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ことばの書き方(文字表記)

分類:漢字の書き方(その他)

原という漢字の3画目の位置は白のという字の1画目と同じ位置でもよい?
 「原」の3画目や「白」の1画目の「´」は「日」の上方ほぼ真中に置かれる場合と左隅に置かれる場合を目にすることがあると思います。また場合によっては2画目とほぼ接合するような書き方をする場合もあります。

 「原」という字は「泉」を簡略化したものと「厂」を組み合わせた文字です。そして「泉」という文字は「白」と「水」を合わせたものではなく、全体で泉を模した象形文字とされています。一方「白」はもともと「入」と「ニ」を組み合わせた会意文字と言われています(象形文字とする説もないわけではありませんが、その場合も「泉」とは関係ありません)。

 したがって「原」に含まれる「白」のような部位と「白」という漢字は出自の上では異なるものであり、本来は形が違っていてもおかしくはありません。しかし、今日の書記法ではこれらを厳密に分けることはなされていないようです。特に活字によっては「原」も「白」も「´」を「日」の中心に置く書き方はよく目にします。したがってこの場合は同じ位置でも許容されるといえます。

 ただし、規則ということではなく、現状・傾向を述べるなら、「´」を2画目と接合する形で左隅に書くのは「白」が多く、「原」の場合は真中に置く場合が多いと思われます。私事を述べれば、私もそのように書きます。しかし、一方で「原」という字をもともと構成している「泉」に含まれる「白」の形は一般的に漢字の「白」と区別されません。「泉」と「白」の時同じ位置で「泉」を含む「原」と「白」で違うということは、これらの違いはあくまでも慣習的な違い、またはデザイン上の違いということで、規範の上では区別されていないと考えられます。したがってご質問への回答はやはり「同じ位置でも許容される」ということになります。



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