東京法経学院の司法書士講座は、看板講座「簗瀬徳宏の司法書士 新・最短合格講座」を通信教育で提供しているスクールです。
最大の特徴は、総合コースに合格したら受講料が全額返金される「合格お祝い金制度」です。
結論からお伝えすると、東京法経学院は「答練と問題演習で得点力を上げたい方」「合格して受講料を取り戻すつもりで学びたい方」に向いています。
一方で、講義がダウンロード視聴のみでストリーミングに対応していない点や、教育訓練給付制度の対象外である点は、申し込み前に押さえておきたい弱みです。
この記事では、公式の合格体験記を起点に、東京法経学院の学費・教材・講師・制度を、スタディング・アガルートとの比較を交えて解説します。
価格帯の違う各社をまず横並びで見たい方は、司法書士の通信講座おすすめから絞り込むと選びやすくなります。
編集部【編集部より】東京法経学院は「合格したら全額返金」を前面に出していますが、対象は総合コース(映像A・音声B)だけで、基礎力総合編のみのC・Dは対象外です。しかも司法書士講座は、他資格と違って割引学費で申し込んでも減額されず全額返金の対象になります。この条件の差が講座選びの分かれ目になるので、料金の章で受講タイプごとに整理しました。
司法書士 通信講座おすすめ3社比較
| 通信講座 | 特徴 |
|---|---|
| 東京法経学院 | 総合コースは合格で全額返金実体法と手続法を融合した独自カリキュラム簗瀬講師の通信教育 |
| スタディング | 49,500円〜の低価格スマホ完結AI問題復習機能搭載 |
| アガルート | 合格率28.6%(全国平均5.21%の5.49倍)合格特典で全額返金+お祝い金3万円(対象カリキュラム限定) |
\合格したら受講料が全額返金/
この記事の監修者


徳永 浩光
国家資格キャリアコンサルタント(登録番号:21028809)
大手から中小企業まで規模を問わず、キャリア支援制度の導入・人材教育・個人の相談業務に従事。「計画的偶発性理論」を重視したキャリア形成支援を行うほか、資格・教育分野の専門サイト監修を多数担当。企業研修や教育実務、ウェブメディア運営の知見を活かして情報発信しています。
東京法経学院 司法書士講座の口コミ・評判


東京法経学院は年度ごとに合格体験記を公開しており、そこには使った教材と得点の推移まで書かれています。
宣伝文ではなく受講者本人の言葉から、この講座の実像を見ていきます。
良い口コミ
良い評価で繰り返し出てくるのは「問題集と答練の質」「記述式の解き方が身についた」という2点です。
東京法経学院 司法書士講座 受講者の良い口コミ



講義内容も理解しやすく、勉強時間の短縮につながったと思います。また、記述式問題においても、考え方や確認すべき事項、注意点を詳しく教えてくださったため、記述式を解く力が自然と身に付きました。
引用元:東京法経学院公式サイト 合格体験記(邉見 理恵さん・令和3年度合格)



2020年新・最短合格講座の問題は過去問よりも少し難しい感じがしましたが、問題集の字が大きくて解説が詳しいので、問題演習の勉強が面白くなり勉強時間が増えました。(中略)このように東京法経学院の2020年司法書士新・最短合格講座に申し込んでから、私は問題演習の勉強が面白くなって勉強時間が増え少しずつ試験の得点が伸びて2022年の司法書士試験に合格したのです。
引用元:東京法経学院公式サイト 合格体験記(西原 弘通さん・令和4年度合格)
気になる口コミ
合格体験記のなかにも、教材の難しさや出題の細かさに触れた率直な記述があります。
東京法経学院 司法書士講座 受講者の気になる口コミ



単なる過去問ではなく演習はオリジナル問題が多かったこと。中には極端に細部にこだわる出題もありましたが、多くの問題は一般に受験生がグレーとしている知識でした。
引用元:東京法経学院公式サイト 合格体験記



2020年新・最短合格講座の問題は過去問よりも少し難しい感じがしました。
引用元:東京法経学院公式サイト 合格体験記(西原 弘通さん・令和4年度合格)
なお東京法経学院は、口コミ投稿サイト「みん評」に司法書士講座の専用ページがありません。
そのため批判的な声の一次ソースが乏しく、この記事で紹介できる気になる口コミは公式の合格体験記から拾ったものに限られます。
受講を検討する際は、SNSでの受講者の投稿もあわせて確認することをおすすめします。



【編集部より】東京法経学院の口コミは「講義が神」という種類の評価ではなく、「問題集と答練が面白くて演習量が増えた」という書き方に集まります。西原さんは択一午後の部が87点→69点→96点と揺れながら3年で合格しており、演習中心に切り替えて伸びた過程がそのまま書かれています。派手さより演習量で押し上げるタイプの講座だと読み取れます。
東京法経学院 司法書士講座の基本情報


体験記に出てきた教材や答練が、どのコースに含まれるのかを一覧で押さえておきましょう。
| 運営会社 | 株式会社東京法経学院 |
|---|---|
| 主力講座 | 簗瀬徳宏の司法書士 新・最短合格講座2027(2027年試験対象・初学者向け) |
| 開講 | 8月期 8月17日(月)開講 |
| 学費(税込) | 総合コースA 346,500円(割引学費 173,250円)/総合コースB 302,500円(割引学費 151,250円) |
| 実施中の割引 | 新・最短合格講座キャンペーン【8月 第1弾】は2026年8月8日まで |
| 受講形式 | 通信教育(MP4映像/MP3音声のダウンロードタイプ) |
| 視聴方式 | ダウンロードのみ(ストリーミング再生には非対応) |
| テキスト | 合格基本選書 全9冊+詳細登記六法 |
| 講義回数 | 全149回(学習ガイダンス含む) |
| 提出課題 | 全326問(問題編7冊・解説編16冊) |
| 質問対応 | 質問票12回まで無料+専用質問フォームで随時対応 |
| 合格特典 | 総合コースは合格で受講料が全額返金(基礎力総合編のみは対象外) |
| 教育訓練給付金 | 対象外(指定講座は土地家屋調査士の答練2講座のみ) |
| 講師 | 海老原幸夫講師/簗瀬徳宏 専任講師/山井由典講師 |
| 公表されている実績 | 直近14年間の通学講座(名古屋校全日制)で4人に1人が合格。通信講座の合格率は非公表 |
東京法経学院の司法書士講座は、通学の全日制クラスもありますが、主力は通信教育の「新・最短合格講座」です。
民法と不動産登記法、会社法と商業登記法のように、実体法と手続法を関連づけて学ぶカリキュラムが特徴になっています。
コース別の料金まとめ
学費は「コース(総合/基礎力総合編のみ)」と「受講タイプ(映像/音声)」の組み合わせで4通りに分かれます。
| プラン | コース | 受講タイプ | 一般学費(税込) | 割引学費(税込) | 全額返金 |
|---|---|---|---|---|---|
| A | 総合コース(基礎力総合編+総合答練2027) | MP4映像 | 346,500円 | 173,250円 | 対象 |
| B | 総合コース(基礎力総合編+総合答練2027) | MP3音声 | 302,500円 | 151,250円 | 対象 |
| C | 基礎力総合編のみ | MP4映像 | 268,400円 | ー | 対象外 |
| D | 基礎力総合編のみ | MP3音声 | 227,700円 | ー | 対象外 |
合格で全額返金されるのは、総合答練2027まで含む総合コース(AとB)だけです。
学費を抑えて基礎力総合編のみ(CとD)を選ぶと返金の対象から外れるため、返金前提で考えるなら総合コースを選ぶ必要があります。
映像タイプと音声タイプの差額は総合コースで22,000円(割引学費)で、講義を音声で聴き込む学習スタイルなら音声タイプでも費用を抑えられます。
担当講師と講義の内訳
司法書士講座は3名の講師が担当しています。
| 講師 | 担当・経歴 |
|---|---|
| 海老原 幸夫 講師 | 東京校/通信教育。早稲田大学法学部卒。昭和61年に司法書士登録(埼玉司法書士会)。平成7〜10年 早稲田大学法職課程講師。「海老原メソッド」と呼ばれる歯切れの良い説明に定評 |
| 簗瀬 徳宏 専任講師 | 名古屋校/通信教育。「合格の徳さん」として知られ、新・最短合格講座を担当。司法書士・宅地建物取引士 |
| 山井 由典 講師 | 司法書士講座を担当 |
新・最短合格講座の講義は、学習ガイダンスを含めて全149回です。
- 民法・不動産登記法:60回
- 会社法・商業登記法:34回
- 民事訴訟法・民事執行法・民事保全法:24回
- 刑法:12回/憲法:10回/供託法:6回/司法書士法:2回
- 学習ガイダンス:1回
全体の6割以上を民法・不動産登記法と会社法・商業登記法に充てており、配点の大きい登記法に時間をかける構成です。
教材と提出課題
教材は紙のテキストと講義データファイルで届きます。
- 合格基本選書(テキスト)全9冊:民法Ⅰ・民法Ⅱ・会社法/商法・不動産登記法・商業登記法・民訴/民執/民保・憲法・刑法・供託法/司法書士法
- 詳細登記六法(学費控除の対象商品)
- 提出課題 全326問:問題編7冊・解説編16冊
- 最新年度 本試験問題と詳細解説
- 質問票12枚と返送用封筒
公式は合格基本選書の特徴として「初学者・独学者にも理解できる」「各科目で本質論から説明する」「必要十分な情報量」の3点を挙げています。
解説編が問題編の2倍以上の冊数になっているのが特徴で、演習の答え合わせに時間をかける設計だとわかります。
合格お祝い金と教育訓練給付制度
合格お祝い金(全額返金)の条件は公式に明記されています。
| 対象講座 | 司法書士 新・最短合格講座【2027年試験対象/初学者向け 通信講座】 |
|---|---|
| 対象コース | 総合コース |
| 対象試験年度 | 2027年度試験合格 |
| お祝い金額 | 全額返金 |
| 必要な手続き | 合格証の控えの提示/合格者アンケートの執筆/合格者座談会・インタビューへの協力(交通費は自己負担) |
| 対象外となる方 | 再履修の方(過去に同じ講座を受講した方) |
| 申請期間 | 原則として最終合格発表日から1か月間(期間外の受付は不可) |
ここで注目したいのが、司法書士講座は一般学費と割引学費で返金額が変わらない点です。
同じ制度でも、2027年試験対象の講座では土地家屋調査士と測量士が割引学費だと5万円、行政書士は2万円に減額されます。
司法書士講座だけは割引学費で申し込んでも全額返金の対象になるため、割引学費173,250円で申し込んで合格すれば、その全額が戻る計算になります。
一方で、教育訓練給付制度については注意が必要です。
東京法経学院が公表している指定講座一覧に掲載されているのは土地家屋調査士の答練2講座のみで、司法書士講座は含まれていません。
給付制度を使って自己負担を抑えたい方は、司法書士通信講座と教育訓練給付制度で対象講座を確認したうえで比較してください。



【編集部より】「実質0円」という見え方は総合コースに限った話で、しかも合格が条件です。返金には合格者アンケートの執筆と座談会・インタビューへの協力が必要で、再履修の方は対象外という条件も付きます。給付金が使えない分、返金条件を満たせるかどうかが費用面の判断を左右します。
\総合コースは割引学費173,250円/
東京法経学院 司法書士講座の5つの強み


ここからは、返金制度とカリキュラムが実際にどう効くのかを掘り下げます。
東京法経学院が他社と違う点を5つに絞りました。
合格時全額返金制度で受講料を取り戻せる
総合コースを受講して2027年度試験に合格した場合、支払った受講料は全額返金の対象です。
他資格の講座は割引学費で申し込むと返金額が数万円に減りますが、司法書士講座はその減額がありません。
合格を前提に置ける方にとっては、実質的な負担を大きく下げられる制度です。
ただし合格証の控えの提示、合格者アンケートの執筆、座談会やインタビューへの協力が条件になります。
実体法と手続法を融合した独自カリキュラム
司法書士試験で多くの受験生がつまずくのが、不動産登記法と商業登記法という手続法です。
東京法経学院は民法と不動産登記法、会社法・商法と商業登記法をそれぞれ関連づけて学ぶ構成をとっています。
合格体験記でも「実体法と手続法を合わせて学べ、記述式の考え方も丁寧に教えてもらえた」という評価が見られます。
毎年合格者を輩出する簗瀬講師の講義
新・最短合格講座を担当するのは、「合格の徳さん」と呼ばれる簗瀬徳宏専任講師です。
名古屋校と通信教育を受け持ち、公式サイトでは直近14年間の通学講座で4人に1人の割合で合格者を輩出してきたクラスとして紹介されています。
加えて、東京校と通信教育には「海老原メソッド」で知られる海老原幸夫講師も在籍しています。
講義のサンプル動画が公開されているので、申し込み前に話し方との相性を確認しておくと安心です。
提出課題326問と総合答練で演習量を確保できる
新・最短合格講座には全326問の提出課題が付き、答案を提出すると添削されて返却されます。
総合コースにはさらに総合答練2027が含まれ、模試も入っているため他の受験生と進度を比べられます。
口コミで最も評価が集まっているのがこの演習量で、問題演習を軸に得点を伸ばした体験記が複数掲載されています。
40年以上の法律系資格指導実績
東京法経学院は司法書士のほか、行政書士・土地家屋調査士・測量士・公務員の講座を長年運営してきました。
土地家屋調査士の通信講座も同じ「新・最短合格講座」の形で提供しており、登記関連の指導実績が蓄積されています。
司法書士と土地家屋調査士はどちらも不動産登記に関わる資格なので、ダブルライセンスを狙う方は同じスクールで学べる利点があります。
東京法経学院 司法書士講座の3つの弱み


申し込み前に押さえておきたい弱みもあります。
3つのポイントを正直にお伝えします。
ストリーミング非対応でダウンロード前提
新・最短合格講座はMP4映像またはMP3音声のダウンロードタイプのみで、公式に「ストリーミング再生には対応しておりません」と明記されています。
あらかじめ端末にファイルを保存する形になるため、通信量を気にせず視聴できる反面、端末の空き容量とダウンロード作業が必要です。
スタディングのようにアプリを開けばすぐ講義が始まる手軽さや、AIによる復習機能は用意されていません。
スキマ時間にスマホで学習を完結させたい方には、この視聴方式が合わない可能性があります。
教材の冊数が多く自分で回す前提
合格基本選書は全9冊、提出課題は問題編7冊と解説編16冊という構成です。
公式が挙げる特徴は「初学者・独学者にも理解できる」「本質論から説明する」「必要十分な情報量」で、図解の多さを売りにした教材ではありません。
視覚的なわかりやすさを重視する方は、フルカラーを明示しているアガルートのテキストの方が好みに合う可能性があります。
合計で30冊を超える分量になるため、届いた教材をどう回すかの計画を自分で立てられることが前提になります。
教育訓練給付制度が使えず一般学費は高額
総合コースの一般学費は346,500円で、通信講座としては高い価格帯にあります。
しかも東京法経学院の教育訓練給付制度の指定講座に司法書士講座は含まれていないため、受講料の20%が支給される制度は利用できません。
費用を下げる手段は割引学費と合格時の全額返金に限られ、初学者向け通信教育の割引キャンペーンは2026年8月8日までという期限付きです。
確実に自己負担を抑えたい方は、給付制度の対象講座も候補に入れて比較したほうが安全です。



【編集部より】3つの弱みは「演習量に費用を寄せた設計の裏返し」と読めます。動画の利便性やAI機能、給付制度といった外側の条件を削る代わりに、提出課題326問と総合答練、そして全額返金に振っています。自分で計画を立てて演習を回せる人には効きますが、学習の入口を軽くしてほしい人には向きません。
スタディング・アガルートとの徹底比較


東京法経学院を、比較対象のスタディング・アガルートと主要項目で比べてみましょう。
総合比較表
料金は各社の通常価格(一般学費)で並べています。
| 比較項目 | 東京法経学院 | スタディング | アガルート |
|---|---|---|---|
| 一般価格(税込) | 346,500円(総合コース・映像) | 49,500円〜(ミニマム) | 239,800円〜(入門カリキュラム/ライト) |
| 実施中の割引 | 割引学費で173,250円(8/8まで) | ー | 他校乗換20%OFF・受験経験者10%OFFなど |
| 合格率 | 通信は非公開(通学は直近14年で4人に1人) | 非公開(合格者47名) | 28.6%(令和7年) |
| 合格特典 | 全額返金(総合コースのみ) | デジタルギフト10,000円分 | 全額返金(税抜)+お祝い金3万円 ※2027年目標は入門カリキュラム/フル等が対象。ライトは対象外 |
| 視聴方式 | ダウンロードのみ(ストリーミング非対応) | ストリーミング・アプリ対応 | ストリーミング・アプリ対応 |
| テキスト | 紙テキスト全9冊+提出課題23冊 | デジタル中心(冊子版は別売) | フルカラー・紙+デジタルブック |
| 質問対応 | 質問票12回無料+質問フォーム | 学習Q&Aサービス(チケット1枚2,000円) | KIKERUKUN(フル50回/ライト20回) |
| 演習量 | 提出課題326問+総合答練 | コースにより異なる | 答練・模試あり |
| 教育訓練給付金 | 対象外 | 対象外 | 対象外(司法書士講座は指定なし) |
使い分けガイド
3社は価格帯も学習スタイルも違うため、優先したい条件で選び分けるのが現実的です。
費用を最優先にするならスタディング司法書士講座で、最安のミニマムコースは49,500円から始められます。
合格率という具体的な実績を重視するならアガルート司法書士講座が有力で、令和7年の合格率28.6%を公表しています。
演習量と全額返金を軸に考えるなら東京法経学院で、提出課題326問と総合答練で手を動かす量を確保できます。
教育訓練給付制度については、東京法経学院・スタディング・アガルートのいずれも司法書士講座は指定講座に含まれていません。
東京法経学院の合格実績


東京法経学院の司法書士講座の合格実績について確認しましょう。
東京法経学院が公式サイトで示している実績は、直近14年間の通学講座(名古屋校全日制)で4人に1人の割合で合格者を輩出という数字です。
これは新・最短合格講座を担当する簗瀬講師の通学クラス「簗瀬クラス」の実績で、同じページには「※通学講座 司法書士全日制(名古屋校)の実績となります」という注記も添えられています。
つまりこの4人に1人という数字は通学講座のものであり、通信講座の受講生合格率や合格者数は公表されていません。
ただし通信講座は、その簗瀬クラスの通学講義を収録したメディア教材で学ぶ形になるため、同じ講義を自宅で繰り返し視聴できる点は公式も案内しています。
通信講座同士を数字で比べたい場合は、令和7年の合格率28.6%を公表しているアガルートの方が判断材料としては明確でしょう。
合格体験記から見る学習法の傾向
公表された合格率がない代わりに、体験記からは学習法の共通点が読み取れます。
令和4年度合格の西原弘通さんは、他社の講座で伸び悩んだあと問題演習中心に切り替え、3年かけて択一午後の部を69点から96点まで上げて合格しています。
令和3年度合格の邉見理恵さんは、DVDが届くたびに次回までの計画を立て、講義視聴・ノート作成・課題提出を繰り返す進め方を取っていました。
同じ令和3年度合格の藤原涼菜さんは、子育てと家事と両立しながら、答案練習会で本試験の解答順を練習して合格につなげています。
いずれも共通しているのは、提出課題や答練を軸に演習を回している点です。
東京法経学院が向いている人・向いていない人


東京法経学院は演習量と返金制度に振り切った講座なので、学習スタイルによって評価が大きく分かれます。
迷っている方が自分で判定できるよう、条件を並べます。
向いている人
次のような方であれば、東京法経学院の設計が味方になります。
- 問題演習と答練で得点力を上げていきたい方
- 合格して受講料を取り戻すつもりで学習に取り組める方
- 登記法(不動産登記・商業登記)を実体法とセットで理解したい方
- 紙のテキストに書き込みながら学習を進めたい方
- 届いた教材を自分で計画的に回せる方
- 土地家屋調査士とのダブルライセンスを視野に入れている方
向いていない人
反対に、次のどれかに当てはまるなら別のスクールを見たほうが遠回りになりません。
- スマホのアプリだけで学習を完結させたい方 → スタディングがおすすめ
- とにかく費用を抑えたい方 → スタディングがおすすめ
- 受講生の合格率を見て決めたい方 → アガルートがおすすめ
- 図解の多いテキストで学びたい方
- 教育訓練給付制度を使って自己負担を抑えたい方
司法書士試験の基本情報


東京法経学院の講座で目指す司法書士試験の概要を確認しておきましょう。
| 試験実施機関 | 法務省 |
|---|---|
| 受験料 | 8,000円 |
| 受験資格 | 制限なし |
| 試験日程 | 筆記試験:7月上旬、口述試験:10月中旬 |
| 試験形式 | 筆記試験(択一式+記述式)+口述試験 |
| 試験科目 | 民法、商法、不動産登記法、商業登記法、憲法、刑法、民事訴訟法等(全11科目) |
| 合格基準 | 午前択一・午後択一・記述式それぞれの基準点以上かつ合計点が合格点以上 |
| 筆記試験合格点(令和7年度) | 満点350点中255.0点以上 |
| 基準点(令和7年度) | 午前択一78点/午後択一72点/記述式70.0点 |
| 合格率(令和7年度) | 5.21%(受験者14,418人・合格者751人) |
| 合格者の平均年齢(令和7年度) | 42.05歳(最年少17歳・最年長74歳) |
| 学習時間の一般的な目安 | 約3,000時間(各講座が示す目安) |
| 関連資格 | 行政書士、宅建士、土地家屋調査士 |
受験者14,418人に対して合格者は751人で、20人に1人程度しか受からない試験です。
合格者の平均年齢が42.05歳で最年長が74歳という結果からは、社会人が働きながら合格を目指せる試験であることも読み取れます。
試験の難易度や他資格との比較は、司法書士試験の難易度で詳しく解説しています。
よくある質問(FAQ)
学費や返金条件、視聴方式について寄せられる疑問を整理しました。
初学者ですが、おすすめのコースはどれですか?
初学者向けの「簗瀬徳宏の司法書士 新・最短合格講座2027」の総合コースが基本です。
基礎力総合編に総合答練2027が付くため演習まで一通りそろい、合格時の全額返金の対象にもなります。
学費を抑えて基礎力総合編のみを選ぶと返金の対象から外れるので、返金を前提にするなら総合コースを選んでください。
通信講座でわからないところは質問できますか?
質問できます。
方法は2つあり、同封の質問票を使う方法は12回まで無料で、専用質問フォームからは随時質問できます。
質問票には返却用の封筒が12枚付属しています。
ダウンロードタイプはスマホやタブレットでも視聴できますか?
MP4映像・MP3音声のファイルをダウンロードして再生する形なので、対応する端末であれば視聴できます。
ただし公式に「ストリーミング再生には対応しておりません」と明記されているため、視聴前にファイルを端末へ保存する必要があります。
端末の空き容量とダウンロード環境を確認してから申し込むと安心です。
合格時全額返金の条件は?
対象は司法書士 新・最短合格講座(2027年試験対象・初学者向け 通信講座)の総合コースで、2027年度試験の合格が条件です。
あわせて、合格証の控えの提示、合格者アンケートの執筆、合格者座談会・インタビューへの協力(交通費は自己負担)が必要になります。
過去に同じ講座を受講した再履修の方は対象外で、申請期間は原則として最終合格発表日から1か月間です。
なお司法書士講座は、一般学費でも割引学費でも返金額が変わらず全額返金となります。
教育訓練給付制度は使えますか?
東京法経学院が公表している教育訓練給付制度の指定講座一覧に、司法書士講座は含まれていません。
掲載されているのは土地家屋調査士の答練2講座のみで、司法書士講座では受講料の20%が支給される制度は利用できません。
給付制度の利用を前提に講座を選びたい方は、対象講座を持つスクールと比較して検討してください。
教材学習タイプとダウンロードタイプの違いは何ですか?
新・最短合格講座2027の通信講座は、MP4映像またはMP3音声のダウンロードタイプで提供されます。
映像タイプは板書や画面を見ながら学習でき、音声タイプは移動中などに聴き込む学習に向いています。
総合コースの割引学費で比べると、映像タイプ173,250円と音声タイプ151,250円で22,000円の差があります。
テキストは何冊届きますか?
メインテキストの「合格基本選書」が全9冊で、民法Ⅰ・民法Ⅱ・会社法/商法・不動産登記法・商業登記法・民訴/民執/民保・憲法・刑法・供託法/司法書士法に分かれています。
これに詳細登記六法、最新年度の本試験問題と詳細解説、提出課題の問題編7冊と解説編16冊が加わります。
提出課題は全326問で、答案を提出すると添削されて返却されます。
まとめ
東京法経学院の司法書士講座は、提出課題326問と総合答練で演習量を確保し、合格すれば受講料が全額返金される仕組みが強みの通信講座です。
他資格の講座と違い、司法書士講座は割引学費で申し込んでも返金額が減らないため、割引学費173,250円で申し込んで合格すればその全額が戻ります。
民法と不動産登記法、会社法と商業登記法をセットで学ぶカリキュラムも、登記法でつまずきやすい初学者には助けになるでしょう。
一方で、講義がダウンロード視聴のみでストリーミングに対応していない点、教材の冊数が多く自分で計画を立てる前提である点、教育訓練給付制度の対象外である点は弱みです。
スマホ完結の手軽さと価格を求めるならスタディング、合格率という数字を重視するならアガルートも検討してみてください。
まずは無料の資料請求で講座の内容とサンプル講義を確認し、演習中心の進め方が自分に合うかどうかを見極めてみましょう。
\資料請求で講座内容を確認/

