「カナダへ留学したいけど、実際どんな国なの?」「安全性は?英語は通じる?費用はどのくらい?」——留学先を決める前に、まずその国のことをきちんと知っておきたいですよね。
カナダは、日本人留学生に人気の英語圏留学先として、毎年約9,500人が渡航する定番の留学先です。
アルク留学経験者アンケート(n=258)では、実際に留学した国の3位(約20%)に選ばれており、アメリカ・オーストラリアと並ぶ三大英語圏留学先のひとつです。
人気の理由は「安全性の高さ(世界平和指数2025年・世界14位)」「英語留学としてのコストパフォーマンス(月25〜50万円)」「ワーキングホリデー制度(生涯2回まで参加可)」の3点に集約されます。
しかしカナダの本当の魅力はそれだけではなく、英語・フランス語の2言語が公用語であること、約200の民族が共存する「モザイク国家」としての包容力——これらを理解して初めて、「自分の留学目的にカナダが合っているか」を正しく判断できます。
この記事では、カナダの基本情報・主要都市・気候・留学費用・ビザ制度まで、留学前に知っておくべき情報を網羅的に解説します。
カナダってどんな国?一言で言えば「世界第2位の大国×多文化社会」

カナダは北米に位置する面積世界第2位の連邦国家で、英語とフランス語を公用語に持つ「モザイク国家」です。
国土は日本の約26倍、約200の民族が共存する多文化社会で、外務省の危険情報発出もなく(2026年現在)、初めての海外留学先としても安心して選べる環境が整っています。
カナダを留学先として正しく理解するには、「国の基本スペック(規模・言語・制度)」と「多文化主義という国民性」の2点を押さえることが重要です。
カナダの基本情報まとめ
カナダの基本情報は以下の通りです。
日本の約26倍の面積に約4,157万人が暮らしています。
| 正式国名 | カナダ |
|---|---|
| 首都 | オタワ |
| 最大都市 | トロント |
| 面積 | 9,984,670 km²(世界第2位・日本の約26倍) |
| 人口 | 約4,157万人(2025年Q4推定) |
| 公用語 | 英語・フランス語 |
| 通貨 | カナダドル(CAD)※1 CAD ≈ 114円(2026年5月時点) |
| 名目GDP | 世界第11位(約2.507兆米ドル・2026年推定) |
| 政治体制 | 連邦議会制・立憲君主制 |
| 首相 | マーク・カーニー(2026年時点) |
| 構成 | 10州3準州 |
カナダは東西に広大な国土を持ち、6つのタイムゾーンが存在します。
| 主な都市 | タイムゾーン | 日本との時差 |
|---|---|---|
| バンクーバー、ビクトリア | 太平洋時間(PST) | -17時間(夏は-16時間) |
| カルガリー、エドモントン | 山岳時間(MST) | -16時間(夏は-15時間) |
| トロント、オタワ、モントリオール | 東部時間(EST) | -14時間(夏は-13時間) |
| ハリファックス | 大西洋時間(AST) | -13時間(夏は-12時間) |
留学先の都市によって日本との時差が大きく異なるため、事前に確認しておきましょう。
カナダの特徴:「モザイク国家」と呼ばれる多文化社会
カナダが「モザイク国家」と呼ばれる理由は、約200の民族・文化が同等の価値を持つものとして共存しているからです。
アメリカの「メルティングポット(文化を溶け込ませる)」とは対照的に、カナダでは各民族がアイデンティティを保ちながら社会参加することが奨励されています。
| 比較 | カナダ(モザイク国家) | アメリカ(メルティングポット) |
|---|---|---|
| 文化観 | 各文化が独自性を保ちながら共存 | 多様な文化がひとつに溶け込む |
| 移民政策 | 多文化主義を国策として推進 | 同化(アメリカ人化)を重視 |
| 留学生への姿勢 | 母国文化を持ち込んでも歓迎 | アメリカ流への適応を求める傾向 |
留学生にとっての主なメリットは以下の3点です。
- 英語が母国語でなくても馴染みやすい:世界各国の留学生が集まる環境のため、「英語が完璧でないこと」への心理的ハードルが低い
- 多様な英語に触れられる:ネイティブだけでなく、様々な国籍の人と英語でコミュニケーションする経験が実践的な英語力に直結する
- フランス語も学べる:ケベック州(モントリオール等)では日常的にフランス語が使われており、英仏2言語を同時に習得できる世界でも稀有な環境
多言語・多文化環境での留学は、語学力の幅を広げる上で非常に価値があります。
カナダの主要都市を比較

カナダ留学で選ばれる都市は大きく4つ——バンクーバー・トロント・モントリオール・カルガリーですが、気候・費用水準・英語環境がそれぞれ大きく異なります。
留学の目的(語学力重視か費用重視か、自然か都市かなど)によって最適な都市が変わるため、事前に各都市の特徴を把握しておくことが大切です。
| 都市 | 気候 | 費用水準 | 英語環境 | おすすめの人 |
|---|---|---|---|---|
| バンクーバー | 温暖(冬0〜13℃) | やや高め | 日本人多め | 住みやすさ重視・初めての海外留学 |
| トロント | 四季あり(冬-8〜-1℃) | 高め | 多国籍・多様 | ビジネス英語・都市生活希望 |
| モントリオール | 寒冬(-30℃も) | 安め | 英仏バイリンガル | 費用重視・フランス語も学びたい |
| カルガリー | 寒冬(極寒-40℃も) | 普通 | 英語環境良好 | 英語漬け環境・自然体験重視 |
以下で各都市の特徴を詳しく紹介していきます。
バンクーバー
バンクーバーは英語圏で最も温暖な気候と、世界トップ水準の住みやすさを誇る都市で、日本人留学生に最も人気があります。
太平洋岸に面した山と海の絶景と整備された都市インフラが共存しており、語学学校の選択肢も豊富です。
短期留学から長期留学まで、あらゆるスタイルに対応できる語学学校が集まっている点も魅力です。
一方で、日本人留学生の比率が高く、学校や時間帯によっては英語を話す機会が限られる場合があります。
英語力の向上を最優先にする場合は、授業外でも意識的に英語環境を作る工夫が必要です。
ホームステイや国際交流イベントへの参加が効果的です。
トロント
トロントはカナダ最大の都市で、多国籍・多文化のコスモポリタンな雰囲気と、充実した経済・教育インフラが特徴です。
人口の約50%以上が移民またはその子孫とされており、世界中の言語と文化が混在しています。
金融・ビジネスの中心地であるため、ビジネス英語を鍛えたい方や、大学・専門学校への進学を目指す方にも適しています。
バンクーバーと比べて日本人比率が低く、クラスメートの多様性が高い環境で英語を使う機会が多い点が強みです。
冬(12〜2月)は気温が-8℃前後まで下がるため、防寒対策は万全にする必要があります。
モントリオール
モントリオールはカナダ最大のフランス語圏都市で、英語とフランス語が日常的に混在するユニークな環境が特徴です。
「北のパリ」とも呼ばれるヨーロッパ風の街並みや芸術・音楽シーンが発達しており、文化体験を重視する留学生に人気があります。
語学学校の学費や家賃がバンクーバー・トロントより安めであるため、費用を抑えながら充実した留学生活を送りたい方に向いています。
ただし、冬は厳しく-20〜-30℃になる日もあります。
英語とフランス語の両方を学ぶ機会が豊富にある一方、フランス語が主流の場面も多いため、英語のみを集中して習得したい方は学校や生活エリアの選択に注意が必要です。
フランス語の知識がある場合は、英語・フランス語のバイリンガル環境を積極的に活かせる都市です。
カルガリー・ビクトリア・その他
カルガリーはカナダのロッキー山脈観光の拠点となる内陸都市で、日本人留学生が少なく英語漬けの環境を作りやすい点が特徴です。
オイル産業で発展した経済都市でもあり、インターンシップや将来の就職を見据えた留学にも向いています。
冬は内陸部のため-20〜-40℃の極寒日もありますが、チヌーク(フェーン現象のような暖かい風)が吹くと一気に温かくなる独特の気候も体験できます。
バンクーバー島南端のビクトリアは、穏やかな気候と小規模な都市環境が特徴のアイランドタウンです。
バンクーバーから船で約1時間半の距離にあり、大都市の喧騒が苦手な方や、落ち着いた環境でじっくり語学を学びたい方に向いています。
都市選びで見落としがちなのは、語学学校内の国籍比率です。
バンクーバーの一部の学校では、クラスの半数以上が日本人になるケースがあります。
英語力の向上を最優先に考えるなら、渡航前にエージェントに相談し、日本人比率の低い学校・クラスを選ぶことをおすすめします。
英語環境さえ意識的に確保できれば、どの都市を選んでも十分な語学力アップが期待できます。
カナダの気候と季節

カナダは東西に広大な国土を持つため、都市によって気候が大きく異なります。
バンクーバーは一年を通じて温暖ですが、内陸部のカルガリーやモントリオールでは冬に-30℃以下まで気温が下がることもあります。
留学時期を選ぶ際は、訪問予定の都市の気候を事前に把握しておくことが重要です。
都市別の気温と特徴
都市によって夏冬の気温差が最大50℃以上になることもあり、防寒装備の準備は留学成功の重要な要素です。
| 都市 | 夏(6〜8月)気温 | 冬(12〜2月)気温 | 特徴 |
|---|---|---|---|
| バンクーバー | 15〜23℃ | 0〜13℃ | 温暖・雨が多い。英語圏で最も過ごしやすい気候 |
| トロント | 17〜25℃(30℃超も) | -8〜-1℃ | 四季が明確。夏は蒸し暑く冬は積雪あり |
| モントリオール | 20〜25℃(30℃近い日も) | -15〜-5℃(-30℃も) | 夏は快適だが冬の寒さが最も厳しい |
| カルガリー | 11〜23℃ | -11〜-1℃(-40℃も) | 寒暖差大。チヌーク現象で急に温かくなることも |
| 東京(参考) | 25〜32℃ | 1〜10℃ | 夏はカナダより暑く、冬はバンクーバーより寒い |
バンクーバーは雨が多いものの、雪がほとんど降らず年間を通じて過ごしやすい気候です。
一方トロントとモントリオールは冬に本格的な雪が積もります。
モントリオールとカルガリーでは、冬の防寒対策を日本の常識を超えたレベルで準備することが重要です。
季節ごとの服装と留学のベストシーズン
語学留学のベストシーズンは6〜8月の夏です。
気温が過ごしやすく、野外アクティビティも楽しめるため、留学生活を最大限に満喫できます。
| 季節 | 時期 | 服装のポイント | 留学適性 |
|---|---|---|---|
| 春 | 3〜5月 | 薄手のジャケット+重ね着 | ◎ 過ごしやすい。学期の区切りにも対応 |
| 夏 | 6〜8月 | Tシャツ・薄手の羽織 | ◎ 最も快適。野外活動が豊富 |
| 秋 | 9〜11月 | ダウンジャケット+重ね着 | ○ 落ち着いた環境で学習に集中しやすい |
| 冬 | 12〜2月 | ヘビーダウン+防水ブーツ+帽子・手袋 | △ 学習には集中できるが寒さ対策が必須 |
冬の時期に留学する場合、高性能な冬用の防寒着を巡撫することをおすすめします。
またカナダはサマータイム(夏時間)を実施しており、毎年3月第2日曜から11月第1日曜まで時計を1時間進めます。
日本との時差がこの期間中に1時間変動するため、家族・友人との連絡スケジュールを組む際は注意が必要です。
カナダ留学のメリット

カナダ留学の最大の魅力は、安全な環境・英仏2言語・比較的リーズナブルな費用の3点です。
メリットの内容を詳しく解説していきますので、あなたの留学目的と照らし合わせながらご確認ください。
メリット①:治安の良さ——世界平和指数14位
カナダの治安の良さは数値で証明されています。
世界163カ国を対象にした世界平和指数(Global Peace Index)2025年版では、カナダは世界14位と高評価を得ています。
日本は12位であるため、日本とほぼ同水準の安全性と言えます。
外務省の海外安全情報でも、2026年現在カナダに対する危険情報の発出はありません。
ただし、犯罪発生率は日本の約10倍の水準であるため、都市部での置き引きやスリには注意が必要です。
夜間の一人歩きや人通りの少ない場所を避けるといった基本的な防犯対策を心がければ、安心して生活できる環境が整っています。
留学保険への加入と緊急連絡先(現地警察・大使館・エージェント)の確認は、渡航前に必ず済ませておきましょう。
メリット②:英語・フランス語の2言語環境
英語と並んでフランス語が公用語であるカナダは、英語習得と同時にフランス語の基礎を学べる世界でも稀有な留学環境です。
2言語環境は語学力の幅を広げる上で大きな強みです。
カナダ英語はアメリカ英語に近い発音と語彙を持ちながら、聞き取りやすい発音速度として知られており、ビジネス・日常会話いずれにも対応できる実用的な英語が身につきます。
フランス語については、ケベック州(モントリオールなど)で日常的に使われており、英語とフランス語の両方を学びたい方はモントリオールへの留学が最適です。
どちらか一方を集中的に習得したい場合でも、もう一方の言語に自然と触れる機会があるカナダならではの環境は、語学学習の視野を広げてくれます。
メリット③:欧米主要国で比較的コストを抑えやすい
カナダ留学の1ヶ月あたりの費用相場は約25〜50万円で、アメリカやイギリスと比較して費用を抑えやすい留学先です。
アルク留学希望者アンケート(n=135)では、留学予算の中央値は100万円でした。
この予算でカナダなら約2〜4ヶ月の語学留学が実現できます。
通貨が米ドルではなくカナダドルであるため、為替の影響がアメリカ留学より穏やかになるケースもあります。
語学学校の教育水準はアメリカやオーストラリアと遜色なく、費用対効果の高い留学先として評価されています。
※費用は2026年5月時点・1 CAD = 114円換算。
メリット④:ワーキングホリデー制度(生涯2回まで)
働きながら学べるワーホリは、長期のカナダ滞在を費用的に実現しやすくする制度です。
カナダのワーキングホリデー(IEC:International Experience Canada)は、2025年4月の制度改定により生涯2回まで参加できるようになりました。
従来は生涯1回限りだったため、過去にカナダでワーホリを経験した方も再挑戦できるようになっています。
2026年シーズンの日本人向け定員は6,283名で、毎週抽選が実施されます。
費用はIEC参加費(C$184.75)・就労許可(C$100)・バイオメトリクス(C$85)の合計でC$369.75(約42,000円)です。
カナダ留学のデメリット

メリットがある一方で、冬の厳しい寒さと一部都市での日本人集中が留意点として挙げられます。
デメリットも理解した上で留学先を選ぶことが、充実した留学生活につながります。
デメリット①:冬の寒さ
カナダの冬は都市によって非常に厳しく、モントリオールやカルガリーでは-30℃以下になる日もあります。
防寒対策が不十分だと生活の質が大幅に下がり、留学生活に支障が出ることもあります。
冬の防寒に必要なアイテムは、ヘビーダウンジャケット・防水ブーツ・ニット帽・手袋・マフラーです。
これらはカナダ現地で購入する方が高機能なものを入手しやすいため、渡航後に揃えるのがおすすめです。
冬の寒さを避けたい場合は、バンクーバーを留学先に選ぶか、9月入学で半年後の2〜3月に帰国するスケジュールを組むことで、最も厳しい1〜2月を避けることができます。
バンクーバーは冬でも0℃以上を保つ日が多く、雪もほとんど降らないため、寒さが苦手な方に特におすすめの都市です。
デメリット②:日本人留学生が多い都市では英語環境が限られる
バンクーバーはJAOS統計でカナダ最多の日本人留学生が集まる都市で、語学学校によっては日本人比率が高く、英語を話す機会が限られるケースがあります。
アルク留学経験者アンケート(n=123)でも、留学で大変だったこととして「留学先の情報収集(30.9%)」が上位に挙がっており、事前の情報収集の重要性が示されています。
英語習得を最優先に考えるなら、以下の対策が有効です。
- エージェントに「日本人比率の低い学校・クラス」を条件として伝えて学校を選んでもらう
- ホームステイや国際学生との交流活動を積極的に行う
- 日本人留学生が少ないカルガリーやビクトリアを留学先都市として選ぶ
どの都市を選んでも、自ら英語環境を作る意識があれば語学力は向上します。
受け身にならず積極的に現地の人々と関わることが、留学成功の鍵です。
カナダ留学の満足度を左右するのは、学校や都市の選択よりも”渡航後の自分の行動”です。
どれだけ積極的に英語に触れるか、現地の人と関わるかが語学力の成長を決めます。
“日本人ゼロの環境を求めるより、日本人がいる環境でも英語を使う意識を持つ方が大切”ということを覚えておきましょう。
渡航前に明確なゴールを設定し、エージェントと一緒に”英語漬けになれる環境”を整えることが留学成功への近道です。
カナダ留学の費用目安(期間別)

カナダ留学にかかる費用は、1ヶ月あたり約25〜50万円が相場です。
この幅は、語学学校の種類(一般英語かビジネス英語か)や滞在方法(ホームステイかシェアハウスか)によって変わります。
欧米留学の中では比較的コストを抑えやすく、アルク留学希望者アンケート(n=135)で最多だった「留学予算の中央値100万円」で3ヶ月前後の留学が実現できます。
費用の内訳と期間別の目安を確認して、無理のない予算計画を立てましょう。
費用の内訳
カナダ留学の費用は「語学学校の学費」「滞在費」「生活費」「渡航前費用(ビザ・航空券・保険)」の4つに分かれます。
内訳を把握しておくことで、想定外の出費を防げます。
| 費用項目 | 目安(月額) | 備考 |
|---|---|---|
| 語学学校(一般英語) | 8〜15万円 | 学校・週数によって変動 |
| 語学学校(ビジネス英語) | 12〜20万円 | 専門性の高いコース |
| ホームステイ(バンクーバー・トロント) | 9〜14万円 | 食事付き・都市によって差あり |
| シェアハウス・学生寮 | 6〜10万円 | 自炊前提。安めに抑えられる |
| 生活費(食費・交通費・娯楽) | 5〜10万円 | 自炊の有無で変動 |
| 航空券 | 10〜20万円(往復) | 購入時期・シーズンで大きく変動 |
| 学生ビザ(Study Permit) | 約17,100円(C$150) | 6ヶ月超の留学の場合のみ必要 |
| 留学保険 | 2〜5万円/月 | 長期ほど月額が割安になる傾向 |
「語学学校の学費」と「ホームステイ費用」が最も大きな割合を占めます。
この2項目の合計だけで月15〜30万円程度となるため、この相場を基準に予算を組むと計画が立てやすいです。
期間別費用比較表(総額目安)
一般的に留学期間が長いほど1ヶ月あたりの単価が下がる傾向があります。
| 留学期間 | 費用総額の目安 | 月額換算(参考) |
|---|---|---|
| 1ヶ月 | 約25〜50万円 | — |
| 3ヶ月 | 約70〜140万円 | 約23〜47万円/月 |
| 6ヶ月 | 約130〜270万円 | 約22〜45万円/月 |
| 1年 | 約250〜500万円 | 約21〜42万円/月 |
1年留学の250〜500万円という金額は、月々に換算すると約21〜42万円の支出です。
これは日本の大学1年間の費用(国公立約54万円・私立約100万円前後)と同程度〜やや高めの水準であり、「高すぎて無理」という金額ではありません。
JASSO奨学金やトビタテ!留学JAPANなどの奨学金制度を活用することで、費用をさらに抑えることも可能です。
カナダのビザ情報

カナダ留学に必要なビザは、留学期間と目的によって異なります。
6ヶ月以内の語学留学はビザ不要、長期留学にはStudy Permit、働きながら学ぶワーキングホリデーにはIECへの参加が必要です。
アルク留学経験者アンケート(n=123)では、留学で最も大変だったこととして「ビザの申請や学校の入学準備(40.7%)」が1位に挙がっています。
事前にビザの種類と要件を把握しておくことが、スムーズな準備につながります。
語学留学のビザ(Study Permit)
6ヶ月以内の語学留学であればビザは不要で、電子渡航認証(eTA:C$7)のみで入国できます。
6ヶ月を超える留学の場合は、Study Permit(学生ビザ)の取得が必要です。
Study Permitの主な要件と手続きの流れは以下の通りです。
| 申請料 | C$150(約17,100円)※2026年4月30日現在 |
|---|---|
| 必要書類 | 入学許可書(LOA)・パスポート・財政能力証明・証明写真 |
| 申請先 | IRCC(カナダ移民・難民・市民権省)オンラインポータル |
| 申請時期 | 渡航の2〜3ヶ月前を目安に申請 |
| 就労権限 | フルタイム学生として在籍中は週20時間以内のアルバイト可 |
Study Permitの申請には学校からの入学許可書(LOA)が必須です。
学校選定・入学申し込み→LOA取得→Study Permit申請という順序で手続きを進める必要があります。
書類に不備があると審査が遅れるため、渡航の3ヶ月以上前から準備を始めることをおすすめします。
留学エージェントに依頼すると、この一連の流れをサポートしてもらえます。
ワーキングホリデー(IEC)の申請方法
カナダのワーキングホリデーはIEC(International Experience Canada)プログラムを通じて申請します。
2026年シーズンの日本人向け定員は6,283名で、毎週抽選方式が採用されています。
| 対象年齢 | 18〜35歳 |
|---|---|
| 参加回数 | 生涯2回まで(2025年4月1日の制度改定より) |
| 2026年定員 | 6,283名(2026年5月時点の残数:238名) |
| 費用合計 | C$369.75(約42,000円)= IEC参加費C$184.75 + 就労許可C$100 + バイオメトリクスC$85 |
| 応募開始 | 2025年12月19日(Profileの作成・提出) |
| 抽選方式 | 定員に達するまで毎週実施 |
| 就労許可 | 職種・雇用主の制限なし(Open Work Permit) |
IECへの応募はIRCCのオンラインポータルでProfileを作成・提出することから始まります。
抽選に当選すると「招待状(ITA)」が届き、60日以内にWork Permit申請を完了する必要があります。
2026年5月時点で残数238名とほぼ定員に達しているため、2027年シーズンを目指す方は早めに情報収集を始めましょう。
カナダに留学するなら留学エージェントの活用がおすすめ
カナダ留学では、ビザ申請・学校選び・ホームステイの手配など、渡航前に処理すべき手続きが多数あります。
アルク留学経験者アンケート(n=123)では、留学で最も大変だったことの1位が「ビザの申請や学校の入学準備(40.7%)」でした。
留学エージェントを活用することで、これらの手続きをプロに任せ、準備の負担を大幅に減らすことができます。
| おすすめエージェント | 公式サイト | 料金形式 | JAOS認定 | カナダ現地サポート | 特徴 |
|---|---|---|---|---|---|
| スマ留 | 有料(定額パッケージ) | × | あり(バンクーバー等) | 業界最安水準の定額パッケージ。授業料・宿泊費込みのシンプル料金 | |
| 夢カナ留学 | 無料 | × | あり(JTB提携・24時間) | 全スタッフが留学経験者。無料英語レッスン付き | |
| スクールウィズ | 無料(最低価格保証) | ○ | あり(トロント・バンクーバー等22都市) | 英語力UPに特化。最低価格保証あり | |
| 成功する留学 | 無料 | ○ | あり(7カ国10都市) | 創業40年以上・累計25万人。現地オフィス数最多 | |
| タビケン留学 | 無料 | ○ | なし(豪州のみ) | JAOS認定。世界100以上の教育機関と正式提携 |
※JAOS:一般社団法人海外留学協議会。
JAOS認定の有無だけで優劣は決まりません。サポート内容の透明性や自分の目的との相性もあわせてご確認ください。
よくある質問(FAQ)
カナダ留学を検討している方から特に多く寄せられる質問を10問まとめました。
情報収集の初期段階でよく感じる疑問を中心に回答していますので、留学準備の参考にしてください。
- Q1. カナダはどんな国ですか?
- Q2. カナダの治安は日本と比べてどうですか?
- Q3. カナダ留学に必要な英語力はどのくらいですか?
- Q4. カナダとオーストラリアの留学、どちらがいいですか?
- Q5. カナダの物価は日本より高いですか?
- Q6. カナダのワーキングホリデーはいつから申し込めますか?
- Q7. カナダはフランス語しか通じない地域もありますか?
- Q8. カナダ留学で後悔しないためのポイントは何ですか?
- Q9. カナダ留学に向いている人はどんな人ですか?
- Q10. カナダ留学のエージェントはどう選べばいいですか?
Q1. カナダはどんな国ですか?
A. カナダは面積世界第2位・英語とフランス語の2言語を公用語に持つ多文化国家です。
北米に位置し、日本の約26倍の国土に約4,157万人が暮らしています。
「モザイク国家」とも称されるカナダは、約200の民族が共存する多文化主義の国です。
高い教育水準と外務省の危険情報が発出されていない安全性も特徴のひとつです。
世界平和指数2025年では世界14位(日本12位)と、日本に近い安全レベルを持つ国として留学先に選ぶ日本人も多くいます。
Q2. カナダの治安は日本と比べてどうですか?
A. カナダは世界平和指数2025年で世界14位と日本(12位)に近い安全水準ですが、犯罪発生率は日本より高いため基本的な防犯対策は必要です。
外務省の海外安全情報では、2026年現在カナダ全土に対する危険情報の発出はありません。
都市部では置き引きやスリが発生することがあるため、夜間の一人歩きや人混みでの貴重品管理には注意が必要です。
留学保険への加入と現地の緊急連絡先の確認を渡航前に必ず済ませておきましょう。
Q3. カナダ留学に必要な英語力はどのくらいですか?
A. 語学学校への入学は一般的に英語力不問のケースが多く、初心者からでも留学できます。
一方、大学・専門学校への進学にはTOEFLやIELTSのスコアが求められます。
語学学校では入学時にレベルテストが実施され、英語力に応じたクラスに振り分けられます。
ゼロから始めるビギナークラスを設けている学校も多いため、英語に自信がない方でも安心して渡航が可能です。
大学進学を目指す場合は、大学によって異なりますがTOEFL iBT 88〜100点・IELTS 6.5〜7.0程度が目安となります。
Q4. カナダとオーストラリアの留学、どちらがいいですか?
A. 費用は両国ともに近い水準ですが、気候・時差・フランス語環境・ワーホリ制度の違いが選択のポイントになります。
| 比較項目 | カナダ | オーストラリア |
|---|---|---|
| 気候 | 冬は厳しい(都市による) | 南半球・日本と季節が逆 |
| 時差(東京比) | 14〜17時間遅れ | 1〜2時間遅れ(東部) |
| 公用語 | 英語・フランス語 | 英語のみ |
| ワーホリ制度 | 生涯2回・定員6,283名 | 年齢制限35歳・定員なし |
| 1ヶ月の費用目安 | 約25〜50万円 | 約55〜70万円 |
オーストラリアは時差が小さく日本と連絡を取りやすい点が魅力です。
カナダはフランス語も学べる環境と、制度改定後のワーホリが生涯2回参加できる点が強みです。
どちらを選ぶかは、留学の目的・予算・生活スタイルで判断してください。
Q5. カナダの物価は日本より高いですか?
A. 都市部の家賃・食費は日本より高い水準ですが、留学生の生活費の目安は月10〜20万円程度です。
バンクーバー・トロントは住宅費が特に高く、ホームステイ(食事付き)でも月9〜14万円かかります。
食費はスーパーマーケットでの自炊であれば比較的抑えられますが、外食は1食約2,300〜4,600円(C$20〜40)が目安です。
日本と同様にコンビニやファストフードも利用できますが、価格帯は日本よりも高めです。
Q6. カナダのワーキングホリデーはいつから申し込めますか?
A. 2026年シーズンは2025年12月19日から応募受付が始まりましたが、2026年5月時点で残数238名と定員(6,283名)に近い状態です。
2027年シーズンを目指す方は年末の受付開始に備えて準備を始めておきましょう。
IECへの応募はIRCCのオンラインポータルでProfileを作成・提出することから始まります。
抽選に当選したら60日以内にWork Permit申請を完了する必要があります。
パスポートの有効期限(申請から2年以上の残存が望ましい)など、事前に準備できるものを整えておきましょう。
Q7. カナダはフランス語しか通じない地域もありますか?
A. ケベック州(モントリオール・ケベックシティなど)はフランス語が主流の地域ですが、観光地や語学学校では英語も通じます。
モントリオールは実際には英語話者も多く、語学学校は英語コースを提供しています。
店員や地域住民とのやりとりは「Bonjour(ボンジュール)」から始まるのが一般的ですが、英語で応じてくれる場面も多いです。
フランス語がわからない状態でも日常生活には困りませんが、「フランス語にも興味がある」という姿勢が現地でのコミュニケーションをよりスムーズにします。
Q8. カナダ留学で後悔しないためのポイントは何ですか?
A. 渡航前に「目標設定」「都市・学校の事前調査」「英語環境の確保方法」の3点を明確にしておくことが後悔のない留学の鍵です。
アルク留学希望者アンケート(n=135)では、留学前に知りたかった情報の1位が「留学先の情報収集(75.6%)」でした。
留学後に「もっと調べておけばよかった」と感じる方が多いことを示すデータです。
留学目的(語学力向上・異文化体験・ワーホリ・進学)を明確にした上で、その目標に合った都市・学校・プログラムを選ぶことが充実した留学生活の出発点となります。
留学前の情報収集は、学校や都市のスペック比較だけで終わらせないことが重要です。
“現地で自分がどんな1日を過ごすか”をイメージできるレベルまで調べてほしいです。
学校の授業は何時から何時まで?放課後はどうやって英語環境に身を置く?ホームステイ先との距離は?こうした具体的なイメージを持てた方ほど、渡航後に”思っていたのと違う”という戸惑いが少ない傾向があります。
エージェントのカウンセリングは、このイメージ作りを一緒にできる場としてぜひ活用してください。
Q9. カナダ留学に向いている人はどんな人ですか?
A. 安全な環境で英語を学びたい・費用対効果を重視したい・多文化体験をしたい方に特に向いています。
以下に当てはまる方はカナダ留学との相性が良いと言えます。
- 英語力を高めながら安全な環境に身を置きたい方
- コストを抑えながら英語圏での本格留学を経験したい方
- 働きながら生活費を賄えるワーホリを利用したい方
- フランス語にも興味がある方
- 豊かな自然の中での生活を楽しみたい方
一方、真夏の温暖な気候を重視する方(南半球の夏を楽しみたいならオーストラリア)や、東南アジアのような物価水準を求める方には、他の留学先が向いているかもしれません。
Q10. カナダ留学のエージェントはどう選べばいいですか?
A. カナダ留学エージェントは「JAOS認定の有無」「カナダ現地サポートの有無」「料金の透明性」の3軸で比較するのがおすすめです。
JAOS(一般社団法人海外留学協議会)認定エージェントは、サービス品質と料金透明性の審査をクリアしたエージェントです。
カナダに現地オフィスを持つエージェントは、渡航後のトラブル対応やホームステイのフォローが迅速に行えます。
ただし、JAOS未認定・現地オフィスなしのエージェントでも充実したサポートを提供しているケースは多いため、認定・オフィスの有無だけで判断せず、カウンセリングで担当者との相性を確かめることも重要です。
まとめ——カナダ留学の第一歩はエージェント選びから
カナダは安全性・多文化環境・英語教育の質の高さをバランスよく備えた、日本人に人気の留学先です。
- 安全性: 世界平和指数2025年14位(日本12位に次ぐ水準)。外務省の危険情報発出なし
- 言語環境: 英語とフランス語の2言語が公用語。多文化社会で留学生が馴染みやすい
- 費用: 1ヶ月約25〜50万円が相場。欧米の中では比較的コストを抑えやすい
カナダ留学を具体的に検討している方の次のステップは、留学エージェントへの相談です。
ビザ申請・学校選び・ホームステイの手配など準備すべき手続きが多いカナダ留学は、カナダの知識と実績を持つエージェントに早めに相談することで、スムーズに準備を進めることができます。

