会認定資格
  • 透析技術認定士
  • 体外循環技術認定士
  • 3学会合同呼吸療法認定士

これらの認定資格を取得することで、専門領域での評価が上がり、給与アップや管理職への道が開けます。

\質問対応もしてもらえる!/

臨床工学技士の難易度に関するよくある質問(FAQ)

臨床工学技士の難易度や受験準備について、よくいただく質問にお答えします。

Q1. 臨床工学技士は独学で合格できますか?

A. 受験資格を得るためには文部科学大臣・都道府県知事が指定した養成校での専門教育が必須なため、完全独学での合格は不可能です。

ただし、養成校の授業に加えて独学で過去問演習や苦手科目対策を行うことは合格に有効です。

既卒受験者の場合は、独学のみだと学習リズムの維持が困難なため、通信講座や予備校の併用をおすすめします。

Q2. 既卒受験者でも合格できますか?

A. 既卒受験者でも合格は十分可能です。

ただし、現役生と比較して合格率が下がる傾向があるため、通信講座や予備校を活用して学習リズムを作ることが重要になります。

ヒューマンドリームのような就労型予備校や、メディカルPASSのオンライン個別指導は既卒者の合格をサポートする選択肢です。

Q3. 文系出身でも臨床工学技士になれますか?

A. 文系出身の方も臨床工学技士になることは可能です。

ただし、医用電気電子工学・医用機械工学などの工学系科目で苦戦する可能性が高いため、養成校選びの段階で「文系出身者向けのフォロー体制があるか」を確認することをおすすめします。

入学後も、計算問題に特化した通信講座やメディカルPASSの電気電子工学個別指導の活用が効果的です。

Q4. 臨床工学技士と臨床検査技師、どちらが難しいですか?

A. 単純な合格率比較では、両資格とも70〜80%台で推移しており、大きな差はありません。

ただし試験の性質が異なります。

臨床工学技士は「医学+工学」の融合領域、臨床検査技師は「医学+検査技術」の領域に特化しているため、興味関心と適性で選ぶのが望ましいでしょう。

Q5. 第39回(2026年)試験で合格率が下がったのはなぜですか?

A. 公益財団法人医療機器センターが公表している情報によると、第39回試験から令和8年版の出題基準が初めて適用されました。

出題基準改定により出題傾向が変化し、過去問対策中心の学習者が想定外の問題に対応できなかったことが、合格率急落の主因と考えられます。

第40回(2027年)以降の受験を予定する方は、令和8年版出題基準に準拠した最新教材で学習することをおすすめします。

Q6. 通信講座を使えば合格できますか?

A. 通信講座を活用するだけで合格が保証されるわけではありませんが、独学と比較して合格可能性は確実に高まります。

特にアガルートのように合格特典(全額返金+お祝い金)が付与される講座は、モチベーション維持にもつながるため有効です。

通信講座と養成校の授業・自習を組み合わせることが、最短合格への近道といえます。

\合格特典でモチベーション維持できる/

まとめ|臨床工学技士の難易度と合格戦略

最後に、臨床工学技士の難易度と合格戦略のポイントを整理します。

本記事のポイント
  • 臨床工学技士の合格率は近年70〜85%で推移(医療系国家資格のなかでは中級レベル)
  • 第39回(2026年)の合格率は65.7%で過去10年最低(令和8年版出題基準改定の影響)
  • 試験は9科目構成で「医学+工学」の融合領域が特徴
  • 既卒者・国試浪人は現役生より合格率が下がる傾向(通信講座・予備校活用が有効)
  • アガルート・メディカルPASSヒューマンドリームの3校が代表的な対策講座
  • 合格後は平均年収454万円、求人倍率1.83倍の安定した職業

臨床工学技士は、医療と工学の両方に関心を持つ方にとって、大きなやりがいと安定した将来性を提供する国家資格です。

まずは自分の学習スタイル(オンライン重視か対面重視か、現役生か既卒者か)に合った対策法を選び、長期的な学習計画を立てることが合格への第一歩となります。

\合格率を上げる通信講座/

自分に合った講座を選んで、合格への最短ルートを描いてください。

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この記事を書いた人

徳永 浩光のアバター 徳永 浩光 国家資格キャリアコンサルタント

国家資格キャリアコンサルタント(登録番号:21028809)大手から中小企業まで規模を問わず、キャリア支援制度の導入や人材教育、個人の相談業務に従事。WEBメディアの管理運営にも精通したキャリアコンサルタント。 「計画的偶発性理論(Planned Happenstance Theory)」を重視し、予期せぬ変化をチャンスに変えるキャリア形成を支援している。

現在は、資格・教育分野を中心とした専門サイトの監修も多数担当。企業内での制度構築や教育現場での実務経験、WEB運営の知見を活かし、転職市場の動向やリスキリング(学び直し)など、ユーザーの「真の願望」実現に役立つ信頼性の高い情報を発信している。