【2026年最新】衛生管理者の難易度は?合格率46%でも落ちる人の特徴と勉強時間を徹底解説

衛生管理者 難易度

「会社から衛生管理者を取るように言われたけれど、難しい試験なの?」「合格率が高いなら独学でいけそう?」「第一種と第二種のどっちを受ければいいの?」

衛生管理者は、常時50人以上の労働者を使用する事業場で選任が義務付けられた国家資格です。

令和6年度の合格率は第一種で46.3%、第二種で49.8%と、国家資格のなかでは比較的高い水準にあります。

しかし、合格率だけを見て「簡単だろう」と独学で挑んで落ちる方は少なくありません。

出題範囲が広く、科目ごとに最低40%の得点が必要な「足切り制度」があるためです。

本記事では、公益財団法人安全衛生技術試験協会の公式統計をもとに、衛生管理者試験の難易度を合格率・学習時間・試験科目の3軸で解説します。

第一種と第二種の違い、落ちる人の典型パターン、効率的な対策法まで網羅的にまとめました。

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詳しい比較は衛生管理者の通信講座おすすめ5選で解説しています。

目次

【結論】衛生管理者試験の難易度は「国家資格のなかではやさしい部類」

【結論】衛生管理者試験の難易度は「国家資格のなかではやさしい部類」

衛生管理者試験の難易度は、国家資格全体で見ると比較的やさしい部類に位置づけられます。

令和6年度の合格率は第一種46.3%、第二種49.8%です。

同じ公益財団法人安全衛生技術試験協会が実施するボイラー技士やクレーン・デリック運転士などの免許試験20種のなかで、全体平均(51.5%)に近い水準です。

ただし、合格率が高い=簡単とは限りません。

次のような特徴があるため、対策なしで臨むと思わぬ落とし穴にはまります。

衛生管理者試験が「意外と落ちる」3つの理由
  • 出題範囲が3〜5科目と広く、学習量がそれなりに必要
  • 各科目で40%未満を取ると即不合格(足切り制度)
  • 第一種では「有害業務」の専門知識が問われる

「会社から命じられて受験」という方が多い資格ですが、1回で合格するには100〜200時間程度の計画的な学習が不可欠です。

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衛生管理者試験の合格率と他資格との比較

衛生管理者試験の合格率と他資格との比較

まず、衛生管理者試験の合格率を正確に押さえておきましょう。

安全衛生技術試験協会が発表した令和6年度の最新データをもとに解説します。

このセクションでは以下のポイントを整理します。

第一種・第二種の令和6年度合格率

公益財団法人安全衛生技術試験協会が2025年5月に公表した統計によると、令和6年度の合格率と受験者数は以下のとおりです。

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試験区分受験者数合格者数合格率
第一種衛生管理者64,911人30,081人46.3%
第二種衛生管理者39,262人19,546人49.8%

第一種・第二種ともに半数弱が合格している水準です。

司法書士試験(約5%)や社労士試験(約6%)といった難関国家資格とは桁違いにやさしい数値です。

それでも半数以上が不合格になる事実は軽視できません。

受験者数から見る衛生管理者の位置づけ

受験者数の多さも衛生管理者試験の特徴です。

令和6年度は第一種と第二種を合わせて約10万4千人が受験しています。

同協会が実施する免許試験全体の受験者数(172,985人)の約6割を占めています。

これは、労働安全衛生法で「常時50人以上の労働者を使用する事業場」に選任義務があるためです。

企業側の需要が強く、会社の指示で取得するケースが多いことが受験者数の多さに反映されています。

同協会の他資格との合格率比較

同じ安全衛生技術試験協会が実施する他の免許試験と比較すると、衛生管理者の立ち位置がより明確になります。

試験区分令和6年度合格率
高圧室内作業主任者80.5%
ガス溶接作業主任者73.7%
潜水士72.7%
ガンマ線透過写真撮影作業主任者71.4%
クレーン・デリック運転士(限定なし)68.2%
ボイラー整備士66.0%
二級ボイラー技士53.8%
第二種衛生管理者49.8%
第一種衛生管理者46.3%
エックス線作業主任者45.1%
一級ボイラー技士43.8%
特級ボイラー技士29.5%

衛生管理者は、同協会が実施する20試験区分のなかで下位3分の1の合格率に位置します。

「国家資格全体」で見ればやさしい部類ですが、「同協会の免許試験のなか」では決してやさしいとは言えません。

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第一種と第二種の難易度の違い

第一種と第二種の難易度の違い

衛生管理者には第一種と第二種の2種類があります。

対応できる業種の範囲と試験範囲が異なります。

それぞれの違いを把握しておきましょう。

このセクションでは以下を整理します。

対応業種の違い

第一種と第二種では、衛生管理者として選任できる業種の範囲が異なります。

項目第一種衛生管理者第二種衛生管理者
対応業種すべての業種有害業務と関連の少ない業種のみ
主な業種鉱業・建設業・製造業・電気業・ガス業・水道業・熱供給業・運送業・自動車整備業・機械修理業・医療業・清掃業など情報通信業・金融・保険業・卸売・小売業・飲食店・サービス業など

第二種は有害業務がある業種の事業場では衛生管理者として選任できません

勤務先の業種によって取得すべき資格が決まります。

試験科目と問題数の違い

試験範囲と問題数にも明確な違いがあります。

第一種衛生管理者(5科目 合計44問400点満点)

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試験科目範囲問題数配点
労働衛生有害業務に係るもの10問80点
労働衛生有害業務に係るもの以外7問70点
関係法令有害業務に係るもの10問80点
関係法令有害業務に係るもの以外7問70点
労働生理10問100点

第二種衛生管理者(3科目 合計30問300点満点)

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試験科目範囲問題数配点
労働衛生有害業務を除く10問100点
関係法令有害業務を除く10問100点
労働生理10問100点

第一種は第二種と比較して問題数が14問多く、特に「有害業務」に関する労働衛生10問・関係法令10問の計20問が追加される点が大きな違いです。

試験時間はどちらも3時間(13:30〜16:30)です。

ただし、問題数が多い分、第一種のほうが時間配分もシビアになります。

どちらを受験すべきかの判断基準

どちらの資格を取得すべきかは、勤務先の業種で判断します。

第一種が必要な方
  • 製造業・建設業・医療業など有害業務がある事業場に勤務している
  • 将来的に業種変更の可能性があり、全業種対応の資格が欲しい
  • 昇進・転職で資格手当の上乗せを狙いたい
第二種でも問題ない方
  • 情報通信業・金融業・小売業などサービス系の業種に勤務している
  • 自社の業種が今後も変わる予定がない
  • 最短ルートで資格取得を目指したい

迷ったら第一種がおすすめです。

第一種は全業種に対応できるため、転職や部署異動があっても有効に使えます。

一方、第二種は対応業種が限定されるため、将来の選択肢が狭まるリスクがあります。

特例第一種衛生管理者試験とは

特例第一種衛生管理者試験は、すでに第二種衛生管理者免許を持っている方が第一種へステップアップするための試験です。

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試験科目範囲問題数配点
労働衛生有害業務に係るものに限る10問80点
関係法令有害業務に係るものに限る10問80点

試験時間は2時間(13:30〜15:30)で、有害業務に関する内容に絞った2科目構成です。

第二種で学んだ範囲は免除されるため、学習負担を抑えて第一種にアップグレードできます。

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衛生管理者試験で落ちる人の3つの特徴

衛生管理者試験で落ちる人の3つの特徴

「合格率が半分近くあるのに落ちる人」には共通した特徴があります。

事前に把握しておけば、同じ失敗を避けられます。

このセクションでは以下を解説します。

有害業務の対策を軽視する

第一種衛生管理者試験で最も落とし穴になりやすいのが「有害業務」に関する問題です。

第一種は全44問のうち、有害業務に関する労働衛生10問と関係法令10問で合計20問(400点中160点)を占めます。

つまり、出題の約半分が有害業務関連です。

具体的には以下のようなテーマが問われます。

有害業務で出題される主なテーマ
  • 化学物質(有機溶剤・特定化学物質など)の取り扱いと健康障害
  • 粉じん・石綿(アスベスト)による疾病
  • 騒音・振動・放射線による障害
  • 作業環境測定の基準値と測定方法
  • 局所排気装置などの設備

日常業務で有害業務に関わっていない方にとっては馴染みの薄い内容ばかりです。

「会社の指示で第一種を受験するオフィスワーカー」が最もつまずきやすい分野といえます。

第二種を受験する方は有害業務の問題は出題されませんが、その分「労働衛生」「関係法令」のその他論点をより深く理解する必要があります。

科目ごとの基準点で足切りを受ける

衛生管理者試験の合格基準は次のとおりです。

合格基準内容
科目基準各科目ごとの得点が40%以上
総合基準合計点が60%以上

つまり、合計で60%以上取っても1科目でも40%未満があれば不合格です。

これが「足切り」と呼ばれる仕組みで、衛生管理者試験で落ちる人の典型パターンです。

たとえば第一種で以下のような点数を取った場合を考えてみます。

足切りで落ちるケース例(第一種)
  • 労働衛生(有害業務): 24点/80点(30%)← 足切り!
  • 労働衛生(有害業務以外): 56点/70点(80%)
  • 関係法令(有害業務): 56点/80点(70%)
  • 関係法令(有害業務以外): 49点/70点(70%)
  • 労働生理: 70点/100点(70%)
  • 合計: 255点/400点(63.8%)

合計では60%を超えていますが、「労働衛生(有害業務)」が30%と基準点40%を下回っているため不合格になります。

苦手科目を作らない均等な対策が不可欠です。

学習時間の確保を後回しにする

衛生管理者試験の合格に必要な学習時間は、公益財団法人安全衛生技術試験協会関連の公表値で約100〜200時間とされています。

第二種は試験科目が3科目30問(第一種は5科目44問)と出題範囲が狭いため、第一種よりも短い期間で合格を狙えます。

試験区分必要学習時間(目安)
第一種衛生管理者約100〜200時間
第二種衛生管理者第一種より短い期間で対応可能(詳細は後述の学習スケジュールを参照)

1日1時間の学習ペースなら、第一種で3〜7ヶ月が目安です。

通信講座の標準学習期間はユーキャン第一種コース6ヶ月・第二種コース4ヶ月に設定されています。

会社から「3ヶ月後に取って」と急に言われ、最初の2ヶ月を放置して試験直前の1ヶ月に詰め込もうとすると、200時間は確保できず結果的に不合格になるケースは頻発しています。

受験を決めたら早めに学習計画を立てることが、合格への第一歩です。

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試験科目と配点の詳細

試験科目と配点の詳細

第一種・第二種・特例第一種の試験科目と配点は、受験する試験に応じて異なります。

ここでは改めて整理します。

第一種衛生管理者の試験科目と配点

第一種の試験科目と配点、足切りラインは以下のとおりです。

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試験科目範囲問題数配点足切りライン
労働衛生有害業務に係るもの10問80点32点以上
労働衛生有害業務に係るもの以外7問70点28点以上
関係法令有害業務に係るもの10問80点32点以上
関係法令有害業務に係るもの以外7問70点28点以上
労働生理10問100点40点以上
合計44問400点240点以上

試験時間は3時間(13:30〜16:30)、科目免除者は2時間15分(13:30〜15:45)です。

第二種衛生管理者の試験科目と配点

第二種の試験科目と配点、足切りラインは以下のとおりです。

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試験科目範囲問題数配点足切りライン
労働衛生有害業務を除く10問100点40点以上
関係法令有害業務を除く10問100点40点以上
労働生理10問100点40点以上
合計30問300点180点以上

試験時間は第一種と同じ3時間で、問題数は30問と少なめです。

1問あたり6分を目安に解答できる計算です。

試験の一部免除制度

特定の要件を満たす方は、試験の一部科目が免除されます。

免除対象者免除科目
船員法による衛生管理者適任証書の交付を受けた者で、その後1年以上労働衛生の実務に従事した経験を有するもの労働生理

免除を受ける場合は、受験申請書のB欄の学科「一部免除」を◯で囲み「(労働生理)」と記入します。

受験資格の証明が添付されていれば、免除申請のための添付書類は不要です。

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受験資格の詳細(実務経験が必須)

受験資格の詳細(実務経験が必須)

衛生管理者試験は、誰でも受験できる試験ではありません

一定の学歴と労働衛生の実務経験が必要です。

このセクションでは以下を整理します。

学歴別の実務経験年数

主な受験資格は以下のとおりです(すべての条件の抜粋)。

学歴必要な実務経験年数
大学(短期大学含む)・高等専門学校を卒業1年以上
高等学校・中等教育学校を卒業3年以上
学歴不問(実務経験のみ)10年以上

このほか、大学改革支援・学位授与機構により学士の学位を授与された方、省庁大学校を卒業した方、職業訓練の修了者など、細かい区分が全部で12分類あります。

詳細は公益財団法人安全衛生技術試験協会の公式サイトでご確認ください。

労働衛生の実務経験とは何か

受験資格の「労働衛生の実務」は想像以上に幅広く認定されています。

具体的には以下のような業務が該当します。

労働衛生の実務に該当する主な業務
  • 健康診断実施に必要な事項または結果の処理の業務
  • 作業条件、施設等の衛生上の改善の業務
  • 衛生教育の企画、実施等に関する業務
  • 看護師または准看護師の業務
  • 保健衛生に関する業務

人事・総務部門で従業員の健康診断や衛生教育に携わっていれば、「労働衛生の実務」として認定されるケースがほとんどです。

申請時には事業者証明書の提出が必要となるため、勤務先の担当部署に事前に相談しておきましょう。

実務経験なしで受験する方法

「学生で実務経験がない」「衛生管理とは無縁の業務」という方は、原則として受験できません。

ただし、次のような選択肢があります。

  • 就職後に実務経験を積む:新卒入社後、人事・総務部門で1〜3年の経験を積めば受験可能になります
  • 保健師・薬剤師・労働衛生コンサルタント等の資格を取得する:これらの資格保有者は、衛生管理者免許を試験なしで取得できます

試験を受ける前に、まず自分が受験資格を満たしているかを勤務先の担当部署や社労士などに確認することをおすすめします。

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合格までに必要な勉強時間の目安

合格までに必要な勉強時間の目安

衛生管理者試験に合格するために必要な学習時間は、公益財団法人安全衛生技術試験協会関連の公表値で約100〜200時間とされています。

第二種は試験科目が3科目30問(第一種は5科目44問)と出題範囲が狭いため、第一種よりも短い期間で合格を狙えます。

このセクションでは以下を解説します。

第一種衛生管理者の学習スケジュール

第一種は有害業務を含む5科目44問が出題されるため、3〜6ヶ月の学習期間を確保するのが理想です。

第一種・学習スケジュール例(3ヶ月プラン/100時間想定)
  • 1ヶ月目(30時間): 労働衛生・関係法令のテキスト通読+基本問題
  • 2ヶ月目(40時間): 労働生理+有害業務の掘り下げ+過去問5年分を1周
  • 3ヶ月目(30時間): 過去問を繰り返し+苦手分野の総復習+模擬試験

通信講座を利用する場合、6ヶ月プランが一般的です。

仕事と両立しやすく、無理のないペースで学習を進められます。

第二種衛生管理者の学習スケジュール

第二種は3科目30問と範囲が狭いため、第一種より短期間で合格を狙えます。

通信講座では、ユーキャンの第二種コースが標準学習期間4ヶ月で設計されています。

第二種・学習スケジュール例(ユーキャン4ヶ月プラン)
  • 1〜2ヶ月目: 労働衛生・関係法令・労働生理のテキスト通読+基本問題
  • 3ヶ月目: 過去問5年分+添削課題の取り組み
  • 4ヶ月目: 苦手分野の復習+模擬試験+直前総整理

1日30分〜1時間のペースで無理なく学習できる内容になっています。

1日の学習時間確保のコツ

社会人が100〜200時間を確保するには、スキマ時間の活用が不可欠です。

  • 通勤時間にスマホでテキストを読む(往復1時間×20日=月20時間)
  • 昼休みの15分を活用(週3日×4週=月3時間)
  • 帰宅後の30分(週5日×4週=月10時間)
  • 週末に2時間集中学習(土日各2時間×4週=月16時間)

合計で月約49時間、3ヶ月で約150時間となり、第一種の合格ラインに到達できる計算です。

毎日少しずつでも続けることが、合格への近道です。

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合格率を上げる3つの対策ポイント

合格率を上げる3つの対策ポイント

合格率46〜50%の衛生管理者試験で、確実に上位50%に入るための対策ポイントを3つ紹介します。

対策1:過去問5〜7年分を3周以上繰り返す

衛生管理者試験は、過去問題の類似問題が繰り返し出題される傾向が強い試験です。

毎月1〜3回実施されるため、過去問のストックが豊富で、問題のパターンも絞り込まれています。

過去問演習のコツ
  • 直近5〜7年分(年2回公表、計10〜14回分)を最低3周する
  • 1周目は時間を気にせず解説を熟読
  • 2周目は時間を計って本番想定で解く
  • 3周目は間違えた問題だけを重点的に復習

安全衛生技術試験協会の公式サイトでは、半年分の公表試験問題が無料でダウンロードできます。

独学者はこれを必ず活用しましょう。

対策2:有害業務を重点的に対策する(第一種のみ)

第一種衛生管理者を受験する方は、有害業務の対策に全学習時間の40〜50%を割きましょう。

第一種で落ちる人の典型パターンは、「オフィスワーカーが有害業務を軽視して足切りを受ける」ケースです。

化学物質・粉じん・騒音・振動・放射線など、日常業務と関わりの薄い内容でも、テキストと過去問で確実に知識として定着させる必要があります。

通信講座を使えば、動画講義で具体例を交えて解説してもらえるため、独学よりも圧倒的に理解が早くなります。

対策3:科目基準点(40%)を全科目でクリアする

前述のとおり、衛生管理者試験は各科目で40%未満を取ると即不合格です。

全科目で基準点をクリアするコツ
  • 苦手科目を作らない(全科目の基礎テキストを最低1周する)
  • 科目別の過去問正答率を記録し、50%未満の科目を重点復習
  • 直前1週間は全科目の総復習に充てる

「労働生理」は医学・生理学の基礎知識が多く、文系出身者にとっては馴染みが薄い科目です。

一方、「関係法令」は暗記量が多くなります。

自分の苦手科目を早めに把握し、重点的に対策しましょう。

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独学と通信講座どちらで対策すべきか

独学と通信講座どちらで対策すべきか

衛生管理者試験の合格率は46〜50%と比較的高いため、独学でも十分合格可能です。

ただし、仕事と両立しながら効率的に合格を目指すなら、通信講座の活用が有力な選択肢になります。

独学のメリットとデメリット

独学で対策する場合のメリットとデメリットは以下のとおりです。

項目独学
メリット費用が市販テキスト代(2,000〜5,000円)のみで済む/自分のペースで学習できる
デメリット有害業務など馴染みのない分野で理解が進みにくい/質問できる相手がいない/合格までの学習計画を自分で立てる必要がある

独学に向いているのは、過去に労働衛生の学習経験がある方や、第二種のようにシンプルな試験を受ける方です。

通信講座のメリットとデメリット

通信講座で対策する場合のメリットとデメリットは以下のとおりです。

項目通信講座
メリット動画講義で有害業務などの難解テーマも理解しやすい/質問対応やサポートが受けられる/合格保証・全額返金制度のある講座もある
デメリット費用が2〜7万円程度かかる/決まった教材を使うため自分のペースで進めにくい場合がある

通信講座は第一種を受験する社会人に特に相性がよい手段です。

教育訓練給付金対象講座を選べば、受講料の最大20%が国から支給されるため、実質負担を抑えられます。

独学と通信講座の判断基準

次のチェックリストで自己診断してみましょう。

通信講座がおすすめな方
  • 第一種衛生管理者を受験する
  • 仕事が忙しく、効率的に学習したい
  • 有害業務など馴染みのない分野に不安がある
  • 3ヶ月以内に合格したい
  • 万が一不合格でも返金保証があると安心
独学でも十分な方
  • 第二種衛生管理者を受験する
  • 勉強時間を自分でコントロールできる
  • 過去に労働衛生や医療・看護系の学習経験がある
  • 費用を最小限に抑えたい

詳しい通信講座の選び方は衛生管理者の通信講座おすすめ6選でも解説しています。

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衛生管理者の通信講座おすすめ5選

衛生管理者の通信講座おすすめ5選

衛生管理者試験の対策におすすめの通信講座を5社紹介します。

料金・学習期間・特徴を比較し、自分の学習スタイルに合う講座を選びましょう。

通信講座5社の比較表

主要5社の料金・学習期間・保証制度を一覧にまとめました。

スクロールできます
講座第一種料金(税込)第二種料金(税込)標準学習期間合格返金制度給付金
アガルート29,480円26,180円申込日より180日視聴可○(合格で全額返金)×
ユーキャン34,000円〜※134,000円〜※16ヶ月/4ヶ月
LEC25,460円16,300円
キャリカレ34,800円〜※234,800円〜※21年〜1年2ヶ月○(不合格で全額返金)
TAC23,100円開講なし1ヶ月

※1 春の資格取得応援キャンペーン適用価格(通常39,000円)

※2 Bコースのキャンペーン価格(通常67,800円、5月7日まで)

1. アガルート|合格全額返金で実質0円も狙える

アガルートは、合格すれば受講料が全額返金される制度が最大の強みです。

アガルート衛生管理者講座の特徴
  • 第一種29,480円・第二種26,180円・特例第一種12,980円(税込)
  • 動画講義は第一種で総合講義約9.5時間+模擬試験約4.5時間
  • 視聴期限は申込日より180日
  • 質問対応10回まで
  • 他校乗換割10%OFF・再受講割10%OFF・受験経験者割5%OFF
  • 公式アプリ「AGAROOT Learning」でスマホ学習可能

第一種29,480円で受講しても、合格すれば全額返金されるため実質0円です。

コスパを重視する方におすすめです。

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2. ユーキャン|10年で3,200名以上の合格実績

ユーキャン通信講座の老舗として、長年の運営実績と合格ノウハウが蓄積されています。

ユーキャン衛生管理者講座の特徴
  • 第一種コース・第二種コースとも通常39,000円(税込)、春キャンペーン適用で34,000円
  • 標準学習期間は第一種6ヶ月・第二種4ヶ月
  • 添削指導4回・質問は1日3問まで
  • 2015〜2024年の10年間で3,200名以上の合格者を輩出(当講座受講生のアンケート回答ベース)
  • 教育訓練給付金(一般教育訓練)対象講座
  • 合格祝いにgiftee Box 3,000円分進呈

教育訓練給付金の対象講座なので、条件を満たせば受講料の20%(最大10万円)が国から支給されます。

確実な合格実績を重視する方におすすめです。

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3. LEC|第二種16,300円は6社中最安級

LECは法律系資格に強い大手予備校で、工藤寿年講師(社労士講座も担当)が衛生管理者講座を担当しています。

LEC衛生管理者講座の特徴
  • 第一種25,460円・第二種16,300円・特例第一種10,190円(税込)
  • 講義回数は第一種15回・第二種10回・特例5回(各1コマ1時間)
  • Web動画・音声ダウンロード・スマホ視聴に完全対応
  • 早期Web申込で5,000円割引クーポン、退職者・離職者応援割引20%OFF
  • 中央労働災害防止協会の公式問題集を使用

第二種の16,300円は通信講座6社のなかで最安級です。

費用を抑えたい方、社労士資格と併せて取得したい方におすすめです。

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4. キャリカレ|不合格全額返金+合格で2講座目無料

キャリカレは、2つの保証制度で学習の不安をカバーしてくれる講座です。

キャリカレ衛生管理者講座の特徴
  • Bコース(1年1ヶ月サポート)は通常67,800円→キャンペーン34,800円(5月7日まで)
  • Aコース(1年2ヶ月)72,800円、Cコース(1年)62,800円
  • 第一種・第二種両試験に1講座で対応
  • 最短1ヶ月の集中カリキュラムを用意
  • 不合格時は受講料を全額返金+合格時は2講座目無料
  • 教育訓練給付制度対象(最大20%支給)

第一種と第二種の両方を1講座でカバーできるため、どちらを受けるか迷っている方に最適です。

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5. TAC|1ヶ月集中で第1種合格を目指せる

TACは資格の学校として知名度が高く、戸川玲子講師が第1種衛生管理者対策講座を担当しています。

TAC衛生管理者講座の特徴
  • 第1種衛生管理者対策講座(Web通信)23,100円(税込・入会金不要)
  • 学習期間目安は1ヶ月、講義全5回(1回2.5時間)
  • 0.5〜2倍速の7段階速度調整で時短学習可能
  • TAC出版「スッキリわかる第1種衛生管理者テキスト&問題集」を教材に使用
  • スマホ・タブレットでデジタル教材の閲覧対応
  • 質問カード4回まで無料

第2種衛生管理者・特例第1種は開講していないため、第1種のみ受験する方が対象です。

試験日まで時間がなく、短期集中で合格したい方に向いています。

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より詳細な比較は衛生管理者の通信講座おすすめ6選でも解説しています。

衛生管理者試験の申込方法と試験会場

衛生管理者試験の申込方法と試験会場

衛生管理者試験は毎月複数回実施されているため、自分のペースで受験日を選べるのが特徴です。

試験日程(毎月1〜3回以上実施)

衛生管理者試験は全国7ブロックの安全衛生技術センターで、毎月1回〜11回程度実施されています。

関東安全衛生技術センター東京試験場では月10回以上実施される月もあり、首都圏在住の方にとっては受験機会が非常に多いのが魅力です。

受験料は8,800円(第一種・第二種・特例第一種すべて共通)です。

全国7ブロックの試験会場

試験を実施しているセンターは以下の7ブロックです。

センター名主な所在地
北海道安全衛生技術センター北海道
東北安全衛生技術センター宮城県
関東安全衛生技術センター千葉県
関東安全衛生技術センター東京試験場東京都港区海岸
中部安全衛生技術センター愛知県
近畿安全衛生技術センター兵庫県
近畿安全衛生技術センター大阪試験場大阪府
中国四国安全衛生技術センター岡山県
九州安全衛生技術センター佐賀県

また、各都道府県で出張特別試験が年に1〜数回実施されます。

居住地から遠いセンターまで行くのが難しい方は、出張試験を利用するのも選択肢のひとつです。

申込方法(オンライン・郵送・窓口)

申込方法は3種類あります。

申込方法受付期間特徴
オンライン申請試験日2ヶ月前〜14日前(23:59:59まで)24時間手続き可能、最もスムーズ
郵送申請試験日2ヶ月前〜14日前(消印有効)書面派の方向け。簡易書留で郵送
窓口申請試験日2ヶ月前〜2日前まで各センターの窓口に直接持参

ただし、受付期間中でも定員に達すると受付終了するため、希望日が決まったら早めの申込がおすすめです。

特に首都圏の休日試験はすぐに満席になります。

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衛生管理者 難易度に関するよくある質問(FAQ)

Q1. 衛生管理者の勉強は何時間くらいで合格できますか?

公表値の目安は約100〜200時間です。

1日1時間のペースで学習する場合、3〜7ヶ月程度が必要になります。

第二種は試験範囲が第一種より狭いため、より短期間で合格を狙えます。

通信講座を活用すれば、より効率的に学習を進められます。

Q2. 衛生管理者試験は独学で合格できますか?

はい、独学でも合格可能です。

ただし、第一種の場合は有害業務の専門知識が必要で、オフィスワーカーにとっては馴染みのない内容が多いため、独学では理解に時間がかかる傾向があります。

第二種は範囲が狭いため、独学でも比較的取り組みやすい試験です。

Q3. 第一種と第二種、どちらを受験すべきですか?

勤務先の業種で決まります。

製造業・建設業・医療業など「有害業務がある業種」に勤務する方は第一種が必須です。

情報通信業・金融業・小売業などは第二種でも選任可能ですが、将来の業種変更を考慮すると第一種のほうが汎用性が高くおすすめです。

Q4. 合格率46%って実際どのくらい難しいですか?

国家資格全体で見ればやさしい部類に入ります。

たとえば社労士試験は約6%、司法書士試験は約5%の合格率ですので、それらと比較すれば格段に合格しやすい試験です。

ただし、合格者の多くは100〜200時間の学習を積んでおり、ノー勉強では合格できません。

Q5. 衛生管理者試験に年齢制限はありますか?

年齢制限はありません。

受験資格は「学歴+労働衛生の実務経験年数」で決まります。

大学卒なら1年以上、高校卒なら3年以上、学歴不問なら10年以上の実務経験が必要です。

Q6. 合格発表はいつ確認できますか?

試験終了後、合格の場合は「免許試験合格通知書」、不合格の場合は「免許試験結果通知書」が郵送されます。

各センターのホームページでも結果が掲載されますが、正式な結果は必ず郵送された通知書で確認してください。

電話での結果照会には応じてもらえません。

Q7. 合格後の免許申請はどうすればよいですか?

合格後は都道府県労働局または労働基準監督署にある免許申請書を入手します。

必要事項を記入したうえで、合格通知書・住民票の写し等を添付して都道府県労働局長に申請します。

申請から免許証の交付まで1〜2ヶ月程度かかります。

Q8. 衛生管理者資格は転職に有利ですか?

企業の人事・総務部門への転職では有利になります。

常時50人以上の労働者を使用する事業場では衛生管理者の選任が義務付けられているため、採用条件として衛生管理者免許を挙げる企業も多くあります。

資格手当として月5,000〜10,000円程度が支給されるケースも一般的です。

Q9. 社労士と衛生管理者を両方取るメリットはありますか?

大きなメリットがあります。

社労士試験の試験科目には「労働安全衛生法」が含まれ、衛生管理者の試験範囲と重複します。

社労士試験の学習経験者は衛生管理者の関係法令科目で有利になります。

逆に、衛生管理者免許を持つ社労士は、企業の衛生委員会の運営や労働衛生対策について専門的なアドバイスができる強みがあります。

社労士の勉強時間はどれくらい?もあわせてご参照ください。

Q10. 衛生管理者以外にどんな関連資格がありますか?

メンタルヘルス・マネジメント検定は、衛生管理者と親和性の高い資格です。

労働者の心理的な健康管理について学べるため、人事・総務部門での専門性をさらに高められます。

詳しくはメンタルヘルス・マネジメント検定の難易度で解説しています。

\詳しい講座内容は公式サイトで/

まとめ|衛生管理者試験の難易度は対策次第で十分に攻略可能

衛生管理者試験の難易度について解説してきた内容をまとめます。

衛生管理者 難易度のポイントまとめ
  • 令和6年度の合格率は第一種46.3%、第二種49.8%(国家資格のなかではやさしい部類)
  • 試験は出題範囲が広く、科目ごとに40%未満で足切りあり
  • 第一種は有害業務に関する問題が出題の約半分を占める
  • 合格に必要な学習時間は約100〜200時間(第一種が目安、第二種は第一種より短期間)
  • 通信講座を活用すれば3〜6ヶ月で効率的に合格を狙える

衛生管理者は、国家資格としては比較的やさしい試験ではあるものの、ノー勉強で受かるほど簡単ではありません。

過去問演習と有害業務対策を軸に、計画的に学習を進めることが合格への近道です。

独学で時間を取られるのが不安な方は、アガルート(合格全額返金)・ユーキャン(教育訓練給付金対象)・LEC(第二種16,300円)など、自分に合った通信講座を選ぶと効率的です。

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会社から取得を指示された方も、キャリアアップのために自発的に取得を目指す方も、早めに学習計画を立てて着実に合格を目指しましょう。

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この記事を書いた人

徳永 浩光のアバター 徳永 浩光 国家資格キャリアコンサルタント

国家資格キャリアコンサルタント(登録番号:21028809)大手から中小企業まで規模を問わず、キャリア支援制度の導入や人材教育、個人の相談業務に従事。WEBメディアの管理運営にも精通したキャリアコンサルタント。 「計画的偶発性理論(Planned Happenstance Theory)」を重視し、予期せぬ変化をチャンスに変えるキャリア形成を支援している。

現在は、資格・教育分野を中心とした専門サイトの監修も多数担当。企業内での制度構築や教育現場での実務経験、WEB運営の知見を活かし、転職市場の動向やリスキリング(学び直し)など、ユーザーの「真の願望」実現に役立つ信頼性の高い情報を発信している。