【2026年最新】社労士の勉強時間は約1,000時間?独学・通信講座別の目安と学習スケジュールを解説

社労士 勉強時間

【編集部より|2026年9月10日 更新】
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社労士試験の合格に必要な勉強時間の目安は、初学者・独学で約800〜1,000時間です。

1日2.5時間を12ヶ月続けると約900時間になる計算で、働きながらでも十分に射程に入る水準です。

ただし、社労士の通信講座を活用すれば500〜700時間に短縮できる可能性があります。

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この記事では、開始月別の逆算スケジュール、1日の時間割、科目別の配分、インプットとアウトプットの比率まで、勉強時間の使い方を具体的に解説します。

勉強時間の負担から受験そのものを迷っている方は、社労士は意味ないと言われる理由もあわせてご覧ください。

編集部

【編集部より】この記事が目安として示す800〜1,000時間と、アガルートの合格者アンケート(令和7年度)で最も多かった2,000時間以上(約44.8%)は、同じ「勉強時間」でも中身が違います。前者は1回の受験で仕上げる場合の設計値で、後者は複数年の受験を通した累計です。同じアンケートでは1,000時間未満で合格した層も約33%(500時間未満 約8%+500〜1,000時間 約25%)を占めており、総量の多さがそのまま合格の条件になっているわけではありません。必要な時間を左右しているのは「1年で決めるか、2年かけて積むか」の設計だと編集部は考えます。

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この記事の監修者

監修者 徳永浩光の顔写真

徳永 浩光
国家資格キャリアコンサルタント(登録番号:21028809)
大手から中小企業まで規模を問わず、キャリア支援制度の導入・人材教育・個人の相談業務に従事。「計画的偶発性理論」を重視したキャリア形成支援を行うほか、資格・教育分野の専門サイト監修を多数担当。企業研修や教育実務、ウェブメディア運営の知見を活かして情報発信しています。

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目次

【結論】社労士の勉強時間は800〜1,000時間|通信講座なら500〜700時間

社労士 勉強時間の目安

社労士試験の合格に必要な勉強時間は、約800〜1,000時間(初学者・独学の場合)が目安です。

学習方法によって必要な時間は大きく変わり、通信講座を活用すれば500〜700時間への短縮も狙えます。

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学習方法目安勉強時間目安期間費用目安
独学800〜1,000時間以上12〜18ヶ月2〜3万円
通信講座500〜700時間8〜12ヶ月6〜27万円
予備校通学600〜800時間10〜12ヶ月20〜30万円
※費用は税込。通信講座の下限はスタディング ミニマム61,800円、上限はアガルート 2027年合格目標 中上級カリキュラム/フル 275,220円(10%OFF適用後)。

通信講座では、プロが設計したカリキュラムに沿って学べるため、社労士の独学より200〜400時間の短縮が期待できます。

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合格者の実際の勉強時間|2,000時間以上が最多になる3つの理由

社労士 勉強時間の実際のデータ

実際に合格した人の総勉強時間で最も多いのは、2,000時間以上の層で約45%を占めます。

アガルートが合格者を対象に実施したアンケート(令和7年度)では、次の分布が公表されています。

総勉強時間割合
500時間未満約8%
500〜1,000時間約25%
1,000〜2,000時間約22%
2,000時間以上約44.8%
出典:アガルート「社労士試験合格に必要な勉強時間は?」(合格者アンケート・令和7年度)
2,000時間以上になる主な理由
  • 複数回受験による累計時間:社労士試験は合格まで複数回受験するケースが多く、2回目・3回目の受験者は累計時間が長くなる
  • 科目別基準点による不合格:択一式の総合点が合格ラインを超えていても、1科目でも基準点を下回ると不合格になる仕組みがある
  • 独学での非効率な学習:出題傾向を把握せず全範囲を均等に学習してしまうと、時間が膨らみやすい

逆に言えば、初回受験から効率的な学習方法を選べば、800〜1,000時間での合格は十分に狙えます

このアンケートは累計時間を聞いているため、「1年あたりの勉強時間」ではない点に注意してください。

社労士の勉強はいつから始める?開始月別の逆算スケジュール

社労士 勉強時間の開始月別スケジュール

社労士試験の勉強を始める時期は、試験前年の9月前後が最も無理のないタイミングです。

社労士試験は例年8月の第4日曜日に実施されるため、そこから逆算して必要な1日の勉強時間が決まります。

下の5つのプランから、自分の残り期間に近いものを選んでください。

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開始時期学習期間1日の目安到達する総時間向いている人
前年9月約12ヶ月2.5時間約900時間初学者・働きながら
前年12月約8ヶ月3.5時間約840時間法律系の学習経験あり
2月約6ヶ月4時間約720時間講座で範囲を絞れる人
5月約3ヶ月5時間約450時間受験経験者・再挑戦
2年前の8月約24ヶ月1.5時間約1,095時間まとまった時間が取れない人
※総時間は「1日の目安×学習期間の日数」で算出した理論値です。試験日は例年8月第4日曜日。

前年9月スタート|約12ヶ月・1日2〜3時間

前年9月スタートの12ヶ月プランは、1日2〜3時間で800〜1,000時間に届く王道コースです。

1日平均2.5時間×365日で約900時間となり、独学の目安時間をそのまま満たせます。

期間フェーズ学習内容
1〜3ヶ月目インプット前半労働保険4科目(労基法・安衛法・労災法・雇用保険法)
4〜6ヶ月目インプット後半社会保険4科目(健保法・国年法・厚年法・徴収法)
7〜8ヶ月目インプット完成一般常識2科目・法改正対策・横断整理
9〜10ヶ月目アウトプット強化過去問演習・模擬試験・弱点補強
11〜12ヶ月目直前対策総まとめ・法改正直前チェック・模擬試験復習

前年12月スタート|約8ヶ月・1日3〜4時間

前年12月スタートの8ヶ月プランは、1日3〜4時間の集中学習が前提になります。

1日3.5時間×240日で約840時間となり、12ヶ月プランと同水準の総時間を短い期間に圧縮する形です。

期間フェーズ学習内容
1〜2ヶ月目基礎インプット労働保険4科目(労基・安衛・労災・雇用)
3〜5ヶ月目応用インプット社会保険4科目(健保・国年・厚年・徴収)+一般常識
6〜7ヶ月目アウトプット過去問演習・弱点科目の強化
8ヶ月目直前対策法改正対策・模擬試験・最終確認

2月スタート|約6ヶ月・1日4時間

2月スタートの6ヶ月プランは、1日4時間を確保できるかどうかが分岐点になります。

1日4時間×180日で約720時間となり、通信講座の目安である500〜700時間の上限に近い水準です。

独学で全範囲を自力で組み立てると間に合わないため、出題範囲を絞ったカリキュラムに乗ることが前提になります。

フォーサイトは公式サイトで「最短合格5ヵ月」を掲げており、半年(6ヶ月)前後から仕上げる設計の講座も選択肢に入ります。

5月スタート|約3ヶ月で狙えるライン

5月スタートの3ヶ月プランは、初学者が全10科目を仕上げるには時間が足りません。

1日5時間×90日でも約450時間にとどまり、独学の目安である800時間の半分程度です。

それでも合格の可能性があるのは、前年に一通り学習を終えている受験経験者だけです。

初学者がこの時期に思い立ったなら、翌年の試験を目標に切り替えるほうが総合的な時間効率は上がります。

2年計画|1日1.5時間で積み上げる

2年計画は、1日1.5時間しか取れない人が800〜1,000時間に到達するための現実解です。

1日1.5時間×730日で約1,095時間となり、時間の総量では12ヶ月プランを上回ります。

一方で、社労士試験には科目合格制度がないため、1年目に覚えた内容を2年目に維持する復習の時間が別途必要です。

2年計画を選ぶ場合は、1年目から本試験を受験して出題形式に慣れておくと、2年目の伸びが大きくなります。

1日の勉強時間は何時間必要?平日・休日の時間割

社労士 勉強時間の平日・休日の時間割

社労士試験に必要な1日の勉強時間は、12ヶ月で仕上げる場合で2〜3時間が目安です。

ただし、平日に3時間を毎日続けるのは現実的ではないため、平日と休日で配分を変えるほうが続きます。

平日2時間・休日6時間で週22時間を作る

平日2時間・休日6時間の配分なら、1週間で22時間、1ヶ月で約95時間を確保できます。

この配分を12ヶ月続けると約1,140時間となり、独学の目安である800〜1,000時間を上回ります。

時間帯平日休日
早朝30分(新規インプット)2時間(新規インプット)
通勤・移動往復40分(講義動画・一問一答)
昼休み20分(過去問アプリ)
30分(当日分の復習)4時間(過去問演習・弱点補強)
合計約2時間約6時間
※週合計22時間(平日2時間×5日+休日6時間×2日)で算出しています。

実際の合格者も、平日と休日で明確に配分を変えています。

働きながらの受験だったため、時間の確保が最大の課題でしたが、試験前の6か月間は特に勉強時間の捻出に力を注ぎ、平日は出勤前の1時間と帰宅後の3時間、休日はまとまった8~10時間を勉強に充てるようスケジュールを組みました。
引用元:アガルート公式サイト 合格者インタビュー(令和7年度)

通勤・昼休み・早朝のスキマ時間を積み上げる

スキマ時間は、往復1時間の通勤だけで月20時間、年間240時間になります。

年間240時間は、独学の目安800時間の約3割にあたる量です。

スキマ時間を使うには、5〜10分単位で区切られた講義動画と、スマホで解ける問題演習アプリが揃っている講座が向いています。

スタディングは公式サイトで「講義動画は範囲を細かく区切っており(1動画5分〜)スキマ時間にも取り組みやすい構成」と説明しています。

勉強時間を記録して習慣にする

勉強時間は、毎日同じ時間帯に固定すると習慣として定着しやすくなります。

「やる気が出たらやる」方式では、繁忙期に学習が止まり、そのまま戻れなくなるためです。

先ほどの合格者も、時間帯を固定することを意識したと述べています。

ルーティンにすることが大事だと考え、出来るだけ毎日同じ時間帯に勉強する生活リズムの形成を心掛け
引用元:アガルート公式サイト 合格者インタビュー(令和7年度)

学習時間を自動で集計する機能を備えた講座を使えば、記録そのものに時間を取られずに済みます。

\スキマ時間で進む講義動画/

科目別の勉強時間配分|合否を分ける10科目の優先順位

社労士 10科目の勉強時間目安

科目別の勉強時間は、厚生年金保険法と国民年金法の年金2法に最も多く配分します。

社労士試験は全10科目から出題され、すべてに均等に時間を割くのは非効率だからです。

配点が大きい科目・難易度の高い科目を重点的に学習することが合格への近道になります。

科目目安時間学習のポイント
厚生年金保険法120〜150時間最重要・最難関。択一式10点配点。制度全体像を先につかむ
国民年金法100〜120時間厚年法とセット学習が効率的。被保険者種別・免除制度が頻出
健康保険法80〜100時間出題範囲が広い。保険給付の種類と要件を表で整理する
労働基準法80〜100時間入口科目。条文の趣旨を理解すれば応用問題にも対応できる
雇用保険法60〜80時間給付の種類が多いがパターン化されており暗記で対応可
労働安全衛生法60〜70時間範囲が限定的。管理者選任基準などの数字暗記が中心
労働者災害補償保険法50〜70時間出題パターンが明確。過去問演習が有効
労働保険徴収法40〜60時間計算問題あり。労災保険法とセットで出題される
社会保険に関する一般常識40〜60時間白書・統計対策が必要。法改正への対応が重要
労務管理その他の一般常識40〜60時間各種労働法規・白書・判例が出題。最新情報の確認が必要
合計目安:670〜830時間

年金2法だけで220〜270時間となり、全体の3分の1近くを占めます。

厚生年金保険法と国民年金法は制度が対応関係にあるため、別々に学ぶより並行して学ぶほうが時間を節約できます。

時間配分で最も注意すべき「科目別基準点」

社労士試験には、選択式・択一式それぞれに科目別の基準点(足切り)があります。

合格基準は、選択式が各科目3点以上かつ総合26点以上、択一式が各科目4点以上かつ総合46点以上です(年度により補正あり)。

総合点が合格ラインを超えていても、1科目でも基準点を下回ると不合格になります。

必要な勉強時間は試験のレベルと表裏一体なので、あわせて社労士の難易度も確認しておくと学習計画を立てやすくなります。

インプットとアウトプットの時間配分|復習と横断学習の回し方

社労士 インプットとアウトプットの時間配分

勉強時間の配分は、インプット4に対してアウトプット6を目安にします。

社労士試験は択一式70問・選択式8問すべてが問題形式で出題されるため、テキストを読む時間だけでは得点に変わらないためです。

時期インプットアウトプットやること
学習開始〜6ヶ月目73講義視聴とテキスト読み。科目ごとに過去問を1周
7〜10ヶ月目46過去問を科目横断で回す。間違えた論点だけテキストに戻る
直前2ヶ月28模試・答練と法改正チェック。選択式対策を上乗せ

過去問は、最低3周してはじめて出題パターンが見えるようになります。

1周目は解けなくて当然なので、解説を読む時間を含めて計画に入れておきましょう。

実際の合格者も、テキストと過去問をセットで回すペース作りを学習の軸に置いています。

特に意識したのは、「テキストと過去問をセットで1週間に1回は回せるペースを作る」ことです。最初は時間がかかりましたが、回を重ねるごとに理解が深まり、1週間で全科目を一通り復習できるようになりました。
引用元:アガルート公式サイト 合格者インタビュー(令和7年度)

横断学習で重複する時間を削る

横断学習とは、科目をまたいで似た制度をまとめて整理する学習法です。

社労士試験では、被保険者の範囲・保険料の免除・時効・不服申立てなど、同じ論点が複数の法律で少しずつ違う形で出題されます。

科目ごとにばらばらに覚えると混同しやすく、覚え直しの時間が増えます。

インプットが一通り終わった7〜8ヶ月目に横断整理の時間を20〜30時間確保しておくと、直前期の失点を減らせます。

社労士に一発合格するための勉強時間|2年目・3年目との差

社労士 一発合格に必要な勉強時間

社労士試験に一発合格するには、初回受験までに800〜1,000時間を確保しきることが条件になります。

令和7年度の社労士試験は受験者43,421人に対し合格者2,376人で、合格率は5.5%でした。

この5.5%には複数回受験者も含まれるため、初回受験だけで合格する人の割合はさらに小さくなります。

一発合格した人に共通する時間の使い方
  • 初年度から全科目を最後まで回す:途中で間に合わないと判断して手を止めると、翌年もインプットからやり直すことになる
  • 苦手科目に時間を戻す:科目別基準点があるため、得意科目の上積みより苦手科目の底上げのほうが合格への寄与が大きい
  • 法改正と白書に直前期の時間を確保する:毎年内容が変わる部分は、前年の知識がそのまま使えない

2年目以降は、ゼロからの800時間ではなく「維持の時間+弱点の上積み」に切り替わります。

目安としては、年間400〜600時間で前年の水準を維持しながら、基準点を割った科目に100時間前後を追加する配分です。

社労士試験には科目合格制度がないため、合格した科目を翌年に持ち越すことはできません。

2年目に得意科目の復習を省略すると、その科目で基準点を割るリスクが上がる点には注意してください。

勉強時間が足りないと感じたときの立て直し方

社労士 勉強時間が足りないときの立て直し方

勉強時間が足りないと感じたときは、学習量を増やす前に「捨てない範囲」を決め直します。

途中で挫折しそうなときは、勉強時間そのものを減らさず、1日の下限を30分に引き下げて連続記録だけを守るとモチベーションを立て直しやすくなります。

社労士試験は科目別基準点があるため、間に合わないからといって1科目を丸ごと捨てる戦略が取れないからです。

残り期間優先すること後回しにできること
残り6ヶ月全科目のインプットを一巡させる細かい数字の暗記・判例の深掘り
残り3ヶ月過去問の頻出論点と年金2法白書・統計の網羅、労一の細目
残り1ヶ月模試の復習と法改正、選択式の穴埋め対策新しい教材への手出し

直前期に新しい教材へ手を出すのは、最も時間を失いやすい行動です。

残り時間で何が取れていないかを客観的に測るには、社労士の模試で科目別の得点を出すのが早道です。

模試は本番形式で3時間半×2の負荷がかかるため、受験そのものに必要な時間も学習計画に組み込んでおきましょう。

学習が止まってしまったときは

数日勉強できなかった日が続いても、計画を作り直すところからやり直す必要はありません。

まず10分だけテキストを開き、止まっていた科目の続きに戻ることを優先してください。

独学・通信講座・予備校別の勉強時間と費用を比較

社労士 勉強時間と費用を比較

独学は800〜1,000時間で2〜3万円、通信講座は500〜700時間で6〜27万円、予備校は600〜800時間で20〜30万円が目安です。

時間を買うか費用を抑えるかのトレードオフになるため、自分がどちらを削れないかで選びます。

独学(800〜1,000時間以上)のリアル

独学の最大のメリットは費用を最小限に抑えられることです。

テキスト・問題集あわせて2〜3万円程度で学習をスタートできます。

一方、時間の面ではデメリットも少なくありません。

独学のデメリット
  • 学習カリキュラムを自分で設計する必要がある
  • わからない箇所を質問できる相手がいない
  • 法改正情報を自力で収集・反映しなければならない
  • モチベーションの維持が難しい

通信講座(500〜700時間)が効率的な理由

通信講座はコストパフォーマンスと学習効率のバランスが最も優れた選択肢です。

プロ講師が設計したカリキュラムに沿って学べるため、どこから手をつけるか迷う時間がなくなります。

通信講座のメリット
  • 出題傾向に最適化されたカリキュラムで効率よく学べる
  • スマホで講義動画を視聴でき、スキマ時間を有効活用できる
  • 法改正情報が講座のアップデートで反映される
  • 質問対応やAI学習サポートなど、独学にないサービスがある

料金は6〜27万円程度と独学より高くなりますが、勉強時間が200〜400時間短縮できれば、学習期間も2〜4ヶ月短縮できます

予備校通学(600〜800時間)の特徴と注意点

予備校のメリットは講師に直接質問できること強制的に学習ペースが作れることの2点です。

一方、通学の往復時間そのものが学習時間を圧迫します。

近年は通信講座の品質が大幅に向上しているため、忙しい社会人にはコストパフォーマンスの観点で通信講座のほうが有利な場面が多くなっています。

講座を使うと勉強時間はどれだけ変わる?各社が公式に示す学習期間

社労士 各社が公式に示す学習期間

学習期間を数字で公式サイトに明示しているのは、主要4社のうちユーキャン(標準学習期間7ヵ月)とフォーサイト(最短合格5ヵ月)の2社です。

編集部で4社の公式サイトを実際に確認し、記載のあるものだけを表にしました。

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講座公式が示す学習期間合格率(公表値)時間の使い方の特徴
ユーキャン標準学習期間7ヵ月公表なし受講開始月から試験月までが7ヵ月に満たない場合は翌年の試験月まで指導
フォーサイト最短合格5ヵ月63.0%(2025年実績)短期で仕上げる設計。合格率は確認テスト・学力テストの条件を満たした受講生ベース
スタディング公式に記載なし63.16%(令和7年度・答練完了率80%以上かつ模試得点率60%以上の受講生76人中48人)1動画5分〜の細切れ講義。学習時間を自動集計する機能あり
アガルート公式に記載なし29.45%(令和7年度)講座選びの軸として「週10時間未満/週10時間以上」の2区分を提示
※各社公式サイトの記載を基に作成。合格率の算出条件は各社で異なります(フォーサイトは確認テスト・学力テストの条件を満たした受講生のうち受験番号を提出した合格者数、スタディングは成績調査アンケートの回答者のうち答練完了率80%以上かつ模試得点率60%以上だった受講生76人を母数に算出)。

公式が示す学習期間が短い講座ほど、1日に必要な勉強時間は増えます。

ユーキャンの7ヵ月で700時間に到達するには1日約3.3時間、フォーサイトの5ヵ月なら1日約4.7時間の計算になります。

編集部

【編集部より】今回の更新で4社の公式サイトを開き直したところ、期間を数字で公表しているのはユーキャン(標準学習期間7ヵ月)とフォーサイト(最短合格5ヵ月)だけでした。スタディングとアガルートは数字を示さず「短期合格」といった言葉での訴求にとどまるため、期間の比較は数字のある2社に限って掲載しています。

他資格と比べた社労士の勉強時間の位置づけ

社労士 他資格と比べた勉強時間の位置づけ

社労士は、合格率で見ると司法書士に次いで低く、行政書士・宅建より難しい位置にあります。

資格ごとの「必要な勉強時間」には公的に公表された数値が存在しないため、この記事では試験実施団体が公表している合格率と試験の仕組みで比較します。

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資格令和7年度 合格率受験者数試験の仕組み
社労士5.5%43,421人選択式+択一式。科目別基準点あり・科目合格制度なし
司法書士5.2%14,418人択一式+記述式。午前・午後それぞれに基準点
行政書士14.54%50,163人択一式+記述式。法令等と基礎知識に基準点
中小企業診断士1次23.7%/2次17.6%1次21,678人1次7科目+2次筆記・口述。1次は科目合格制度あり
宅建18.7%245,462人四肢択一50問のみ。記述なし
税理士21.6%36,320人科目合格制度あり。5科目到達まで複数年で挑戦できる
出典:全国社会保険労務士会連合会/法務省/行政書士試験研究センター/日本中小企業診断士協会連合会/不動産適正取引推進機構/国税庁の各公表資料(いずれも令和7年度)。中小企業診断士1次の合格率は全科目受験者18,360人ベース、税理士の合格率は一部科目合格者を含みます。

合格率だけを見ると社労士と司法書士は近い水準ですが、時間の重さは同じではありません。

社労士に固有の負担は、科目合格制度がないこと科目別基準点があることの2点です。

税理士のように1科目ずつ積み上げる受け方ができないため、10科目すべてを同じ年に基準点以上へ持ち上げる必要があります。

勉強時間を短縮するならアガルート社労士講座|高合格率×合格特典も充実

社労士 勉強時間の短縮はアガルート

アガルート社労士講座は、令和7年度の受講生合格率29.45%を公表している通信講座です。

合格特典(お祝い金3万円または受講料返金)があり、学習を続ける動機づけを重視する方に向いています。

料金(税込)2027年合格目標 基礎講義&入門総合講義:107,800円
早期キャンペーン価格:97,020円(2026年10月29日まで)

2027年合格目標 入門カリキュラム/フル:261,800円
早期キャンペーン価格:235,620円(2026年10月29日まで)
合格率29.45%(令和7年度)
学習期間公式に標準学習期間の記載なし。講座選択の軸として「週10時間未満/週10時間以上」の2区分を提示
質問対応フル:50回 / ライト:20回
給付金一部カリキュラムが一般教育訓練給付金の対象(合格特典との併用不可)
合格特典お祝い金3万円または受講料全額返金(対象は入門・中上級・上級の各「フル」カリキュラム)
無料体験あり
出典:アガルート 社会保険労務士試験講座合格特典ページ

アガルートは、表示価格から5%OFFになる会員数30万人突破記念クーポン(コード:AGAROOT30)を全商品を対象に配布しています(個別指導・定期カウンセリング・添削オプションなど一部の講座は対象外)。

利用期限は2026年12月21日(月)23:59までで、購入時の「クーポンコード」欄にコードを入力して使います。

アウトレットセールやキャンペーンなどクーポンを使わない割引とは併用できますが、他校乗換割引などの割引制度やその他のクーポンとは併用できません。

強み①出題カバー率約90%のフルカラーテキスト

選択式対策にも対応した広いカバー率で、重要論点を漏れなく押さえられます。

強み②初学者向け段階式カリキュラム

まず全体像をつかむ「基礎講義」から入り、その後に総合講義へ進む設計です。

科目間のつながりを意識しながら学習を進められるため、横断整理の時間を短縮できます。

強み③合格特典で学習の動機づけができる

合格時にお祝い金3万円または受講料全額返金を受けられます。

お祝い金は源泉所得税を差し引いた26,937円分のAmazonギフト券で支払われ、全額返金は税抜価格(セール価格で購入した場合はその税抜価格)が対象です。

いずれも合格通知書データと合格体験記の提出が条件で、全額返金は合格者インタビューへの出演も必要です。

注意点

合格特典の対象は「フル」カリキュラムに限られ、単科の基礎講義&入門総合講義(107,800円)は対象外です。

特典を前提に検討する場合は、入門カリキュラム/フル(261,800円)以上の価格帯になる点を確認しておきましょう。

基礎講義は、難解なイメージの法律を分かりやすく噛み砕いた説明で理解しやすかったです。 池田先生の語呂合わせビジュアル法が印象的で、ただ暗記するのではなくイメージと組み合わせる斬新な暗記法で、覚えにくい数字や各制度の適用範囲などを正しく記憶することができました。
引用元:アガルート公式サイト

星の数で重要度が分かるようになっていたので、直前期の時間の少ない中メリハリをつけて学習することができました。
引用元:アガルート公式サイト

講座ごとの詳しい比較はアガルート社労士講座の評判でも解説しています。

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社労士試験の基本情報|試験日・受験資格・合格基準

社労士試験の基本情報

社労士試験は例年8月の第4日曜日に実施され、申込期間は4月中旬から5月末までです。

学習計画は、この試験日と申込期間を起点に逆算して組み立てましょう。

試験日例年8月第4日曜日(申込:4月中旬〜5月末)
試験形式選択式(8科目・40点満点)+択一式(7科目・70点満点)
試験科目全10科目(労基法・安衛法・労災法・雇用保険法・徴収法・健保法・国年法・厚年法・労一・社一)
受験料15,000円
受験資格大卒・短大卒・高専卒・専門学校卒(修業年限2年以上)・実務経験3年以上・行政書士合格者 等
合格基準選択式:各科目3点以上かつ総合26点以上 / 択一式:各科目4点以上かつ総合46点以上(年度により補正あり)
科目合格制度なし(毎回全科目受験が必要)
試験実施団体全国社会保険労務士会連合会
※試験日程・申込期間の正式情報は全国社会保険労務士会連合会の公式サイトでご確認ください。

直近の第57回(令和7年度)は、受験者43,421人に対し合格者2,376人、合格率5.5%でした。

受験者数43,421人
合格者数2,376人
合格率5.5%
出典:全国社会保険労務士会連合会「社会保険労務士試験合格者等受験状況一覧」(令和7年度)

科目合格制度がないため、毎回全10科目を受験しなければなりません。

1科目ずつ積み上げられない以上、学習計画は「全科目を試験日にそろえる」前提で組む必要があります。

よくある質問

勉強時間の目安・1日の配分・開始時期について、よく寄せられる6つの質問に答えます。

社労士は最短何時間で合格できますか?

アガルートの合格者アンケート(令和7年度)では、500時間未満で合格した方が約8%いました。

ただしこの層は法律系資格の学習経験者が中心で、初学者が同じ時間で狙える水準ではありません。

初学者が最短を狙うなら、通信講座を活用した500〜700時間が現実的な目標です。

1日何時間勉強すれば合格できますか?

12ヶ月プランなら1日2〜3時間、8ヶ月プランなら1日3〜4時間が目安です。

平日2時間・休日6時間の配分にすると、週22時間・年間約1,140時間になります。

毎日同じ時間帯に固定するほうが、量を増やすより続きやすくなります。

働きながら社労士試験に合格できますか?

働きながらの合格は十分に可能で、社労士試験の受験者の多くは社会人です。

往復1時間の通勤時間を学習に充てるだけで、年間240時間を積み上げられます。

スマホ完結型の通信講座は、通勤・昼休み・早朝の細切れ時間をそのまま学習時間に変えます。

社労士の勉強はいつから始めるのがよいですか?

試験前年の9月前後に始めると、1日2〜3時間で約12ヶ月かけて仕上げられます。

前年12月開始なら1日3〜4時間、2月開始なら1日4時間が必要になります。

5月以降に初学者が始める場合は、翌年の試験を目標にしたほうが総合的な時間効率は高くなります。

社労士と行政書士・中小企業診断士はどちらが難しいですか?

令和7年度の合格率で比較すると、社労士5.5%に対し行政書士14.54%、中小企業診断士は1次23.7%・2次17.6%です。

社労士は選択式・択一式それぞれに科目別基準点があり、1科目でも下回ると不合格になります。

科目合格制度もないため、苦手科目をつくらない時間配分が特に重要です。

勉強期間が2年になっても合格できますか?

2年計画でも合格は可能で、1日1.5時間×2年で約1,095時間に到達します。

ただし科目合格制度がないため、1年目の内容を維持する復習時間が別途必要です。

1年目から本試験を受験して出題形式に慣れておくと、2年目の伸びが大きくなります。

まとめ

社労士試験の勉強時間は、初学者・独学で800〜1,000時間、通信講座で500〜700時間が目安です。

この記事のポイント
  • 必要な勉強時間は約800〜1,000時間(初学者・独学の場合の目安)
  • 開始時期は試験前年の9月前後が最も無理がない。12月開始なら1日3.5時間、2月開始なら1日4時間が必要
  • 平日2時間・休日6時間の配分で週22時間・年間約1,140時間を確保できる
  • 合格者の約45%が2,000時間以上かけているのは「複数回受験による累計時間」が主な理由(出典:アガルート合格者アンケート・令和7年度)
  • 科目別基準点があるため、苦手科目に時間を戻す配分が合否を分ける
  • 学習期間を数字で公表しているのはユーキャン標準7ヵ月・フォーサイト最短5ヵ月の2社のみ

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この記事を書いた人

「アルクの資格比較」編集部です。国家資格・民間資格の保有者や、教育・学習指導の経験を持つメンバーが在籍し、公式サイトなどの一次情報をもとに、資格講座から子ども向けの学習教材まで中立的に比較・解説しています。「編集方針の詳細は編集部紹介ページ(https://www.alc.co.jp/license/about-editor/ )をご覧ください。」