公務員の志望動機は”現役職員の声”から逆算する|人事院公式資料でわかる受かる志望動機の作り方

公務員 志望動機

「公務員の志望動機、何を書けばいいかわからない」「ネットの例文は似たり寄ったりで、これで受かる気がしない」「面接で深掘りされたときに答えられる志望動機にしたい」。

公務員試験の対策を進めるなかで、多くの受験生が筆記試験よりも志望動機の作成に頭を悩ませています。

この記事では、人事院が公式発行している「国家公務員 技術系職種ガイド 2026」に掲載された、現役公務員18名のインタビューをもとに、「公務員が実際の仕事でどんなやりがいを感じているのか」を読み解きます。

そのうえで、そこから逆算して「受かる志望動機の型」を組み立てる方法を解説します。

例文の丸写しではなく、一次情報から自分の言葉で作る志望動機こそが、面接官の心に届きます。

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目次

【結論】受かる公務員の志望動機は「関心 × 仕事内容 × 社会貢献実感」の3層構造で作る

【結論】受かる公務員の志望動機は「関心 × 仕事内容 × 社会貢献実感」の3層構造で作る

結論から言うと、公務員試験で評価される志望動機は、次の3層を満たした構造になっています。

  1. 第1層:自分の原体験・関心 — なぜ公務に興味を持ったのか
  2. 第2層:公務員の仕事内容 — その関心を、公務員の具体的業務のどこで実現できるのか
  3. 第3層:社会への貢献実感 — 入庁後、どんな形で社会に貢献したいのか

この3層が揃って初めて「この人は公務員として働くイメージを持っている」と面接官に伝わります。

逆に、例文サイトでよく見る「安定している」「地元に貢献したい」だけの志望動機は、第2層(仕事内容の具体性)と第3層(貢献実感の具体性)が抜けているため、深掘り質問で崩れてしまいます。

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公務員試験の面接は、志望動機を読み上げるだけでは終わりません。

「なぜそう思ったのか」「具体的に何をしたいのか」「うちの自治体でなくてもいいのでは?」という深掘り質問が続くのが一般的です。

自分の原体験を出発点にして、公務員の実際の仕事内容を理解したうえで志望動機を組み立てた人ほど、深掘り質問にも自分の言葉で答えられます。

次章では、人事院の公式資料から「公務員が実際に感じているやりがい」の共通パターンを抽出し、志望動機作成の素材にしていきます。

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人事院公式資料でわかる「公務員が仕事で感じているやりがい」5つの共通パターン

人事院公式資料でわかる「公務員が仕事で感じているやりがい」5つの共通パターン

人事院が発行している「国家公務員 技術系職種ガイド 2026」には、18府省の現役職員のインタビューが掲載されています。

この資料を読み込むと、所属する省庁や担当業務は異なっていても、現役職員が語る「やりがい」には共通するパターンがあることがわかります。

ここでは5つのパターンに整理します。

パターン①:政策の「社会実装」を実感できる

自分が関わった制度や施策が、実際に現場で運用されている瞬間を目にできることが、多くの職員が共通して挙げるやりがいです。

たとえば消防庁の関洸氏(2020年採用)は、以下のように語っています。

「『社会実装』を実感できる点です。消防庁では『現場』への出向の機会があります。福岡市消防局への出向時には、消防庁で私が担当した制度が、実際に現場で運用されている場面に何度も出くわしました。政策が社会に反映されていることを体感し、嬉しかった反面、現場の制度運用の苦労もよく耳にしました。この経験を経てからは、机上の空論ではなく、理論と実践の橋渡しとして頭を悩ませることが、一つのやりがいです。」

引用元:人事院「国家公務員 技術系職種ガイド 2026」消防庁 関洸氏

志望動機への活かし方

「ただ制度を作るだけでなく、それが現場でどう機能するかまで見届けたい」「机上論ではなく、実装に責任を持つ仕事がしたい」といった動機づけは、公務員の業務実態と一致しており、面接官にも伝わりやすくなります。

パターン②:スケールの大きさと、民間にはない社会貢献

民間企業では自社の利益が目的ですが、公務員は国全体・地域全体を対象に仕事ができる点を多くの職員が挙げています。

経済産業省の高山大地氏(2019年採用)のインタビューが典型的です。

「自分自身が民間企業に勤めて自社のためだけに働くことが想像できず、国家公務員という国の最前線の動きを間近で見られ、かつ全民間企業等を対象にどのように貢献できるかを考えるという仕事のスケールの大きさに魅力を感じたからです。」

引用元:人事院「国家公務員 技術系職種ガイド 2026」経済産業省 高山大地氏

農林水産省の窪田隆一氏(2021年採用)も同様の点を挙げています。

「国家公務員の仕事は、大規模な事業や全国的な施策に携わることができることや、多様な関係者と関わることができることが魅力だと思っています。立場の異なる方々からの意見や要望を聞く機会が多くあり、多角的な視点から、農林水産業の実情を見ることができることが面白いと感じています。」

引用元:人事院「国家公務員 技術系職種ガイド 2026」農林水産省 窪田隆一氏

志望動機への活かし方

「民間企業でのインターンを経験するなかで、もっと広い視野で社会課題に取り組みたいと感じた」といったように、民間を否定するのではなく、民間経験との比較で公務員を選んだ理由を説明すると説得力が増します。

パターン③:理系・文系の専門性を社会課題に結びつけられる

自分が学生時代に学んできた専攻や専門性を、社会課題の解決に直接活かせる点もやりがいとして多く挙げられています。

法務省の高橋諒氏(2020年採用)は、学生時代の流体力学の研究が、刑務所など矯正施設の給水配管や空調用ダクトの設計に活きていると述べています。

気象庁の上田学氏(2015年採用)は、地球惑星科学で学んだ流体力学の知識や、研究で習熟したLinuxでのプログラミング経験が、気象予報システムの開発業務に直結している事例です。

厚生労働省の久保田晴香氏(2018年採用)のコメントも見てみましょう。

「働く人の安全と健康を守るために、労働災害の防止に向けて仕事を行っています。働いている方を対象にした政策となるため、多くの人に影響することが多く、やりがいを感じます。また、労働災害のデータや技術の進歩等による新たな課題を把握し、規制のあり方を見直す等にあたっては、専門的な知識が必要になることもありますが、理系の知識をフル活用しながら理解に努めています。」

引用元:人事院「国家公務員 技術系職種ガイド 2026」厚生労働省 久保田晴香氏

志望動機への活かし方

「大学で〇〇を専攻しました。この知識・思考法を社会課題の解決にどう活かせるかを考えた結果、公務員という選択に至りました」という流れは、志望動機の骨組みとして非常に強力です。

パターン④:「遠くの誰か」ではなく目の前の人の役に立つ

スケールの大きさとは対照的に、目の前の相手に直接役に立てる実感をやりがいとして挙げる職員もいます。

国税庁の徳永美和子氏(2015年採用)は、以下のように語っています。

「国税庁は内国税の賦課・徴収を行う官庁ですので、調査や規制といった側面の業務もありますが、酒類業の発展を目的として、産業振興といったとても前向きな業務に携われることが魅力だと感じます。研究会にせよ技術相談にせよ、『いかに酒類製造者の方のためになるか』と工夫を凝らして形にしていく仕事内容そのものがとても面白いですし、『遠くの誰か』ではなく、直接目の前の製造者の役に立てることもやりがいに繋がりやすいと感じています。」

引用元:人事院「国家公務員 技術系職種ガイド 2026」国税庁 徳永美和子氏

志望動機への活かし方

地方公務員の志望動機や、国家公務員でも現場性の高い職種(税関・国税・労働基準監督官・警察官・消防官など)では、「目の前の人の役に立ちたい」という動機づけが強く響きます。

パターン⑤:国・地域の最前線で主体的に関われる

若いうちから責任ある仕事を任され、自分の考えや意見を発信できる機会の多さを、やりがいとして挙げる職員もいます。

原子力規制庁の田中敦也氏(2019年採用)のインタビューを見てみましょう。

「日本はいわゆる先進国であり世界的に見てもとても平和な国であることは言うまでもありません。そんな我が国の発展・安定等のため、『国家』というより大きな視点から仕事をしたいと思ったことがきっかけです。」

「原子力規制庁の特徴として、若いうちから自らの考えや意見を発する機会が数多くあります。自らの考えや意見を論拠・理由とともに端的かつ正確に相手に説明し理解してもらうことは非常に大変なことである一方で、年次が進めば進むほど必要になる非常に重要なスキルであり、こうしたスキルを若いうちから磨く機会があるのは非常に有意義だと感じます。」

引用元:人事院「国家公務員 技術系職種ガイド 2026」原子力規制庁 田中敦也氏

志望動機への活かし方

「若いうちから責任ある仕事に挑戦したい」「自分の考えを発信して、社会に影響を与えたい」といった主体性を語る動機は、年次を問わず実力が評価される公務員組織と相性が良い動機づけです。

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逆算で作る志望動機の「3層構造」テンプレート

逆算で作る志望動機の「3層構造」テンプレート

前章で紹介した現役職員のやりがいパターンをもとに、逆算で志望動機を組み立てる手順を示します。

第1層:自分の原体験・問題意識を洗い出す

最初のステップは、自分が過去に「社会の何かを変えたい」「誰かのために動きたい」と思った原体験を具体的に思い出すことです。

原体験として使えるものの例は次のとおりです。

  • 地元で商店街が衰退しているのを見て、地域振興に関心を持った
  • 家族が災害で避難所生活を経験し、防災に関心を持った
  • 大学で環境工学を専攻し、脱炭素政策に関心を持った
  • アルバイト先の労働環境に違和感を持ち、労働行政に関心を持った
  • 海外研修や旅行を通じて日本の技術の精巧さを実感し、日本の産業を支える仕事に就きたいと考えた(特許庁 狩野寛子氏の事例)

原体験はできるだけ具体的で個人的なものが望ましく、「ニュースで見て」より「自分が経験して」のほうが説得力が増します。

第2層:公務員の仕事内容との接続点を探す

次に、第1層で挙げた原体験・関心を、公務員の具体的な業務のどこで実現できるかを調べます。

このとき有効なのが、人事院・各自治体の公式サイトで公開されている業務紹介や職員インタビューです。以下のような一次情報を参考にしましょう。

  • 人事院「国家公務員 技術系職種ガイド」「国家公務員試験採用情報NAVI」
  • 各府省のホームページ(採用情報・業務紹介)
  • 各自治体の職員採用サイト(先輩インタビュー・業務紹介動画)
  • 業務説明会・インターンシップ(タイプ3インターンシップなど)

自分の関心が、どの府省・自治体のどの部署でどう実現されているかが具体的に見えてくると、志望動機の第2層が埋まります。

第3層:入庁後に実現したい貢献を描く

最後に、入庁後にどう貢献したいか、どんな職員になりたいかを具体的に描きます。

この第3層は、単なる「貢献したい」ではなく、現役職員が語っている5つのやりがいパターンを参考に、自分なりの言葉で書きましょう。

  • パターン①(社会実装):「制度が現場でどう機能するかまで見届け、改善のフィードバックを担当できる職員になりたい」
  • パターン②(スケール):「全国の〇〇事業者を対象に、産業全体の振興に資する政策に携わりたい」
  • パターン③(専門性):「大学で培った〇〇の知識を、政策の立案・評価のなかで活かしたい」
  • パターン④(目の前の人):「住民の方と直接向き合い、『相談して良かった』と言ってもらえる職員になりたい」
  • パターン⑤(主体性):「若いうちから責任ある業務に挑戦し、組織の意思決定に自分の視点を反映させたい」

この3層を自分の言葉で埋めることで、深掘り質問にも耐えられる志望動機が完成します。

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志望動機のNG例と、現役職員の声から学ぶ”受かる書き換え”

志望動機のNG例と、現役職員の声から学ぶ"受かる書き換え"

ここでは、よくあるNG志望動機を3パターン取り上げ、現役職員のやりがい発言を参考にした書き換え方を提示します。

NG例①:「安定しているから」だけで終わる

NG文例

「公務員は安定した仕事だと聞き、長く働きたいと思ったため志望しました。」

この志望動機は、民間企業でも同様の動機で志望できるため、公務員を選んだ理由にはなっていません。

面接官からは「うちでなくてもよいのでは?」と返されます。

書き換え例

「大学でのゼミ活動を通じて地域の商店街振興に関わるなかで、民間企業が単独では対応しにくい広域の課題に、地方自治体が中心となって取り組んでいる実態を知りました。

住民の生活を下支えする施策を長期的な視点で設計できる点が、公務員の仕事でしか実現できない魅力だと考え、志望しました。」

NG例②:公務員なら何でも良さそうな内容

NG文例

「地域に貢献したいと思い、地方公務員を志望しました。」

「地域貢献」は大半の自治体の職員インタビューに登場するフレーズで、この文だけでは志望先の自治体を選んだ理由がわかりません。

書き換え例

「私は〇〇市で生まれ育ち、大学進学を機に離れたことで、地元の子育て支援施策が他自治体と比べて手厚いことを客観的に実感しました。

自分が恩恵を受けた施策を、次の世代にもつなげる役割を担いたいと考え、〇〇市役所を志望しました。」

ポイント

「なぜその自治体か」の答えが、具体的な施策名や他自治体との比較を交えて述べられていれば、深掘り質問にも答えやすくなります。

NG例③:民間でもできる動機を書いてしまう

NG文例

「人々の生活を便利にするサービスを作りたいと思い、公務員を志望しました。」

この動機は、IT企業やインフラ企業でも実現可能です。

公務員を選んだ理由にはなりません。

書き換え例

「人々の生活を便利にするサービスのなかでも、民間企業が採算性の問題で提供しにくい過疎地域や高齢者向けの基礎インフラ整備に関心があります。

採算を超えたところで社会全体の公平性を担保できる公務員の仕事に、自分の技術系としての専門性を活かしたいと考えました。」

この書き換えは、農水省の窪田氏が語る「立場の異なる方々からの意見や要望を聞く機会が多い」「多角的な視点から実情を見られる」というやりがいと、公務員の公共性を結びつけた例です。

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国家公務員 vs 地方公務員|志望動機の方向性の違い

国家公務員 vs 地方公務員|志望動機の方向性の違い

同じ公務員でも、国家公務員と地方公務員では志望動機の書き方が大きく異なります。

項目国家公務員地方公務員
仕事の対象国全体・全産業住民・地域
仕事のスケール大きい(広域・政策立案中心)中〜小(現場・実施中心)
志望動機の軸政策・制度・社会課題地域・住民・生活
動機パターンの主軸②スケール、③専門性、⑤主体性①社会実装、④目の前の人の役に立つ

国家公務員の志望動機は「広域・政策」で組み立てる

国家公務員は、省庁単位で全国・全産業を対象にした政策の企画立案に携わります。

そのため志望動機では、「なぜ自治体単位ではなく国レベルで取り組みたいのか」を示す必要があります。

経産省の高山氏が語る「全民間企業等を対象にどう貢献できるかを考えるスケールの大きさ」や、農水省の窪田氏が語る「大規模な事業や全国的な施策」といった表現は、国家公務員志望の際の参考になります。

地方公務員の志望動機は「地域・住民」で組み立てる

地方公務員は、住民に直接サービスを提供する現場が中心となります。

そのため志望動機は、「なぜその自治体なのか」「どの住民の、どんな課題を解決したいのか」の具体性が問われます。

国税庁の徳永氏が語る「遠くの誰かではなく、直接目の前の製造者の役に立てる」という感覚は、まさに地方公務員の仕事に近い性質を持っており、参考になります。

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試験区分別・志望動機で問われるポイント

試験区分別・志望動機で問われるポイント

公務員試験は区分が多く、それぞれ面接で問われる志望動機の観点が異なります。主な試験区分ごとに整理します。

国家公務員 一般職(大卒程度)

人事院の2026年度受験案内に基づく試験概要は以下のとおりです。

  • 受験資格:1996(平成8)年4月2日〜2005(平成17)年4月1日生まれ 他
  • 第1次試験日:2026年5月31日(日)
  • 第2次試験(人物試験):2026年7月8日(水)〜7月24日(金)
  • 人物試験の配点比率:行政区分・技術系区分とも 2/9、教養区分も 2/9

第2次試験の人物試験は「人柄、対人的能力などについての個別面接」と人事院の受験案内に明記されており、加えて最終合格後には「官庁訪問」で各省庁ごとに志望動機を問われます。

そのため国家一般職では、省庁ごとの業務を理解したうえでの志望動機が必要になります。

参考までに、2025年度の官庁訪問は第1次試験合格者発表日の翌週となる7月2日(水)から開始されました(人事院「官庁訪問ガイド 2025年度版」より)。

2026年度の日程は人事院の公式発表を確認してください。

地方上級(都道府県・政令指定都市)

地方上級試験では、その自治体の総合計画や重点施策を調べたうえでの志望動機が求められます。

特に「なぜ本県・本市なのか」という地元性の掘り下げは、深掘り質問で問われやすいポイントです。

地方上級試験の合格率は、自治体により約10〜20%と大きな差があります(資格試験情報より)。

特別区Ⅰ類(東京23区)

特別区Ⅰ類採用試験は、東京23区(特別区)共通の採用試験で、1次合格後に各区の面接(提示・採用面接)で志望動機が問われます。

2026年度特別区Ⅰ類採用試験の主な日程(特別区人事委員会発表)は以下のとおりです。

  • 告示日(春試験):2026年3月6日(金)
  • 申込受付期間:2026年3月6日(金)〜3月23日(月)
  • 第1次試験日:2026年4月19日(日)
  • 第1次合格発表:2026年6月12日(金)
  • 第2次試験(口述試験):2026年6月28日(日)
  • 最終合格発表(技術系以外):2026年7月24日(金)

特別区では、合格者名簿登載後に希望区へ「提示」され、各区で再度面接・採用内定というプロセスになります。

そのため、「なぜ特別区か」と「なぜその区か」の二段構えで志望動機を準備する必要があります。

警察官・消防官

警察官・消防官の試験では、現場で住民の安全・安心に直接関わる職種としての志望動機が求められます。

消防庁の関氏が語った「社会実装の実感」や、警察庁の宗﨑氏が語った「全ての人のあたりまえの生活を守るために」といった視点は、警察官・消防官の志望動機とも親和性が高い内容です。

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面接カード・エントリーシートでの志望動機記入のコツ

面接カード・エントリーシートでの志望動機記入のコツ

面接カードやエントリーシート(ES)の志望動機欄は、面接官が最初に目を通す資料です。

ここに書いた内容は深掘り質問の対象になるため、書く段階から面接での質疑を想定することが重要です。

文字数と具体性のバランス

志望動機欄の文字数は自治体・省庁により異なりますが、200〜400字程度が一般的です。

限られた文字数のなかで、3層構造(原体験→仕事内容→貢献実感)を入れ込む必要があります。

書き方のポイントは、第1層の原体験をできるだけ具体的に書き、第2層・第3層は深掘りの余地を残すことです。

面接官は「面白そうな原体験」に対して質問したくなるため、結果として深掘り質問を自分がコントロールしやすくなります。

深掘り質問への備え方

志望動機を書いたら、自分で想定問答リストを作ることが有効です。

代表的な深掘り質問は以下のとおりです。

  • なぜその原体験で公務員を志望しようと思ったのか?(民間ではなく)
  • なぜ国家公務員(あるいは地方公務員)なのか?
  • なぜその府省・自治体なのか?
  • 入庁後、具体的に何をしたいか?
  • 10年後、どんな職員になっていたいか?
  • その施策は民間や他の自治体でもできるのでは?

これらの質問に対して、人事院や自治体の公式資料に書かれている事実を引用しながら答えられるようにしておきましょう。

NGワード・避けたい表現

面接カードや志望動機に以下のような表現は入れないよう注意します。

  • 「絶対に」「必ず」「一番」などの根拠のない断定
  • 「安定している」「福利厚生が良い」のみで終わる志望動機
  • 他の自治体・省庁を否定する内容
  • 具体性のない「地域貢献」「社会貢献」のみのフレーズ

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通信講座・予備校の志望動機対策サポートを比較

通信講座・予備校の志望動機対策サポートを比較

志望動機の作成は独学でも可能ですが、第三者からのフィードバックがあると完成度が大きく上がります。

特に面接官役の視点で添削してもらえる通信講座・予備校のサポートは有効です。

ここでは冒頭で紹介した3社の志望動機対策サポートを詳しく比較します。

スクロールできます
項目LECクレアールユーキャン
面接シート添削制限なしエントリーシート個別添削
模擬面接リアル面接シミュレーション(回数無制限のコースあり)制限なし動画教材中心
自己分析サポート担任講師制度で個別相談自己分析カウンセリングあり志望動機・自己PR対策ブック
面接再現データベース〇(過去の質問を分析可能)面接教材「面接のヒント」×
受講料の目安コースにより約35万〜54万円コースにより異なる(資料請求で確認)大卒公務員講座で比較的安価

LEC東京リーガルマインド — 面接再現データベースで過去の質問を分析

LECの最大の特徴は、合格者が実際に受けた面接の質問を蓄積した「面接再現データベース」です。

受験先の自治体・省庁で過去どんな質問が出ているかを確認できるため、志望動機の深掘り質問に備えやすくなります。

また、リアル面接シミュレーションでは、元公務員面接官や人事担当経験者が面接官役を務め、本番さながらの模擬面接を受けられます。

担任講師制度もあり、志望動機の個別相談が可能です。

LECの詳細は、LEC公務員講座の評判記事で解説しています。

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クレアール — 面接シート添削・模擬面接が制限なし

クレアールは、通信講座でありながら面接シート添削・模擬面接が回数制限なしという点が特徴です(コースによる)。

繰り返し添削を受けて志望動機を磨き上げたい人に向いています。

また、クレアールの公務員講座では、以下のサポートが一体で提供されます。

  • 面接のポイントがわかる講義
  • エントリーシート・面接シートの添削
  • 模擬面接
  • 自己分析カウンセリング
  • 論作文・面接ハンドブック、面接教材「面接のヒント」の教材提供

公式サイトでは無料オンライン相談会も実施しており、志望動機作成の相談も可能です。

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ユーキャン — エントリーシート個別添削アドバイス

ユーキャンの大卒公務員講座では、多くの自治体のエントリーシートで記入が求められる「志望動機」と「自己PR」の個別アドバイスを実施しています。

受験する自治体に合わせて、掘り下げるべきポイントや準備しておくとよい事柄を個別にアドバイスしてもらえる点が特徴です。

ユーキャン公式サイトによると、利用者からは「大学の就職課よりも丁寧で具体的なアドバイスだった」という声も寄せられています。

対策ブックも一緒に届くため、書き方のコツを習得しやすい構成です。

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まずは各講座の資料請求・無料体験で、サポート内容を具体的に確認しましょう。

高額な講座だからこそ、志望動機対策の中身が自分に合うかを事前に見極めることが大切です。

公務員試験の人物試験(面接)の配点比率【2026年度】

公務員試験の人物試験(面接)の配点比率【2026年度】

志望動機がいくら良くても、人物試験の配点比率がわかっていないと対策の優先順位を誤ります。

ここでは人事院「2026年度 国家公務員採用 一般職試験(大卒程度試験)受験案内」から、配点比率を整理します。

試験区分試験種目配点比率
行政基礎能力試験2/9
行政専門試験(多肢選択式)4/9
行政一般論文試験1/9
行政人物試験2/9
技術系(建築以外)基礎能力試験2/9
技術系(建築以外)専門試験(多肢選択式)4/9
技術系(建築以外)専門試験(記述式)1/9
技術系(建築以外)人物試験2/9
教養区分基礎能力試験4/9
教養区分課題対応能力試験1/9
教養区分一般教養論文試験2/9
教養区分人物試験2/9

(出典:人事院「2026年度 国家公務員採用 一般職試験(大卒程度試験)受験案内」)

人物試験の配点は、行政・技術系区分で全体の22%(2/9)を占めます。

この配点の高さを考えると、筆記試験対策だけに時間を割くのではなく、志望動機・面接対策にも十分な時間を投じる必要があります。

また、人事院の受験案内には「第2次試験の際、人物試験の参考とするため、性格検査を行います」とも記載されており、志望動機と性格検査の整合性も問われます。

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【FAQ】公務員の志望動機でよくある疑問

Q1. 志望動機はいつから準備すればいい?

筆記試験対策と並行して、試験本番の3〜6ヶ月前から少しずつ準備するのが理想です。

直前期は筆記試験対策で手一杯になるため、早めに原体験の洗い出しと一次情報の収集を始めておきましょう。

ただし、公務員試験の面接は「筆記試験合格後の1ヶ月前から本格的に準備」でも対応可能とする通信講座のアドバイスもあります(スタディング公式ブログより)。最低でも1ヶ月は志望動機の深掘りに時間を確保しましょう。

Q2. 民間企業と併願する場合、志望動機はどう作り分ける?

民間と公務員の併願は一般的です。

その際、民間を悪く書かないことが重要です。

書き分けのコツは、「民間企業の〇〇という特徴には魅力を感じつつ、自分が実現したい〇〇は公務員の仕組みでしか取り組めないと考え、併願しています」のように、併願している事実を隠さず、両者の違いを論理的に説明することです。

Q3. 地方公務員で「地元以外の自治体」を志望する場合、志望動機はどうする?

地元以外の自治体を志望する場合、「なぜ地元ではなく、この自治体なのか」を具体的な施策比較で説明する必要があります。

  • その自治体の特徴的な施策を調べ、地元と対比する
  • 大学での専攻や研究テーマが、その自治体の重点領域と一致する
  • インターンシップやボランティアでその自治体と関わった経験がある

こうした具体的な接点を、志望動機に織り込みましょう。

Q4. 公務員の志望動機で「例文」をそのまま使ってもいい?

おすすめしません。

例文をそのまま使うと、深掘り質問で答えに窮する展開になりやすくなります。

例文は「型」を学ぶためのサンプルとして参照し、第1層(原体験)は自分のオリジナルのエピソードを入れるようにしましょう。

Q5. 国家総合職と国家一般職で志望動機の書き方は違う?

違います。

国家総合職は「政策の企画立案」が中心、国家一般職は「政策の実行・フォローアップ」が中心と、人事院の受験案内に明記されています。

国家総合職の志望動機は、政策立案への関心や、省庁全体の方向性を動かしたいという志向を軸にします。

国家一般職の志望動機は、現場で政策を実装していく実務への関心や、具体的な業務を通じた社会貢献を軸にすると整合が取れます。

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まとめ|現役職員の声から逆算して、自分だけの志望動機を作ろう

この記事では、人事院の公式資料「国家公務員 技術系職種ガイド 2026」の現役職員インタビューをもとに、受かる公務員の志望動機の作り方を解説してきました。要点を振り返ります。

  • 受かる志望動機は「自分の原体験 × 公務員の仕事内容 × 社会貢献実感」の3層構造で組み立てる
  • 現役職員が語るやりがいには、①社会実装、②スケール、③専門性活用、④目の前の人の役に立つ、⑤主体性 の5パターンがある
  • 例文のコピーは深掘り質問で崩れるため、一次情報から自分の言葉で作ることが重要
  • 国家公務員は「広域・政策」、地方公務員は「地域・住民」で方向性を変える
  • 試験区分ごとに問われるポイントが異なる(国家一般職/地方上級/特別区/警察官・消防官)
  • 人物試験の配点は全体の22%(2/9)。志望動機対策は筆記と並行して早めに着手する
  • 通信講座の面接シート添削・模擬面接を活用すると完成度が上がる

最後に、志望動機の作成で行き詰まったら、通信講座の資料請求や無料体験講座を活用してみてください。

各社の志望動機対策サポートを比較することで、自分に合った対策方法が見えてきます。

公務員試験全体の対策については、LEC公務員講座の評判記事TAC公務員講座の評判記事国家資格おすすめ一覧も参考にしてください。

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志望動機は受かる人・落ちる人の差が最も出やすい項目です。早めの対策で、合格を確実なものにしましょう。

参考文献

  • 人事院「国家公務員 技術系職種ガイド 2026」
  • 人事院「2026年度 国家公務員採用 一般職試験(大卒程度試験)受験案内」
  • 人事院「官庁訪問ガイド 2025年度版」
  • 特別区人事委員会「令和8年度特別区職員採用試験・選考の実施日程等について」
  • 東京都職員採用「Ⅰ類B採用試験(一般方式)令和7年度実施」
  • LEC東京リーガルマインド公式サイト
  • クレアール公務員講座公式サイト
  • ユーキャン大卒公務員受験対策講座公式サイト
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徳永 浩光のアバター 徳永 浩光 国家資格キャリアコンサルタント

国家資格キャリアコンサルタント(登録番号:21028809)大手から中小企業まで規模を問わず、キャリア支援制度の導入や人材教育、個人の相談業務に従事。WEBメディアの管理運営にも精通したキャリアコンサルタント。 「計画的偶発性理論(Planned Happenstance Theory)」を重視し、予期せぬ変化をチャンスに変えるキャリア形成を支援している。

現在は、資格・教育分野を中心とした専門サイトの監修も多数担当。企業内での制度構築や教育現場での実務経験、WEB運営の知見を活かし、転職市場の動向やリスキリング(学び直し)など、ユーザーの「真の願望」実現に役立つ信頼性の高い情報を発信している。