シニア留学の費用は、渡航先や滞在期間・スタイルによって1ヶ月あたり20〜80万円と幅があります。
アルクが留学経験者258人を対象に実施した調査(アルク調べ・n=258)では、50代以上の留学経験者の約9割が「行ってよかった」と回答しています。
一方で、費用面での準備不足や健康管理の見落としが、留学後の後悔につながるケースも報告されています。
本記事では、おすすめ7カ国の費用比較・年代別プラン・失敗しないための準備ポイントを解説します。
渡航先選びの基準となる医療体制や治安情報も合わせて紹介するので、ぜひ最後まで読んでみてください。
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結論:シニア留学おすすめはマルタ・ニュージーランド・ハワイの3カ国

シニア留学でまず検討すべきは、マルタ・ニュージーランド・ハワイの3カ国です。
マルタは温暖な気候と治安の良さ、ニュージーランドは世界平和度指数でトップクラスの安全性、ハワイは日本語サポートの充実が、それぞれ選ばれる理由です。
アルク留学経験者アンケート(アルク調べ・n=258)では、50代以上の留学経験者の約9割が「行ってよかった」と回答しています。
満足度が高かったのは、「治安が良く、ゆったりとした環境で学べた」というケースでした。
シニア留学は渡航先選びだけでなく、自分の年齢・健康状態・目的に合ったスタイルを選ぶことが成功のカギです。
おすすめ7カ国の比較に加え、年代別の最適プランと失敗しないための準備ポイントを順番に解説します。
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シニア留学とは?50代以上の留学スタイル3選

シニア留学は、語学留学・カルチャー留学・ロングステイ型の3つのスタイルに分かれます。
「留学は若い人がするもの」というイメージとは異なり、50代以上の留学者数は年々増加しており、語学学校にもシニア専用クラスを設ける学校が増えています。
目的や体力・滞在期間によって最適なスタイルは異なるため、それぞれの特徴を把握した上で選ぶことが大切です。
以下の3つのスタイルを順番に解説します。
自分のペースや目的に合ったスタイルを見つけて、留学計画の第一歩を踏み出しましょう。
語学留学 — 同年代クラスで無理なく学ぶ
語学留学は、50代以上の生徒だけが集まるクラスで、自分のペースで英語を学ぶスタイルです。
EFやECなど大手語学学校では「50+プログラム」「クラブ50」などのシニア専用コースを提供しています。
同年代の仲間と学ぶため、若い学生のペースについていけないという心配がありません。
授業は午前中のみで、午後は観光やアクティビティを楽しむプログラムが一般的です。
カルチャー留学 — 語学+現地文化を体験する
カルチャー留学は、英語の授業に加えて、料理・ワイン・ガーデニング・歴史探訪などの文化体験を組み合わせたスタイルです。
イギリスやイタリア、マルタで人気があります。
「英語をガッツリ勉強する」よりも「海外の文化に触れながら、自然に英語を使いたい」という方に向いています。
定年退職後の趣味の幅を広げるきっかけにもなるスタイルです。
ロングステイ型 — 暮らすように滞在しながら学ぶ
ロングステイ型は、1〜3ヶ月程度の長期滞在をしながら、週に数回だけ語学学校に通うスタイルです。
マレーシアやニュージーランド、オーストラリアで人気があります。
「観光旅行では物足りない、でもフルタイムの授業は体力的にきつい」という方に最適です。
現地の生活を体験しながら、無理のないペースで英語に触れられます。
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【一覧比較】シニア留学おすすめ7カ国|費用と特徴

シニア留学おすすめ7カ国を費用と特徴の2つの観点で比較します。
治安と気候のバランスではマルタが最優秀、安心感と日本語対応ではハワイがトップ、費用を抑えるならフィリピンが圧倒的です。
国ごとに強みが異なるため、費用だけでなく医療体制や日本語サポートも含めて総合的に判断することが大切です。
以下の2つの表で順番に確認しましょう。
費用と特徴を両方確認した上で、自分に合った渡航先を絞り込みましょう
シニア留学おすすめ7カ国の費用
7カ国の中で最も費用を抑えられるのはフィリピンで、1ヶ月20〜35万円から留学できます。
| 国名 | 1ヶ月の費用目安 | おすすめ年代 |
|---|---|---|
| マルタ | 30〜50万円 | 全年代 |
| ニュージーランド | 30〜50万円 | 全年代 |
| ハワイ | 40〜80万円 | 全年代 |
| オーストラリア | 35〜60万円 | 50〜60代 |
| カナダ | 35〜65万円 | 50〜60代 |
| イギリス | 40〜70万円 | 50〜70代 |
| フィリピン | 20〜35万円 | 50〜60代 |
為替レートは2026年2月時点。最新情報は各学校・エージェントの公式サイトでご確認ください。
ハワイは7カ国中最も費用が高くなりますが、日本語サポートの充実度と医療環境の安心感は群を抜いています。
シニア留学おすすめ7カ国の特徴
日本語対応・治安・医療体制の3点すべてが揃っているのは、ハワイ・オーストラリア・カナダです。
安心して留学できる環境を最優先に選びたい方は、まずこの3カ国を検討しましょう。
| 国名 | 日本語対応 | 治安 | 医療体制 |
|---|---|---|---|
| マルタ | △ | ◎ | ○ |
| 温暖な気候 シニアプログラム充実 | |||
| ニュージーランド | △ | ◎ | ◎ |
| 世界平和度指数が上位 自然豊か | |||
| ハワイ | ◎ | ◎ | ◎ |
| 日本語サポート充実 安心感が高い | |||
| オーストラリア | ○ | ◎ | ◎ |
| 医療制度が充実 多文化環境が共存 | |||
| カナダ | ○ | ◎ | ◎ |
| 多文化環境が共存 治安良好 | |||
| イギリス | △ | ○ | ◎ |
| 本場の英語 文化体験が豊富 | |||
| フィリピン | ○ | △ | △ |
| コスパ最強 マンツーマン授業 | |||
持病をお持ちの方や初めての海外滞在という方は、日本語対応と医療体制を最優先に渡航先を選びましょう。
「シニア留学先を選ぶとき、費用だけで判断される方が多いのですが、50代以上の方に私が必ずお伝えしているのは『医療アクセス』と『気候』の2点です。
たとえば持病をお持ちの方は、英語で受診できる病院が近くにある国を選ぶことが大前提です。
また、寒暖差が激しい地域は体調を崩しやすいため、マルタやハワイのような温暖な気候の国が安心です。
費用比較表はあくまで出発点。
ご自身の健康状態と照らし合わせて選んでください。」
──アルクの留学エージェント比較 運営事務局
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国別の詳細解説|おすすめ7カ国

7カ国それぞれの費用・ビザ・医療体制・留学スタイルを詳しく解説します。
渡航先の候補を2〜3カ国に絞り込んでいる方は、以下の詳細情報を参考に最終判断をおこなってください。
以下の7カ国を順番に解説します。
- マルタ — 地中海の温暖な気候と治安の良さ
- ニュージーランド — 世界一安全な英語圏でゆったり留学
- ハワイ — 日本語が通じる安心感No.1
- オーストラリア — 医療制度が充実した留学先
- カナダ — 多文化環境で国際交流を楽しむ
- イギリス — 本場の英語と歴史・文化を堪能
- フィリピン — コスパ最強のマンツーマン留学
各国の詳細を確認しながら、自分の目的と条件に合った渡航先を見つけましょう。
マルタ — 地中海の温暖な気候と治安の良さ
マルタはシニア留学で最もおすすめの国の一つです。
地中海性気候で年間を通じて温暖、治安も非常に良く、50代以上の留学先として人気が急上昇しています。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 費用目安(1ヶ月) | 30〜50万円 |
| おすすめ年代 | 全年代 |
| 主な留学スタイル | 語学留学(50+プログラム)、カルチャー留学 |
| ビザ | 90日以内はビザ不要(シェンゲン協定) |
| 時差 | −8時間 |
| フライト時間 | 約14〜16時間(乗り継ぎ) |
| 医療体制 | 公立病院はマルタ市民およびEU/EEA国民のみ無料 留学生・観光客は私立保険の加入が必須 |
マルタの語学学校では、「クラブ50」「50+プログラム」と呼ばれるシニア専用コースが充実しています。
午前中は英語レッスン、午後は世界遺産巡りやワインテイスティングなどの文化アクティビティを楽しむ構成が一般的です。
EU加盟国で治安が非常に良く、英語が公用語の一つであるため、日常生活でも英語が通じます。
物価もヨーロッパの中では安めで、長期滞在もしやすい環境です。
ニュージーランド — 世界一安全な英語圏でゆったり留学
ニュージーランドは、世界平和度指数(GPI)で世界トップクラスの評価を受ける、英語圏の中でも特に安全な国です。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 費用目安(1ヶ月) | 30〜50万円 |
| おすすめ年代 | 全年代 |
| 主な留学スタイル | 語学留学、ロングステイ型 |
| ビザ | NZeTA(3ヶ月以内)、学生ビザ(3ヶ月以上) |
| 時差 | +3時間 |
| フライト時間 | 約10〜11時間 |
| 医療体制 | 公的医療保険あり、留学生向け保険加入義務あり |
ニュージーランドは自然が豊かで、ゆったりとした時間の流れが特徴です。
人口密度が低く、都市部でも落ち着いた雰囲気があるため、リタイア後の生活体験としても人気があります。
フレンドリーな国民性で、英語に自信がなくても温かく受け入れてもらえる環境です。
ハワイ — 日本語が通じる安心感No.1
ハワイは「初めての海外」「英語に自信がない」シニアに最もおすすめの渡航先です。
日本語対応のサービスが充実しており、万が一の時も安心して対応してくれます。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 費用目安(1ヶ月) | 40〜80万円 |
| おすすめ年代 | 全年代(特に70代以上におすすめ) |
| 主な留学スタイル | 語学留学、カルチャー留学 |
| ビザ | ESTA(90日以内はビザ不要、ESTA申請$40.27) |
| 時差 | −19時間(日本の前日) |
| フライト時間 | 約7〜8時間 |
| 医療体制 | 日本語対応の病院・クリニックが複数あり |
ハワイ最大の強みは、日本語で受診できる病院があることです。
Doctors on Callなど日本語対応の医療機関があり、持病をお持ちの方でも安心して滞在できます。
60代・70代のリピーターが多く、毎年2週間だけハワイで語学学校に通うスタイルも人気です。
費用は7カ国中最も高めですが、安心して海外に滞在したいシニアの方にとって、ハワイは最も条件が揃った渡航先といえるでしょう。
オーストラリア — 医療制度が充実した留学先
オーストラリアは医療制度が充実しており、健康面が気になるシニアにおすすめです。
主にゴールドコーストやシドニーが人気の渡航先として挙げられます。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 費用目安(1ヶ月) | 35〜60万円 |
| おすすめ年代 | 50〜60代 |
| 主な留学スタイル | 語学留学、ロングステイ型 |
| ビザ | 観光ビザ(ETA)で3ヶ月以内、学生ビザ(3ヶ月以上) |
| 時差 | +1時間(シドニー) |
| フライト時間 | 約7〜9時間 |
| 医療体制 | OSHC(留学生健康保険)で医療費カバー 日本語対応の病院あり |
オーストラリアは留学生向けの健康保険制度(OSHC)が整っており、万が一の病気やケガの際も医療費の負担を軽減できます。
温暖な気候と豊かな自然も、シニアの体調管理に好条件です。
多文化社会のため年齢や国籍に対する偏見が少なく、シニア留学生も溶け込みやすい環境です。
カナダ — 多文化環境で国際交流を楽しむ
カナダは、バンクーバーやトロントを中心に多文化・多言語の環境で、国際交流を楽しめる国です。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 費用目安(1ヶ月) | 35〜65万円 |
| おすすめ年代 | 50〜60代 |
| 主な留学スタイル | 語学留学、カルチャー留学 |
| ビザ | eTA(6ヶ月以内はビザ不要) |
| 時差 | −17時間(バンクーバー) |
| フライト時間 | 約9時間 |
| 医療体制 | 州ごとの公的医療保険あり 留学生は民間保険加入が一般的 |
世界各国からの移民が暮らす多文化国家のため、留学生や外国人に対する受け入れ体制が手厚いのが特徴です。
語学学校のクラスでも、ヨーロッパや南米などさまざまな国籍の方と交流できます。
バンクーバーは日本からの直行便があり、アクセスの良さもシニアにとって大きな利点です。
イギリス — 本場の英語と歴史・文化を堪能
イギリスは、本場のクイーンズイングリッシュを学びたいシニアに人気の留学先です。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 費用目安(1ヶ月) | 40〜70万円 |
| おすすめ年代 | 50〜70代 |
| 主な留学スタイル | 語学留学、カルチャー留学、ホームステイ型 |
| ビザ | 6ヶ月以内はビザ不要(Standard Visitor Visa) |
| 時差 | −9時間 |
| フライト時間 | 約12〜13時間 |
| 医療体制 | NHS(国民保健サービス)で緊急医療は無料 |
大英博物館やストーンヘンジなどの歴史遺産・コッツウォルズの田園風景・アフタヌーンティーなど、シニア世代の知的好奇心を満たすコンテンツが豊富です。
語学学習と文化体験の両方を高いレベルで楽しめる点が、イギリス留学最大の魅力といえるでしょう。
ケンブリッジやオックスフォード近郊には、シニア向けの少人数制プログラムを提供する語学学校もあります。
フィリピン — コスパ最強のマンツーマン留学
フィリピンはシニア留学でも最もコストを抑えられる国です。
1ヶ月の費用は20〜35万円と、ハワイの半額以下で実現できます。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 費用目安(1ヶ月) | 20〜35万円 |
| おすすめ年代 | 50〜60代 |
| 主な留学スタイル | 語学留学(マンツーマン) |
| ビザ | 30日以内はビザ不要(SSP取得必須) |
| 時差 | −1時間 |
| フライト時間 | 約4〜5時間 |
| 医療体制 | 都市部に総合病院あり。日本語対応は限定的 |
マンツーマン授業が標準であることもフィリピン留学の強みです。
グループレッスンでは発言しにくいと感じるシニアの方でも、1対1なら自分のペースで学べます。
寮費と食事がセットの「オールインクルーシブ型」が多く、追加出費が少ない点もメリットです。
注意点として、SSP(特別就学許可証)は2025年7月改定後、公定料金7,800ペソに学校事務手数料などが加算され、総額約21,000〜37,000円(1ペソ≒2.7円)かかります。
また、医療体制は他の先進国と比べると限定的なため、持病のある方は事前に十分な検討が必要です。
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【年代別ガイド】50代・60代・70代のおすすめプラン

50代・60代・70代以上では、時間的余裕・体力・目的がそれぞれ異なるため、年代に合ったプランを選ぶことが留学成功のカギです。
同じ「シニア留学」でも、現役で働く50代と定年退職後の60代では、最適な期間やスタイルが大きく変わります。
以下の3つの年代別に確認しましょう。
自分の年代と状況に合ったプランを見つけて、留学計画を具体的に進めましょう。
50代 — 仕事と両立しながらキャリアチェンジの第一歩
50代はまだ現役で働いている方が多い年代のため、長期休暇やリフレッシュ休暇を利用した1〜2週間の短期留学から始めるのがおすすめです。
- おすすめの国: フィリピン・マルタ・オーストラリア
- おすすめの期間: 1〜2週間(有給休暇活用)
- おすすめのスタイル: 語学留学(集中コース)
50代の留学は、キャリアチェンジやスキルアップの第一歩としての意味合いが強いです。
「定年後に海外で暮らしたい」「英語を使う仕事に転職したい」という方は、まず短期留学で現地の生活を体験してみましょう。
60代 — 退職後の第二の人生を海外で始める
60代は定年退職前後の方が多く、時間と資金の両方に余裕がある留学のゴールデンタイムです。
1ヶ月〜3ヶ月のじっくり留学がおすすめの選択肢です。
- おすすめの国: マルタ・ニュージーランド・イギリス
- おすすめの期間: 1〜3ヶ月
- おすすめのスタイル: カルチャー留学・ロングステイ型
60代の留学は「学び」と「楽しみ」のバランスを重視しましょう。
フルタイムの授業よりも、午前中だけレッスンを受けて午後は観光や趣味を楽しむスタイルが人気です。
そのため、夫婦で一緒に留学するケースも多く見られます。
70代以上 — 健康管理を最優先に短期で楽しむ
70代以上の留学は、健康管理を最優先に、無理のないスケジュールで楽しむことが大切です。
1〜2週間の短期滞在を基本に計画しましょう。
- おすすめの国: ハワイ・マルタ・ニュージーランド
- おすすめの期間: 1〜2週間
- おすすめのスタイル: カルチャー留学・ロングステイ型
70代以上の方には、日本語対応の医療機関がある国を強くおすすめします。
ハワイは日本語で受診できる病院があり、最も安心感が高い渡航先です。
年齢に上限はなく、80代で留学される方もいらっしゃいます。
「シニア世代の語学習得には若い方とは異なる特徴があります。
50代以上の方は『暗記力』では若者に劣りますが、『文脈を理解する力』『論理的に考える力』は圧倒的に優れています。
つまり、丸暗記中心の学習法ではなく、会話の中で実践的に使いながら覚えるスタイルが最も効果的です。
マンツーマン授業やディスカッション中心のクラスを選ぶと、シニアの強みを最大限に活かせます。
『年齢を重ねたら英語は伸びない』というのは完全な誤解です。
何歳からでも、正しい方法で学べば確実に上達します。」
──アルクの留学エージェント比較 運営事務局
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シニア留学のメリット・デメリット

シニア留学には、時間的余裕を活かした深い学びや異文化交流というメリットがある一方、健康面やデジタル手続きへの対応といった注意点もあります。
以下の2つに分けて解説します。
事前に注意点を把握して、現地でのトラブルを未然に防ぎましょう。
メリット5つ
シニア留学のメリットは、若い世代にはない人生経験や時間的余裕を活かせる点にあります。
以下の5つのメリットを順番に確認しましょう。
1. 時間的余裕を持ってじっくり学べる
現役世代と違い、シニア世代は時間の制約が少ない方が多いです。
1ヶ月以上の長期留学も現実的な選択肢になります。
2. 人生経験を活かした深い異文化交流ができる
アルク留学経験者アンケート(n=258)では、50代以上の留学経験者が「最も得られたもの」として1位に挙げたのは「国際的な友人関係」でした。
長年の人生経験があるからこそ、若い学生にはできない深い交流が可能です。
3. 英語だけでなく教養・趣味の幅が広がる
カルチャー留学では、語学に加えて料理・ワイン・ガーデニング・歴史などの文化体験ができます。
定年後の生きがいづくりにもつながります。
4. 健康維持・認知症予防の効果が期待できる
海外での新しい体験や語学学習は、脳に良い刺激を与えます。
新しい言語を学ぶことが認知機能の維持に役立つという研究結果も報告されています。
5. 旅行では味わえない「暮らす体験」ができる
観光旅行とは異なり、現地で生活しながら学ぶことで、その国の文化や人々をより深く理解できます。
「観光では物足りなくなった」というシニアに最適です。
定年後の生きがいづくりや健康維持にもつながるシニア留学は、年齢を重ねたからこそ得られる学びの場です。
デメリットと対策3つ
シニア留学のデメリットは、健康面のリスク・デジタル手続きへの対応・孤立感の3つが挙げられます。
いずれも事前の準備と適切な渡航先選びで対策できるため、過度に心配する必要はありません。
以下の3つの注意点と対策を確認しましょう。
1. 健康面のリスクが若年層より高い
年齢を重ねるほど、慣れない環境での体調不良リスクは高まります。
→ 対策
- 出発前にかかりつけ医に相談する
- 海外旅行保険は持病対応の手厚いプランに加入する
- 日本語対応の病院がある国を選ぶ
- 常備薬は十分な量を持参する
2. デジタル手続きに不安がある
ESTAやNZeTAなどの電子渡航認証、オンラインでの入国申請など、デジタル手続きが増えています。
→ 対策
- 留学エージェントに手続きを代行してもらう
- 出発前にスマートフォンの基本操作を練習しておく
3. 孤立感を感じる可能性がある
特に1人で渡航する場合、言葉の壁やカルチャーショックから孤立感を感じることがあります。
→ 対策
- シニア専用プログラムのある学校を選ぶ(同年代の仲間ができる)
- 日本人スタッフがいる学校を選ぶ
- 短期(1〜2週間)から始める。
デメリットへの対策を事前に講じておくことで、安心して留学に臨めます。
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シニア留学の準備と選び方|失敗しないための5つのポイント

若い世代の留学と異なり、シニア留学では健康面や保険の準備に加え、ビザ手続きや現地サポート体制の確認など、考慮すべき点が多くあります。
以下の5つのポイントを順番に確認しましょう。
5つのポイントを押さえた上で準備を進めることで、現地でのトラブルを未然に防ぎ、充実した留学生活を送れます。
1. 健康状態を確認し、海外旅行保険を手厚く準備する
シニア留学で最も重要なのは健康管理です。
出発前に必ずかかりつけ医に相談し、渡航可能な状態か確認してもらいましょう。
海外旅行保険は持病対応(既往症担保)プランを選ぶことが重要です。
一般的な海外旅行保険では持病の悪化は補償対象外のため、シニア向けの手厚いプランに加入してください。
2. 渡航先の医療体制と日本語対応を確認する
渡航先によって医療体制は大きく異なるため、英語で受診できる病院が近くにあるか、できれば日本語対応の医療機関があるかを事前に確認しましょう。
持病をお持ちの方は、渡航前にかかりつけ医に英文の診断書を作成してもらい、現地の医療機関に提示できる状態にしておくことが大切です。
- ハワイ: 日本語対応の病院・クリニックが複数
- オーストラリア: シドニー・メルボルンに日本語対応の病院あり
- イギリス: NHSで緊急医療は無料。日本語対応は限定的
- フィリピン: 都市部に総合病院あり。日本語対応はほぼなし
日本語対応の医療機関が少ない国に渡航する場合は、緊急時の連絡先や受診の流れを事前に把握しておきましょう。
3. 費用の総額を事前にシミュレーションする
授業料・滞在費だけでなく、渡航費・ビザ費用・海外保険・現地の生活費まで含めた総費用を事前にシミュレーションしましょう。
シニア向けの海外旅行保険は、年齢が上がるほど保険料も高くなるため、若い世代より多めに見積もっておくことが大切です。
また、為替レートの変動によって総費用が大きく変わるケースもあるため、渡航時期が決まったら余裕を持った予算を組み立てましょう。
複数のエージェントから見積もりを取り、費用の内訳を比較した上で最終的なプランを決定することをおすすめします。
4. 帰国後の英語学習プランを立てておく
シニア留学の効果を持続させるには、帰国後の学習継続が不可欠です。
留学で芽生えた英語への意欲を、日常的な学習習慣につなげましょう。
- オンライン英会話で週1〜2回のレッスンを継続
- 英語のポッドキャストやニュースを毎日聞く習慣を作る
- 地域の英会話サークルに参加して仲間と学び続ける
- 「来年もまた留学する」という目標がモチベーション維持に最も効果的
帰国後の学習プランを出発前に決めておくことで、留学中の学びをより長く活かせます。
5. JAOS/J-CROSS認定の留学エージェントを選ぶ
シニア留学は健康面・保険・ビザなど考慮すべき点が多いため、信頼できるエージェントのサポートが不可欠です。
エージェント選びの際は、以下の2つの認証を取得しているかを最初に確認しましょう。
- JAOS(海外留学協議会)認定:業界の品質基準を満たしたエージェント
- J-CROSS(留学サービス審査機構)認証:第三者機関による審査を通過したエージェント
シニア留学では、持病がある場合の留学先の選定・医療体制の事前確認・保険の手配など、若年層の留学にはない配慮が必要です。
JAOS認定やJ-CROSS認証は業界の品質基準をクリアしている客観的な証拠のため、エージェント選びの判断材料として活用してください。
「シニア留学で最も多いご相談は『健康面の不安』と『1人で行く心細さ』の2つです。
健康面については、JAOS認定やJ-CROSS認証のエージェントであれば、持病をお持ちの方の留学実績もあり、適切な保険や医療体制のある留学先を提案してくれます。
また『1人が不安』という方には、シニア専用プログラムのある学校がおすすめです。
世界中から集まった同年代の仲間と一緒に学ぶことで、初日から打ち解けられる方がほとんどです。
80代で留学される方もいらっしゃいます。年齢を理由にあきらめる必要は、まったくありません。」
──アルクの留学エージェント比較 運営事務局
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よくある質問(FAQ)
シニア留学を検討する方から多く寄せられる質問を4つまとめました。
以下の4つの質問を順番に確認しましょう。
渡航前の疑問を解消した上で、準備を進めましょう。
シニア留学に年齢制限はありますか?
ほとんどの語学学校には年齢の上限はなく、健康状態に問題がなければ何歳でも留学できます。
実際に80代で留学された方の実績もあります。
ただし、一部のシニア専用プログラム(50+・クラブ50)は50歳以上を対象としているため、申し込み前に確認しましょう。
英語がまったくできなくても大丈夫ですか?
英語が初心者レベルでも問題ありません。
シニア向けプログラムは、初心者レベルから受講できるものがほとんどです。
フィリピンのマンツーマン授業なら自分のペースで基礎から学べ、ハワイでは日本語対応のスタッフがいる学校もあります。
「旅行で困らない程度の英語を身につけたい」という目標であれば、2〜4週間の短期留学で十分な成果が得られます。
持病があっても留学できますか?
持病の種類と程度によりますが、多くの場合は留学できます。
出発前にかかりつけ医に相談し、渡航の可否を確認した上で以下の準備をおこないましょう。
- 英文の診断書を用意する
- 常備薬を十分な量(滞在期間+予備)で持参する
- 持病対応の海外旅行保険に加入する
- 現地の日本語対応医療機関を事前に調べておく
ただし、学校によっては留学できない可能性があるため、必ず学校やエージェントに確認しましょう。
1人で行くのが不安です。夫婦やグループでも参加できますか?
夫婦やグループでの参加はもちろん可能です。
夫婦で一緒に語学学校に通うケースも多く、同じクラスまたは別のクラスで学べます。
留学エージェントが主催するシニア向けグループツアー型の留学プログラムもあります。
1人で参加する場合でも、シニア専用プログラムなら世界中から集まった同年代の仲間ができるため、孤立する心配はほとんどありません。
※無理な勧誘はありません
まとめ
本記事では、シニア留学におすすめの7カ国の費用比較・年代別プラン・失敗しないための準備ポイントなどを解説しました。
海外留学を「もう年だから」と諦める必要はまったくありません。
時間と経験を持つシニア世代だからこそ、若い頃とは違う深い学びと交流が待っています。
まずは複数のエージェントに無料カウンセリングを申し込み、自分に合ったプランと費用感を確認してみましょう。
※無理な勧誘はありません

